対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

韓国十段戦挑戦手合にhexa流が!

2009-12-18 23:29:29 | 棋譜
月刊囲碁2009年4月号の「今月の特選棋譜」を眺めていたら…
驚いた!



をを!hexa流が!
つい数日前に取り上げたばかりやん。
2009年1月18日に打たれた韓国十段戦決勝3番勝負第2局、
朴廷桓(黒)vs白洪淅(白)より。
もっとも白4、黒7と9の位置が違うし、
猿十番碁と違って直接動いてはいないので、
あくまで「キカシ」の意味とと思うが…。
結構、研究されている手なのかな。

って、ゆぅかぁ…もしや元ネタはこれ?

第2次猿十番碁第9局 第1回

2009-12-17 22:50:17 | 棋譜
敢えなく2度も打ち込まれることとなって、
しばし虚脱状態。
これが1ヶ月半前以上前の出来事(汗)。

もっとも不思議と「囲碁やめようかな」症候群にはかからなくて、
毎月、幽玄の間無料対局数の15局はしっかり消化。

ただしこの第8局前辺りから負けがこみ出し、
10月は3勝12敗と散々で、
1級に降級。
また11月も6勝9敗で2級降級寸前と
成績上不振を極めていた。
内容には自信をもっていたけれどね。

加えて贔屓も初めての屈辱にまみれたりと
運気がスッカリ尽きた感じで、
とても「さぁ、第9局を打ちましょう!」という心境ではなし。

一方、今考えてみるとhexaさんもhexaさんで、
立場上やはり打ち込んだ方から
「ホラホラ第9局を打とうよ」
とは言い出しにくかったに違いない。
嫌味っぽいでしょ(笑)?
それに2子に打ち込んだ相手など
「もはや敵ではない」
とも言えるし。
もちろんこれは私の僻んだ見方だ(笑)。

そんなこんなでどちらからも切り出しにくい雰囲気のまま、
何となく11月は打たないで時は過ぎてしまった。

そして月が替わって12月6日。
superlineさんとasutoronさんの全国での打ちぶりを見ようと、
駆けつけた市谷でhexaさんとお会いすることに。

第2次猿十番碁第8局「総譜」

2009-12-16 21:59:41 | 棋譜
ここまで負けてきた対局、全部が悔しいわけだけれど、
本局はその中でも一番悔しかった。
対局後は毒舌チャットが止まらず、
またお開きになった後も延々と100手目前後を、
一人検討していた。

その数日前に確か森田健作千葉県知事が、
前原国交相の「羽田空港ハブ化」発言を受けて、
腹が立って眠れなかった」と怒りを露わにして話題になったが、
この対局の後の私はそんな口先だけでなく
本当に(自分に)腹が立って明け方近くまでほとんど眠れなかった。

当然、翌日の仕事も散々と泣き面に蜂状態だった。

何といっても二子に打ち込まれたわけだし、
屈辱以外何者でもない!

ボクが打ちたかったのはこんな番碁じゃない!



いや勝敗逆なら話は別だけれど(現金)…。

というわけで第9局からは2子(コミ6目半)です。
めげず(懲りず)に打ちます!

(;SZ[19]PB[GoEisukeGo]PW[hexagoban]KM[0.5]
RE[W+Resign];B[qd];W[dd];B[pp];W[dp];B[fc]
;W[cf];B[kc];W[qj];B[qm];W[qg];B[pf];W[qc]
;B[pc];W[pb];B[oc];W[rc];B[rd];W[ob];B[nc]
;W[rb];B[pg];W[ph];B[oh];W[pi];B[oi];W[oj]
;B[nj];W[ok];B[fe];W[nb];B[mb];W[ni];B[fq]
;W[ip];B[mj];W[eq];B[fp];W[dn];B[gn];W[in]
;B[hl];W[gm];B[hm];W[hn];B[fm];W[fn];B[go]
;W[gl];B[en];W[fl];B[em];W[hk];B[jm];W[ij]
;B[jk];W[gi];B[ko];W[kq];B[lq];W[kp];B[lp]
;W[hq];B[do];W[co];B[eo];W[cq];B[cn];W[dm]
;B[dl];W[cm];B[cl];W[bn];B[bm];W[cn];B[el]
;W[jn];B[km];W[kn];B[ln];W[lr];B[mr];W[kr]
;B[gr];W[hr];B[jo];W[mq];B[nr];W[hs];B[er]
;W[dr];B[ls];W[ir];B[ch];W[db];B[ih];W[ji]
;B[kg];W[gg];B[hf];W[cj];B[di];W[dj];B[ej]
;W[bh];B[bj];W[ci];B[dh];W[bk];B[bl];W[aj]
;B[eg];W[fj];B[ek];W[ei];B[hp];W[io];B[js]
;W[jp];B[lo];W[ks];B[fh];W[fi];B[fk];W[gk]
;B[hi];W[gh];B[fg];W[gf];B[de];W[ge];B[ce]
;W[be];B[bd];W[bf];B[ed];W[ik];B[jl];W[he]
;B[if];W[gc];B[dc];W[dg];B[eh];W[fb];B[eb]
;W[gb];B[ib];W[ie];B[jf];W[ea];B[ec];W[cb]
;B[bc];W[cc];B[bb];W[ic];B[hb];W[hc];B[jc]
;W[ha];B[jb];W[ki];B[mh];W[ep];B[je];W[li]
;B[mi];W[gq];B[lj];W[am];B[jh];W[al];B[kj]
;W[ck];B[hj];W[gj];B[ii];W[jj];B[lh];W[dk]
;B[qf];W[rg];B[rk];W[qk];B[rj];W[ri];B[ql]
;W[sj];B[rl];W[pl];B[fo];W[fs];B[kh];W[df]
;B[ff];W[cd])

昨日のSMAP×SMAP…

2009-12-15 20:39:39 | 雑談
番組冒頭で万波奈穂プロが
どんなコーナーで出るか分かってガックリ。
それかぁ
道理で放送日だというのに飲みに行っている訳である。

要は「私の職業は何でしょう?」というクイズコーナー。
万波プロを含む5人の女性が登場し、
SMAPとゲストの哀川翔が質問をして、
その解答から当てるというもの。

最初の質問は
「休日の過ごし方は?」

奈穂「韓国語の勉強です」
キムタク「バスガイドだ!観光客が日本人とは限らないし」
…うーん、確かに声が可愛いからバスガイドもできそうやね。

で、2番目。
「じゃ、石を打ってみてください
…それみたら一発で丸分かりやん!

案の定、万波プロ以外は手つきが覚束ない。
剛くんも「一番上手くないですか」といっていたので、
これはバレちゃったと思ったのだが…。

4番目かの質問で
「最近買ったものは?」

奈穂「××××(←ブランドらしい)の置物を毎月1つずつ買う」
キムタク「女社長だ」

何故、そんなにブレまくる…。

他の女性に対しては結構、細かいところをよく見ているのに、
何故か万波プロへの視点だけは一貫性がなく、
結局、SMAPのファイナルアンサーは「美容会社社長」ということに…。
まぁ、確かに姉ちゃんと同じく何でも出来そうではあるのだが…。
SMAPに盛んに「器用だから」と言われていたし。

棋士と間違えられた社長さんは上手く石をつまめないため、
左手でフォローしながら打っていたのだが、
その様をやはりキムタク(だったと思う)が、
「袖を押さえながら打つことが多いので、
 そういう形になる」
女流棋士、特に囲碁は着物着る機会は年に数えるくらいだし、
仮に着物を着る機会が多かったとしても、
現実に着物を着ていないのに
袖を押さえる仕草をしながら打った
ら変でしょう?
何でそんな深読みするかなぁ?

一つわかったことは
SMAPが「全く囲碁に関心がない」ということだけでした。
今後も囲碁をやることはなさそう。
普及とかアピールの効果はとても期待できそうにありません。
一緒に出ていた格闘家の方がインパクトありました。

ただゲストの哀川翔は"白黒つけるぜ"ゼブラーマンの広告も兼ねて来たのだから、
ほんのちょっと囲碁への理解があったらなぁとは思いました。
期待したオイラがバカだったよ…。

『迷走』 碁打ち・藤沢秀行という生き方」

2009-12-14 21:21:21 | 雑談
昨日13日に放送された、
『迷走』 碁打ち・藤沢秀行という生き方」の冒頭。

秀行先生のお別れ会に出席した25世本因坊治勲が、
老いた24世本因坊栄寿のネクタイを直しながら、こう呟く。
「このままとキュッやったら、死んじゃうね」

…な、何てこというんですが、治勲先生!(滝汗)

意外や治勲先生の登場は確かこれだけだったのだが、
番組全体を象徴するかのような、強烈なシーンだった。

本番組は秀行先生のドキュメンタリー映画を撮ろうとして果たせなかった、
相米慎二監督(2001年没)の秘蔵映像をベースに、
既に放送された「かあちゃんは好敵手」、7月の追悼番組の映像も絡め、
「碁打ち 藤沢秀行」の破天荒な生き様を追うというもの。

秘蔵映像の量はそれほど多くないので、
追悼番組で見た映像とダブり気味な印象があるのは否めないが、
切り口は随分違う。

7月の追悼番組はその通り秀行先生を悼み、
奥様も含めて美しくもユーモラス、そして偉大に描かれていたが、
昨日の番組はそうした綺麗なところだけを描こうとせず、
狂気や弱さ、汚らしさ(といっても限界はあるが)、
そしてその碁の凄み、
全部をひっくるめて「碁打ち秀行」の実体に迫る。
そんな内容だった。

「私を含めた」無責任なファン(ファンとはそういうものだ)は、
秀行先生を珍獣でもみるかのようにただ面白がっているだけだが、
その裏にはご家族の大変な苦労があったという。
「父親(秀行先生)が帰ってくると布団に包まり、
耳を塞いで部屋に隠れた」
「出来れば(他の愛人宅にいって)家に帰ってきて欲しくなった」
「××したいと考えたこともある」
などというのは、世間でみれば珍しくはないのかもしれないが、
やはり尋常ではない。

こんな話を聞くと単純に面白がってはいられない。
やはり亡くなったからこそ話せた、
碁界の外の人だから描ける。
そこにこの番組の価値があったと思う。
想像以上に盛り沢山で、慄然とする内容に目が離せなかった。
尚、「かあちゃんは好敵手」は未見なので、
上記の内容がそちらで触れられていたかどうかは知りません。

その碁の魅力についての解説も意外に充実しており、
第2期名人戦や、第2期・第56期棋聖戦などから、
特徴的な碁・局面を題材に
武宮プロ・林海峯プロなどが分かりやすく解説している。

碁を知らなくても興味深い内容だと思うが、
やはり碁を知っていたほうが面白く、
囲碁ファンならば必見だ。

第2次猿十番碁第8局を振り返る「ベルは2度まで」

2009-12-13 21:55:55 | 棋譜


「黒△が6の二間だったら手堅かったですね」
とhexaさんに言われたがそれは結果論だし、
そんなへっぴり腰は私の盤上の辞書にはない。
「バカは××しないと直らない」の典型ともいえる。

ただここでは冷静に局面をみて、
「二立三析とは離れた石同士に
 『連絡に不備がない』ことである」
という本来の意味に立ち返るべきだった。

黒5など「この石を取ろう」としたのが間違い。
対局後色々考えたが、取るにはちょっと無理があるようだ。

黒7でその事実に気がついて、
「しぶしぶ」連絡に意識を切り替えたが、
心の切り替えはできなかった模様。
白12と打たれて頭を掻き毟ることになってしまった。
ただでさえ髪の毛が減っているのに…。
言うまでもなくここは黒12、ないし22を利かすところ…か?

それでも「まだだ、まだ終わらんよ」と、
黒21から中央の攻め合いに勝負をかけたが、
時間を使って「一眼もやれん!」と決断した黒25が敗着で、
21の右に出て行くのが正しかった。
左上の石の強度を誤認していた。
これでも攻め合いに負けてしまうかもしれないが、
まだ分からなかったのではないか?



後は諦めきれず打ってみただけだが、
54手も費やしているところに無念さが滲み出る。

SMAP×SMAPに万波奈穂プロ?

2009-12-12 20:48:57 | 雑談
稲葉さんのブログによると
SMAP×SMAP」に万波奈穂プロが出演するとのこと。
SMAPが料理作ったり、コントしたり、
歌ったりする番組だよね?
好きな歌を歌っている時とか
たまに料理のコーナーをみたことがあるくらいだが、
どこに万波プロが関係してくるのかわからなひ…。

しかし囲碁界にとっては大きなアピールチャンスなのは間違いなく、
もしかしたら由香里先生の後継者誕生の瞬間となるかも?

チェックしちゃうだろうなぁ。

ちなみにあの番組の関係者の話によると
料理のコーナーは放送されている裏で
指導役のプロの料理人、スタッフが、
大変苦労をされているそうです(汗)。

新刊棋書情報「名人・名局選 秀甫」

2009-12-11 20:55:55 | 棋書
今日本屋に立ち寄ると、
「をっ!『秀甫』が出ているやん」。

名人名局選シリーズの最新刊。

秀甫は幕末から明治頭にかけて活躍した棋士で、
既にシリーズで刊行されている秀和の弟子。

スケールの大きな攻めが持ち味。
大正以前の棋士としては、私は今のところ一番好きかも知れない。
尚、スケールの大きな攻めとは、
攻めが全局的に絡み合っていく形のことで、
いわゆる大模様の碁とは少し違う(と、私は認識している)。

棋士として脂の乗った時期が、
幕末から明治初頭にかけての激動期と重なったため、
ライバルと呼べる相手がおらず、
力を出し切ったいわゆる「真剣勝負」がほとんどないのが惜しまれる。
そのため対局の「背景的に」は面白い棋譜は少ない

その中でも秀甫の代表作というと
師匠の秀和、秀策、そして秀栄との十番碁が挙げられるが、
本書は敢えてそれらを少なめに収録し、
明治期の碁を中心に解説しているのが特色かと思う。

シリーズの他の巻と同じく、
1局を10譜前後に割譜して解説した対局が10局。
1局を2譜に分けた参考譜が30局収録されている。

第4局に収録されている対黒田俊節戦、
「初手天元」を迎え撃った一局は
私も好きで総譜を3・4回並べたことがある。
初手天元撃退のお手本として参考になる。

力に差がある相手が多いとはいえ、
それを圧倒していく様は、爽快といえるかもしれない。

第2次猿十番碁第8局を振り返る「取らなくていい」

2009-12-10 21:39:39 | 棋譜


白58はまぁ予想通りとして
白60のツキアタリはちょっと意外。
80にハネてくると思ったのだが…。

白62が来たので黒63から左下を補強。
絞りながら形を整えつつ頭を出し気分は悪くない。

白は80から下辺を必死に活きてきたが…。



黒83からアッサリ活かす。
hexaさんのブログにはイキがないとかあるとか書かれていたが、
右上で時間を食いすぎたので、
ここでも時間を取られるのが嫌だった。
また右下が大分固まり、不満がないとも思っていたので。

黒93と打って万全、のつもり。

返す刀で黒95から97と攻め立てたところで
「さぁ、後は攻めながら地を固めてフィニッシュ」
と思っていた矢先、白100と打たれて目を剥いた。
二立三析どころか三立なのに…。