対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

梶原先生と私

2009-12-01 23:28:55 | 棋書
ハイ、当ブログは6年目に突入です。
しかしながら先週はアレも負け、コレも負け。
私も贔屓も全く冴えずに、元気が出ません。

極めつけは梶原武雄先生の訃報…。

正確には昨日はパソコンを開かなかったので、
さっき高尾プロのブログで知ったのですが…。

そもそも「碁は(将棋で買い過ぎたので)棋書を買わずにやろう」と、
考えていた当初の方針を破壊したのが、
梶原先生の「梶原の碁」シリーズでした。
自分の名を冠にしたシリーズ名からして印象的です。



その他、「石の感覚」やら「ドリル戦法」やら…。
昨今ではお目にかかれない特長のあるタイトルばかり。

今でもこのシリーズは積読なのですが、
これはそこに手が回らないという意味はではなく、
以前もちょっと書いたことがありますが、
このシリーズを「理解できるレベルに達する」のが
私の一つの目標であるから。
だから中々手を出すことができません。
梶原先生(テンコレ先生)風にいえば、
私の棋書の中の「ご馳走」という位置づけなんですな。



「梶原の碁」と「石の方向」を手始めに、
梶原先生の本を追っていたらいつの間にか、
古本屋棋書探しのエキスパートと化し、
ついには所有棋書500冊越えに…。

結果、梶原先生の著書は相当数網羅。
サイン本も「石の方向」「石心」「戦いの中の定石」と
3冊も持っています。
うち一冊は親父から譲り受けた本ですが、
親父がサインを戴いたのは私が碁を始める遥か前。
また古書店で入手した一冊はサイン日付が私の生まれた年です。
色々な意味で貴重になりました。

今はいきつけのブックオフや古本屋をたまにのぞくぐらいで、
古本屋巡りは大分やめてしまったし、
私にとって一つの時代が終わったなぁという気がします。

こないだ梶原先生の故郷、新潟に初めていったのも
何かの縁かしら?
佐渡にまではいきませんでしたけど。

ご冥福をお祈りします。