書店で「黄龍士」という本を見つけた。
元々、中国で刊行された本の翻訳らしく、著者は薛至誠。
訳者がマイケル・レドモンドプロの奥さん、牛仙仙プロ。
マイケル・レドモンドプロが監修ということで、
巻頭でかなりのページを使って黄龍士の強さと魅力を語っている。
黄龍士とは中国清代の棋士とのこと。
本書はその打碁集だ。
丈和が「棋力十三段」と評した黄龍士の強さを通じて、
現在中国の強さをの源泉を探るというのが主な狙いのよう。
ただし当時の中国のルールはあらかじめ4隅の星に、
石を置いてスタートするというもので、さらに白から打つ(素人の語源)。
加えて「切り賃ルール」で打たれるのが特色。
切り賃ルールについてはメーエン先生の「純碁」のサイトか
「囲碁ミステリーツアー」を参照のこと。
収録棋譜数は20数局。
半ページに全局図1図。
1局を10譜程度にわけて記載しており、解説も豊富で、
構成やレイアウトのバランスは悪くない。
また碁の内容も乱打戦で、そういう碁が好きな人にとっては面白いだろう。
しかしいくらレドモンド先生が絶賛しているとはいえ、
ハードカバーのために、ちょっとお高くもなっており、
古碁マニアの中でも、さらにマニアの人でないと手が出ないというのが実情。
でもコンセプトとしては少しは売れて欲しいな。
ついでこの流れから、現代中韓棋士の選集が翻訳されればベスト。
本書を並べ「キングオブ古碁マニア」を目指してはどうだろうか(笑)?
元々、中国で刊行された本の翻訳らしく、著者は薛至誠。
訳者がマイケル・レドモンドプロの奥さん、牛仙仙プロ。
マイケル・レドモンドプロが監修ということで、
巻頭でかなりのページを使って黄龍士の強さと魅力を語っている。
黄龍士とは中国清代の棋士とのこと。
本書はその打碁集だ。
丈和が「棋力十三段」と評した黄龍士の強さを通じて、
現在中国の強さをの源泉を探るというのが主な狙いのよう。
ただし当時の中国のルールはあらかじめ4隅の星に、
石を置いてスタートするというもので、さらに白から打つ(素人の語源)。
加えて「切り賃ルール」で打たれるのが特色。
切り賃ルールについてはメーエン先生の「純碁」のサイトか
「囲碁ミステリーツアー」を参照のこと。
収録棋譜数は20数局。
半ページに全局図1図。
1局を10譜程度にわけて記載しており、解説も豊富で、
構成やレイアウトのバランスは悪くない。
また碁の内容も乱打戦で、そういう碁が好きな人にとっては面白いだろう。
しかしいくらレドモンド先生が絶賛しているとはいえ、
ハードカバーのために、ちょっとお高くもなっており、
古碁マニアの中でも、さらにマニアの人でないと手が出ないというのが実情。
でもコンセプトとしては少しは売れて欲しいな。
ついでこの流れから、現代中韓棋士の選集が翻訳されればベスト。
本書を並べ「キングオブ古碁マニア」を目指してはどうだろうか(笑)?
そもそも去年は何だったということすら知らない。
井山プロだったかなぁ…。
凄いですけれど、諸々大衆受けしないような気がします。
病的なマニア向け(笑)。
買った人がいたら教えて欲しい…。
目の高さに立て積みされている『黄龍士』に魅せられてしまいました。
ひとことでいうと、「妖しい凄さ」。
気が早いけど、今年の囲碁ジャ-ナリストクラブ賞は、これだと確信しました。