「囲碁棋書オールタイムベストテン」の投票要綱を発表します。
1. お好きな囲碁の本を10冊以内、ランキング形式で挙げてください。
2. 書名と著編者名は勿論、出版社名も出来るだけ明記してください。
これは古典詰碁集や再版本など、複数のバージョンが存在するものの区別、あるいは重複を避けるためです。
またシリーズ名でなく、1冊単位での投票を奨励します。
(例)「郷田囲碁ボケ講座第3巻 ダジャレ流の極意」など
3. 10冊も選べない、という方は10冊より少なくても全く構いません。
例えば初心者の方が、ただ1冊持っている本が気に入っておられるならば、それ1冊での投票も可能です。
4. ブログをお持ちの方は、ご自分のブログに記事をお書きになった後、当記事にトラックバックを必ずお送りください。
トラックバックが送られていないものは、無効になります。
ただスパム対策のため、承認にややお時間をいただきます。
ご了承ください。
5. ブログをお持ちでない方は、当記事のコメント欄をご利用ください。
6. 1位は10点、2位は9点、3位は8点、以下同様に1点ずつ減っていき、9位は2点、10位は1点とします。
7. 順位が付けられない方は「順不同」と明記してください。
一律に5.5点とします。
8. 技術書を問わず、小説、自叙伝、漫画等、囲碁に関連する本ならば何でも結構です。
9. 実用性は問いません。
好きな本を選んでください。
締め切りは3月10日(月)です。
よろしくお願いします。
尚、投票形式はdouble crownさんの「将棋本オールタイムベストテン」を参考にしています。
ありがとうございました。
不明な点があれば、コメント欄にてご質問ください。
1. お好きな囲碁の本を10冊以内、ランキング形式で挙げてください。
2. 書名と著編者名は勿論、出版社名も出来るだけ明記してください。
これは古典詰碁集や再版本など、複数のバージョンが存在するものの区別、あるいは重複を避けるためです。
またシリーズ名でなく、1冊単位での投票を奨励します。
(例)「郷田囲碁ボケ講座第3巻 ダジャレ流の極意」など
3. 10冊も選べない、という方は10冊より少なくても全く構いません。
例えば初心者の方が、ただ1冊持っている本が気に入っておられるならば、それ1冊での投票も可能です。
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トラックバックが送られていないものは、無効になります。
ただスパム対策のため、承認にややお時間をいただきます。
ご了承ください。
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6. 1位は10点、2位は9点、3位は8点、以下同様に1点ずつ減っていき、9位は2点、10位は1点とします。
7. 順位が付けられない方は「順不同」と明記してください。
一律に5.5点とします。
8. 技術書を問わず、小説、自叙伝、漫画等、囲碁に関連する本ならば何でも結構です。
9. 実用性は問いません。
好きな本を選んでください。
締め切りは3月10日(月)です。
よろしくお願いします。
尚、投票形式はdouble crownさんの「将棋本オールタイムベストテン」を参考にしています。
ありがとうございました。
不明な点があれば、コメント欄にてご質問ください。
二位・・命がけで打つ(趙治勳)
三位・・基本死活事典(趙治勳)
四位・・六段合格の死活(日本棋院)
五位・・囲碁の力を強くする本(瀬越憲作)
六位・・地と模様を超えるもの(趙治勳)
七位・・五段突破の詰碁(土屋書店)
八位・・神授の手筋(日本棋院)
九位・・七段合格の死活(日本棋院)
十位・・坂田の碁(マイコム)
一位は覚える価値のある名局揃いで素晴らしい。
二位は何度読み返しても感動する名著。
三位は死活の名著なので。
四位は盲点を突く問題が多く素晴らしい。
五位は手筋というよりヨミのトレーニングに最適。
六位は趙治勳の人生哲学に触れた名著。
七位は実戦の死活で必要な手筋を網羅している。
八位は手筋の確認に有効なだけでなく応用力も養える一冊。
九位は実戦に出てきそうな形が集められていて面白い。
十位は難しいが坂田の読みに触れることが出来る名著。
以上選考理由です。
HPにありました、囲碁棋書オールタイムベストテンですが、通信講座のテキストなんかも投票の対象になりますか?
色々と棋書をみたのですが、通信講座のテキストがよくまとまっていて一番身について役に立ったものですから・・・。
ちなみに私は通信講座関係の者ではありません。
いち受講者でした。
勿論、通信講座テキストでも結構です。
雑誌なども想定していなかったのですが、「碁ワールド」「囲碁年鑑」などの雑誌名でなく「碁ワールド2008年2月号」「1985年版囲碁年鑑」など、具体的に一冊に絞った形ならO.K.とします。
自費出版、オンデマンドの本などでもいいですよん♪
一位:日本棋院ネット通信教授テキスト(初級、進級、中級)
二位:素人と玄人(日本棋院、影山利郎)
三位:手筋(日本棋院、本因坊栄寿)
四位:碁敵が泣いて口惜しがる本(祥伝社、米長邦雄)
五位:囲碁みんなの詰碁(成美堂、羽根直樹)
1位、囲碁初心者の頃、どんな囲碁の本を買ったらいいのか全く分からなかった。「体系だてて」勉強したかったので、通信講座を申し込むことに。とてもよくまとまっていて、しっかり身につけることができました。受講期間は半年ですが、しっかりやらないと受講期間をオーバーしそうなボリュームです。
2位:隠れた名著か。シチョウのところなんかは読んでいて面白かったです
3位:かなり古い本なのでほとんど知られていないと思います。祖父の形見でした。レベル的には初段くらいだと思います。とてもコンパクトにまとまっているので、手筋の勉強にはもってこいだと思います。
4位:是非読んでほしい。将棋のプロが書いた囲碁の本。厚みというものの大切さについて教えてくれた本。
5位:級位者にはオススメの詰碁本。レベル的にもバランスよく、またカラーの印刷で、失敗図も豊富。とても取り組みやすい本です。
第1位 梶原流序盤構想(梶原武雄、日本棋院、1979/11)
第2位 進化する三連星(武宮正樹、河出書房新社、2001/06)
第3位 アマチュア・三連星 別冊月刊碁学(白石祐、碁学社、1981)
第4位 早わかり大斜・村正・大ナダレ(小林光一、誠文堂新光社、1981/02)
第5位 世界の新定石PARTⅠ(江鋳久・ルイ廼偉、棋苑図書、2000/09)
第6位 打ち込み読本-即効上達シリーズ5(日本棋院、2003/05)
第7位 宇宙流序盤構想 三子局の巻(武宮正樹、木本書店、1993/05)
第8位 囲碁の力を強くする本 上巻(瀬越憲作、誠文堂新光社、2003/01)
第9位 石の活き方殺し方(山部俊郎、有紀書房、1985/05)
第10位 名人に香車を引いた男 升田幸三自伝(升田幸三、中央公論新社、2003/08)
第1位 「きょうの蛤は重い」で有名な、盤上の詩人・梶原九段の布石の考え方を説いた本。梶原の碁シリーズの中でも、独創的で刺激的な本だと思います。
第2位 私は黒番なら三連星をよく志向しますが、そのネタ本。三連星の進化の過程が良く分かりますし、星からコスミの変化の説明も詳しく、勉強になりました。
第3位 私が三連星を打つようになったきっかけともいえる本。星の二間高バサミの定石など、この本を読んで勉強しました。今手元に無いのが惜しい。
第4位 この本を見て村正の変化を勉強し、実戦で何度も試しては失敗し、何度も繰り返し読みました。さすがに情報は古くなっているし最近の変化はもちろん出ていませんが、丁寧な説明がとても勉強になります。(大斜と大ナダレは殆ど目を通してないに等しい状態ですが)
第5位 まるまる一冊星の一間バサミについて書かれた本。おなじみの定石について改めて理解を深めることができる(と思う)。
第6位 即効上達シリーズと銘打たれている通り、まさにお役立ち情報満載といえます。この本で紹介されているいくつかの変化は、私のお気に入りとして実戦でもよく試しています。
第7位 この中では割と最近購入した本ですが、その効果の程は、私と囲碁ボケ総裁との記念対局の第2局で実証済み。ただ、その対局も出だしは良かったものの結局黒が潰れてしまったように、最終的に勝てるかどうかは別。虎の威を借る狐ではダメということでしょうが、この本は勉強になると思います。
第8位 戦いにおける非力さを何とかしたいと思い、タイトルに惹かれて購入した本。数手で決まる問題だけではなく、長い手数の読みを必要とする問題も数多く用意されており、まさに読みの力がつくなあと感じる本。多分効果はあったと思いますが、それが持続できているかどうかは自信無し。繰り返し勉強しないといけないですね。
第9位 古今数多の詰碁の本を持っていながらあまり消化できていない私が詰碁の本をとやかくいう資格はないかもしれませんが、1冊だけ取り上げます。6、7級から五段までの問題が全部で100問。結構難しくてぼろぼろ間違え、これだけ間違えると問題を見るのも嫌になりそうなものですが、変化が面白いです。問題に付された棋力は標準的なもの、ということですが、自分とギャップがありすぎて思わず笑っちゃいます。
第10位 ここ数年で読んだ自伝や随筆の中でも一番感動した本。将棋の棋士の本をなぜあげるのかと訝る方もいらっしゃるでしょうが、升田九段はその死後日本棋院からアマ八段を追贈されたくらいの打ち手で、自伝の中でも囲碁に関して書かれた部分があります。囲碁に関連する本なら良いとのことですから、ランキングに入れました。1位にしてもいいくらいですが、さすがにそれはやめておきます。それにしても、名人戦挑戦者争いをめぐる毎日新聞の升田八段に対する仕打ちには憤りを覚えました。それだけに「名人に香車落ちで指して勝つ」という夢を実現し、自ら名人位を獲得したくだりには涙しそうでした。
以上、長文大変失礼しました。
・基本定石辞典 上巻(石田芳夫、日本棋院、1975/12)
辞典が次点って、しゃれではないですが、この基本辞典シリーズは、高校の時に親に買ってもらって一通り持っていました。中でも一番よく使ったのがこの本です。しかし、今にしてみると、方向性を誤ったような気がします。定石の変化なんて、殆ど忘れてしまったし、趙治勲の基本死活辞典の方を勉強していれば、もうちょっと強くなれていたかもしれません。
・二十一世紀の布石3 星・中国流編(呉清源、河出書房新社、2003/12)
この本を読んでから、私は中国流の小目にかかる時は外から一間にかかり、二間に開くことにしています(他の変化も紹介されていますが)。
次点の中でも、このシリーズの目ハズシの本とどちらにしようか迷いましたが、実戦で利用するケースは対中国流の方が多いように思ったのでこちらにしました。
呉九段の本はどれも解説の語り口が明快で気持いいのですが、中途半端に真似るのは危険かもしれませんね。
二位 命がけで打つ(趙治勳)
三位 至高の詰碁
四位 基本死活事典
五位 死活妙機(本因坊秀哉)
六位 ポケット手筋180(日本棋院)
七位 六段合格の死活
八位 二子強くなるヨセ学(フローラル)
九位 呉清源最新打ち碁研究
十位 呉清源詰碁道場
に変更でお願いします。
一位 攻めの構図、読みの力(上下・加藤正夫 木本書店)
二位 大竹英雄の新囲碁十訣(大竹英雄 ダイヤモンド社)
三位 ヨセ辞典(加納嘉徳 誠文堂新光社)
四位 必勝の置碁(石田芳夫 日本棋院)
五位 ウソ手・俗筋粉砕作戦(小林光一 講談社)
六位 九級から一級の詰碁(戸沢昭宣 成美堂出版)
七位 勝ち一直線 実戦で勝てるヒラメキと強打(加藤正夫 講談社)
八位 三段の壁を破る黒番の布石(大竹英雄 日本文芸社)
八位 三段の壁を破る白番の布石(大竹英雄 日本文芸社)
十位 筋が良くなる18のヒント(日本棋院)
以下、選考理由を。
一位 故・加藤正夫先生が生前に出した最後の打碁集。激しさと深みを併せ持つ加藤流の攻めをアマにもわかりやすいように解説していて、素晴らしい打碁集だと思います。
二位 アマ上達への提言をわかりやすくまとめた大竹先生の名著。同趣旨の本はたくさんありますが、個人的にはこれがイチオシです。
三位 ヨセの本の中で最も内容が充実しているのはこれではないかと思います。
四位 一流プロの幼少時の置碁勝局集(一部敗局もあり)です。ほとんどが力で白をねじ伏せる碁なので並べていて楽しいです。プロとの置碁で軽くひねられるようでは、力戦家といってもまがい物。この本で本物を目指そうと思います。
五位 上達の重要なカギになる(と思う)「悪力」対策の本です。光一先生の本らしく、説明がとても丁寧でかゆいところに手が届きます。
六位 衆評の高い「基本死活事典」を外してあえてこちらを選んでみました。死活の感覚を軽く見直すときにこれを一通り解くことにしていますが、おすすめです。
七位 加藤正夫先生の強打を集めた本。どんなヨミに裏付けられているかを丁寧に解説しているので、読みやすかったです。
八位・九位 大竹先生の名局を題材にした布石の本です。星と違い、小目の布石を扱った本は少ないので、この本の存在は貴重でした。
十位 大坂田の師匠、増淵辰子先生の著の復刻版。中級向けとなっていますが、有段者が読んでも確実に得るものがあるはず。基本の大切さを教えてくれます。
以上です。長文失礼しました。
数少ない本の中で、面白かった、参考になったと思う本です。
一位 依田ノート(依田紀元:講談社)
二位 明快!定石誕生事典(福井正明:フローラル出版)
三位 すべての囲碁ファンに捧げる本(田村竜騎兵編:毎日コミュニケーションズ)
四位 これで十分白江式上達する詰碁(白江治彦:毎日コミュニケーションズ)
五位 囲碁雑学ものしり百科(別冊囲碁クラブNo.37:日本棋院)
六位 大竹囲碁講座3(大竹英雄:日本棋院)
七位 星の定石 その後(マイケル・レドモンド:毎日コミュニケーションズ)
八位 苑田勇一流基本戦略(苑田勇一:NHK出版)
九位 盤端の奇跡(中山典之:日本棋院)
十位 初段になる人なれない人(加納嘉徳:評伝社)
人のベストテンを参考にしながら、もっといろいろと読んでみようと思います。
1位 「これでOK初級突破法基礎編」石倉昇 NHK出版 1995
ルールを知ってから、とにもかくにも19路盤で打てるようになるために必要な本である。
2位「定石がわかる本」石田芳夫 日本棋院2001 「 定石以前(1972)」の増補改定版である。
定石の手順の成り立ちについて詳しく述べられて いる。
3位 「やさしい死活」坂田栄男 棋苑図書 1997 (復刻版)死活の最も基本的なことを書いている。 あの大坂田がどういうわけか本因坊戦の挑戦者に なれなかったいわば不遇の時代(?)に書いた シリーズの1つ。
4位 高川囲碁読本(第1巻)「布石」高川格 平凡社 1966 ( 全5巻のひとつ) 平明流といわれるとうりわかりやすく、かつ 格調高い高川先生の著作である。
5位「基本定石24」(武宮正樹 筑摩書房 1992)
やはりというべきか星の定石が詳しい。
6位「置碁の構想」大竹英雄 日本棋院 1989
置碁の本はたくさん入手したが、これが一番 親切である。構成となっている小堀氏が実際の 著者であろう。あの大竹先生が初心者に指導す る機会などないとおもうが。
7位「強くなる必修手筋」石田芳夫 日本棋院 1987 手筋の本は何冊も買い込んだのですが一番よく まとまっているようだ。
8位「初・中級詰碁」角川文庫囲碁次の一手第2巻
大竹英雄・石田芳夫・武宮正樹 角川書店1990
3人の大先生が相談しながら書いたとはおもえ ない。しかし内容は親切である。
9位「定石はずれ」中山典之 日本棋院 1989
中山節は痛快だ。代表としてこれを入れておき ます。
10位「一手で決まる手筋」瀬越憲作 誠文堂新光社
新装復刻版を日本囲碁連盟で販売したものを
古書(新品同様であった)として購入した。
この瀬越先生たるや本人も大物であるが、弟子 がすごい。橋本宇太郎 呉清源 曹薫鉉 すご すぎる。普及活動に熱心に取り組まれ、著書も 多い。代表として本書をあげておきます。
古い本もあるのですが、それらは2005年以降、主としてインターネット古書店より入手したものです。
余計なおしゃべりもさせてもらい失礼しました。
KENです。以前に投稿しましたが、新たに一冊追加します。六位に一冊追加です。一位から五位までは変わりません。
一位:日本棋院ネット通信教授テキスト(初級、進級、中級)
二位:素人と玄人(日本棋院、影山利郎)
三位:手筋(日本棋院、本因坊栄寿)
四位:碁敵が泣いて口惜しがる本(祥伝社、米長邦雄)
五位:囲碁みんなの詰碁(成美堂、羽根直樹)
六位:大竹英雄の新囲碁十訣(ダイヤモンド社)
1位、囲碁初心者の頃、どんな囲碁の本を買ったらいいのか全く分からなかった。「体系だてて」勉強したかったので、通信講座を申し込むことに。とてもよくまとまっていて、しっかり身につけることができました。受講期間は半年ですが、しっかりやらないと受講期間をオーバーしそうなボリュームです。
2位:隠れた名著か。シチョウのところなんかは読んでいて面白かったです
3位:かなり古い本なのでほとんど知られていないと思います。祖父の形見でした。レベル的には初段くらいだと思います。とてもコンパクトにまとまっているので、手筋の勉強にはもってこいだと思います。
4位:是非読んでほしい。将棋のプロが書いた囲碁の本。厚みというものの大切さについて教えてくれた本。
5位:級位者にはオススメの詰碁本。レベル的にもバランスよく、またカラーの印刷で、失敗図も豊富。とても取り組みやすい本です。
6位:特に、「厚み」についての説明がとても参考になった。厚みと一言でいっても、いろいろな種類の厚みを紹介しており、オススメできる一冊
1位 坂田の碁 2 石のシノギ方 坂田栄男 MYCOM 2004
坂田の碁を代表してこの一冊。坂田の独特な思考がよくわかり非常におもしろい。ただ難易度が非常に高く読み解くには高段以上の実力が必要だと思う。
(※ところでオリジナルの平凡社のものと別々にカウントされてしまってもいいのでしょうか?)
2位 玄々碁経(上) 高木祥一 教育社 1989
教育社の古典詰碁のシリーズを代表させてこの一冊。詰碁の本は1問に対して正解図・失敗図が各1図という構成が多く、図に現れない変化をすべて自力で考えなければいけないため特に初学者には大変敷居が高い。その点この本は解説が充実しており古典詰碁の導入本として大変優れていると思う。
3位 ヒカルの碁(1) ほった ゆみ, 小畑 健 集英社
単純におもしろいが、なにより少年少女への普及の功績が見逃せない。競技人口が増えるのは既存の愛棋家にとっても大きな利益だと思う。
4位 日本囲碁体系 15 秀策 石田芳夫 筑摩書房 1976
日本囲碁体系を代表してこの一冊。高段者はともかく一般には古碁に興味がある人が少なくとても残念。古碁を知れば碁の楽しみが格段に広がると思うのだがもったいないことだと思う。
5位 差をつけるヨセ上達法 趙治勲 日本棋院新書 1987
姉妹本の「よく分かるヨセの基本」、「強くなるヨセの知識」と合わせてヨセの分野の名著だと思う。趙治勲の本はハズレが少ないので大好き。
6位 楽しい実戦詰碁 別冊月刊碁学 三木正 碁学社
詰碁は必ず答えがあるとわかっていることが最大のヒントだと思うが、この本は手になるかならないかを考える異色の詰碁集。こういう本がもっとあってもいいように思う。
7位 死活の玉手箱 上級者から有段者のための210題 日本棋院 1998
実戦に頻出するような筋を満載しておりまさにタイトルの通り玉手箱のような本。上級から初段ぐらいの人がこの本をマスターしたのなら石2~4個分ぐらい棋力アップすること間違いなし。
8位 地と模様を超えるもの 趙治勲 河出書房新社 1999
趙治勲という棋士がよくわかる一冊。その人の棋風というものは性格や周りの環境とは切り離して語れないものだとつくづく感じる。また、古来の高手や呉清源に関する趙治勲の本音と思われる評が大変興味深い。
9位 高川秀格全集 日本棋院 1979
打ち碁並べは代表的な勉強法の1つだが、基礎作りの段階では高川の平明な石立てが非常によいと思う。
10位 傑作詰碁辞典 関山利一/関山利夫 誠文堂新光社 1986
詰碁の本の中では古典詰碁と並んで気に入っている一冊。他で見かけないような筋が結構あってとても印象に残っている。
1 わたしならこう打つ―秀行囲碁道場 (上下) 日本棋院 – 1982/2/1
2 囲碁の文化誌―起源伝説からヒカルの碁まで 日本棋院(碁スーパーブックス) – 2001/11/1
3 囲碁 妙手・奇手・新手・見損じ 三一書房 1994
4 ものと人間の文化史 碁 増川宏一 法政大学出版局 1987
5 囲碁ライバル物語 内藤由起子 マイナビ、2020年
6 奇妙な死活 相場一宏 日本棋院(碁スーパーブックス) 2000
7 妖刀という名の定石 長谷川章 日本棋院(碁スーパーブックス) 1977
8 ナダレ定石 藤沢秀行 日本棋院(碁スーパーブックス) 1969
9 鬼手 上村邦夫 河出書房新社 1999
10 囲碁特訓 五×五 五路盤上達法 福井正明 日本棋院(碁スーパーブックス) 2000