先日、石清水八幡宮の麓にある 「樟葉砲台跡」を訪ねました。
幕末、ここに大きな台場が築かれ外国船が淀川を遡上するのを防いでいたようです。
外国船に備えるというのは名目で、実際は長州藩士等の
尊皇攘夷派の入京を阻止するのが目的だったようです。
土塁の上の桜はまだ残っていました。
台場は3万平米(9000坪強)と結構大きかったようです。
設計の総責任者は勝海舟、カノン砲3門と火薬庫等があった
と書いてありました。
台場のあったあたりは、今やのどかな田畑になっています。
台場跡のすぐ向こうに淀川が流れています。
後方に見える山は、天王山です。
かって明智光秀軍と秀吉軍が激突したのは、この天王山の麓あたりです。
台場跡のあぜ道には、タンポポや菜の花がいっぱい・・・
訪れる人も少なく、平和そのものの砲台跡でした。