自遊日記

定年後の備忘録

「役にたたない日々」読了

2008-11-14 17:33:39 | 読書

このほど、佐野洋子著「役にたたない日々」を読了。

思わず引き込まれてしまう本です。 本音炸裂の本です。
ご自身の老い、病気が本音で語られています。
面白うて、やがてしみじみと、人生を考えてしまう本です。

著者の佐野さんは、絵本作家でエッセイスト。
絵本では「100万回生きたねこ」が有名だそうです。
乳がんで、余命2年と宣告されたそうです。

一部を引用しますと・・・
   六十八才は閑である。
   六十八才は誰からも求められていない。
   六十八のバアさんが何をしようと、しまいと注目する人はいない。
   淋しい?
   冗談ではない。
   この先長くないと思うと天衣無縫に生きたい。
   思ってはならない事を思いたい。
   ・・・・・・

      心に残る一冊となりました。