このほど、佐野洋子著「役にたたない日々」を読了。
思わず引き込まれてしまう本です。 本音炸裂の本です。
ご自身の老い、病気が本音で語られています。
面白うて、やがてしみじみと、人生を考えてしまう本です。
著者の佐野さんは、絵本作家でエッセイスト。
絵本では「100万回生きたねこ」が有名だそうです。
乳がんで、余命2年と宣告されたそうです。
一部を引用しますと・・・
六十八才は閑である。
六十八才は誰からも求められていない。
六十八のバアさんが何をしようと、しまいと注目する人はいない。
淋しい?
冗談ではない。
この先長くないと思うと天衣無縫に生きたい。
思ってはならない事を思いたい。
・・・・・・
心に残る一冊となりました。