東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

中国、ブータン国境に三つのムラを建設(兵舎の可能性) 発電が輸出トップのブータン、インドと新発電所建設プロジェクト(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-02-22 | アジア情勢
ブータンはGHP(幸福度)で世界一。7000メートルの山々に囲まれ、農業の他に、これという産業はなく、観光と言っても、山男らのトレッキングが主体。 面積は九州ていど、人口は72万人しかいない。だが日本で人気があるのは若い国王夫妻のはにかんだ態度と親日家として来日したおりの印象が爽やかだったことだろうか。 首都のティンプーはこじんまりとまとまった中世の宿場街のような景観で、筆者も一週間ほどブータ . . . 本文を読む

モルディブの親中派ムイズ大統領、北京を訪問して1・5億ドルをねだった 『インド軍は3月15日までにモルディブから出て行け』(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-02-06 | アジア情勢
モルディブは『海に沈む島嶼』、コロナ以前は世界中から観光客が集まった。日本のツアーも年間四万人以上が、この南インド洋に浮かぶリゾートに遊んだ。 無人島が千以上(その殆どは岩礁。海に沈む時間もあるが、統計上1192の島々)、有人島は200,このうち百ほどの島がリゾートで、海上ホテルや砂浜のコティジではお酒も飲める(ただしアルコールの持ち込みは禁止)。 海域があまりにも広大で、海難救助は難しい。 . . . 本文を読む

ミャンマーが2026年APEC」の議長国を辞退。フィリピンと交替 中国最大のハッカー秘密基地がミャンマー北部にあった(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-09-10 | アジア情勢
9月5日からインドネシアで開催されたAPECで、2026年の開催地を予定しているミャンマーが政情不安定を理由に議長国を辞退した。 APEC議長国はアルファベット順の輪番制となっており、2026年はミャンマーにかわってフィリピンが受け持つことで合意された。 ミャンマーではアウンサンスーチー女史の失脚と国軍の統治をめぐり「民主」派が時折デモを組織し、政情不安、治安の悪化が伝えられてきた。 ロビン . . . 本文を読む

タクシン元タイ首相、15年ぶりの帰国へ 第二党と軍が連立工作、22日に首班指名(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-08-26 | アジア情勢
タイ下院の第2党「タイ貢献党」はタクシン元首相の政党である。 しかも次女のペートンタン(貝東丹)はいずれ首相になると目されている。ペートータン女史は、父親タクシン元首相(74歳)が8月22日に帰国すると発表した。じつは22日には混迷を続ける政局で、首相指名選挙が実施される日なのだ。 タクシンはチェンマイ出身の華僑で中国名は「丘達新」。警察士官学校を首席で卒業後、アメリカの大學で学び、タイでいく . . . 本文を読む

カンボジア独裁者、フンセン首相も今や70歳 フェイスブックを事実上、禁止。「中国の代理人」としての予防行為?(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-07-03 | アジア情勢
カンボジアの総選挙、投票日は7月23日である。 野党の「蝋燭の火」党が立候補種類を提出したところ選管は書類不備だとし突っ返したため立候補できない状態になった。 このため有力野党は「救国党」しかなく「民主主義」を看板にしても、殆どジェスチャーといわれる。選挙結果予測は下院125議席のうち野党が21議席取れるか、どうかだと専門家は見ている。 2028年の選挙では人民党の得票率が77%、結局、人民 . . . 本文を読む

シンガポールが中国脱出の大富豪たちの伏魔殿に化けた 不動産は14%値上げ、インフレは5・5%、贅沢品を爆買い(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-03-29 | アジア情勢
大金をもってシンガポールへ逃げ込む。嘗て中国大陸の富豪は香港へ出た。ダミー企業、ペーパーカンパニー、国籍(パスポート)買い、何でもござれだった、ところが、香港が中国共産党に飲み込まれて以来、安住の地ではなくなった。香港の有名俳優ジャッキー・チェンは共産党への入党を表明した。 豪シドニーとカナダはバンクーバーへの移民が目立ち、かれらの不動産爆買いが現地の住宅価格を5割がた押し上げ、とくに豪国民は移 . . . 本文を読む

フィリピンの地政学(鍛冶俊樹の軍事ジャーナル 2023年2月7日号)

2023-02-10 | アジア情勢
広域強盗事件の容疑者がフィリピンから日本に引き渡されたことで、フィリピンと日本の関係が改めて注目されている。フィリピンは地理的に日本に近く、それでいて法律は米国的で銃砲も自由に手に入るし、英語も通じる。 従って、昔から日本の犯罪者が潜伏するには都合がいい場所である。だが今回の引き渡しの背景には、従来の日本とフィリピンの関係とは次元を全く異にする地政学的な状況が展開している。それは台湾を巡る米中対 . . . 本文を読む

中国が建設するインドネシア高速鉄道で脱線事故 事故車両にカバーかけ証拠隠滅? 日本との競争入札で中国が受注した高速鉄道。半年後の完工目指す工事に新たなトラブルが

2022-12-22 | アジア情勢
インドネシア政府が鳴り物入りで建設中の高速鉄道の工事現場で12月18日、工事車両が脱線転覆。作業中の中国人労働者7人が死傷する事故が起きた。 事故原因は現在解明中だが、脱線転覆事故で死傷者まで出していることから、高速鉄道そのものへの安全性にインドネシア国民が不安を抱くことは間違いないだろう。 中国は当初「インドネシアの国庫負担を求めない」としていたが、工事の遅延やコロナ禍による工事一時中断など . . . 本文を読む

「台湾侵攻」絶対阻止、中国の軍事的威嚇にクギ 米中外相会談 「クアッドと同タイミングでの開催はインドを引き止める意図」識者

2022-09-26 | アジア情勢
2022.9/24 ブリンケン国務長官(左)は王毅外相に対し、米国の強い姿勢を伝えた=23日、米ニューヨーク 米国のアントニー・ブリンケン国務長官は23日、中国の王毅国務委員兼外相と、国連総会が開かれている米ニューヨークで会談した。習近平国家主席率いる中国が軍事的覇権拡大を続けるなか、ナンシー・ペロシ米下院議長が8月に訪台して、中国が台湾周辺での大規模軍事演習に踏み切って以降、米中外相が直接対 . . . 本文を読む

インドネシア新幹線を日本から横取りした中国が工事をそっちのけに 新首都「ヌサンタラ」のインフラ整備にまたもや手を挙げて参入の構え(宮崎正弘国際情勢解題)

2022-08-31 | アジア情勢
インドネシア新幹線は第一期工事がジャカルタ〜バンドン間の142キロ。中国が日本から横取りして2019年に完成予定だった。工事着工から7年が経過した。 現在の状況? 二割の工事予定区間で土地の整備が進んだ程度、完成は絶望的と見られる。ジャカルタ〜バンドンは高速バスが30分毎にでており、また従来線の鉄道もあるので、もし完成しても利用客は期待するほどではないだろう。筆者はこの区間を従来線鉄道で旅したこ . . . 本文を読む

日本政府、ロシア制裁を追加。外交官8人を国外退去 ミリー統幕議長「中国は台湾侵攻が困難なことと知るべきだ」(宮崎正弘国際情勢解題)

2022-04-10 | アジア情勢
4月7日、マーク・ミリー統幕議長は米上院軍事委員会公聴会で証言し、中国が台湾を侵攻することは「非常に難しい目標」であり、米国は、ロシアに対するウクライナ戦争に対応したと同様な支援できるとした。 「台湾は防御可能な島である。台湾人がそれを少しでもよく守るのを助ける必要がある」とミリーはつづけ、米国の国防予算が中国の軍事攻撃を阻止するのに十分であるかどうかについてのリック・スコット上院議員の質問に答 . . . 本文を読む

「世界の厄介者、北朝鮮を育てた中国」(『週刊新潮』 2022年2月10日号 櫻井よしこ)

2022-02-13 | アジア情勢
2022.02.10 (木) 北朝鮮が前例のない頻度でミサイルを発射し続けている。狙いのひとつは米国を交渉の席に引きずり込み、なんとしてでも国連の対北制裁措置を解除させることだろう。 2017年9月、北朝鮮はそれまでにない大規模な核実験を行った。広島の核爆弾の約10倍、160キロトンの水爆弾頭の実験だった。同年11月には大陸間弾道ミサイル(ICBM)も発射した。国連が北朝鮮に厳しい経済制裁 . . . 本文を読む

インド・太平洋に突き刺さる中老鉄路は「漢族の熱帯への進軍」 クアッドに東南アジアの死角。ラオス、カンボジアは中国の植民地だ(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-11-24 | アジア情勢
米豪日印のクアッドに「死角」がある。 中国とラオスのビエンチャンを結ぶ新幹線が開通した(中老鉄路=「老」は中国語でラオスの意味。正式開通式は12月2日)。ラオス北部のボーデンからビエンチャンまで414キロ。途中古都で王宮跡のある観光地=ルアンパバンなど33駅を通過し、時速120キロで、橋梁箇所が167,トンネルは75という難工事、総工費70億ドルは中国が融資した。 将来は、ビエンチャンからタイ . . . 本文を読む

【ニュースの核心】カブール陥落…中国はイスラム過激派を警戒 今後は中国がテロとの戦いに資源を費やす可能性も 日本は尖閣守る意思を試されている

2021-08-22 | アジア情勢
2021.8.21首都カブールをパトロールするタリバンの戦闘員(AP) イスラム原理主義勢力「タリバン」が、20年ぶりにアフガニスタン全土を制圧したことで、同国が再びテロリストの温床となり、女性が抑圧される懸念が高まっている。習近平国家主席率いる中国による軍事的覇権拡大に自由主義陣営が対峙(たいじ)するなか、ジョー・バイデン政権による米軍撤退の「失策」は、同盟・友好国にどう影響するのか。イスラム . . . 本文を読む

<速報> 中国駐アフガニスタン大使館が在留中国人に警告 「一刻も早くアフガニスタンから撤退せよ」(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-06-24 | アジア情勢
カブールの中国大使館は、アフガニスタンに滞在するすべての中国人に警告を発し、「一刻も早くアフガニスタンから撤退せよ」としたことが分かった。『サウスチャイナ・モーニングポスト』(6月22日)が速報した。 理由は明記されていないが、ウィグルにおける中国共産党のジェノサイドに対して、いよいよイスラム教徒たちの「報復」が始めると知覚したのだろう。 ウィグルの若者のなかで、およそ一万人が中国共産の弾圧を . . . 本文を読む