ブータンはGHP(幸福度)で世界一。7000メートルの山々に囲まれ、農業の他に、これという産業はなく、観光と言っても、山男らのトレッキングが主体。
面積は九州ていど、人口は72万人しかいない。だが日本で人気があるのは若い国王夫妻のはにかんだ態度と親日家として来日したおりの印象が爽やかだったことだろうか。
首都のティンプーはこじんまりとまとまった中世の宿場街のような景観で、筆者も一週間ほどブータ . . . 本文を読む
モルディブは『海に沈む島嶼』、コロナ以前は世界中から観光客が集まった。日本のツアーも年間四万人以上が、この南インド洋に浮かぶリゾートに遊んだ。
無人島が千以上(その殆どは岩礁。海に沈む時間もあるが、統計上1192の島々)、有人島は200,このうち百ほどの島がリゾートで、海上ホテルや砂浜のコティジではお酒も飲める(ただしアルコールの持ち込みは禁止)。
海域があまりにも広大で、海難救助は難しい。
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9月5日からインドネシアで開催されたAPECで、2026年の開催地を予定しているミャンマーが政情不安定を理由に議長国を辞退した。
APEC議長国はアルファベット順の輪番制となっており、2026年はミャンマーにかわってフィリピンが受け持つことで合意された。
ミャンマーではアウンサンスーチー女史の失脚と国軍の統治をめぐり「民主」派が時折デモを組織し、政情不安、治安の悪化が伝えられてきた。
ロビン . . . 本文を読む
タイ下院の第2党「タイ貢献党」はタクシン元首相の政党である。
しかも次女のペートンタン(貝東丹)はいずれ首相になると目されている。ペートータン女史は、父親タクシン元首相(74歳)が8月22日に帰国すると発表した。じつは22日には混迷を続ける政局で、首相指名選挙が実施される日なのだ。
タクシンはチェンマイ出身の華僑で中国名は「丘達新」。警察士官学校を首席で卒業後、アメリカの大學で学び、タイでいく . . . 本文を読む
カンボジアの総選挙、投票日は7月23日である。
野党の「蝋燭の火」党が立候補種類を提出したところ選管は書類不備だとし突っ返したため立候補できない状態になった。
このため有力野党は「救国党」しかなく「民主主義」を看板にしても、殆どジェスチャーといわれる。選挙結果予測は下院125議席のうち野党が21議席取れるか、どうかだと専門家は見ている。
2028年の選挙では人民党の得票率が77%、結局、人民 . . . 本文を読む
大金をもってシンガポールへ逃げ込む。嘗て中国大陸の富豪は香港へ出た。ダミー企業、ペーパーカンパニー、国籍(パスポート)買い、何でもござれだった、ところが、香港が中国共産党に飲み込まれて以来、安住の地ではなくなった。香港の有名俳優ジャッキー・チェンは共産党への入党を表明した。
豪シドニーとカナダはバンクーバーへの移民が目立ち、かれらの不動産爆買いが現地の住宅価格を5割がた押し上げ、とくに豪国民は移 . . . 本文を読む
広域強盗事件の容疑者がフィリピンから日本に引き渡されたことで、フィリピンと日本の関係が改めて注目されている。フィリピンは地理的に日本に近く、それでいて法律は米国的で銃砲も自由に手に入るし、英語も通じる。
従って、昔から日本の犯罪者が潜伏するには都合がいい場所である。だが今回の引き渡しの背景には、従来の日本とフィリピンの関係とは次元を全く異にする地政学的な状況が展開している。それは台湾を巡る米中対 . . . 本文を読む
インドネシア政府が鳴り物入りで建設中の高速鉄道の工事現場で12月18日、工事車両が脱線転覆。作業中の中国人労働者7人が死傷する事故が起きた。
事故原因は現在解明中だが、脱線転覆事故で死傷者まで出していることから、高速鉄道そのものへの安全性にインドネシア国民が不安を抱くことは間違いないだろう。
中国は当初「インドネシアの国庫負担を求めない」としていたが、工事の遅延やコロナ禍による工事一時中断など . . . 本文を読む
2022.9/24
ブリンケン国務長官(左)は王毅外相に対し、米国の強い姿勢を伝えた=23日、米ニューヨーク
米国のアントニー・ブリンケン国務長官は23日、中国の王毅国務委員兼外相と、国連総会が開かれている米ニューヨークで会談した。習近平国家主席率いる中国が軍事的覇権拡大を続けるなか、ナンシー・ペロシ米下院議長が8月に訪台して、中国が台湾周辺での大規模軍事演習に踏み切って以降、米中外相が直接対 . . . 本文を読む
インドネシア新幹線は第一期工事がジャカルタ〜バンドン間の142キロ。中国が日本から横取りして2019年に完成予定だった。工事着工から7年が経過した。
現在の状況? 二割の工事予定区間で土地の整備が進んだ程度、完成は絶望的と見られる。ジャカルタ〜バンドンは高速バスが30分毎にでており、また従来線の鉄道もあるので、もし完成しても利用客は期待するほどではないだろう。筆者はこの区間を従来線鉄道で旅したこ . . . 本文を読む
4月7日、マーク・ミリー統幕議長は米上院軍事委員会公聴会で証言し、中国が台湾を侵攻することは「非常に難しい目標」であり、米国は、ロシアに対するウクライナ戦争に対応したと同様な支援できるとした。
「台湾は防御可能な島である。台湾人がそれを少しでもよく守るのを助ける必要がある」とミリーはつづけ、米国の国防予算が中国の軍事攻撃を阻止するのに十分であるかどうかについてのリック・スコット上院議員の質問に答 . . . 本文を読む
2022.02.10 (木)
北朝鮮が前例のない頻度でミサイルを発射し続けている。狙いのひとつは米国を交渉の席に引きずり込み、なんとしてでも国連の対北制裁措置を解除させることだろう。
2017年9月、北朝鮮はそれまでにない大規模な核実験を行った。広島の核爆弾の約10倍、160キロトンの水爆弾頭の実験だった。同年11月には大陸間弾道ミサイル(ICBM)も発射した。国連が北朝鮮に厳しい経済制裁 . . . 本文を読む
米豪日印のクアッドに「死角」がある。
中国とラオスのビエンチャンを結ぶ新幹線が開通した(中老鉄路=「老」は中国語でラオスの意味。正式開通式は12月2日)。ラオス北部のボーデンからビエンチャンまで414キロ。途中古都で王宮跡のある観光地=ルアンパバンなど33駅を通過し、時速120キロで、橋梁箇所が167,トンネルは75という難工事、総工費70億ドルは中国が融資した。
将来は、ビエンチャンからタイ . . . 本文を読む
2021.8.21首都カブールをパトロールするタリバンの戦闘員(AP)
イスラム原理主義勢力「タリバン」が、20年ぶりにアフガニスタン全土を制圧したことで、同国が再びテロリストの温床となり、女性が抑圧される懸念が高まっている。習近平国家主席率いる中国による軍事的覇権拡大に自由主義陣営が対峙(たいじ)するなか、ジョー・バイデン政権による米軍撤退の「失策」は、同盟・友好国にどう影響するのか。イスラム . . . 本文を読む
カブールの中国大使館は、アフガニスタンに滞在するすべての中国人に警告を発し、「一刻も早くアフガニスタンから撤退せよ」としたことが分かった。『サウスチャイナ・モーニングポスト』(6月22日)が速報した。
理由は明記されていないが、ウィグルにおける中国共産党のジェノサイドに対して、いよいよイスラム教徒たちの「報復」が始めると知覚したのだろう。
ウィグルの若者のなかで、およそ一万人が中国共産の弾圧を . . . 本文を読む