東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

インド・太平洋に突き刺さる中老鉄路は「漢族の熱帯への進軍」 クアッドに東南アジアの死角。ラオス、カンボジアは中国の植民地だ(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-11-24 | アジア情勢
米豪日印のクアッドに「死角」がある。 中国とラオスのビエンチャンを結ぶ新幹線が開通した(中老鉄路=「老」は中国語でラオスの意味。正式開通式は12月2日)。ラオス北部のボーデンからビエンチャンまで414キロ。途中古都で王宮跡のある観光地=ルアンパバンなど33駅を通過し、時速120キロで、橋梁箇所が167,トンネルは75という難工事、総工費70億ドルは中国が融資した。 将来は、ビエンチャンからタイ . . . 本文を読む

【ニュースの核心】カブール陥落…中国はイスラム過激派を警戒 今後は中国がテロとの戦いに資源を費やす可能性も 日本は尖閣守る意思を試されている

2021-08-22 | アジア情勢
2021.8.21首都カブールをパトロールするタリバンの戦闘員(AP) イスラム原理主義勢力「タリバン」が、20年ぶりにアフガニスタン全土を制圧したことで、同国が再びテロリストの温床となり、女性が抑圧される懸念が高まっている。習近平国家主席率いる中国による軍事的覇権拡大に自由主義陣営が対峙(たいじ)するなか、ジョー・バイデン政権による米軍撤退の「失策」は、同盟・友好国にどう影響するのか。イスラム . . . 本文を読む

<速報> 中国駐アフガニスタン大使館が在留中国人に警告 「一刻も早くアフガニスタンから撤退せよ」(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-06-24 | アジア情勢
カブールの中国大使館は、アフガニスタンに滞在するすべての中国人に警告を発し、「一刻も早くアフガニスタンから撤退せよ」としたことが分かった。『サウスチャイナ・モーニングポスト』(6月22日)が速報した。 理由は明記されていないが、ウィグルにおける中国共産党のジェノサイドに対して、いよいよイスラム教徒たちの「報復」が始めると知覚したのだろう。 ウィグルの若者のなかで、およそ一万人が中国共産の弾圧を . . . 本文を読む

台湾とシンガポールで感染急増 何がまずかったのか(BBCニュース、シンガポール)

2021-05-23 | アジア情勢
2021年5月20日シンガポール・チャンギ国際空港(GETTY IMAGES) シンガポールと台湾は新型コロナウイルスの感染者がほとんど確認されず、対策に成功したと称賛されてきた。 しかし今月に入り、この2地域で感染者が急増している。シンガポールは先週だけで新規感染者が248人を記録。台湾は域内での感染が1200人を超えた。どちらも一度に集まる人数を規制し、学校を休校にするなど、極めて厳しい社 . . . 本文を読む

「夢は儚く消えて」、マラッカ開発のカネは消えてしまった マレーシアの目玉「一帯一路」プロジェクトも行方不明(宮崎正弘国際情勢解題)

2020-11-19 | アジア情勢
ラジブ政権時代にマレーシアは中国と締結した「一帯一路」関連の大プロジェクトは、新幹線のほかに、もう一つあった。交通の要衝=マラッカ州に大きな人口島を三つ造成するという壮大なプランで、投資総額は105億ドル。2017年に締結された。 人工島をそれぞれ橋梁で繋ぎ、貿易のコンテナターミナルに加えて、一大エコシティを出現させようという、夢のような世紀のプロジェクトだった。 この「マラッカ・ゲートウェイ . . . 本文を読む

初外遊で“中韓外し”菅首相の策謀 「南シナ海」で中国批判、ASEANと連携強化で韓国・文政権に“踏み絵”

2020-10-22 | アジア情勢
2020.10.20 ベトナムのグエン・スアン・フック首相(右)と緊密な連携を確認した菅首相=19日、ハノイ(代表撮影・共同) 菅義偉首相が、就任後初の外国訪問先であるベトナムとインドネシアで、精力的に外交に臨んでいる。今回の外遊では、日本企業のサプライチェーン(供給網)の多元化を進めることに加え、軍事的覇権を拡大させる中国共産党政権を牽制(けんせい)するため、日本と米国、オーストラリア、イン . . . 本文を読む

そんなに急いで香港をでることはない、移住先の条件をよく吟味しよう BNO(英国籍海外居住者)、すでに35万人が申請し取得。豪も条件を大幅に緩和(宮崎正弘国際情勢解題)

2020-07-15 | アジア情勢
香港の国家安全法施行と、安全維持公署が事務所開き、香港の自由、人権は風前の灯となった。昨年の香港大乱以来、多くが香港を出国した。統計を警察の犯罪証明書の発行枚数でみると2018年がおよそ2万枚、2019年は33252名。ことしも7月半ばまでに2782名、6月は1711名だったから、確かに増えている。書類の準備は着々と進んでいることになる。国家安全法直前から移民相談所の電話は鳴りっぱなし、訪れて相談 . . . 本文を読む

国家安全維持法で自由が失われる…香港市民4割が海外移住を検討 旧宗主国の英国のほか台湾、日本にも関心(第2の天安門に!?香港デモ)

2020-07-12 | アジア情勢
2020.7.9大阪のマンションへの不動産投資を勧誘する香港紙の広告。購入すれば日本移住ビザもとの宣伝もある=4日(共同)香港国家安全維持法(国安法)施行で自由が失われると懸念する香港市民の間で海外移住への関心が高まっている。人口約750万人の約37%が移住を検討しているとの世論調査結果も。旧宗主国の英国のほか台湾も受け入れに積極姿勢を示し、日本に関心を持つ市民も少なくないという。■日本で事業経営 . . . 本文を読む

香港の象徴=キャセイパシフィック航空、倒産回避へ 香港政庁が救済。3800億円の増資に応じるが役員は送らない(宮崎正弘の国際情勢解題)

2020-06-11 | アジア情勢
コロナ災禍によって一日1000便、世界220の空港と結んでいたキャセイパシフィック航空は、90%以上の旅客減。とくに4月は99%減に襲われ、経営危機に瀕した。乗務員の自宅待機、レイオフ、連鎖で下請けの多くも悲鳴を挙げていた。そのうえ、香港到着後、二週間の隔離強制は6月18日に解除予定だったが、9月18日まで延期された。つまり9月半ばまで状況は絶望的であるということだ。外国企業の買収、とくに中国資本 . . . 本文を読む

香港財界のトップらが「香港安全条例」を支持しはじめた 社会の秩序回復と経済の安定的な再活性化に「必要な法律だ」と(宮崎正弘の国際情勢解題)

2020-06-10 | アジア情勢
ジャッキー・チェンが、いち早く香港安全法を支持した。香港市民は、ずっと以前からジャッキーの映画ボイコットを呼びかけるほど、彼のことを嫌っている。反対に一貫して強い論調で民主化を支持している『リンゴ日報』CEOのジミー・ライ(黎智英)は、多くの市民から尊敬を集めている。香港財界に動きが出た。不動産ビジネスの三羽がらす、長江実業、ヘンダーソンランド、そして新鴻基は香港安全法を支持すると表明した。ひきつ . . . 本文を読む

カギ握るマハティール氏 後任首相選び本格化―マレーシア

2020-02-26 | アジア情勢
マレーシアのマハティール首相(右)とアンワル元副首相=2018年6月、クアラルンプール(AFP時事) 【クアラルンプール時事】マレーシアで辞職したマハティール氏(94)の後任首相選びが25日から本格化する。与党連合の分裂で連邦議会下院の過半数を占める勢力がなくなったため、与野党の垣根を越えた駆け引きが繰り広げられている。長期の政治空白の回避には、今も暫定首相の座にある同氏の指導力が欠かせない。 . . . 本文を読む

マハティール首相、国王に辞表提出 マレーシア

2020-02-24 | アジア情勢
マレーシアのマハティール首相=AP 【クアラルンプール=中野貴司】マレーシア首相府は24日、マハティール首相が国王に辞表を提出したと発表した。マレーシアでは与党連合内の内部対立が深刻になっており、混乱の責任を取ると共に、事態の収拾をはかる。国王は24日中に、マハティール氏や最大の議席数を持つ人民正義党(PKR)のアンワル総裁と相次ぎ会談する見通しで、国王がどのような裁定を下すかが焦点となる。 . . . 本文を読む

新型肺炎拡大で中韓同時暴落! よみがえる「SARSの悪夢」…同規模ならGDP47兆円損失も

2020-01-24 | アジア情勢
2020.1.24 新型肺炎の影響で武漢の航空便は軒並みキャンセルされた=23日(共同) ■武漢は習氏重要政策の拠点 中国で新型肺炎の拡大が続く中、24日から最大級の商戦期「春節」入りしたが、消費への打撃が懸念される。封鎖された武漢市は習近平国家主席肝いりの国家戦略「中国製造2025」の重要拠点でもあり危機感は強い。中国と道連れの様相なのが韓国で、人民元相場と上海株の急落に連動してウォンと韓国 . . . 本文を読む

グローリー・ベトナムが沈みゆくリスク。国有企業がネック 米中戦争のあおりで一番得をした筈のベトナム経済、座礁の懼れ(宮崎正弘国際ニュース早読み)

2020-01-07 | アジア情勢
米軍を撤退させ、とうとうベトナム戦争でベトコン側が勝利したのは四十年以上も昔の話だ。或る軍事評論家は「これで大東亜戦争は終わった」と言った。 あのとき、空軍パイロットとして参戦し、撃墜されて捕虜となったジョン・マケインは、その後、釈放され米国に帰還し、連邦議会の上院議員(アリゾナ州選出)となって、ベトナムを訪問し、米越関係を飛躍させる原動力となった。 同じくベトナム戦争に参戦したジョン・ケリー . . . 本文を読む

ルイビュトンも香港から撤退へ。プラダに続く売り上げ不振 撤退後、家賃が45%下がったが、テナント申し込みはゼロという惨状(宮崎正弘国際ニュース早読み)

2020-01-05 | アジア情勢
ルイビュトンの親会社LVMHは、香港の旗艦店を畳む。繁華街の銅鑼湾、タイムズスクエア店舗は目の前が民主派のデモの出発点でもあり、警官隊との激突現場として、世界的に有名となった。 裏道には言論弾圧で中国共産党にオーナー、社長、社員合計五名が拉致された銅鑼湾書店もあった。現在も看板はそのまま、店舗は閉鎖され、入り口は施錠されたままである。 七ヶ月続く香港の騒乱によってツアーが激減したが、有名ブラン . . . 本文を読む