呉善花(オソンファ)女史の講演も来週となりました。このところ金正男暗殺報道で持ちきりです。北朝鮮情勢が明らかになればまた別の機会に取り組んでまいりたいと存じます。
呉氏は1983年に訪日、日本で働く韓国人ホステスを題材とした『スカートの風』がベストセラーとなりました。後にシリーズ化し、『続 スカートの風』『新 スカートの風』が出版されていますが、最初に呉氏の著書を手にしたのがこの『スカートの風』 . . . 本文を読む
【野口裕之の軍事情勢】
李氏朝鮮末期、王朝内の守旧派によって暗殺された金玉均
北朝鮮の金正日総書記(1941~2011年)の長男・金正男氏がマレーシアのクアラルンプール国際空港で暗殺されたテロは、120年の時をさかのぼり、とある悲運の朝鮮人を現代に蘇らせた。
金玉均(1851~94年)
異国の地で、回転式拳銃で暗殺された後、胴体を川に棄てられ、首/片手・片足/残りの手足を、それぞれ自国の別 . . . 本文を読む
2017.02.23
サムスン電子副会長、李容疑者は、ソウルの特別検察官事務所に連行された=18日(ロイター)
韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権は、完全なレームダック(死に体)状態にある。
そのなかで、検察権力は一夜にして「体制の番犬」から「公憤集団の走狗」に変わった。公憤集団を操るのは「ともに民主党」(以下、民主党)の旧盧武鉉(ノ・ムヒョン)系の実力者たちであり、そのトップが次期大統領候補ナン . . . 本文を読む
韓国人のインテリは「われわれは、日本人より道徳的に優位にある」「われわれが、未開の倭人に文化文明を教えてやったから、今日の日本がある」などと、上から目線で言う。彼らは、どんな知識体系をもって、そんなことを言うのだろうか。
「道徳的優位」とは、それなりの歴史学で武装した韓国人が言う場合は、ほとんどが中国を世界の中心に置く古代の「華夷秩序」の中で、日本は劣等生だったが、朝鮮半島は優等生だったという . . . 本文を読む
2017.02.20
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件は、女性2人と男性1人が逮捕された。犯行に致死性の高いVXガスが使用された可能性が浮上し、事件の背景に注目が集まっている。こうしたなか、正男氏を擁護してきた習近平国家主席率いる中国は不気味な沈黙を続けている。貴重なカードを奪われ、大打撃を受けた習氏が激怒してい . . . 本文を読む
嘘で塗り固められ、情報操作され、歪められてきた戦後史観は誤謬だらけだ
第二次世界大戦は、本当は誰が始めたのか。日独は悪役に仕立て上げられたのだ
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渡邊氏の新作書き下ろしである。
幕末の列強の進出からペリー来航、開国、日清・日露の戦い、大東亜戦争へ . . . 本文を読む
孝明天皇は明治天皇の父帝で、今上陛下にとって、4代前の直接のご先祖である。孝明天皇は幕末の動乱時代を文字通り闘い抜いて、突然死した。余りにも急な死に毒殺説が流布された程だ。孝明天皇の闘いを理解するには、同天皇の祖父帝、光格天皇を理解しなければならない。
光格天皇は、江戸幕府と激しく衝突しながら、63代の冷泉院から119代の後桃園院まで900年弱の間途切れていた「天皇」の称号を復活させるなど、 . . . 本文を読む
2017.02.18
金正男氏の殺害事件の実行犯とみられる女2人について、ダミー説が浮上した。北朝鮮の工作員にしては不自然な行動を取り、簡単に逮捕されているからだ。真の実行犯の存在すら、ささやかれ始めている。
マレーシア警察は15日にベトナム旅券を持つ28歳の「ドアン・ティ・フォン」という女を逮捕、16日にはインドネシア人のシティ・アイシャ容疑者(25)を逮捕した。
地元メディアによると、ア . . . 本文を読む
「日本は数百年の敵、中国は千年の敵」が朝鮮民族の怨念
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ここまで我慢したのに、われわれの忍耐の限度を超えた。ついに北朝鮮に裏切られたのか、というのが中国に拡がる意識であるとワシントンポストが分析している(2017年2月18日)。
金正男を永年に亘って政治的に保護してきた中国は、金正男がマカオを離れて、ちょっと外国へ . . . 本文を読む
直前に解任された金元弘が金正男と組んでクーデター未遂直前だった?
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直前にクーデター計画があって、それを察知した金正恩が金元弘(国家保衛相)を突如解任し、金正男の暗殺を急がせた。かく大胆な仮説をいうのはステファン・ブライエン(アジアタイムズ、2月15日)である。
中国に事実上、亡命していた金正男は中国の保護の下にあ . . . 本文を読む
約束してカネまで巻き上げていながら「約束した覚えはない」
世界一の嘘つき民族は、中国人ではなく韓国人だったのか
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悪韓論、呆韓論と続けての大ヒットとなった室谷氏の新作は、韓国社会が崩壊している悲しい現実を描く。嫌韓論からはじまった、この韓国批判という大潮流 . . . 本文を読む
この度、3月2日拓殖大学教授、呉善花女史に「韓日無罪の国、韓国に未来はあるのか 日韓関係の本音にせまる」のテーマで講演していただくことになった。以前、韓国人の精神構造からくるいわゆる韓国病について特集したが、いずれも日本人には理解できないことばかりである。今日、韓国は内外ともにどん底である。日本を過剰に敵対視するのは非常に愚かなことであるが、反日をやめられない理由とは何か。とにかく韓国、韓国人の本 . . . 本文を読む
2017.02.13
アパホテルに「南京大虐殺」などを否定する書籍が置かれていることを中国政府が批判し、「言論弾圧」などと注目されている。歴史学者の間でも諸説が分かれる南京事件が「大虐殺」として広まった一因には、かつて朝日新聞のスター記者として知られた本多勝一氏が長期連載した『中国の旅』が果たした影響は大きいとされる。同紙で敏腕記者として活躍した、ジャーナリストの長谷川●(=熈のノを取り、巳が . . . 本文を読む
■1.「ジャーナリスト」と「ブンヤ」の違い
本誌にも登場いただいた朝日新聞OBで『ブンヤ暮らし三十六年 回想の朝日新聞』の著者・永栄潔氏が、最近の対談本『こんな朝日新聞に誰がした?』で、面白い発言をしている。
朝日新聞綱領に「真実を公正敏速に報道し、評論は進歩的精神を持してその中正を期す」とは言っても、「事実」という語は一切ないとして、こう指摘する。『日本には、社会や歴史の「真実」を読者に伝え . . . 本文を読む
2017.02.11
アパホテルに抗議する在日中国人のデモ=5日、東京・新宿
アパホテルが「南京大虐殺」などを否定する書籍を客室に置くことへの抗議デモが、東京・新宿で5日行われ、中華人民共和国(PRC)国籍の在日中国人らが参加した。
ネット上では「デモなど、外国人の政治活動は違法」「逮捕して国外退去にすべきだ」などと書く人を見かける。
もし、米国人である私が、今回のデモ隊の祖国であるPR . . . 本文を読む