東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

『移民侵略 死に急ぐ日本』佐々木類著(ハート出版) 中国の資本、土地買収、爆買いを歓迎した浅はかな日本 移民を促進する日本政府は頭がおかしくないのか

2024-01-09 | 日本の安全保障
中国の「静かなる日本侵略」の現場に飛んで、積極的な取材を重ねる『突撃隊長』の佐々木類(前産経新聞論説副委員長)がシリーズの第六弾に挑んだ。 日本支配を狙う中国共産党の尖兵が在日中国人、あるいは既に帰化した中国人工作員。その数、帰化人をのぞき76万人! すでに日本列島のあちこちに「中国人居住区」がある。もちろん、全員がスパイではなく、ごく少数だが日本に溶け込もうと汗を流す中国人も、佐々木氏はちゃ . . . 本文を読む

佐藤雅俊・上田篤盛『情報戦、心理戦、認知戦』(並木書房) 全体主義国家=中国は情報を統制しプライバシー侵害を屁とも思っていない それゆえ情報、宣伝、認知戦で西側より優位に立てるのだ

2023-12-17 | 日本の安全保障
副題に「サイバーセキュリティを強化する」とあって著者の佐藤氏は元自衛隊初代サイバー防衛隊長、上田氏は元防衛省情報分析官である。情報戦の専門家ふたりの共著である。 中国軍の「超限戦」とは簡潔に言えば孫子の兵法の現代版であり、勝つためには武士の面子だとか、軍人のモラルとかはさっぱり重視せず、ナンデモアリの世界だ。 卑怯も謀略も欺瞞も、相手をやっつけるためには手段を選ばない。 まず心理戦争とはなに . . . 本文を読む

日本人洗脳の『孔子学院』、いまだ健在 米国は113孔子学院のうち79校を閉鎖、英国は全廃を宣言(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-07-10 | 日本の安全保障
まだ中国のスパイ機関「孔子学院」が日本の13の大學に健在である。 立命館、桜美林、北陸、愛知、立命館アジア太平洋(大分)、札幌、大阪産業、岡山商科、早稲田、山梨学院、福山、関西外国語大、武蔵野大學の十三校である。くわえて一橋大学に「中国交流センター」があって、事実上の孔子学院の役割を果たしている。 米国は113孔子学院のうち79校を閉鎖、英国は全廃を宣言した。 問題はそればかりではなく米国が . . . 本文を読む

『ヒトは軍用AIを使いこなせるか』ジェームズ・ジョンソン著、川村幸城訳(並木書房) AIが人類を滅亡させる恐怖、ベストフレンドにはなり得ないのでは?

2023-07-05 | 日本の安全保障
著者によるAI(人工知能)の定義とは「視覚認識、音声認識、意思決定など、人間の知識を必要とするタスクを実行出来るコンピュータシステム」である。 AIへの関心が爆発的に高まった理由を著者は四つに絞り込んだ。  第一に演算処理能力とクラウドコンピュータ能力の飛躍的な増大。第二にビッグデータの蓄積。第三がアルゴリズムの実装化の進展。第四にAIに対しての商業的関心の高まりと急速な投資の拡大である(32 . . . 本文を読む

「見えざる国土侵略 太陽光発電の罠」 日本国民は「再エネ促進賦課金」2万2千円/人・年を払い、国土を中国企業に進呈し、自然を破壊し、安全保障を難しくしている。(国際派日本人養成講座)

2023-06-29 | 日本の安全保障
■1.中国人女性が「沖縄の無人島を買った」 本年2月に、中国人女性が「沖縄の無人島を買った」とSNS投稿して、ニュースとなりました。産経新聞は次のように報道しています。 中国人の30代女性が交流サイト(SNS)で「日本の無人島を買った」と投稿し、中国のSNS上では「領土が増えた」などの声が出ている。投稿によると沖縄本島北方の無人島、屋那覇島(やなはじま)。中国メディアに対し、親族の会社名義で島 . . . 本文を読む

『日本核武装試論』菅沼光弘著(清談社) 北の核も中国の核も日本の技術を習得した『日本人』が始めたのだ 金正恩は米国流のきついジョークを理解する意外な側面を持つ

2023-06-04 | 日本の安全保障
表題の通り核武装をいかにして日本は成し遂げられるかを論理展開の基軸に据えた日本国防論である。著者の菅沼氏は日本版CIAとも言われる公安調査庁二部長を歴任した。この菅沼氏のもとに通いつめたジャーナリストの但馬オサム氏が本書にまとめた。 話の展開はさっぱりと江戸弁で清談を聞いている印象がある。これが最初の読後感だった。 評者(宮崎)、三十年ほど前に議員会館の勉強会で菅沼氏の講演を一度聴いたことがあ . . . 本文を読む

広島G20をインドのメディアはいかに報じたか ゼレンスキー、クアッドも大事だが、優先は「食糧安保だ」(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-05-22 | 日本の安全保障
カーキ色の軍服で何処にでも出没するゼレンスキーに対して服装の非礼を批判する論調はない。 民族衣装で現れたのはインドのモディ首相で、ウクライナ問題の影に隠れたが、外交的には着々とポイントを挙げた。 モディ首相が訪日で重視したのはグローバルサウスの問題は食糧安全保障と農業肥料であり、インド太平洋安全保障より優先すべき課題だと示唆した。 広島原爆記念館の訪問にもたいした感想をのべず、旧宗主国イギリ . . . 本文を読む

日本にも潜む“中国闇警察”の正体(林建良 台湾独立建国聯盟・日本本部委員長)

2023-05-14 | 日本の安全保障
■警察を海外に置くという意味 どこの国にも「合法的な武力」というものが存在します。それは、軍隊と警察です。軍隊は自分の国、国民を外敵から守るため。そして警察は、国内の治安を守るために存在しています。 しかし今回ニュースになった「闇警察」というのは、中国の警察でありながら、アメリカを拠点にしていたのです。 この警察を「海外に置く」というのはどういう意味なのでしょうか?これは武力を海外で行使する . . . 本文を読む

NATOが日本に駐在員オフィスを開設へ NATO会議に岸田首相が出席、事務局長来日で伏線は敷かれていた(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-05-06 | 日本の安全保障
1月31日にNATOのストルテンベルグ事務総長が来日した。会合で岸田総は安保三文書を説明し、同戦略への支持がNATO側から表された。とくに予断を許さないウクライナ情勢やインド太平洋情勢を踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を含み、地域に「法の支配」の国際秩序の維持・強化のため、日・NATO協力を「更なる高みに引き上げていく」ことで合意がなされていた。 とくにサイバーなどでの協力を一層に進 . . . 本文を読む

【山下裕貴 目覚めよ日本】「台湾有事」安倍元首相が示した〝覚悟〟 政治家には国民を守る重い責任がある 国家安全保障局を設立

2023-05-02 | 日本の安全保障
2023.5.1   国家安全保障局の設立に尽力した安倍元首相 中国の台湾侵攻作戦は、その遂行の過程でさまざまな事象が発生し、困難な事態が生起する。侵攻目的の達成を左右する最大の作戦は、上陸に続く地上作戦であり、海上補給作戦である。この段階で中国軍は大きな試練に見舞われるだろう。 米シンクタンク . . . 本文を読む

【山下裕貴 目覚めよ日本】柔軟性欠いた安保法制と自衛隊法 米軍には難解で共同作戦の妨げに 「台湾有事」見据え、見直す時期

2023-05-02 | 日本の安全保障
2023.4/30   共同訓練する米原子力空母「ニミッツ」(奥)と、海上自衛隊の護衛艦「いせ」(海自提供) 有事を念頭に自衛隊の行動を律している自衛隊法などの法制を見ると、根本的な問題点がある。 一般に軍隊は、海外において行動するために国際法的な「ネガティブ(やってはならない行動)」で行動規定 . . . 本文を読む

【山下裕貴 目覚めよ日本】「台湾有事」で波及する3つの想定 最も高い「米軍の行動」に関連、自衛隊が中国軍と戦闘も…南西諸島周辺海域は作戦地域に

2023-05-01 | 日本の安全保障
2023.4/28   中国空母「遼寧」(防衛省統合幕僚監部提供) 岸田文雄首相は、統一地方選・衆参5補選を乗り切り、5月に広島市で開催するG7(先進7カ国)首脳会議に集中する。ロシアによるウクライナ侵略が長期化するなか、議長としてG7の結束を主導する。習近平国家主席率いる中国の武力侵攻である「台湾有事」もにら . . . 本文を読む

【山下裕貴 目覚めよ日本】「装備の安全保障」で発言力高める武器の輸出拡大を 他国はウクライナにミサイルや戦車供与も 日本は「移転三原則」で実績なし

2023-05-01 | 日本の安全保障
2023.4/27   岸田首相(左)はウクライナの首都キーウを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した=3月21日(日本外務省提供・共同) 昨年12月に策定された「国家安全保障戦略」および「防衛力整備計画」には、防衛力そのものとしての防衛生産・技術基盤として項目があり、その重要性を説明している。その中で「防衛 . . . 本文を読む

【山下裕貴 目覚めよ日本】中国は本当に侵攻するのか…台湾と日本の「防衛交流」の重要性 元参謀総長「非公式でも当局間の接触を進めるべき」

2023-05-01 | 日本の安全保障
2023.4/26   中国の国産空母「山東」の艦首から飛び立つJ15戦闘機(防衛省統合幕僚監部提供) 「中国は本当に台湾に侵攻するのか」 その質問に対して、私は「イエス」と答えている。さまざまな見方があるが、それほど遠くない時期との認識は米軍幹部・専門家に共通する。 2021年3月、当時の米 . . . 本文を読む

『なぜこれを知らないと日本の未来が見抜けないのか』江崎道朗著(KADOKAWA) 米中経済戦争の暗部に横たわるものは なぜウクライナはロシアの侵攻にあれだけの西側の支援を獲得できたか

2023-04-15 | 日本の安全保障
著者の江崎道朗氏が嘗て平沼赳夫氏や石原慎太郎氏ら、まっとうな保守政治家の政策秘書をしていたことは知っていたが、「それ以前」に如何なる分野で、何をされていたか知らなかった。 九州大学に学んだとあるから福岡は内田良平の黒龍会の伝統が残り、保守の地盤ゆえにその影響が大きかったのだろうと勝手に思い込んでいた。 この評者(宮崎)の邪推は外れた。若き日の氏は朝日新聞の愛読者で、この影響から脱するまでの読書 . . . 本文を読む