東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

「トランプの独批判は即日本批判だ」(『週刊新潮』2018年7月26日号 櫻井よしこ)

2018-07-31 | アメリカ情勢
この記事はヘルシンキでトランプ・プーチン会談が行われている日に書いている。米露首脳会談の結果はわからないが、プーチン大統領にとって開催しただけで得るものが多く、トランプ大統領にとっては、「シンガポール型首脳会談」になると見てよいだろう。トランプ氏の「大言壮語」の割には米国が得るものは甚だ少ないという意味だ。 私たちは、米朝協議で米国が明らかに北朝鮮のペースに嵌まっていることを認めないわけにはいか . . . 本文を読む

反・親日の化粧落とせば…文大統領はマルクス主義者 懲罰的打撃で主流勢力の交代目指す(室谷克実 新・悪韓論)

2018-07-30 | 韓国の歴史・韓国情勢
2018.7.26 文大統領は、韓国を「第2のキューバ」にするつもりなのか(ロイター) 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とは「反・親日派」で化粧をした階級闘争論者といえる。右からの批判には一切耳を傾けないが、左からの批判にはめっぽう弱い。 いま、韓国の保守系紙は経済失政を一斉に批判しているが、彼は微動だにしないだろう。一方で、彼は人事に関しては極左政党が反対すると、それに従ってきた。そ . . . 本文を読む

神道の世界観を外国人に語ろう 日本は古い神社や仏閣と最先端のハイテク技術が同居する「ワンダーランド」(国際派日本人養成講座)

2018-07-29 | 世界が賞賛する日本・日本人
■1.各国首脳の神宮「参拝」 平成28(2016)年5月、「先進国首脳会議」、通称「サミット」が伊勢志摩で開催され、各国首脳が伊勢の神宮を「参拝」した。外務省は当初、日本以外の参加各国はキリスト教国のため、「参拝」ではなく「表敬」として、神道色をできるだけ消したいと考えていた。 ところが、参加国の方から「日本に合わせたい」「日本の伝統文化を味わいたい」ということで、事実上の「参拝」の形式を取る . . . 本文を読む

「そして誰もいなくなった」(ワシントンから中国擁護派が消えた) 中国専門家の嘆き。「ホワイトハウスから電話のベルがならない(相談がない)」(宮崎正弘国際ニュース早読み)

2018-07-28 | アメリカ情勢
ワシントンを覆い尽くす「反中国」の空気は、「ロシア恐怖症」と同質であり、しかし「マッカーシー旋風」の時とは異質のものがある、と中国専門家が解説する。 なかでもガル・ルフツ(地球安全保障分析研究所・共同代表)は「この反中ヒステリー症状は過剰であり、米中交流の機会も激減し、ビジネスマンでも中国人と聞けばスパイだと即応する短絡的現象がある。中国に友好的なシンクタンクはなくなった」という。 これまでパ . . . 本文を読む

ラオスで豪雨。ダムが決壊し、千名以上が行方不明に 手抜きダム工事はじつは韓国だった(宮崎正弘国際ニュース早読み)

2018-07-26 | アジア情勢
7月22日から降り続く豪雨、ラオス南方のシェ・ピアン・シェ・ナムノイ・ダムが決壊し、メコン河下流域が未曾有の洪水に襲われた。行方不明千名以上。被災者が6600名(24日、ラオス国営通信)。現場は首都ビエンチャンから550キロほど南東部に位置する。 決壊した水力発電のダムは工事完成間際だった。完成時には年間1860ギガ・ワットの電力を供給し、おもにタイへ輸出されることになっていた。だからダム工事の . . . 本文を読む

中国またしても経済政策の方針を転換。財政出動で景気刺激策を前面に 干されてきた李克強首相が舵取りの主役に復活した点に注目(宮崎正弘国際ニュース早読み)

2018-07-26 | 中国の歴史・中国情勢
習近平は国務院の専管事項だった経済政策を、「○○小組」とかの新説の委員会に権限を移し、しかもそれら全てのトップに収まり、事実上の主導権を習近平子飼いの部下に任せた。 つまり劉?(副首相)が経済政策の実際のトップであり、しかも対米交渉の責任者も、李首相でも、米国とのコネが強い王洋でもなく、劉副首相が当たってきた。 すべてが失敗した。経済成長は横ばいか、ややマイナス(統計上)、各地で在庫が積み上げ . . . 本文を読む

中国・人気映画「我不是薬神」と偽ワクチン事件 「劇薬作品」ヒットの裏で勃発した医薬問題(中国新聞趣聞~チャイナ・ゴシップス 福島 香織)

2018-07-25 | 中国の歴史・中国情勢
2018年7月25日(水) 映画はロングラン公開が期待できそうだが… 中国の今年の夏の注目映画の一つは「我不是薬神」だろう。監督は1985年生まれの若手・文牧野。私もまだ見ていないのだが、7月6日に公開されて週間興行収入がいきなり1位になったから、面白いに違いない。この映画には現実のモデル事件がある。2014年に中国で実際に起きた陸勇事件だ。陸勇という男が白血病にかかり、イマチニブを服用してい . . . 本文を読む

「敵味方の区別つかないトランプ外交で欧州情勢が激変する可能性に現実味」(『週刊ダイヤモンド』 2018年7月21日号 櫻井よしこ)

2018-07-24 | アメリカ情勢
2018.07.21 6月上旬、カナダでの先進7カ国首脳会議(G7)に出席したトランプ米大統領は孤立した。「6対1」のサミットと表現されたG7の2日目午後の会合を欠席して、トランプ氏は北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長に会うためにシンガポールに向かった。 7月11、12日の両日、ベルギーでのNATO(北大西洋条約機構)首脳会議に臨んだトランプ氏は、ここでも多くの問題を残した。会議の前には、NAT . . . 本文を読む

市場もまた奇々怪々。国際情勢の複雑さは奇々怪々とするのは当然としても米中貿易戦争なのに、米国株が上がり、原油が上がり、しかし金価格が下落(宮崎正弘国際ニュース早読み)

2018-07-23 | アメリカ情勢
トランプの仕掛けた米中貿易戦争の勃発によって、新局面が拓かれた。中国株は二年前の最低値に接近しつつあり、また人民元は下落を続けている。対照的に米国株が上昇し、米国ドルが強くなり、はたまた原油相場は高値圏に突入した。米中の金利差が縮小したため、中国から外貨がウォール街に還流している。 その一方で、金価格が下落している。市場は微妙なかたちで世界情勢を反映する。 グローバリストは、トランプのNATO . . . 本文を読む

国有企業従業員の強迫観念は「シルクロードは失業対策なのでは?」 ゾンビ企業、すでに2100社が倒産、国有企業の失業が急増している(宮崎正弘国際ニュース早読み)

2018-07-22 | 中国の歴史・中国情勢
中国の国有企業(SOE)とは、上から命じられたノルマを果たし、経営に行き詰まっても国有銀行から融資があり、給与は少ないとは言っても遅配はなく、謂わば生活は安定していた。 米中貿易戦争の勃発を奇貨として、国有企業の整理を断行するタイミングを得たと判断した中国共産党は、お荷物だったゾンビをばっさばっさと切り捨てる政策に切り替えた。 国有企業の負債総額はGDPの159%に達した(2017年末速報)。 . . . 本文を読む

「認識せよ、力が支配する世界への変化を」(『週刊新潮』2018年7月19日号 櫻井よしこ)

2018-07-21 | 日本の安全保障
2018.07.19 (木) ドナルド・トランプ米大統領は、6月8、9日にカナダ・ケベック州で開かれた先進7か国首脳会議(G7)に遅れて現われたうえ、2日目は午後の会議に出席せずに早く帰った。 鉄鋼・アルミの輸入制限拡大、制裁関税問題などで、他の6か国と相容れず「6+1」の対立となったのは周知のとおりだ。居心地の悪さから抜け出したその足で、トランプ氏は朝鮮労働党委員長の金正恩氏に会うためシンガ . . . 本文を読む

第148回東アジア歴史文化研究会のご案内(これから本格的に始まる米中貿易戦争-独裁者習近平・中国は今後どうなっていくのか)再掲載

2018-07-20 | 研究会の案内
第148回東アジア歴史文化研究会のご案内 この度の研究会は、中国ウォッチャーとして活躍されている石平氏に「これから本格的に始まる米中貿易戦争-独裁者習近平・中国は今後どうなっていくのか」のテーマで講演していただきます。1949年中華人民共和国建国から来年で70年の節目を迎えます。1976年まで独裁的権力を握った毛沢東。その後改革解放路線をひいた鄧小平。そして、江沢民、胡錦涛、習近平へと中国共産党 . . . 本文を読む

「習近平降ろし」がついに始まった 40年前の失脚劇と類似(矢板明夫の中国点描)

2018-07-19 | 中国の歴史・中国情勢
2018.7.18 7月10日、ドイツへの経由地ヘルシンキで、喜びを全身であらわす故劉暁波氏の妻、劉霞さん。中国からの出国が認められた背景には、習近平国家主席の影響力低下があるとの見方もある(AP) 「40年前の華国鋒(か・こくほう)失脚前の雰囲気と似てきた」。国際電話の向こうから共産党古参幹部の興奮気味の声が聞こえた。「党内で習近平降ろしの動きが始まった。8月の北戴河(ほくたいが)会議が楽しみ . . . 本文を読む

ついに「開戦」した米中貿易大戦の行方 米国は中国の台頭を許すのか(中国新聞趣聞~チャイナ・ゴシップス 福島香織)

2018-07-18 | 中国の歴史・中国情勢
2018年7月18日 米中貿易戦争が勃発した7月6日、株価を見つめる中国・北京の投資家たち(写真:AP/アフロ) 7月6日、米中貿易戦争が開戦した。中国内外の多くのメディアが「開戦」の文字を使った。つまり、これはもはや貿易摩擦とか不均衡是正といったレベルのものではなく、どちらかが勝って、どちらかが負けるまでの決着をつける「戦争」という認識だ。仕掛けたのは米国であり、中国は本心は望まぬ戦であるが . . . 本文を読む

相次ぐ関係者の自殺、事件から見る負債問題の時限爆弾 砂上の楼閣である「中国の経済成長」を待ち受けるものとは?(石平のChina Watch)

2018-07-18 | 中国の歴史・中国情勢
2018.7.12 中国の習近平国家主席。「負債問題」が中国経済に重くのしかかる=今年5月、北京(AP) 先月、中国で「負債問題」を起因とする事件が相次いで起きた。 例えば同15日、大連工作機械集団有限公司の陳永開会長は、銀行からの巨額な融資を返済せずに姿をくらまし、公安部から指名手配されることとなった。当該集団公司の負債額がどれくらいかといえば、それは200億元(約3324億円)であった。 . . . 本文を読む