西遊記の「河西回廊」の出発点=蘭州にも「砂上の楼閣」の新都心。廃墟に
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甘粛省蘭州といえば、かの『西遊記』でも有名。三蔵法師は、西安からこの地を拠点に西へ西へと旅をつづけた。蘭州の講演には玄奨こと、三蔵法師がラクダに乗って、周りを孫悟空、猪八戒らがしたがう大きな金ぴかの像が建っている。
蘭州から武威、酒泉、そして . . . 本文を読む
宮脇淳子女史の講演は二時間を超え、中国史を縦横無尽に、いかに国民国家なれなかったのか、なれる要素が無かったのか、日本と対比して語っていただいた。これは生で迫力ある息遣いを聞かなければ伝えることは不可能である。二時間があっという間であった。日本人であればすべての方々に聞いていただきたいものである。今年から東京大学教養学部で教鞭をとっておられるが、東大生に目からウロコが落ちるようなインパクトを与えてい . . . 本文を読む
この度は、久々に東洋史家の宮脇淳子氏に中国の近現代史について講演していただくことになりました。
宮脇氏は、4月30日に『教科書で教えたい真実の中国近現代史』(柏艪舎)を出版されました。この本は自ら「偏見やイデオロギーにとらわれず、中国近現代史を直視する、そのような本を書いてみたかった」と述べておられるように、思いが凝縮されたものです。
受付にて、上記書籍を1836円(税込)のところを1500円 . . . 本文を読む
外交官として40年、外交評論家として22年、日本の安全保障政策の正常化のために戦った人生。
■1.「日本全体が狂っていたのです」
昨年10月に亡くなった元外交官・外交評論家の岡崎久彦氏の回想録『国際情勢判断・半世紀』に次のような一節があった。
岡崎氏が駐タイ大使をしていた平成2(1990)年、国連平和協力法の案も出来ていない段階で、日本がこの法案を作っていいかどうか、 . . . 本文を読む
2016.05.20
★(4)
前々回、《韓国は経済の輸出依存度が高いため、少子化による人手不足環境下で、生産性を向上させるという経済成長の王道は進めない》と書いたが、その通りの展開になっている。
韓国の2016年1-3月期の経済成長率はわずか0・4%(対前期比、以下同)と、MERS(中東呼吸器症候群)問題で景気が一気に失速した、15年4-6月期以来の低成長に終わった。しかも、中身がよろしく . . . 本文を読む
2016.05.19
習主席(左)と李首相は権力闘争に突入したようだ(AP)
★(3)
中国国家統計局が14日に発表した4月の工業生産は、前年同月比6%増と3月(6・8%)と比べて伸びが鈍化した。国家統計局は、鈍化の理由として、季節的要因や外需の不振に加え、「鉄鋼や石炭など高エネルギー消費で過剰生産能力を抱える部門が急激に落ち込んだ」と説明した。
また、4月の中国の景況感を見ると、国有企 . . . 本文を読む
副題は「死んでいるのに死なない経済の謎を解く」
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濃霧に包まれる中国・上海。中国経済の先行きを見通す本で最初から最後までおもしろい。
ちょっとさわりをご紹介しよう。
田村秀男(産経新聞特別記者) 2016年の世界経済最大の焦点は、中国の企業債務問題 . . . 本文を読む
2016.05.17
金融経済政策を推す李克強首相(左)と対立する習主席は経済失速に対応できるのか(共同)
中国経済の失速は、底なしの様相をみせている。昨年通年のGDP(国内総生産)の伸び率は25年ぶりの低水準に落ち込み、雇用問題などを発火点に、年間数万~20万件もの暴動が起きている。共産党機関紙が報じた「高官」の衝撃証言と、ささやかれる、習近平国家主席派と李克強首相派による経済政策での路 . . . 本文を読む
中東を舞台のグレートゲーム。ロシア参戦で地殻変動
チェチェン紛争の教訓を生かし、欧米の優柔不断の隙を衝いた
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プーチンが大いに得点を稼いだ。シリア内戦の慢性的泥沼の下、ISISの跳梁跋扈ですっかり見通しを失っていたのは米英欧だった。空爆を続けても、ISISの力は衰えず、アラブ諸国も空爆に加わってはいるが、イラク政府 . . . 本文を読む
国際派日本人養成講座より転載
私的には、ルーズベルト自身が確信犯であろうと思う。操られたのではなく、スターリンと友人であった。歴史の真実はもう少し根が深いように思う。まだまだ新しい事実が出てくるであろう。
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共産主義者に操られたルーズベルト . . . 本文を読む
第125回東アジア歴史文化研究会のご案内
この度の研究会は、東洋史家、東京大学教養学部講師の宮脇淳子氏に「中国はなぜ国民国家になれなかったのか-教科書で教えたい真実の中国近現代史」のテーマで語っていただきます。現代中国が主張している近現代史といえば、政治的に利用されたプロパガンダであるため、「南京大虐殺はあった」のように嘘を平気で、さもあったように宣伝してきます。その彼らの間違った歴史を「近隣 . . . 本文を読む
宮脇淳子著『教科書で教えたい真実の中国近現代史』(星雲社)
なぜ本当のことを教育現場では教えないのだろう?
五四運動の背景も孫文のいかがわしさも、何もかも
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題名をうっかり『教科書で教えない』と読み違え、しかし見返すと『教えたい』となっている。どち . . . 本文を読む
總統就任秒讀み 5月15日「臺灣大講演會」 黄文雄事務所主催
【日時】平成28年5月15日(日)10:00~16:50
【場所】文京区民センター 3階 3A会議室
文京区本郷4-15-14
都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、
東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分
東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
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産経ニュース【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】2016.5.2
なぜ岸田外相は中国・王毅外相の不遜な主張に反論しないのか? 国をあげて歴史捏造に立ち向かわねば
岸田文雄外相に、王毅外相は北京で4月30日、ニコリともせずに言った。「中日関係は度々谷間に陥った」「その原因は日本側が一番よく分 かっているのではないか」
一方的な対日非難に等しい不遜な主張の王毅氏に、岸田氏は「両国外相の往来が途絶え . . . 本文を読む
『ルーズベルトの死の秘密』(草思社)
死の謎をめぐる論議がつづく
フランクリン・デラノ・ルーズベルト米国大統領は、一九四五年四月十二日、空前絶後の大統領四選を果たしてから五カ月後、そしてヤルタ会談から二カ月後に死去しました。主治医ブルーエン医師(軍医)による死亡診断は脳溢血(「広範囲に及ぶ脳内出血がくも膜下に流れ込み、その結果、頂部硬直が起きた」)であり、誰にも予想できなかった突然の死であるとさ . . . 本文を読む