東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

聖徳太子の和の祈り 聖徳太子の肉声に耳を傾ければ、家庭、職場、国を元気づけるための体験的な智恵が聞こえてくる。(国際派日本人養成講座)

2021-12-31 | 世界が賞賛する日本・日本人
■1.太子は何を目指したのか、その肉声を聞く 今年は西暦621年に亡くなられた聖徳太子の1400回忌の年で、様々な記念行事が各地で開かれました。1400年も前の人物が現在と何か関係あるのか、と思われるのが常識でしょうが、それが「大あり」だという私個人の経験を述べたいと思います。 太子を回顧する企画の一つとして開かれた奈良国立博物館の特別展「聖徳太子と法隆寺」で、心動かされた展示がありました。聖 . . . 本文を読む

日本の右肩下がり、デフレの30年は何が原因だったのか プラザ合意、半導体協定、そしてバブル崩壊(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-12-30 | 日本の政治・経済
日本経済は三十年におよぶ停滞。右肩下がりは若者の夢を奪い、士気の希薄な日本からは世界を導く新技術は発明されなかった。VHSヴィデオも、SONYのウォークマンも、遠い昔の成功物語となった。デジカメは一時的流行があったが、往時の十分の一以下のシェアとなったスマホ撮影となり、これも米、中、韓、台湾が優勢である。 スマホなど新しい技術によるビジネスは米国が寡占し、GAFAは猛烈な勢いで伸びた。そしてAI . . . 本文を読む

「黄金の日々」は終わった。中国ハイテク企業を襲う無力感 快適な自動車のドライブは明日から突然、自転車走行に減速(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-12-29 | 中国の歴史・中国情勢
アリババの株価は半分以下に凹んだ。その煽りを食らって、日本のソフトバンクGの株価も、この一年で半値に暴落した。アリババと深い連携がリスクと投資家が捉えたからだ。 アリババ傘下の金融子会社アントは上場延期(事実上の廃止)、テンセント、ハイセンス、etc。 ウォール街から蹴飛ばされた中国のSNS関連企業は、ならば香港でIPO(新規株式公開)に持ち込もうとしたら、これも当局から待ったがかかった。 . . . 本文を読む

『世界史のなかの蒙古襲来』宮脇淳子著(扶桑社新書) いま解き明かされる元寇の真実 フビライを唆した高麗、しかし元朝にとって高麗も南宋も捨て駒だった

2021-12-28 | 歴史の真実
本書は対馬紀行を加筆した新盤で、著者が対馬を初めて訪れての新鮮な感銘と発見の箇所を面白く読んだ。博多周辺の防塁跡を訪ねたシーンも印象が強い。 本書の要諦はすでに何年か前にこの欄で拙評しているので、改めて気がついた要点をさきに記すと、司馬遼太郎や、浅田次郎が無造作に用いる「撻丹(だったん)」に対しての誤った認識の修正が必要なことである。(註=「丹」は「革」篇)。 「『撻丹』はタルタルと言おうが、 . . . 本文を読む

悪性の風邪を誤魔化してきたら末期癌になっていた 中国経済は既に死んでいる。目の前にあるのはゾンビだ(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-12-27 | 中国の歴史・中国情勢
中国経済は本当にGDP世界第二位か? 三割水増しが常識にしても、在庫を統計に入れていたり、海外資産も大半が不良債権である。1600兆円とかの中国GDPは、実質的に900兆円あたりだろう(それでも日本の530兆円より多いことは確かだが)。 第一に不動産バブルはとうに崩壊している。各地の建設現場のクレーンがとまり、生コンは稼働しているところは少なく、テント村の労働者は給料不払いで、田舎へ帰る金さえな . . . 本文を読む

習政権“大失敗” 中国経済異変で日本にすり寄りか? 北京五輪・党大会前の内憂外患で窮地 石平氏「国民の目をそむける対外強硬策へ」(夕刊フジ)

2021-12-26 | 中国の歴史・中国情勢
12/23(木)中国経済の異変が露呈している。中国恒大集団など不動産企業が経営危機に陥るなか、中国人民銀行(中央銀行)は1年8カ月ぶりの利下げに踏み切った。2022年の北京冬季五輪や共産党大会を前に景気減速を警戒する習近平指導部だが、「波乱の1年」と予測する専門家も。安全保障に加え、経済面でも欧米が対中包囲網を強化しており、日本の対中姿勢も問われそうだ。 人民銀行は20日、事実上の政策金利である . . . 本文を読む

中国、レアアース寡占体制をさらに強化 第二位以下の大手六社を合併、年間生産4・5トン(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-12-26 | 中国の歴史・中国情勢
アリババに対して「独禁法違反」だと難癖をつけ、3300億円の罰金を課した。 ところがレアメタルの大手六社が合併することを当局は許可した。法治ではなく「党治」のくにである。 レアアース集団は江西省南昌を拠点に、チナルコ(CHINALCO=アルミ精錬最大企業)、中国五鉱集団、そしてGANZHOU RAREEARTHの大手二社、ならびに研究機関を含む合計六社のレアース生産企業が合併する。 中国最大 . . . 本文を読む

『バブル崩壊前夜を迎えた中国の奈落』石平著(ビジネス社) 中国経済はハイパーインフレが始まり、「成長神話」は終焉 北京に軍靴の響きが聞こえないか?

2021-12-25 | 中国の歴史・中国情勢
副題をみて仰天する読者も多いのではないか。 「すべてはバカ殿、習近平の仕業」であり、「中国は自滅する運命にある」と断言するのだから。 以前から石平さんは習近平が最後の独裁権力の仕上げは、台湾侵攻と、公安系の敵対派閥の粛清になると予測してきた。なるほど、共産党独裁と、その利権をまもりぬき、権力をイエスマンで固めないと、古今東西、独裁者は安眠できないのである。 独裁に必要な軍を習近平は、なんとか . . . 本文を読む

リーバー教授有罪でハーバード大学が中国のスパイの巣窟だったことが判明 極左のボストンでも、さすがに有罪判決がでた(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-12-24 | アメリカ情勢
12月22日、マサチューセッツ州にあるハーバード大学教授のチャールズ・リーバーに有罪判決が出た。 2020年1月に中国政府の「千人計画」に協力し、中国から多額の金銭を受領したが、脱税目的で申告しなかったため、容疑は脱税である。リーバーは中国にも銀行口座を保有していた。 脱税容疑の起訴は、ハナからスパイ容疑ではなかった。スパイとしての証拠が集めきらなかったからだ。 リーバーは一説にノーベル化学 . . . 本文を読む

AUKUSに対応か、中国がASEANに非核地帯を再提言 アジアで影響力増大を謀り、AUKUSを封じ込める戦略か?(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-12-23 | 中国の歴史・中国情勢
米国のインド太平洋重視への転換は、日米印豪・四カ国のクアッドを形成し、これをアジア全体を巻き込んでのアジア版NATOへと昇華させるという計画を含めている。 同時にAUKUS(豪英米)は、その一環として構想され、豪に最新鋭原潜が十年以内に配備される計画が明かされた。 中国は慌てた。配備している核戦力の見直しを余儀なくされるからだ。 しかしアジアも大揺れに揺れた。 まずはインドである。インドは . . . 本文を読む

アリババもテンセントも落馬 世界時価総額ランキング10傑から中国企業は姿を消した(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-12-22 | 中国の歴史・中国情勢
中国の絶頂は終わった。 時価総額で世界十傑に入っていたペトロチャイナ、アリババ、テンセントなどが姿を消して、アジアで残っているのは鼻息荒いTSMCのみとなった。 アリババ、テンセントは往時の半値、上場予定だったアント、滴滴、ハイセンスなどは米国市場からも追い出された。 不動産バブルの崩壊で、世界の投資家が中国経済へ冷たい視線を投げかけたこと、中国共産党の資本主義市場をまったく理解していない政 . . . 本文を読む

日本も逃げられぬ。習近平の指令で60カ国以上の中国製AIが反乱を起こす日(黄文雄『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』)

2021-12-21 | 中国の歴史・中国情勢
2021.12.20 【中国】60カ国以上に輸出された中国製AIが反乱を起こすとき 中国センスタイム、IPOを延期 米国での制裁リスト入り受け 人工知能(AI)技術を開発している中国の「商湯集団(センスタイム)」が13日、予定していた香港証券取引所での新規株式公開(IPO)を延期すると発表しました。 これに先駆けて12月10日、アメリカは世界人権デーにあわせて、センスタイムに対する . . . 本文を読む

韓国の「反日」を煽った「反日日本人」たち 韓国人の「反日」は、「反日日本人」たちが捏造報道やトンデモ法理論で火をつけた(国際派日本人養成講座)

2021-12-20 | 日本をダメにする勢力
■1.西岡力教授の40年の戦い 「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」の会長が田口八重子さんの兄・飯塚繁雄さん(83)から、横田めぐみさんの弟で同会事務局長だった横田拓也さん(53)にバトンタッチされました。初代会長・横田滋さん(めぐみさんの父親)が10年、飯塚さんが14年勤められた後での交代です。横田家二代に渡っての活動を続けなければならない点に、残酷な時間の長さを感じます。 家族会 . . . 本文を読む

五輪外交的ボイコット 結局バイデンは親中?反中?(国際政治学者、藤井厳喜の最新・米中分析)

2021-12-19 | 米中関係
12月6日、アメリカ政府は、北京冬季オリンピックの外交的ボイコットを発表しました。これは、中国がウイグルやチベット、香港で行う人権弾圧に抗議するという理由から行われるもので、冷戦さなかの1984年ぶりのボイコットとなるそうです。 人権弾圧に抗議するというバイデン政権の姿勢は大変素晴らしいものと思います。ですが、実際、バイデン一家は中国とはズブズブの関係であることが明らかになってはいるのです。親中 . . . 本文を読む

その後のアフガニスタン、98%の国民が満足な食事を摂れず 通貨下落、学校崩壊。教職員22万人は半年「給料を貰えていない」(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-12-18 | 国際情勢
四半世紀は前だった。カイバル峠はパキスタンとアフガニスタンの国境である。 ここで風景をカメラにおさめていたとき、子供らが駆け寄ってきて「マネーチェンジ?」という。なんとアフガニスタン通貨(アフガニ)をパキスタンの通貨(パキスタンルピー)と交換してくれというのだ。 インドルピーもパキスタンルピーも、国際通貨としては認められておらず、また当時、中国人民元など流通さえしておらず、米ドルの威力は圧倒的 . . . 本文を読む