東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

フィンランドは高度武装国家、スウェーデンも防衛費増強 フィンランドはムーミンが代弁する、のんびり国家ではなかった(宮崎正弘国際情勢解題)

2022-05-31 | ヨーロッパ情勢・歴史
ロシアのウクライナ侵攻で、世界史における激変の一つが北大西洋条約機構(NATO)へのスウェーデン、フィンランドの加盟申請である。従来、スウェーデンとフィンランドはNATOの公式加盟国ではないが、「戦略的パートナー」として扱われてきた。 すでに 1994年に締結された「平和のためのパートナーシップ」があり、米国、英国、フランス、ドイツとの連携が存在する。またフィンランド、スウェーデン、ノルウェー、 . . . 本文を読む

中国の大学新卒は1076万人。ところが激しい求職活動が見られない Z世代は「ほどほどに働き、残りは趣味と遊び」という人生観(宮崎正弘国際情勢解題)

2022-05-31 | 中国の歴史・中国情勢
夢を描かない、人生に成功を期待しないのが1995年から2005年あたりに生まれ、中国経済が右肩カーブで上昇していた時代をのほほんと過ごした中国人の若者たちで、「Z世代」と言われる。 中国の夢を説く習近平の演説にしらけた反応しかしない。 大金持ちになる、新発明、新ビジネスモデルで起業し、ビルゲーツのように大金持ちになりたい。こうした直截な夢を描き、日々努力した世代は過去の価値観を抱く旧世代となって . . . 本文を読む

南太平洋の島々も中国の経済植民地化するのか? 王毅外相が8ヶ国を抜き打ち訪問、米豪英仏を刺激した(宮崎正弘国際情勢解題)

2022-05-30 | 中国の歴史・中国情勢
南シナ海に七つの人工島を造成した中国は、そのうちの三つに滑走路を建設した。岩礁を埋め立て、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、インドネシア、フィリピンの領海を侵犯しても「ここは昔から中国のテリトリーだ。文句あるか」と開き直った。 最初は小さな岩礁に掘っ立て小屋を建て、漁民の避難施設だと嘯いた。西側は油断した。いまや中国の行政区分で三沙市。住民票も発行されている。 王毅外相(兼国務委員)は5月27日 . . . 本文を読む

バイデン政権は本当に頼りになるか? 「核の傘」は幻想、中露北「核保有国」と向き合う日本「自立」の好機! 大原浩氏が緊急寄稿

2022-05-30 | 日本の安全保障
岸田首相(右)と握手するバイデン米大統領 ジョー・バイデン米大統領は岸田文雄首相との首脳会談で、「日本の防衛への責任を完全に果たす」と述べた。だが、中国、ロシア、北朝鮮といった「核保有国」と向き合う日本は米国頼みでいいのかと国際投資アナリストの大原浩氏は疑問を突きつける。大原氏は寄稿で、防衛力やエネルギー供給を自国で強化する必要があると力説する。 バイデン氏は23日、岸田首相との共同記者会見で . . . 本文を読む

2022.5.27【中国】習近平失脚説!李克強突如復権!経済マイナス成長【及川幸久−BREAKING−】

2022-05-29 | 中国の歴史・中国情勢
  2022.5.27【中国】習近平失脚説!李克強突如復権!経済マイナス成長【及川幸久−BREAKING−】 及川幸久の講演、街宣、出版情報などをお伝えします https://lin.ee/QnnM4dh及川幸久インスタグラム  https://www.instagram.com/yuki7081insta/及川幸久新刊『いま世の中で起きている「本当のこと . . . 本文を読む

【中国ウォッチ】習主席失墜、李首相格上げ説は本当か?─失政相次ぐ左派路線への不満反映

2022-05-29 | 中国の歴史・中国情勢
2022年05月26日 中国の習近平国家主席(左)と李克強首相=3月10日(EPA時事) 中国の習近平国家主席(共産党総書記)が政治的に失墜し、政権ナンバー2で改革派の李克強首相の扱いが公式メディアで格上げされたという説が流れている。実際には確たる根拠はないものの、アンチビジネス的政策による経済の落ち込みなど習政権で重大な失政が相次いだのは事実。習氏 . . . 本文を読む

ウクライナ問題とバイデン支持率は結びつかない バイデン支持率は36%という惨状、中間選挙、民主惨敗か(宮崎正弘国際情勢解題)

2022-05-29 | アメリカ情勢
バイデン大統領を「支持する」と答えたアメリカ人は36%(ロイター、イプソス5月24日)で前回の42%より、さらに6ポイント下落した。 APの5月16日の世論調査でも39%、いずれも四割を切っている。戦争指導中の米大統領の支持率は、通常あがるものであり(湾岸戦争時、ブッシュシニアの支持率は92%だった)、異常な事態といえる。 ゼレンスキー大統領への熱狂的支援はアメリカにはない。台湾とバルド三国、 . . . 本文を読む

2022.5.26【尖閣】岸田バイデン会談 尖閣防衛大丈夫か?【及川幸久−BREAKING−】

2022-05-28 | 日本の安全保障
    2022.5.26【尖閣】岸田バイデン会談 尖閣防衛大丈夫か?【及川幸久−BREAKING−】 及川幸久の講演、街宣、出版情報などをお伝えしますhttps://lin.ee/QnnM4dh 及川幸久インスタグラムhttps://www.instagram.com/yuki7081insta/ ◎日本の安全保障について鋭く指摘 . . . 本文を読む

現代科学が説く性善説が社会を変える〜『Humankind 希望の歴史』を読む 安心安全を世界が称賛する日本社会は、性善説に基づく世直しのお手本を示し続ける責務がある。(国際派日本人養成講座)

2022-05-28 | 世界の潮流
■1.「人間は根本的に暴力を嫌悪する」 世界46カ国でベストセラーとなったルトガー・ブレグマンの『Humankind 希望の歴史』を読むと、現在のロシアとウクライナの戦争で起こっている現象の一端も、理解できます。 まず、ロシア将兵の志気の低さ。ロシア軍の侵攻当初、こんな光景がビデオで流されました。ウクライナ人の女性が、機関銃を持つロシア兵に「いったいここで何をしているの? 占領軍ね!ファシスト . . . 本文を読む

上海ロックダウンは何が目的だったのか 上海派つぶしは明白だが、外国人の半分が中国を去った(宮崎正弘国際情勢解題)

2022-05-28 | 中国の歴史・中国情勢
江沢民派の牙城といわれた上海は、殆どの中国人から見ると「外国」である。ハイソで、知識人が多く、エリート意識をぷんぷんさせた上海人、じつは中国全土からは嫌われ者である。とくに二昔前の香港では広東人と上海人はお互いに口もきかず、縄張りのレストランは決まっていた。 ところが1989年から2013年まで、江沢民、朱容基、胡錦濤(生まれは隣の安徽省)らが政権の中枢にあって、中国経済の高度成長をしめし、中国 . . . 本文を読む

『トヨタが中国に接収される日』平井宏治著(ワック) BMWって、ドイツの名車だけを意味した頭文字ではない ビジネス、マネートラップ、ハニトラ(ウーマン)を意味する

2022-05-27 | 日本の安全保障
題名を見て、トヨタ社員や関係者は「何を大袈裟な」と反発するかもしれないし、いや、現実にトヨタの中国工場は巧妙に中国に乗っ取られたと考える人もいるだろう。テスラもいずれ。 トヨタは最後に重い腰を上げて、優遇されるという条件を信じて中国へ出て行った。そして想像を絶する中国のやり方に辛酸をなめ、撤退しようにも撤退できない袋小路に追い込まれている。 そもそも中国へ進出したこと自体が誤りだから、自業自得 . . . 本文を読む

【日本の解き方】 中国が失う〝成長のエンジン〟 民主主義国と切り離し進み…日本でのインフラ投資困難に(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

2022-05-27 | 中国の歴史・中国情勢
2022.05.25 広東省深センの空港に掲げられた巨大な中国国旗 最近の中国については、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)による経済の悪化が懸念されるほか、ロシアのウクライナ侵攻による影響も注目されている。 中国の経済を語るときに避けられないのは統計の問題だ。かつて筆者の研究では、中国の統計システム・組織はソ連から移植されたもので、本家 . . . 本文を読む

インド軍、中国の度重なる国境侵犯に榴弾砲を配備 中国はパンゴン湖(南アジア最大の淡水湖)に二本目の橋を建設中(宮崎正弘国際情勢解題)

2022-05-27 | 中国の歴史・中国情勢
世界地図帳を開いても出てこない。 インドの北東、ブータンの東側でヒマラヤにびたり寄り添う場所がアルナチャル・ブラデシュ州である。 ここはインドと中国とが、たびたびの軍事衝突現場であり、ガルワン渓谷から流れてくる川が、タワン平原に位置するパンゴン湖(「パンゴン・ツォ湖」とも言う)に注がれる。 位置的にはネパールとブータンの中間地点、嘗てのダライラマ逃亡ルートである。 中印国境は、このパンゴン . . . 本文を読む

『ロシア発 世界恐慌が始まる日』渡邉哲也著(徳間書店)

2022-05-26 | ロシア・ウクライナ情勢
「グローバリズム」から「デカップリズム」へ世界は変わる。日本はどうなるのか。ロシアによる「ウクライナ侵攻」は停戦や終戦によって終わる問題ではない。 「鉄のカーテン」の遮断で「東西冷戦」が復活したからだ。本書が扱ったのはウクライナをきっかけにした「終わらない問題」だ。 資源貧国「日本」の経済の行方は、日本人の生活はどうなるかが中心になる。問題が持続する好例が「国連安全保障体制」の崩壊だ。安全 . . . 本文を読む

【新・悪韓論】〝前座扱い〟に地団駄の韓国 バイデン大統領の日韓歴訪にみる「国格」の差 共同声明、いくら読んでも出てこない「スワップ」の文字(ジャーナリスト・室谷克実)

2022-05-26 | 韓国の歴史・韓国情勢
2022.5/26  バイデン米大統領は日韓歴訪を終えて、専用機で帰国の途についた=24日午後、東京・米軍橫田基地 ジョー・バイデン米大統領の日韓歴訪が終わった。日本訪問では、日米首脳会談後の共同記者会見で、「台湾防衛への軍事的関与」を明言して中国を牽制(けんせい)したうえ、日本と米国、オーストラリア、インドによる戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」首 . . . 本文を読む