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東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

周回遅れの日本でもステーブルコイン発行が認可 香港は人民元建てステーブルコインの発行準備へ(宮崎正弘国際情勢)

2025-08-21 | 世界の潮流
日本経済新聞のスクープ?  8月18日、同紙は「JPYC社が金融庁から月内にも資金移動業として登録を受け、国内初の『円建てステーブルコイン』を発行する見込み」と報じた。 アメリカ議会では「GENIUS法」を可決し、すでにトランプ大統領は署名を済ませた。ステーブルコインは数年後に500兆円規模に達すると予測されている。 日本では2023年6月「改正資金決済法」が施行されており、JPYCが初めて . . . 本文を読む

福原紀彦『支払い決済法』(文真堂) 暗号資産とはブロックチェーン上に電子的に記録された情報なのだ 基本的には記録され、移転すること可能な財産的価値ある徴表(トークン)

2025-08-03 | 世界の潮流
小誌の読者はきっと驚くだろう。なぜ宮崎は、お門違いの会計士事務所のテキストのような専門書をとりあげるのか?と。 本書はたしかに計理士や税務対策の会計部などが参考にする本だ。ところが副題をみてほしい。「貨幣・有価証券・手形小切手・電子記録債権、クレジットカード、電子マネー・暗号資産等と法」である。 つまり時代にマッチする新しい貨幣論への試みである。待望の書と言える。 著者は中央大学前学長、名誉 . . . 本文を読む

チャド・アンダーソン著『投資家が教える宇宙経済』(並木書房) 宇宙ビジネス(SPACE ECONOMY)は膨大な市場、新規参入もラッシュ

2025-07-22 | 世界の潮流
イーロン・マスクは人類の火星移住を本気で考えている。ジェフ・ペゾスの宇宙船は南極旅行にも飽きた富裕層に、『次は宇宙旅行』と誘(いざな)う。 スプートニクショックは1957年、アメリカはすっかり驚いて、巻き返しを急いだ。1961年、ガガーリンが地球一周に成功、63年には「わたしはカモメ」(世界初の女性飛行士)。宇宙空間はソ連が先乗りだった。 1969年7月20日といえば、ちょうど56年前。アメリ . . . 本文を読む

SWIFTも暗号通貨決済なら不要になる 銀行は路線を変えないと十年後には存在しない(エリック・トランプ)

2025-05-15 | 世界の潮流
「アメリカは世界一の軍事大国」「アメリカは世界一のAI大国」を標榜するトランプが、もうひとつセットで発言しているのは「アメリカは暗号通貨の世界の首都」をめざす」である。 エリック・トランプは大統領の次男。暗号通貨マイニング企業のCEOでもあり、トランプ政権のすすめる「暗号通貨世界一」の政策の前衛。次のような発言をしている。 「中央銀行に依存しない通貨システムは効率的であり、対応を誤って銀行がブ . . . 本文を読む

LGBTQへの支援をやめます(マスターカード、ペプシコ) 大手企業が不買運動に直面、「潮が変わっている」という認識ひろがる(宮崎正弘国際情勢)

2025-05-14 | 世界の潮流
ディズニーの白雪姫は白人ではなかった。オリジナリティを勝手に変更してよいのかと抗議が殺到した。トランスジェンダーをCMに遣ったビール会社は売り上げが四割落ち込んだ。 NYのLGBTQパレードは萎んだ。 アメリカの大手企業が陸続と2025年のニューヨーク市プライドイベントへの支援を削減しはじめた。企業イメージの悪化、経済的な懸念が高まり、LGBTQ関連のスポンサーシップを見直したのである。 マ . . . 本文を読む

世界金融界は、「未知との遭遇」 暗号通貨が国庫準備金となり、いずれ貨幣の担保となる?(宮崎正弘国際情勢)

2025-05-11 | 世界の潮流
そもそも貨幣とは何なのか? キツネとタヌキに喩える評論家がいる。木の葉を忍術で貨幣にかえる。日本昔話にこんな寓話があるのか、どうか。 世界に主要国は通貨を発行するに際して金か、銀かの担保を準備する。アメリカは8200噸の金塊であり、ユーロを発行するECBもそれなりに、SDRを確保するIMFとて、ちゃんと金備蓄をもち、統一通貨ユーロがありながらも独仏伊はおのおの別途に金備蓄を増やしている。 トラ . . . 本文を読む

金価格は1オンス3500ドルを突破した、もし金兌換ドルを換算すれば 1ドル=110円、1人民元=11円、1ユーロ=95円が適正レート(宮崎正弘国際情勢)

2025-04-26 | 世界の潮流
株が乱高下している。朝令暮改のトランプ発言で振動するのだ。 金価格はずっと暴騰しつづけ、ついに4月21日、史上空前の1オンス=3500ドルを突破した。ビットコインは下落したまま10万8千ドルから7万5000ドルを行ったり来たり。 これらは何を意味するか。投資家はドル暴落を予測しているのではないのか? なぜドル建て債券から逃避し、ゴールドに飛びつき、同時に中国の富豪や世界の犯罪組織は暗号通貨ビ . . . 本文を読む

大ニュースはトランプの凹凸政策ではない 台湾でデニソワ人の化石骨が発見された! 古代史に新しい光(宮崎正弘国際情勢)

2025-04-14 | 世界の潮流
ドイツのぺーポ博士といえば、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスが交配していたとDNA研究でつきつめ、2022年のノーベル生理学医学賞に輝やいた。 マックス・プランク研究所のスバンテ・ペーボ博士はゲノム比較によって、現代人のゲノムに、一万年以上前に絶滅したネアンデルタール人や、シベリアで見つかったデニソワ人の遺伝情報が残っているとし、世界に衝撃を与えた。 デニソワ人とネアンデルタール人とホモサ . . . 本文を読む

足立誠也、誠之、誠郎『大経済学』(三省堂書店・創英社) お金は天から降ってくるのだ 現状追認型の経済学はちっとも面白くない理由

2025-03-01 | 世界の潮流
タイトルの通り「大経済学」である。既存の経済学説は、ホントの経済実態を説き明かしているのかと初歩的な疑問から立体的な思考が出発する。 「お金は天から降ってくる」のが、「この世のカラクリだ」と唱えるのだから、経済アカデミズムの学者、官庁エコノミスト、大手シンクタンクの研究員、そして経済ジャーナリズムらの目がテンになるかもしれない。 本書のカラクリもある。著者三人、じつは小誌に延々と寄稿していただ . . . 本文を読む

近藤倫子『価値観の侵略から日本の子どもを守る』(ハート出版) 少子化は経済的理由だけが問題ではない 子どもを産むことを「名誉」と考える風潮づくりが必要だ

2025-02-28 | 世界の潮流
直接侵略は軍事的脅威が主だから、目に見える。ウクライナ戦争の惨劇をテレビ映像でみている多くの日本人も、敵による暴力、破壊という被害がともなうから軍事侵略は理解しやすい。 しかし間接的な、目に見えない侵略は、気がつくまでに時間がかかる。ハタと気がついたときは手遅れになっている場合が多い。 日本には異形な、文化破壊を目的とする、異教、異文化の価値観が大規模な侵略を展開している。LGBTも、夫婦別称 . . . 本文を読む

【再投稿】ドイツ総選挙でAfD衝撃的躍進; アリス・ワイデル党首の人気とは【及川幸久】

2025-02-27 | 世界の潮流
  ドイツ総選挙でAfD衝撃的躍進; アリス・ワイデル党首の人気とは 3/5 トランプ施政方針演説ライブ配信    • トランプ大統領・施政方針演説【生放送&同時通訳】3/4(日本時間3/5AM...   2/28 THE CORE オンライン 講演会: USAIDとCIAとジョージ・ソロス 前半: . . . 本文を読む

極左テレビ局にも烈風が吹いている MSNBCは左翼キャスターを解雇、番組を再編へ(宮崎正弘国際情勢)

2025-02-27 | 世界の潮流
まず、アメリカの主要テレビの視聴率を見よう。 2月20日のゴールデンタイムの視聴者数は、 FOX     4672000 MSNBC    778000 CNN      519000 平均の人数も発表された FOX     3220250 MSNBC   1040125 CNN      543750 これが何を意味するかは言うまでもない。左翼リベラルな局の人気凋落ぶりである。日本で言えば . . . 本文を読む

トーマス・ペイン著、角田安正訳『コモンセンス』(光文社古典新訳文庫) アメリカの歴史を換えた古典という評価だが、なぜ独立戦争を闘うのかを理論づけた檄文なのである

2025-02-26 | 世界の潮流
「日本の常識は世界の非常識」と“電波怪獣”の渾名があったと竹村健一がよく言っていた。 氏がパーソナリティをつとめたラジオ番組に何回か呼ばれたが、或る時、「日本の認識と世界がまったく違うことを具体的に書いてくれ」と言われ、上梓したのが拙著『逆常識』(太陽企画出版、絶版)だった。 なぜこんなことを書くかと言えば、トーマス・ペインが唱えた「コモンセンス」は米国独立戦争のバイブ . . . 本文を読む

森村進『正義とは何か』(講談社現代新書) 『正義』はこの世には存在しないのか? 正義論は法と結びつけられるが、法そのものが不正であるかも知れない

2025-02-25 | 世界の潮流
正義とは何か?  「ただしい道理、人間行為の正しさ」が正義だと『岩波国語辞典』は言う。 本書のタイトルは大上段に振りかぶった仰々しさがあるけれども、要は「正義」の解釈が古今東西、時代の変遷と歴史その変貌とともに解釈が変貌を遂げてきたことを、欧州の哲学者、就中、十八世紀の思想家を基軸に総合的な比較の中で論じている。 評者(宮崎)はこの本をトランプ政権が進める「コモンセンス革命」を連想させながら . . . 本文を読む

「AIは、地政学的な武器である。新技術が「間違った手に渡れば危険だ」 しかし「正しい手に渡れば自由と繁栄のための素晴らしいツールとなる」(宮崎正弘国際情勢)

2025-02-22 | 世界の潮流
パリで開催された「AIアクション・サミット」でJDヴァンス副大統領が演説している。開発速度、規制緩和、世界的な技術的優位性への挑戦が強調されている。 冒頭でヴァンスは「人工知能 (AI) は理論上の概念でも、未来的概念でもなく、世界の権力構造、経済的優位性、社会変革を形づくる決定的な要因である」と定義し。「米国は安全保障の観点から戦略中軸として AI を採用する」と唱えた。 「もはやAIは、地 . . . 本文を読む