東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

『日本人として知っておきたい世界史の教訓』中西輝政著(育鵬社、発売=扶桑社) アメリカの外交がなぜ中国敵視に急変したのか 過去の世界史のグレートゲームに、その智恵と教訓がある

2018-08-01 | 日本の歴史
「グレートゲーム」の変遷、そのおりおりに起きた情勢の変化による同盟関係の変質を世界史の広い展望のなかに捉え直して、日本が生き残るためになすべきことを考える。世界史に多くの智恵と教訓があると中西教授が力説される。 近代における日本の「同盟」感覚のずれは、いまも根が深いものがある。幕末維新のときの世界史のゲームは列強のアジア侵略という文脈の中で、極東においても、英国とロシアの対決だったのである。英 . . . 本文を読む
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独立の価値を明治に学ぼう(拓殖大学学事顧問 渡辺利夫氏)

2018-05-22 | 日本の歴史
明治維新百五十年を迎えたが、明治維新の意義を否定したり相対化しようとする動きが目に付く。明治維新を古めかしいものと決め付け、明治維新以来の国つくりが結果的に日本を戦争への道に進ませ、最終的に破綻したと主張する新聞もあれば、国会では野党の党首が「明治レジームからの脱却」などという聞いたこともない言葉を使って主張を展開する始末である。こうした思想的混乱は放置しておいてよいものではない。今大事なのは、明 . . . 本文を読む
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明智光秀の「本能寺の変」の真実は何処にあるのか 黒幕説、陰謀説を徹底的に冷徹な論理で論破する打撃力 『陰謀の日本中世史』呉座勇一著(KADOKAWA)

2018-05-18 | 日本の歴史
ベストセラーとなった『応仁の乱』の著者が書き下ろした新作で、従来の歴史家が謎としてきた歴史の深奥部、アカデミズムからこぼれた人々が書く陰謀論など、その俗説を次々と切り捨てる意欲的な作品で、こんどはKADOKAWAが版元である。 六つのテーマに絞り込まれて、「足利尊氏は陰謀家か」「日野富子は悪女か」「関が原は家康の陰謀だった?」など興味の尽きない話題が並ぶ。 本書の圧巻はなんといっても「本能寺の . . . 本文を読む
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明治維新150年「岩倉使節団」を改めて考える 日本よ、新しい自我形成に目覚めよ(拓殖大学学事顧問・前総長 渡辺利夫)

2018-05-15 | 日本の歴史
私どもは自分がどんな顔の人間であるかを知っている。自分を「鏡」という他者に投影して、みずからを確認しているからである。自己が他者をもたず完全に孤立している状態にあっては、自己がどんな存在であるかを確認することはできない。それゆえ「自我形成」もあり得ない。私どもは他者が自分をどう認識し、評価し、対応するのかに応じて、自己を初めて悟り、自我形成をつづける、そういう存在である。 日本は、江戸時代を通じ . . . 本文を読む
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ソフトランディングを目指した福井藩主松平春嶽(維新に翻弄された徳川の殿様たち④ 安藤 優一郎)

2018-03-24 | 日本の歴史
2018年3月23日 政治総裁職に就き、一次は幕政に関与した松平春嶽(写真:アフロ) 福井藩と徳川宗家の微妙な関係 最終回は徳川一門でありながら、高須4兄弟の徳川慶勝とともに明治新政府の一翼を担った福井藩主松平春嶽(慶永)を取り上げる。 文政11年(1828)、春嶽は田安徳川家当主斉匡の子として生まれた。慶勝よりも4才年下にあたる。なお、慶永が実名で春嶽は号だが、一般に知られている春嶽で通す . . . 本文を読む
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戊辰戦争で帰る場所を失った桑名藩主松平定敬(維新に翻弄された徳川の殿様たち③ 安藤 優一郎)

2018-03-22 | 日本の歴史
2018年3月22日 桑名藩主松平定敬 それでも殿様は箱館まで戦い続けた 第3回は桑名藩主松平定敬を取り上げる。定敬は弘化3年(1846)の生まれで、兄の会津藩主松平容保よりも11才年下である。高須4兄弟でいうと、一番下にあたる。 兄弟が藩主を勤めて政治行動を共にしたことで、「会津・桑名」と括られるのが幕末史の定番の記述だが、桑名藩の歴史は会津藩とかなり違う。会津藩は保科正之が入封して幕 . . . 本文を読む
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徳川宗家に殉じた会津藩主松平容保(維新に翻弄された徳川の殿様たち② 安藤 優一郎)

2018-03-22 | 日本の歴史
2018年3月20日 京都守護職を務めたがゆえに幕末・維新の風雲を真正面から浴びた松平容保(近現代PL/アフロ) 子会社の存亡よりも本社の利益を優先 第2回は会津藩主松平容保を取り上げる。容保は天保6年(1835)の生まれで、兄の徳川慶勝よりも11才年下である。高須四兄弟でいうと、3番目にあたる。 会津藩の初代は、3代将軍家光の異母弟で信濃の旧家保科家に養子に入った正之である。23万石の所領 . . . 本文を読む
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御三家筆頭の尾張藩が新政府に寝返った理由(維新に翻弄された徳川の殿様たち① 安藤 優一郎)

2018-03-21 | 日本の歴史
2018年3月19日 高須4兄弟肖像。向かって右から、徳川慶勝・ 徳川(一橋)茂栄・松平容保・松平定敬(複製/原資料行基寺蔵) 海津市歴史民俗資料館提供 明治維新から150年が経つ。NHKの大河ドラマで西郷隆盛が取り上げられるなど、薩摩・長州の側から維新を描く番組・特集が目立つ。しかし、負けた側である徳川方にも歴史がある。 会津の松平容保は最後まで将軍家に尽くした悲劇の宰相として有名。その . . . 本文を読む
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西郷隆盛 幕末維新の立役者は「工作員」だった(倉山満)

2018-01-14 | 日本の歴史
2018.01.14 明治維新150年の節目、平成30年のNHK大河ドラマは「西郷どん」である。主人公、西郷隆盛は木戸孝允、大久保利通とともに維新三傑に挙げられる英雄だが、その波乱な人生から「幕末の功臣にして明治の賊臣」との評価もある。西郷隆盛とはどんな人物だったのか。知られざる実像に迫る。(iRONNA) 私の近著『工作員・西郷隆盛 謀略の幕末維新史』(講談社)のタイトルを見て「清廉潔白で . . . 本文を読む
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『決定版・脱亜論 今こそ明治維新のリアリズムに学べ』渡辺利夫著(育鵬社) 幕末維新から日清日露、日本のダイナミックな歴史を裁断しつつ、自衛力のない日本外交は福沢諭吉の警告を忘れていないかを問う

2018-01-01 | 日本の歴史
一年の計は元旦にあり、まさにそれを考えるにふさわしい書が本書である。題名から判断すると、一見、福沢の警告本『脱亜論』の現代訳と解題の本かと誤解しそうである。 ところが本書はまったく異なっての戦略的思考書であり、福沢諭吉の思想と、その執筆動機となった同時代の国際的状況を、現代日本の立ち位置を対比されながら、渡邊氏は我が国の自立自尊の原則的なありかたを追求している。 同時にこの本は渡邊氏の現代史解 . . . 本文を読む
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占領下の戦い 占領行政は日本の「民主化」か、「無力化」か 「日本がふたたび連合国の脅威にならないよう」

2017-12-24 | 日本の歴史
国際派日本人養成講座より転載 ■1.「日本がふたたび連合国の脅威にならないよう」 大東亜戦争という未曾有の大戦争は終わりを告げ、わが国は歴史上、初めて外国軍による占領下におかれた。これに関する東京書籍(東書)版の記述は、次のような淡々としたものである。 GHQ(JOG注: 連合国軍最高司令官総司令部)の占領政策の基本方針は,日本が再び連合国の脅威にならないよう,徹底的に非軍事化することでした . . . 本文を読む
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日本人なら当然知っておくべき『日本人が知ってはならない歴史』若狭和朋著(シリーズ全3冊)

2017-12-17 | 日本の歴史
歴史認識が劇的に変化したのは若狭氏の『日本人が知ってはならない歴史』(シリーズ全3冊)を読んでからでした。今日では様々な方が日本は自衛のための戦争をしたと、当たり前のことのように執筆されていますが、その先駆的内容であったのがこの著書でした。 ***************************************************************************** . . . 本文を読む
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「日米対立の道」 東京書籍版は、日本だけが悪役で、アメリカも他の国も登場しない一人舞台史観

2017-10-24 | 日本の歴史
国際派日本人養成講座より転載 ■1.「石油やゴムなどの資源を獲得しようとした」 日中戦争から抜け出せないまま、日米関係は悪化していく。東京書籍(東書)版は、「日本の南進」の項で、次のように描く。 イギリスやフランスなどがドイツとの戦争で劣勢におちいると、日中戦争が長期化した日本は,近衛内閣の下,これらの国々の植民地がある東南アジアに武力による南進を始めました。援蒋ルートを断ち切るとともに,石 . . . 本文を読む
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「日中戦争に引きずり込まれた日本」 日本はどのように、日中戦争に引きずりこまれていったのか?

2017-10-22 | 日本の歴史
国際派日本人養成講座より転載 ■1.スターリンの天才 東京書籍(東書)版は「日中戦争の開始と長期化」の項の冒頭で、次のように書く。 満州を支配下に置いた日本は さらに中国北部に侵入しました。中国では,国民政府(国民党)と共産党との内戦が行われていましたが,抗日運動が盛り上がる中,毛沢東が率いる共産党は,蒋介石を指導者とする国民党に協力を呼びかけ,1936(昭和11)年に内戦を停止しました。 . . . 本文を読む
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大東亜戦争は昭和20年8月15日に終わらなかった(加瀬英明コラム)

2017-10-03 | 日本の歴史
今年の8月17日は晴れたので、主催者の1人としてほっとした。私たちは午後2時前に、市ヶ谷台にひろがる防衛省の構内の一画に建立された、スディルマン将軍の像の前に集合した。 インドネシアのアリフィン・タスリフ駐日大使一行も、到着された。この日は、インドネシア共和国の独立を記念する72周年のよき日だった。定刻に、インドネシア独立戦争の英雄であるスディルマン将軍の銅像への第2回目の献花式が始まった。 . . . 本文を読む
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