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東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

歴史教科書は書き換えが必要。日本人の起源は謎のままだ。 42300年前の石器、16500年前の土器、13000年前の縄文土偶(宮崎正弘国際情勢)

2025-09-02 | 日本の歴史
日本人の起源は謎のままである。縄文時代以前となると石器時代、その前が旧石器時代。42300年前の石器が広島県廿日市市の冠遺跡から出土した。文科省は、日本文明がはじまるのは37500年前としているが、すでにこの説は成り立たなくなった。 問題は縄文人の祖先がいつ頃、どのルートからこの列島に流れ込んだか。 往時は、樺太と北海道は陸続き、青函海峡も浅瀬だったので小舟で往来ができた。四国九州も陸続きで海 . . . 本文を読む

川戸貴文『商人の戦国時代』(ちくま新書) 戦国時代の金貸しは年利48%の暴利を貪った 信長の楽市楽座は自由貿易を謳った交易都市ではなかった

2025-08-11 | 日本の歴史
日本の商人発祥の地は近江から尾張と教科書的には教わる。実際に金沢は前田利家が治めたが、商業地は尾張町、市場は近江町市場として観光客でも賑わう。 信長が楽市楽座を奨励したので、商業の先駆者と言われるが、これは真実ではない。どの商業地も、要衝の道筋にも縄張りがあった。陸送、水運は地域ごとに縄張りをおさえた集団があった。ギルトが形成されていて余所者を排除した。 これ、当時の常識である。独禁法があって . . . 本文を読む

河内将芳『図説 豊臣秀長(秀吉政権を支えた天下の柱石』(戒光祥出版) 秀吉、秀長兄弟の実像にせまる歴史家の冷静な眼力

2025-07-13 | 日本の歴史
来年の大河ドラマは豊臣兄弟、本書はその先駆的な書籍ではあるが、拙速ではなく、さすがに専門家が要点をまとめた、おそらく秀吉・秀長兄弟本の白眉である。 そもそも秀吉の実弟小一郎こと豊臣秀長は、いったい何をした人物なのか、いかなる役割を秀吉政権で担ったのか、文献がすくなくて謎の部分が多い。 本書はふんだんに図説が加わっていて全体的な理解が早くなる。それより貴重な写真や、これまでに評者(宮崎)も見たこ . . . 本文を読む

杉原千畝はソ連スパイだったのか

2025-06-21 | 日本の歴史
杉原千畝は聖人のように讃えられているが、ソ連崩壊後内外からいろいろな意見が出ている。彼のソ連スパイ説は現代イスラエルの研究者の意見である。 ただイスラエルはソ連の杉原宣伝が世界中に広まっているので、適当に対応しているようである。傍証として、彼が戦後モスクワで貿易商社の所長として長期間KGBに保護されて暮らした事実がある。 一、生立ちと生涯 杉原は岐阜県の生まれで、その後外務省のロシア語通訳学 . . . 本文を読む

「古代DNA 日本人のきた道」(上野の国立科学博物館。令和七年六月十五日まで)を見学 アイヌが先住民族だとする主張は嘘だ

2025-06-12 | 日本の歴史
これは放送百年を記念してNHKが、主なプロデュースです。そのチームにアイヌ贔屓の左翼が混入していたか、あるいはブレーンをアイヌ=縄文説の人だけを用いたか、でしょう。 同展は午前九時の開館前から三百人ほどが列をつくっており、入場を時間差で管理していました。多くの日本人が、「日本人のルーツ」にこれほど関心が高いことがわかります(入場が2100円ですから封切り映画より高い)。 展示では「最初の日本人 . . . 本文を読む

島田裕巳『GHQは日本の宗教をどう変えたのか 神道指令について』(育鵬社) アメリカは日本の神道をまったく理解していなかった キリスト教は笛吹けど踊らず、宣教師の大量派遣は無駄だった

2025-05-27 | 日本の歴史
なるほど宗教の比較解説において著者は宗教学者である。ところが歴史の本質を理解しているとは言いがたい意味で、氏は歴史家ではない。国家観が希薄であり、「太平洋戦争」なるタームを平気で用いたりするあたりは戦後のありきたりの左派とかわらない。 ともかく神道指令である。 GHQは国家神道と神社神道を区別できなかった。国家神道は明治政府がナショナリズムを鼓吹するために神社をランク付けし、一部を国家護持とし . . . 本文を読む

宇山卓栄・解説『歴史 皇国篇』(ハート出版) 昭和二十年に使用する筈だった「まぼろしの歴史教科書」に何がかかれていたか なぜこの歴史教科書が、爾後80年も封印されてきたのか?

2025-05-03 | 日本の歴史
封印されていた幻の教科書が80年ぶりに復刻された。 先人達の歴史をみる叡智が、行間に埋め込まれている。基調は皇国史観と言いながら、かなりの程度に科学的で客観的である。なによりも地下水流に流れる音色は愛国の精神、まずは伊弉諾、伊弉冉の国造りから瓊瓊杵尊が三種の神器をかかえての天孫降臨が語られるのだが、わずか2ページに収まり、スサノオの出番は六行しかない。 それも以下の如し。 「(天照)大神は御 . . . 本文を読む

長浜浩明『科学で読み解く日本神話と古事記』(展転社) 生半可な知識で情報操作を展開し「保守」を自称する妖しい論客たち 建築工学のアングルから古代の謎に科学的手法で挑戦すると

2025-02-12 | 日本の歴史
著者は一級建築士である。それゆえに長浜氏の神話解釈はユニークな視点、つまり建築工学のアングルから古代の謎に科学的手法で挑戦している。過去の長浜氏の著作を評者(宮崎)も殆ど読んでいる。神武天皇の即位が紀元前60年頃と推定されるのは、いかにも氏独特である。 長浜氏とは「路の会」の勉強会で一度しかお目にかかったことはないが、その時、長浜氏は、神武東征でナガスネヒコと闘うに際して神武軍団が大阪湾(当時の . . . 本文を読む

宮崎正弘著『古代史最大の謎 応神天皇と継体天皇』(育鵬社) だれも書かなかった古代史の空白を現地調査を繰り返して謎が解けた 応神も継体も日本海の王権「古志」と密接に関わっていた歴史的事実

2024-12-13 | 日本の歴史
評 植田剛彦(評論家) たしかに保守派のアキレス腱は古代史、とくに『空白の四世紀~六世紀』とされるのも、古事記、日本書紀以外、文献がないからだ。またこの年代に関しては研究書もすくないからどうしても日本書紀の記述に準拠しがちだった。 しかし近年の考古学の発展が、がらりと変えた。 三内丸山遺跡も真脇遺跡も、ここ半世紀ほどの発見であり、古墳もいくつかで発掘調査が進展し、副葬品などから、古代のありよ . . . 本文を読む

『古代史最大の謎 応神天皇と継体天皇』(育鵬社。1870円)

2024-12-07 | 日本の歴史
https://www.amazon.co.jp/dp/4594099181 ★保守論客のアキレス腱は空白の古代史! ★騎馬民族説とか新王朝交替説など、戦後の古代史解釈は左翼の「歴史学者」が出鱈目な史観を鼓吹してきた。GHQ統制下、保守の歴史家は沈黙を余儀なくされた! ★これまでの古代史論争に新風を吹き込む衝撃波!●「空白の四世紀」の実像が判明しつつある! 謎解きは住吉大社の神功皇后別宮から始ま . . . 本文を読む