(評 浅野正美)本書には著者がこれまでに触れ合った人々から、36名の人物が選ばれ、生前の交友の思い出とともに、それぞれの人生観が綴られている。
宮崎氏は何よりも故人の慰霊を大切にする人。そして墓参りを終えれば、同行の仲間と一緒に近所の居酒屋に繰り出しての酒盛りとなるまでがセット。
故人を偲ぶとは、亡くなった人と縁のあった人びとが集まる機会となる。そこでは当然思い出話に花が咲き、命は散ってもそれ . . . 本文を読む
あたりまえを、あたりまえに。性別は男女のみ!脱炭素は絵空事!国連は信用ゼロ!偽装難民は難題!ポリコレ、LGBT強制、不法移民、SDGsー“非常識”の押し付けに一石を投じる!トランプによる「コモンセンス革命」で世界が正常に戻る平等のはき違えによって逆差別が蔓延る結果となったのがアメリカ。日本はその後を追いをしている。悪例を追いかけてどうするというのだ?男は男らしく、女は女らし . . . 本文を読む
おなじみ超辛口コラム・シリーズは本書でじつに第十八弾になる。脅威の記録だろう。
辛辣な朝日新聞批判は定番とは言え、毎回「あ、そういうことか」と満腔の賛意をもって納得できる論理展開である。
きっと朝日新聞の役員も本多勝一や船橋洋一も読んでいるのではないか。朝日の社是は安倍晋三を引きずり降ろすことにあって、暗殺に一片の同情も示さず、死者を貶めて、川柳を「投稿」(社員の創作らしい)し、いちども安倍政 . . . 本文を読む
目を蔽いたくなる衝撃、あのボーイングが凋落の途にある。長期ストライキは解決の目途がなく、生産は止まっている。
一方でエアバスは世界の航空会社が好んで選択し受注残が相当数、また中国の国産機が国際規格不合格なのに中国国内線に投入し、これもボーイングにとって脅威たりうる。
ボーイングの企業城下町シアトルに住むジャーナリストのロビソンが、渾身を振り絞って巨体ボーイングの経営の裏側に潜んだリアルに挑んだ . . . 本文を読む
三年ほどツンドク状態だった。『新潮45』に連載されていたので、何本か読んではいたが、半分以上が書き下ろし、合計1500枚という浩瀚本となったため、一日2時間を充てるとしても読了に十日は必要と踏んだ。締め切りと雑用に追われて、その時間がなかった。
そのうえ、評者のまわりときたら全員鬼籍に入られたが林房雄、福田恆存、村松剛、藤島泰輔、西部邁、西尾幹二の各氏らは江藤淳を評価していなかった。
理由はそ . . . 本文を読む
その昔、邱永漢氏の豪邸に夕食に招かれたことがある。専門のコックがいて、つぎつぎと本場の中華料理の味に舌鼓を打った。邱さん、知る人ぞ知る『食は広州にあり』(中公文庫)の著者にして芥川賞作家でもあるが、誰もが知っている横顔は「金儲けの神様」。
ところが邱永漢さんは台湾独立運動の魁で蒋介石に睨まれ、香港でしばし暮らし、日本に亡命した人である。
その頃、評者(宮崎)が台湾、香港へ行くと、知人友人知己、 . . . 本文を読む
(AI戦争と霊力──AIが人間の智恵を超える?)
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●AI(人工知能)が人智を越える可能性は薄い
●知識は教えられる。智恵は教えられない
●フェイクと詐欺が世界を蔽う
●シンギュラリティは2045年ではなく2025年、目の前に来た!!
●しかし、AIが人間の阿頼耶識を超えることはあり得ないのではないか
●最大の懸念はAI搭載の軍事ロ . . . 本文を読む
●AI(人工知能)が人智を越える可能性は薄い ●知識は教えられる。智恵は教えられない ●フェイクと詐欺が世界を蔽う ●シンギュラリティは2045年ではなく2025年、目の前に来た! ●しかし、AIが人間の阿頼耶識を超えることはあり得ないのではないか ●最大の懸念はAI搭載の軍事ロボットだ ●ガラパゴスとイースター島へ行ってAI文明の行く末を考えてみた
(アマゾンで予約 . . . 本文を読む
なぜ巷では「愛子天皇」が待望されているのか 歴史と伝統を知らない「大衆の反逆」(オルテガ)?
あるいは国家破壊を狙うグローバリストらの策謀なのか?
4月24日発売決定! 宮崎正弘『二度天皇になった女性 ─孝謙・称徳女帝の光と影』(ワック) https://www.amazon.co.jp/dp/4898318983/
●予約受付を開始しました!
女帝には女性天皇と女系天皇の区別がある . . . 本文を読む
人間は神の智恵にたどり着いていない。
AI(人工頭脳)がAC(人工意識)となっても人間の英知である阿頼耶識にたどりつくことはない。
優秀な人間であっても神の智恵に優ることはない。
だから科学は一歩一歩前進するしかない。「神の教え」と宣教師や教会の解釈を信じ込まされて強迫観念に取り憑かれていた時代、地球の果てで海は落下していると考えられていたから遠洋航海はなかった。
ダーウィンが人間は猿から . . . 本文を読む
ロングセラーを続ける本書、新装版がワック文庫からでた。
初版は半世紀前、1974年に中央公論社の中公新書として世に出た。2002年に祥伝社が新版として、09年に祥伝社新書となった。この間に渡部昇一著作集にも収録されていた。すでに評者(宮崎)は初版で読んではいるもののドイツ史に詳しくないと、分からない箇所も多い。
しかし渡部氏が力点を置いたのはむしろ歴史ではなく、組織論だった。
ドイツ参謀本部 . . . 本文を読む
歴代皇帝たちの治乱興亡を波瀾万丈に語り尽くした、エキサイティングな通史。宮脇さんの独壇場。解説は福島香織さんが担当して全体を盛り上げる。本書は「学術と愛の化学反応」だと福島さんがいう。
本書はテレビ番組の連続講座を文字起こしして、加筆したものだが、写真のほかに図解的な地図がふんだんに使われていて、面白さが加速されている。
そもそも『洛陽の紙価を高める』という言葉の意味はなにか、なぜ洛陽盆地に黄 . . . 本文を読む
定価1650円(256頁)
★現在アマゾンベストセラー第二位!(内容)●ステルス・ドラゴンの正体 習近平、世界制覇の野望 ──このままでは 認知戦(見えない戦争)で台湾は戦わずして負ける! ──彼ら(中国共産党)は見えずに侵略してくる! まさにステルス●ウクライナより台湾がヤバい! ・中学校にまで入り込む中国人スパイ!?・北朝鮮のハッカー部隊を誰が操っているのか・ウクライナ戦争の間隙を突く、中国 . . . 本文を読む
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本書は22の新聞を三年かけて読み、それを翻訳し基礎データとし、これを元に次は関連資料の読み込みに数年を費やすという、じつにじつに根気を要した努力の結晶、たいへんな労作である。
資料媒体の新聞は1945年8月15日から1950年6月25日まで韓国で発行されたものが中心。すなわち大東亜戦争終戦の日から朝鮮戦争勃発の日までで、記事だけではなく広告にも目を通した。
状況は刻一刻と変化するが、新聞は日本 . . . 本文を読む