狙撃未遂事件がまた起きた。しかし今回の犯人は、いかにも暗殺をやるように目立った行動を示し、SSが発砲するとすぐに逃げた。かなり舞台装置が演出されている。暗殺するジェスチャーを示し、トランプ圧勝ムートに水をさしたかったのだろう。9月15日にマイアミのトランプ所有のゴルフ場でおきた暗殺未遂事件は謎だらけである。
最大の謎は犯人のライアン・ラウスが、12時間も前にゴルフ場付近に現れていることだ。トラン . . . 本文を読む
2024年9月2日、ロシアのプーチン大統領は特別機でモンゴルのチンギスハーン国際空港に降り立った。
首脳会談とハルハ河戦争85周年記念式典に列席のためである。ハルハ河戦争とは日本でいうところのノモンハン事件。歴史書は日本が負けたと書いているが、ソ連崩壊後にでてきた機密文書により、日露の犠牲はソ連側の方も甚大で、引き分けだったことが判明している。
それはともあれ、国際メディアが騒いだのはプーチン . . . 本文を読む
ポロシェンコ元ウクライナ大統領といえば、「チョコレート王」として知られた実業家。前回の選挙でも本命と言われたが、ぬっと出てきた喜劇俳優が当選した。それがゼレンスキー元大統領である。 ポロシェンコは450議席の国会で少数野党(27議席)を率いる。政党名は「欧州連帯(ES)」という。
ひさしぶりにポロシェンコの名前がニュースにでた。 8月30日、ポロシェンコは「欧州連帯」の代表団を率いてポクロフスク . . . 本文を読む
2024年8月6日早朝、ロシア領内にウクライナが侵攻した。このウクライナ軍の奇襲攻撃は二次世界大戦以来初の外国軍のロシア侵入だった。クルスク地区18万住民のうち、13万3000人が避難した。
厳密に言えば「地域紛争・限定戦争」の範囲から正式な「戦争」の段階に歩を進めたことになり、プーチンのいう「特別軍事作戦」の範疇を超えた。欧米もゼレンスキーの暴走を非難せずに、沈黙し続ける。
プーチンの沈黙は . . . 本文を読む
ロシアのウクライナ侵攻から二年半。これまでに和平の仲介を演じようと、マクロン、エルドアン、オルバン、習近平が動いた。いずれもゼレンスキーを説得できず、とくにオルバン(ハンガリー首相)の活躍はめざましかったが、ロシアとウクライナは話し合いを始めようともしなかった。モディが加わり「五人衆」となった。
インドはロシアとの関係が強く、これまでもロシアからの武器体系に防衛を依存してきた。この点でウクライナ . . . 本文を読む
ウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領は、任期が切れたのに依然としてキエフの大統領府に居座っている。
かれの任期は2024年5月19日までだった。ロシアの侵攻直後から、ウクライナは戒厳令下にあり、23年秋に予定されていた国会議員選挙も行われていない。戦時下では選挙は出来ないし、国民も混乱を望んでいないという合理的な口実がある。
欧米のウクライナ支援は大きく後退した。戦争を継続しロシアをや . . . 本文を読む
ウクライナ側の『だましと賭け』だったと、ようやく8月14日のニューヨークタイムズの報道です。
この戦争は可笑しなことばかりです。ドイツへのパイプライン『ノルドストリーム』の破壊工作は、おそらくCIAでしょうが、ドイツは米国を非難しない。ウクライナの兵役適齢者が24万人もドイツにいるのに、何もしない。いやそればかりか、毎月600ドル強の「お手当」を支払っている。
ウクライナ国内でゼレンスキーの人 . . . 本文を読む
ウクライナ国立銀行(NBU)は2024年と2025年の人口流出予測を発表し、およそ70万人が新たに国外へ脱出するだとうとした。
同国立銀行は、2024年末までに約40万人のウクライナ人が国外に移住すると予測し、4月時点で予測した20万人を大幅に修正した。2025年にはさらに約30万人の流出が見込まれる。
予測期間中に安全保障上のリスクが沈静化し、経済状況が正常化すると、ウクライナへの移民の純帰 . . . 本文を読む
7月下旬のハリコフ。ロシアのミサイルによって外国人の特訓要員が50名死亡したとの未確認情報がある。1月にもハリコフの特訓所が攻撃され、外国人インストラクターが死亡した。多くがフランス人女性兵士だという(真偽のほどは不明)。
ロシアの媒体が報じているがフランスのメディアは五輪報道に熱中している。
共にプロパガンダの色彩が濃いので、たとえば上記報道だとフランス当局の発表をまつしかないだろう。マクロ . . . 本文を読む
2024年7月5日、クレムリンでプーチン大統領とハンガリーのオルバン首相が会談した。「ハンガリーのトランプ」と言われるオルバンは現在EUの輪番議長であり、モスクワへは電撃訪問だった。
プーチン大統領は「キエフがドンバスと他の2つの旧地域から軍を撤退させ、中立の立場を約束すれば、ロシアは直ちにウクライナとの和平交渉を開始する用意がある」と提案してきたが、ゼレンスキーはプーチン提案を即座に却下した。 . . . 本文を読む
因みにウクライナ大本営発表の戦果は、『ロシア軍の死者=548580人。破壊した戦車=8142両。砲=14831門。装甲車=15611両。航空機=360機、撃墜したヘリコプター=32機。破損、沈没させた船舶=28隻』(『キエフポスト』、2024年7月5日)
『キエフポスト』はウクライナの有力な英字新聞で、ゼレンスキー政権には距離を置いているメディアである。
他方、ロシアには反プーチン、比較的リベ . . . 本文を読む
北朝鮮訪問からベトナムへ向かったロシアのプーチン大統領は、ハノイで記者会見に臨んだ。
「ウクライナは事態が悪化している。西側メディアがゼレンスキー大統領に反発している。ウクライナの指導者は不人気な意思決定により、まもなく交代するだろう。ワシントンはゼレンスキーをスケープゴートにするつもりだ」と示唆した。
「西側諸国は、まだ後任を望んでいない。誰の目にも明らかだと思うが、(欧米は)徴兵年齢の引き . . . 本文を読む
スイスで開催されたゼレンスキー主導の「ウクライナ平和会議」は無残な失敗に終わった。
バイデンが欠席し、代理のカマラ・ハリス副大統領もそそくさと帰国し、ドイツのショルツ首相も予定を早めて帰国した。不協和音が鳴り響いた。
そのうえ「次のウクライナ平和会議は西側諸国では開催されない」と、スイス大使ガブリエル・ルッヒンガーが述べた。
それもこれもロシアを招かず、中国は早々と欠席を表明したため、最初か . . . 本文を読む
2024年6月5日、プーチン大統領はサンクトペテルブルクで開催中の「国際経済会議」にあわせて、日本や欧米、中国などの通信社代表と会見した。
プーチン大統領は、日本との間で中断されている北方領土問題を含む平和条約交渉について「現在、平和条約に関する日本との対話を継続するための条件が整っていない。われわれは再開を拒否しないが、必要な条件が整えばの話だ」と述べた。
「日本の立ち位置は平和条約に関する . . . 本文を読む