松江のお茶・製造直売『錦峰園製茶場』 野津家のブログ

松江のお茶&お米農家。

20代で農業を継ぎ、
3人の子供を育てながら
両親と共に農業に励んでいます。

いい言葉 「歳月如流水」

2012年01月16日 20時31分17秒 | Weblog

父 綴ります。

今日の山陰中央新報の、26面に、「新 日本の幸福   遺児たち」の記事。

すでに、10日ほどに亘って連載されているコーナーですが。

 

今日は、去年の「3・11 東北大震災」で、39才の母と13才の妹を失った

宮城県名取市に住んでいた、15才の浜田くんの取材記事でした。

 

現在は、岩手県園野市のおばあちゃん家に住んで、高校に通い、

書道部に入って、放課後の部活で新しい友達としゃべりながら、筆を握って、、、。

去年の10月の学園祭では、発表展示コーナーに選んで書いたのは、

    ”歳月 如 流水”

浜田君曰く、「かっこよかったから、なんとなく」 だそうな。

 

名取市の住んでいたアパートでは、3人で一部屋に寝ていたとか。

働きながら自分と妹を育ててくれていた母が、時折 『頭が痛い』 と言って、

疲れて見えた時に、食器洗いや風呂掃除を引き受けてやったりしたけど、

「もっと手伝ってあげればよかったのに」と話す彼。

 

年が近かった妹とは、ケンカもよくしたけど、一人で携帯ゲームをしたり、

テレビを見て笑ったりするとき、

「妹は、もう何もできないんだ・・・。」と思うと申し訳ない気持ちになるんだとか。

 

自分だけ生き残った意味は、まだ分からないけど、

「せっかく生き残ったんだから、精一杯生きなきゃいけないのかな・・・。」

そんなことを考えたりする彼。

高校で 「3年間皆勤賞」 の表彰状を受けたという彼の母 直美さん。

「俺も 狙ってます!」と話す彼。

  (私の次女も、そういえば地元の農業高校に片道10㌔を自転車通学。

   冬は二駅を電車通学して、皆勤賞状を貰いました。・・・今も茶の間の

   長押の上に飾っています。・・・) 

 

これからの長い人生設計を、思い描きながら歩みをしていく浜田君。

60歳からのやるべき目標を思い、戸惑いつつも押されるような日々の私。

 

 ”歳月 如 流水 ”

グッ!と心に沁みました。 (´ε`;)ウーン…。

 

 


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