父 綴ります。
今日の山陰中央新報の、26面に、「新 日本の幸福 遺児たち」の記事。
すでに、10日ほどに亘って連載されているコーナーですが。
今日は、去年の「3・11 東北大震災」で、39才の母と13才の妹を失った
宮城県名取市に住んでいた、15才の浜田くんの取材記事でした。
現在は、岩手県園野市のおばあちゃん家に住んで、高校に通い、
書道部に入って、放課後の部活で新しい友達としゃべりながら、筆を握って、、、。
去年の10月の学園祭では、発表展示コーナーに選んで書いたのは、
”歳月 如 流水”
浜田君曰く、「かっこよかったから、なんとなく」 だそうな。
名取市の住んでいたアパートでは、3人で一部屋に寝ていたとか。
働きながら自分と妹を育ててくれていた母が、時折 『頭が痛い』 と言って、
疲れて見えた時に、食器洗いや風呂掃除を引き受けてやったりしたけど、
「もっと手伝ってあげればよかったのに」と話す彼。
年が近かった妹とは、ケンカもよくしたけど、一人で携帯ゲームをしたり、
テレビを見て笑ったりするとき、
「妹は、もう何もできないんだ・・・。」と思うと申し訳ない気持ちになるんだとか。
自分だけ生き残った意味は、まだ分からないけど、
「せっかく生き残ったんだから、精一杯生きなきゃいけないのかな・・・。」
そんなことを考えたりする彼。
高校で 「3年間皆勤賞」 の表彰状を受けたという彼の母 直美さん。
「俺も 狙ってます!」と話す彼。
(私の次女も、そういえば地元の農業高校に片道10㌔を自転車通学。
冬は二駅を電車通学して、皆勤賞状を貰いました。・・・今も茶の間の
長押の上に飾っています。・・・)
これからの長い人生設計を、思い描きながら歩みをしていく浜田君。
60歳からのやるべき目標を思い、戸惑いつつも押されるような日々の私。
”歳月 如 流水 ”
グッ!と心に沁みました。 (´ε`;)ウーン…。
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