父 綴ります。
忙しいのに突然の「えんべ客」。(出雲弁です。標準語では突然に来た迷惑な客っていう意味です。)の私。
でも、平野さんは、気持ち良く受け入れてくれて、「仲谷先輩」と一緒に、奥さんの淹れてくれたお茶を戴きながら、、。
色んな話で盛り上がった、有意義な時間を過ごさせてもらうことが出来ました。
〇息子さんが、東京の青山で「平野園直売店」を経営始めて、年に40日も車で4時間掛けて行き来してること。
〇息子さんの嫁さんが、「平野園」のお茶の販売に積極的で、茶袋や「平野園だより」の作成を一手にやってるって。
(お嫁さんは、家の敷地の建物を改築して「お茶喫茶」をやりたいぃって意欲もあるみたいです)
〇平野さんは、周りの茶農家が冬場は他に稼ぎを求めて仕事をするみたいだけど、頑なに「お茶」「お茶畑」の信念の人。
(12年前にも、”奥さんのみどりさん””の口から聞いた覚えが、、。)
〇なので、周りの人が『100㎥もの”もみ殻”に”牛糞”を混ぜて、面倒極まりない事をなんでやってんの』って言われても・・。
(奥さんの”みどりさん”曰く、結婚したばかりの頃は、’箕’で茶の畝間に振って入れてたんですよ。
でも今では、バックホーで混ぜて熟成しさせて、乗用堆肥散布機で振れるようになったので、大助かりです。)
〇今現在は、ペットボトル飲料が’茶消費量’の半分以上を占めるようになってますが、すぐに60~70%位には。
テーバックのお茶の占める割合も上がるでしょうし。
(私も同感ですし、消費者の旨好をしっかり考えた商品を作っていかなくっちゃ生き残れないって思ってます)
〇栽培管理も大事なことですが、’お茶の品種特性’を考えることも、、。
(私も、近年の天候異変による「遅霜害」や「お茶の水色や香り」「収量や病虫害への対応性」に合った品種を模索してます)
〇お茶に拘わってる衆は皆んなが、これからどうしたらいいのかって悩みながら模索していますよ。
(確かに先行きが霧中の中で、やれ「お茶カフェ」だの、「お茶スイーツ」だの、「海外への輸出」だの、、、)
限られた時間の中で、一杯いっぱい話を聞くことができました。
お土産に、息子さんがトラックで大量に仕入れた”サツマイモ”を、年末からずーっと「蒸して」「カットして」「天日干し」加工した
遠州名物の「干し芋」をいただきました。
(奥さんの「みどりさん」の手間の結晶です。私の祖母が60年前に食べさせてくれててた、昔懐かしい素朴な味がしました。)