監督 アトム・エゴヤン
出演 クリストファー・プラマー
前から見たかった作品
認知症で年老いたユダヤ人の男がかつてアウシュビッツで家族を殺したナチスの指揮官に復讐する為に施設を抜け出し4人居る容疑者を探す旅にでる復讐のロードムービー
主人公が認知症で復讐する事さえも忘れがちで、その為に上着にマーチンランドー演じる協力者が書いた手紙を持っていてその手紙に従い復讐する相手を探していく
認知症で言うのがこの作品のミソ!
その主人公演じるクリストファー・プラマーのしんどうそうな姿がリアリティがあり、認知症により時折亡くなった妻を探したりする姿が痛々しい
まさに名演です!
私はだんだんと主人公が何者か想像付いてしまったが、クリストファー・プラマーの悲壮感漂うしんどそうな芝居はこの映画を印象深いものにしています
予想されたオチでしたが、良く考えればその向こうに見える陰湿さが人間の怨みの奥深さを感じさせる作品
★★★ 2016.11.17(木) TOHOシネマズなんば 別館 スクリーン11 9:45 C-18
最近は老人が事故起こしたり高速を逆走したり元気なので(汗)、映画的に面白い題材になっていますね。
たしかに最近の高齢者の事故を思うとこの作品は見方がまた面白いものになりますね
しかしアメリカ版「ゆきゆきて神軍」のような作品でしたが、それにしても老人が多数でる映画でした