デビット・クローネンバーグ監督作品で商業的にも成功した作品であり、80年代のホラー映画の傑作でもあります
「蝿男の恐怖」のリメイク作品ですが、そこにクローネンバーグ監督のテーマである科学の進歩による人間性の損失と肉体の変容を融合させたクローネンバーグ印全開の作品になってます
そしてこの映画は愛をテーマにも入ってるのがクローネンバーグ監督にしては異色なところ
不自然な剛毛が生え、爪が取れて歯がぬけてと少しづつ身体が崩れていき、モンスターへと変貌していく恋人を愛し続けるヒロインの姿は切ないラストへと繋がっていく
とは言ってもこの映画の見所はクローネンバーグ監督の内臓感覚と呼ばれるグログロな描写
特に顔が裂けハエ人間と変貌するブランドルのエグさはこの映画の最大のハイライトなのです
切なく泣けるグロい映画
やはりいつ見ても感動してしまうのです
関西のパーソナリティの浜村淳が自身のラジオ番組の映画コーナーではグロいスプラッター映画は取り扱わないんだが、この作品は取り上げた事でもグロいだけのホラーではない事が見てとれますな
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