MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.063 「パッション」(2013年 101分 ビスタ)

2013-10-11 22:10:57 | 2013年劇場鑑賞
監督 ブライアン・デ・パルマ
出演 レイチェル・マクアダムス
   ノオミ・ラパス
   カロリーネ・ヘルフルト


久しぶりのブライアン・デ・パルマ 監督作品が公開されました
しかもお得意のサスペンスという事で期待します
でもこの作品はフランス映画のリメイクなんですね
鑑賞前にツタヤでレンタルでこのオリジナルを借りてきて見比べです
でもリメイク作品とはブライアン・デ・パルマ 監督にしては珍しいですね

(あらすじ)

自らの地位を広告会社の重役まで押し上げた、野心的な女性クリスティーン(レイチェル・マクアダムス)。
アシスタントのイザベル(ノオミ・ラパス)は、そんなクリスティーンを羨望(せんぼう)のまなざしで見つめていた。
しかし、狡猾(こうかつ)なクリスティーンにアイデアを横取りされ、恋人にも裏切られてしまったイザベルは、クリスティーンへの殺意を抱くようになり……



ほぼオリジナルと同じ展開なんだけど、部分的にデ・パルマスタイルをを投入して結果デ・パルマ映画に仕立て上げた感じです
お馴染みの長回しや分割画面はいかにもって感じが出てくるんだけど、でもそれらしい描写が無いとデ・パルマ監督らしくなく不満が出てしまうんですよね
オリジナルでは男性だった役所が今回は女性に変更されてる事により、オリジナル以上にミステリスかつエロティックサスペンスの色合いが強くなってます

女たちの出世欲と愛欲が絡み合う女たちの恐ろしいドラマの前には、チョイ悪男なんてもう脇役の脇役もいいところ!
変に性欲と金に執着する男なんて情けなく見えてくる怖い女たちの物語!
執拗なパワハラでやられたらやり返す”倍返し”で上司に復讐の牙をむくイザベルの怖いこと!
その彼女に背後で何かと入れ知恵していく赤毛女の目的・・・もう怖いのなんの



詳しくは書けないけどオリジナルと比べると中盤から悪夢などを生かしたトリッキーな描写や作者ならではの新設定等、リメイク作品でありながら強引にデ・パルマ映画んしてしまうのはさすがです
でも傑作か?と言われるといつものデ・パルマ映画であり、それ以上でもない・・・って感じです



★★★ 2013.10.10(木) TOHOシネマズなんば 別館シアター12 18:00 I-14

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