MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.018 「ナイト・オブ・ザ・スカイ」 (2005年 仏 100分 シネスコ)

2006-02-25 01:36:40 | 2006年劇場鑑賞
監督 ジェラ-ル・ピレス
出演 ブノワ・マジメル
    クロヴィス・コルニアック
    アリス・タグリオーニ



「TAXi」のジェラール・ピレス監督が撮ったフランス版トップガンと言った感じの作品でフランス空軍が全面協力したそうで、こう言う作品にはリアリティを出す意味でもやはり軍関係の協力が不可欠ですね。
そしてこの作品はあまりCGに頼らずリアルな空中シーンを撮るために特殊カメラを使いリアルな実機による迫力ある映像が見所ですね。
たしかに昨今のCG技術の向上により[驚異の未体験映像]がスクリーンで見れるようになったのはいいけど、逆にあまりにも現実と掛け離れすぎて不自然に感じたりまるで漫画の世界見たいになってるのはいかがなものか?と思っておりました。
昨年公開されたアメリカ映画「ステルス」なんか特にそう思いましたね。
ステルスの内部にまでカメラが入り内部のメカニズムまで見せてくれるのはいいけど、やはりそこまで行くと逆にリアリティが感じられなくなりますね。

でもこの映画はそんな余計な描写もなくミラージュ2000の実機による生のドックファイトがリアルな迫力を出し、実機ならではの質感や動きはCGではとうてい適わない迫力がありました。
パリ市街の上空のシーンも本当に飛ばして撮影してるてのも凄いね~
実際役者もコックピットに入って撮影してるそうだが、ハリウッドへの対抗意識?かして結構リアリティにこだわった作品ですね。

でもストーリーがいけません・・・こういう手合いの作品はハリウッドの得意とする所ですが、イマイチ話に乗って行けませんでした。
せっかく映像は迫力あるんですが、クライマックスなんて「あれ、もう終わり?」て感じで呆気ないこと・・・
中東でテロリストと派手にやり合い、その時元カノである女性パイロットがテロリストに拉致されてしまって・・・「えらいこっちゃがな!」と思ってたら次のカットで主人公らが制服に身を包み国内で皆とパーティ?と思わしき場所で乾杯してる場面に切り替わる・・・おいおい、そんな事してる場合じゃなかろうが!助けに行けよ~
一応乾杯の音頭の言葉の中に「かならず助けるぞ・・・」見たいな事言ってたが、不自然やね~ 拉致されたままほっといて帰ってくるなよ~と思ってしまいました。

「TAXi」の時も思ったけどこう言う派手なアクション映画はアメリカ映画がやはり一歩長けてますね(アメリカ映画を賛美してる分けではないですが)
「TAXi」シリーズもアメリカ版リメイクの「TAXi IN NY」のほうが面白かったしね・・・



★★★ 2006.2.23(木) 千日前セントラル 16:40 E-13

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