スティーブンスピルバーグ監督の「カラーパープル」は当時は劇場でなくビデオレンタルで見たんですが、当時の印象はちょっと暗い作品だが後半に連れて明るくなるウーピーゴールドバークが印象的な事ぐらいしか無かった
後、ダニーグローバーのDV亭主の強烈な印象…思えばこの2人はこの作品がきっかけで有名になっていきましたね
そんな作品がミュージカルて…と思って見に行きました
さっきも書いたように旧作はあまり覚えてないんですが、これはリメイク作品としてもまた別物のような感覚でしたね
時代設定は昔でもテーマはまさに現在だからこそ作られた作品
圧巻のダンスに圧倒的な
声量で歌い上げられる"女性よ立ち上げれ!"の魂のメッセージ!
見事に「カラー・パープル」が現代に甦ったような作品です
父親に虐待を受け、さらに無理矢理に嫁に出されて、そこの暴力亭主にまたDV初めパワハラな毎日を送るセリー
それらを耐え抜いて生きていく唯一の希望は生き別れの妹と再会する事
そんなセリーを元気付けるのが亭主も大好きな地元に戻ってきた歌手のシャグ、そして亭主の前妻の息子の元恋人のソフィア
かっぷくの良いこの2人がセリー勇気付け、元気付け、そして見事な声量で歌い上げるんですね
とにかくこの2人のキャラが強烈で少々の傲慢な男達を圧倒する迫力があって見てて気持ちいい(笑)
しかし強いこの2人にも弱い部分もあり、そんな時に勇気付けられてたセリーが逆に彼女たちの希望の光になったりする
女性たちの魂のこもった歌は女性が声を上げられなかた時代から現代の女性達にも響くメッセージとなってある意味現代的な作品となりました
思ってたより、退屈もせず圧倒された141分でした
★★★★ 2024.2.9(金) なんばパークスシネマ シアター4 20:05 H-4