監督 サム・メンデス
出演 ダニエル・グレイグ
クリストフ・ヴァルツ
レア・セドゥ
シリーズ最新作を早くも先行上映で見た
ダニエル版ボンドになってからドラマ部分に重点を置かれたシリアス路線
3代目ボンドのロジャー・ムーア世代の私には違和感のあるダニエル版ボンドだが、アクションに関しては回を重ねる毎にますますハード路線まっしぐら!
今回もオープニングからビルのへりから徒歩で歩き出しビルからビルへ移動して行くロングショットをさりげなく見せ、立て続けにメキシコ上空でのヘリコプター内の悶絶アクションに度肝ぬかれる
イタリアでモニカ・ベルッチに軽くお手付きした後は夜のローマ市内でアストンマーチンとジャガーの高速カーチェイス!
シリーズ定番(?)の雪山や寝台特急のアクションシーンも用意され、そしてテムズ川でヘリコプターとボートのチェイス!
まさに世界を股にかけ本格始動のダニエルボンドが暴れてくれる痛快な作品になってます
ダニエルボンドになってからお色気シーン度は下がったのは残念
しかしこの作品からMに加えてQとマネペニーが本格的に絡んできて、いよいよ体制整いましたって感じですね
堅物なボンドだったダニエル版ボンドだが、時折マネペニーやQ相手に肩の力抜いたようなユーモラスな雰囲気も出るようになってきました
でも噂に寄るとダニエル・グレイグはこの作品を最後にボンド役を降りるとか・・・
後、悪役でクリストフ・ヴァルツがスペクターのボスを演じてますが、さすが貫禄の悪役ぶりでキリッと作品を更に締めております
ストーリー、アクション、役者も見事でこれは
ダニエル版ボンド史上最高傑作ではないでしょうか!
でもボンドの生い立ち云々などの重いストーリー部分はやはり軽いスパイアクションタッチだったロジャームーア世代の私からしたら、別に要らないなーと思ってしまいますので★一つ原点
★★★★ 2015.11.27(金) アポロシネマ スクリーン3 20:30 G-2