私の一番好きな映画監督であるダリオ・アルジェントの出世作であり代表作
「決して1人では見ないで下さい」と言うキャッチコピーが公開当時流行したぐらい注目され大ヒットしました
ダリオ・アルジェント監督と言えば凝ったカメラワークや原色を使った色彩効果、洗礼された殺しの演出とスクリーンを華麗に彩る真っ赤な鮮血…
ホラー映画の監督ながら熱心なマニアなファンを生み出した作品がこの映画ではないでしょうか?
特にオープニング15分は映画史に残るショックなオープニングだと思います
この映画の最大の見所がこのオープニングと行っても良いでしょうね
このオープニングにアルジェント監督の特長的な持ち味が全て詰まってると思います
ヒロインがローマの空港に着いたシーンの不穏なムード、豪雨のなかタクシーの窓から赤や青などの光が車内に入り込む色彩効果、暗闇の森の中を疾走する少女を横移動しながら追いかけるカメラワーク、そして洋館で鮮血ほど走る惨劇
見事なアングルとカメラワークで構成される血まみれの死体
まさにダリオ・アルジェント真骨頂が味わえるオープニングで幕開けします
しかしこの作品に限らずアルジェント作品はストーリー的には無理のある話も多く、ここはその鮮血のイリュージョンと呼ばれる殺人シーンの演出とおぞましい映像美に酔いしれて見るのが良し!
決してストーリーにリアリティなどを求めては行けない監督ではある(笑)
でも大好きよ!(笑)