MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.082 「メッセージ そして、愛が残る 」(2008年 108分 シネスコ)

2010-10-21 00:16:08 | 2010年劇場鑑賞
監督 ジル・ブルドス
出演 ロマン・デュリス
   ジョン・マルコヴィッチ
   エヴァンジェリン・リリー



この日の2本目開始まで30分のインターバル
ここMOVIX堺のある場所はすぐ横に温泉やパチンコ店 ゲームセンターあるんですが ただ飲食店がイマイチなんですね
フードコートは夕方に閉店だし、残された店は僅かにあるだけです

数少ない店から腹ごしらえして挑んだ作品がと言う先程のトム・クルーズ&キャメロン・ディアスの映画とはガラリと変わってスピリチュアルなムードのある作品です

(あらすじ)

ニューヨークの法律事務所に勤めるネイサン(ロマン・デュリス)は、ある日突然幼い息子を亡くすという悲劇に見舞われる。
彼はその事実に耐えられず、妻(エヴァンジェリン・リリー)や娘(サラ・ウェイスグラス)と離れて仕事に没頭していた。
そんな彼のもとに、セントルイス病院の医局長ジョセフ(ジョン・マルコヴィッチ)が訪れる。



ファンタジックでスピリチュアルな作品で(時折スピリチュアルな「ファイナルデスティネーション」?と思わす場面も出るが(笑))突然目の前に人の死期について予言する人物が現れたらこんな嫌な事ないわね~
途中見せつけられる様々な事例?のような出来事に、主人のネイサンはフッとあることに気が付く・・・何故、自分にこの男はそれを見せるのか・・・

ここから主人公の死というものに向き合う事により今で忘れていた、または気が付かなかった周りの事がらの大切さを痛感することになる・・・こういう展開は今まででもありそうだけど、この映画の後半に根本的な真実の裏返しを見せてくれ、主人公同様われわれ観客も「そういうことか・・・」と気づかされる。
なかなか伏線をちりばめながらクライマックスに胸の痛い真実を持ってくるのは上手いですね~。



そこで痛感させられるのは人間が死とどう向き合うべきかというテーマ
作品全体通じてファンタジーな要素が全面に出ていながら、全編通して"死"と"生きる"と言う重いテーマ。
やや疲れるところもあるが主人公の真の役割が明らかになる後半はその切なさに涙を誘う・・・
ジョン・マルコヴィッチ扮するジョセフ医師が死期が近付いている人に安らかに旅立てるよう働いているメッセンジャー抑えた芝居で淡々と演じています。



★★★ 2010.10.14(木) MOVIX堺 シアター5 19:00 K-20