監督 リチャード・エアー
出演 ジュディ・デンチ
ケイト・ブランシェット
ビル・ナイ
この映画は大阪市内はミニシアター系で上映されてる作品ですが、普段なら見逃してる所だけどシネコンのお陰で鑑賞できました。
以前から見たいと思ってた映画で、ジュディデンチとケイトブランシェットと言う2大オスカー女優共演と言うだけで興味が沸いてきますね。
(あらすじ)
ロンドン郊外の中学校で歴史を教える初老のバーバラ(ジュディ・デンチ)は、若く美しい新任の美術教師シーバ(ケイト・ブランシェット)に興味を抱く。
家族も親しい友人もおらず、飼っている猫だけが心のよりどころだったバーバラは、シーバとの友情に固執するようになる。しかし、ある日、シーバの秘密を知り……。
孤独な女教師のバーバラを演じるジュディ・デンチの射抜くような視線が印象的。
ほとんどニッコリともしない能面のような表情で若く美しいシーバに興味を抱いていくのだが、ろくに友達も居ないバーバラにとって彼女は友人というより、恋人のようにさえ思えてしまうような危うい感情を抱いてます。
この孤独な老女は生徒と関係を持ってしまったシーバに対して嫉妬と同時に彼女の秘密を握ることで彼女を支配できる(あるいはますますシーバにとって自分が特別な存在になっていく)ようになり、ある意味喜んでいるようにさえ思えてしまう。(怖いね~)
初めてシーバの家に招待された時のバーバラのテンションの上がりっぷりは笑ってしまうほでで、ランチを食べに行くだけなのに美容院に行き、服装もおめかしして出掛ける・・・その感覚のズレと言うか、やや異常とも取れるバーバラの行動の可笑しさと同時に陰気なまでの不気味さを感じ取れてしまいます。(「エエ年したおばちゃんが何してんねん!」と笑えそうで笑わせない凄みがこの場面ありますね)
そのシーバも満たされた家庭を持ってるようで実はフラストレーションの溜まる生活の中で出会った若い生徒(若すぎるがな~)と肉体関係を持ち、忘れようにも忘れられない禁断の関係を続けていき苦悩していく・・・ケイト・ブランシェットがまた見事な芝居を見せてくれてますね。
しかしこれはもう完璧な心理サイコサスペンス映画と言っていいでしょうね~
それもジュディ・デンチ扮するバーバラによるレズビアンの老女教師の恐ろしくも悲しい恋愛日記と言う名のスキャンダルの覚え書きによって語られていく。
しかも思いどうりにならなければ、恐ろしいほどに陰湿にジワジワと攻撃を仕掛ける陰気さ・・・その餌食?になったシーバも決して許されるものではないけど、自分の娘よりも若い男子学生と関係を持ってしまい、それをバーバラに見られた事が運の尽きですね。
そのせいで秘め事が秘め事でなくなっていき、色んな人々が傷ついて行くことになる。
まぁ一番気の毒なのはシーバの家族でしょうな・・・
ラストシーンでのバーバラの行動はもはやホラー映画に良くありそうな終わり方で、ホントこれ怖い映画でしたわ・・・
★★★★★ 2007.6.28(木) MOVIX堺 シアター12 20:40 N-32
出演 ジュディ・デンチ
ケイト・ブランシェット
ビル・ナイ
この映画は大阪市内はミニシアター系で上映されてる作品ですが、普段なら見逃してる所だけどシネコンのお陰で鑑賞できました。
以前から見たいと思ってた映画で、ジュディデンチとケイトブランシェットと言う2大オスカー女優共演と言うだけで興味が沸いてきますね。
(あらすじ)
ロンドン郊外の中学校で歴史を教える初老のバーバラ(ジュディ・デンチ)は、若く美しい新任の美術教師シーバ(ケイト・ブランシェット)に興味を抱く。
家族も親しい友人もおらず、飼っている猫だけが心のよりどころだったバーバラは、シーバとの友情に固執するようになる。しかし、ある日、シーバの秘密を知り……。
孤独な女教師のバーバラを演じるジュディ・デンチの射抜くような視線が印象的。
ほとんどニッコリともしない能面のような表情で若く美しいシーバに興味を抱いていくのだが、ろくに友達も居ないバーバラにとって彼女は友人というより、恋人のようにさえ思えてしまうような危うい感情を抱いてます。
この孤独な老女は生徒と関係を持ってしまったシーバに対して嫉妬と同時に彼女の秘密を握ることで彼女を支配できる(あるいはますますシーバにとって自分が特別な存在になっていく)ようになり、ある意味喜んでいるようにさえ思えてしまう。(怖いね~)
初めてシーバの家に招待された時のバーバラのテンションの上がりっぷりは笑ってしまうほでで、ランチを食べに行くだけなのに美容院に行き、服装もおめかしして出掛ける・・・その感覚のズレと言うか、やや異常とも取れるバーバラの行動の可笑しさと同時に陰気なまでの不気味さを感じ取れてしまいます。(「エエ年したおばちゃんが何してんねん!」と笑えそうで笑わせない凄みがこの場面ありますね)
そのシーバも満たされた家庭を持ってるようで実はフラストレーションの溜まる生活の中で出会った若い生徒(若すぎるがな~)と肉体関係を持ち、忘れようにも忘れられない禁断の関係を続けていき苦悩していく・・・ケイト・ブランシェットがまた見事な芝居を見せてくれてますね。
しかしこれはもう完璧な心理サイコサスペンス映画と言っていいでしょうね~
それもジュディ・デンチ扮するバーバラによるレズビアンの老女教師の恐ろしくも悲しい恋愛日記と言う名のスキャンダルの覚え書きによって語られていく。
しかも思いどうりにならなければ、恐ろしいほどに陰湿にジワジワと攻撃を仕掛ける陰気さ・・・その餌食?になったシーバも決して許されるものではないけど、自分の娘よりも若い男子学生と関係を持ってしまい、それをバーバラに見られた事が運の尽きですね。
そのせいで秘め事が秘め事でなくなっていき、色んな人々が傷ついて行くことになる。
まぁ一番気の毒なのはシーバの家族でしょうな・・・
ラストシーンでのバーバラの行動はもはやホラー映画に良くありそうな終わり方で、ホントこれ怖い映画でしたわ・・・
★★★★★ 2007.6.28(木) MOVIX堺 シアター12 20:40 N-32