監督 パク・チャヌク
出演 イ・ヨンエ
チェ・ミンシク
「復讐者に憐れみを」「オールドボーイ」に続くパク・チャヌク監督{復讐トリロジー}の完結編(?)
13年前に罪を擦りつけられて服役してきたクムジャさんが、出所後に罪を着せた男に執念の復讐を果たす物語。
刑務所では周りの受刑者から‘親切なクムジャさん、と言われるほど好かれていたようだが、しかしその‘親切、な裏には恐ろしいまでの計算と執念があり、クムジャさんの復讐心の奥深さが強く感じます。
ポスターやチラシにもなってる不自然なほど赤いアイシャドーが印象的に描かれ、彼女の復讐と怒りのシンボルのように感じます。
何となく見てるとアイシャドーだけに限らず「赤」を意識した配色が印象に残るんですな~
出所した後の赤いハイヒール、赤い手紙、赤いローソクに赤いケーキ!そういや刑務所の壁も赤かったぞ!(ついでに公式HPも赤いぞ!)
まさにクムジャの色は赤色とばかりにやけに印象に残り、黒いコートに赤いアイシャドーした扮装はスタイリッシュであり殺し屋的なイメージ。
それと対照的に扱われる「白」・・・・平穏をイメージしたかのような白い豆腐が冒頭とラストで効果的に扱われ、この辺の「イメージの対比」は面白いですね
詳しくは書けないけど、「オールドボーイ」の時のような衝撃的なインパクトはないんだが、終盤の異様な展開は一歩見方を変えるとブラックコメディ的でもあり、過去2作品とチト手を変えたかな・・・?(こんな感じの有名な推理小説あったぞ!)
復讐者となったクムジャさんの怒りは収まる事なくとことん追い詰めるけど肝心な時に少しためらうんですね。
その一瞬てのは永き思いを遂げる時の一瞬の溜めらいなのか、それとも究極の瞬間にいざ面と向かった時の女性らしい部分の弱みなのか・・・実に興味深く感じました(ま、ここからある事でガラリと展開が動くんだが)
イ・ヨンエさんて「JSA」の美人捜査官て最近知ったんですが、当時から「綺麗な女優さんやね」て思ってて「こんな捜査官居る訳ないがな!」て思ったもんでしたが、今回は美しい美貌の中に垣間見せる憎悪に満ちた悪魔のような形相などうまく出してましたね。
いわゆる汚れ役なんでしょうが、実に見た目の清楚なイメージとは離れてても違和感なく見れました(ノーメイクに近い?)
親切なクムジャさんと言っても実際は{親切}でもなく、ある意味「強烈なヒール」的なイメージさえ持ちますね。
恐ろしいまでの稔密な計画と行動と実行力を働かすその姿見てると、そこまでする理由はあるにしてもどう見たって「究極の悪る」!でも「悪役」じゃないんですね。
その辺りは白い豆腐に顔うずめる彼女の姿に集約されてるような気がします。
娘と再会を果たして、その娘によって失われてた平穏が少しでも取り戻せようとした時、やはり赤から白へまたも色が重要な役目してるような気がします
復讐と言う名の「究極の懺悔」の行く末は空しくとも救いはそこに娘が居ることか・・・
(どうでも良いけど、娘役の子・・・あんまり可愛くないね)
チェ・ミンシクやソン・ガンボ、ユ・ジテと前2作の主要メンバーも何気に出ております。
★★★★ 2005.11.17 動物園前シネフェスタ4 スクリーン1
出演 イ・ヨンエ
チェ・ミンシク
「復讐者に憐れみを」「オールドボーイ」に続くパク・チャヌク監督{復讐トリロジー}の完結編(?)
13年前に罪を擦りつけられて服役してきたクムジャさんが、出所後に罪を着せた男に執念の復讐を果たす物語。
刑務所では周りの受刑者から‘親切なクムジャさん、と言われるほど好かれていたようだが、しかしその‘親切、な裏には恐ろしいまでの計算と執念があり、クムジャさんの復讐心の奥深さが強く感じます。
ポスターやチラシにもなってる不自然なほど赤いアイシャドーが印象的に描かれ、彼女の復讐と怒りのシンボルのように感じます。
何となく見てるとアイシャドーだけに限らず「赤」を意識した配色が印象に残るんですな~
出所した後の赤いハイヒール、赤い手紙、赤いローソクに赤いケーキ!そういや刑務所の壁も赤かったぞ!(ついでに公式HPも赤いぞ!)
まさにクムジャの色は赤色とばかりにやけに印象に残り、黒いコートに赤いアイシャドーした扮装はスタイリッシュであり殺し屋的なイメージ。
それと対照的に扱われる「白」・・・・平穏をイメージしたかのような白い豆腐が冒頭とラストで効果的に扱われ、この辺の「イメージの対比」は面白いですね
詳しくは書けないけど、「オールドボーイ」の時のような衝撃的なインパクトはないんだが、終盤の異様な展開は一歩見方を変えるとブラックコメディ的でもあり、過去2作品とチト手を変えたかな・・・?(こんな感じの有名な推理小説あったぞ!)
復讐者となったクムジャさんの怒りは収まる事なくとことん追い詰めるけど肝心な時に少しためらうんですね。
その一瞬てのは永き思いを遂げる時の一瞬の溜めらいなのか、それとも究極の瞬間にいざ面と向かった時の女性らしい部分の弱みなのか・・・実に興味深く感じました(ま、ここからある事でガラリと展開が動くんだが)
イ・ヨンエさんて「JSA」の美人捜査官て最近知ったんですが、当時から「綺麗な女優さんやね」て思ってて「こんな捜査官居る訳ないがな!」て思ったもんでしたが、今回は美しい美貌の中に垣間見せる憎悪に満ちた悪魔のような形相などうまく出してましたね。
いわゆる汚れ役なんでしょうが、実に見た目の清楚なイメージとは離れてても違和感なく見れました(ノーメイクに近い?)
親切なクムジャさんと言っても実際は{親切}でもなく、ある意味「強烈なヒール」的なイメージさえ持ちますね。
恐ろしいまでの稔密な計画と行動と実行力を働かすその姿見てると、そこまでする理由はあるにしてもどう見たって「究極の悪る」!でも「悪役」じゃないんですね。
その辺りは白い豆腐に顔うずめる彼女の姿に集約されてるような気がします。
娘と再会を果たして、その娘によって失われてた平穏が少しでも取り戻せようとした時、やはり赤から白へまたも色が重要な役目してるような気がします
復讐と言う名の「究極の懺悔」の行く末は空しくとも救いはそこに娘が居ることか・・・
(どうでも良いけど、娘役の子・・・あんまり可愛くないね)
チェ・ミンシクやソン・ガンボ、ユ・ジテと前2作の主要メンバーも何気に出ております。
★★★★ 2005.11.17 動物園前シネフェスタ4 スクリーン1