「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

二分脊椎研究会のプログラム・抄録集が出来(しゅったい)

2009年06月26日 | 分類なし
  鶴首して待っていた「第26回二分脊椎研究会」のプログラム・抄録集が、6月19日に手元に届きました。一冊千円で頒布される立派なプログラムです。今回、会長からということで、秘書の金子愛様から私に担当者4名分を送っていただいたのです。ありがとうございます。 
  今年の学会は、順天堂大学医学部小児外科教授・山高篤行先生が主催されるそうで、日程は7月4日の8時50分から17時まで、有楽町の東京国際フォーラム・ホールD7での開催です。  

  プログラムには、脳神経外科、看護その他、特別講演、ランチョンセミナー、整形外科・リハビリ・その他、泌尿器科の各科から、27題の演題で行われる予定が抄録集に紹介されていました。 
 まず会長の「ご挨拶」を拝読し、すぐに23頁に掲載されている「洗腸6年のあと、排便の自立を得た一例」を一気に読みました。私が二分脊椎症の男の子に指圧を施術した記録を、藤原一枝先生(都立墨東病院・脳神経外科)がまとめてくださり、そのおかげで今回、学会で報告される27演題の中に入ることができたのです。一生懸命頑張ったことが報われる思いです。  

  二分脊椎症の達也くんの前頸部を、初めて圧したときのことを思い出しました。さすがに「難しい前頸部だ」と悪戦苦闘したのです。当初、張って指も入らなかったのですが、少しづつ弛んできて、圧せていく過程は大変勉強になりました。 
  腹部を初めて圧したときは、驚きでありショックでもありました。その変化の過程も、また今まで見たことのない初めての腹部状態を経験することが多く、人の身体の神秘に触れる思いがしたものです。  

 立派なプログラム・抄録集を手にして今、手当たり次第に皆に自慢しています。二分脊椎研究会が、基本指圧の効果を認めてくださったと思っていますから。基本の圧し方を学んでよかったとつくづく思います。1から10まで手とり足とり指導してくださった鈴木林三先生には、本当に心から感謝します。 
  まだまだつたない技術ですが、1人でも多くの方の役にたてるよう、初心に返ってさらに上達を目指そう、と決意を新たにしています。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「母心の豊かなお母さん」に... | トップ | 「2階でも平気」、膝への恐怖... »
最新の画像もっと見る

分類なし」カテゴリの最新記事