台風のあと、公園には まだ気になるものがありました。
強風雨によって下がってきてしまっている枝が うっそう感を増徴しているようです。
そんな中に 懐かしい色と形を見つけました。
またまた、こんな所で出合うことができた カラスウリ。
神々しくさえ見えてくるような いい色をしています。
お日様の当たりかたなのか、こちらはまだ熟する前の若い実のようです。
西瓜や冬瓜と同じ ウリ科の カラスウリ。
縦縞模様は イノシシがウリ坊と呼ばれる可愛い時代と同じ 若いうちだけ!
ちなみに、ウリ坊の由来は シマウリのようです。
雌雄異株だから ここにあるのは 雌株。
旧家付近のものは 雄株ばかりだったので 実を見ることはできませんでした。
縦縞模様から朱色に変わっていく過程。
まだ パンパンに張っている 光沢のある黄色も きれいな色です。
生け垣の役目として植えられながら お手入れがされていないように見えた木々。
細い道の途中にある 少し引っ込んだようになった場所で
2年ほど前 見つけたのが カラスウリの実でした。
(詳細は 秋を見つけた で ご覧ください。)
旧家に住んでいた頃には すぐ近くにたくさんのお花が咲いていたのに
朝には萎んでしまっているため ずっと 小昼顔だとばかり思っていて、
あんなにきれいな花に長年気づけなかったことが嘆かわしく思えたものでした。
惚れ惚れする 白いレースの繊細さ!
引っ越して来た時は あの光景が見れなくなることが淋しくてしかたありませんでした。
(詳細は こんなに近くで見れるなんて … で ご覧ください。)
だから こちらのお宅で実を見つけた時は 旧友に再会したような喜び!
秋が来るのが楽しみになりました。
ところが… 2ヶ月ほど前にそこにあった木々が取り払われ、
駐車場?と思えるものに変わってしまって …
〔 秋も間近のこの時期に残念過ぎる! 〕と またまたガッカリ!
近寄れなくても 見られるだけで幸せ感が味わえていたのに淋しくなりました。
希望を言えば、落ちた種が お隣さんのお庭の木を伝って
また生えて来てくれること。今はそれを願っています。
そんな思いが天に届いたのか、今回 人がほとんど通らない公園の細道で
その カラスウリに遭遇することが出来たのだから 希望を持っていれば
いいことがあるんだなと感じました。
投稿は ここまでのつもりでいました。
ところが その成長ぶりを見に出かけたところ
その辺りに手が加えられていて カラスウリが見つからない。
チカラシバもすべて刈られていました。
すっかり刈られてしまったチカラシバ。
切った木の枝や草が道の脇に無造作に置かれていました。
道が広くなっていて 道の際に合ったカラスウリが見つからず ガッカリ!
諦めきれず 他の場所や少し奥まった場所を探し回っていたら
丸く小さなオレンジ色が見えました。
木の上のほうにも少し大きめのものが生っていました。
茂みの中でも オレンジ色のものは やはり目立つようです。
よくよく見たら 縦縞模様やまだ緑色のものまで
いくつも生っているのが見えました。
ただ、この茂みに生っているものは みんな小さい!
ちなみに 私の手は子供並みで 手袋サイズは19なので
実の小ささがわかると思います。
このカラスウリたちの小ささは 栄養が足りていないからなのでしょうか?
それとも これからまだ少しは大きくなっていくものなのでしょうか?
昨年 旧友が送ってくれたものは この 2.5~3.5倍はありましたし、
(詳細は 嬉しい宅急便 で ご覧ください。)
生け垣の上に絡まっていたものも 多分それくらいはあったと思われます。
気になるので 見守って行かなければと思ってはいるんですが、
この先 この子たちがちゃんと育ってくれるのかは心配の種となっています。
見つけて喜んだのもつかの間、次に訪れた時には切られてしまっていたことが
あのお宅の生け垣に生っていた子たちと重なって トラウマになりそう!
また切られてしまう可能性が捨てきれなくて 再度見つけた嬉しさも曇りがち。
公園の魅力は こういった自然にあるものを楽しめることでもあるはず。
季節感を目で確認できることも 四季のある日本ならではのものなのだから
やたらめったら切らないでほしいなと思ってしまいます。
私の好きな コクサギも 道にはみ出た辺りが ザックリと切られてしまっていて
悲しくなりましたが 、こちらは今が見頃というわけではないので
春にはまた枝が伸びて 変わった形状を見せてくれるものと思っています。
(カラスウリに関する記載は 他に
余談話として下方に載せた一番古い記事 お祭りの今昔ばなし があります。)
哀しんだり喜んだり…、歳をとると なお一層、
ほんの小さなことにでも すぐに ウルッとしてしまう。
水分が減ると カラスウリみたいに干からびちゃうのにね!
日々 戦争や災害や犯罪などで気を病むことが多い現代だからこそ
小さくても感動で心が動く日の多いことを願いたい!
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気が付いて持ち帰れればいいんですが・・・
枇杷葉もですよ。
勝手に植えて於いて、樹が大きくなったら邪魔だって伐る。
何てことを!
ですから、大木にならないように毎年剪定するのですわ。
時期がありますから、寒中にね。
自然のサイクルを壊しておいて、自然災害と云いますが、元凶は人間です。
鉢に種を植えて育ててはいかがでしょうか?
わたくしは地植えにしています。
植えたいところではあるんですが
カラスウリはつる植物なので
藪や高めの草木がないと難しそうです。
小さくてもお庭があったなら
枇杷もカラスウリもぜひ植えてみたい植物です。
街路樹や土手などの樹木たちも問題を抱えているのを耳にすることがあります。
木だって生きているのに、簡単に切って引っこ抜いて それで済ませようとする冷たさ。
人間は本当に勝手な生き物です。