― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

割り箸使用店に用意 しておいてほしい物  ― 棘 ―

2014-05-25 | 飲食 に関するお話

先日、久しぶりに幼馴染みと居酒屋さんに行きました。
おしぼりを持って来た店員さんに とりあえず 飲み物とおつまみ2品を頼み、
後は 席に設置 してあるデンモクで注文 しました。
飲み物とお通しが来たところで 乾杯!           
飲みながら摘まもうと 割り箸を割って持ったら
幼馴染みの中指、第一と第二関節の間に トゲ が刺さりました。
自分で取ろうとしたけれど取れず、私も試みましたが 細くて取れない。
注文した料理を持って来た若い女子店員さんに
 「割り箸のトゲが刺さっちゃったんだけど、トゲ抜き は置いてないかしら?」 と聞くと
 「聞いてきますから 少々お待ちください」 と言って 引き上げて行きました。
即座に 「あります」 との声が聞かれなかった時点で、望み薄 という感 じ!
 「そんなもの置いてあるお店なんて 無いのかな~!?」
そんな話を しながら 諦めて食べていると、 しばらく後   
 「無かったので 百均で買ってきました。」 と言って 店長さんが ソーイングセットを持って現れ、
 「よろしければ お取りしましょうか?」 と言ってくれました。
その心遣いが嬉 しく、私達より目も良いだろうと考えて お願い したのですが、
やはり 思いのほかの 苦戦!
すると この店長さん おもむろに自分のズボンのポケットから小銭入れを出し、  
そこから 5円玉 を取出して 穴の部分をトゲの上に当て、
5円玉を押し付けながら 抜こうとし始めました。

      普通 小銭入れを持って お仕事を している方なんて いらっしゃらないでしょうから、
      この方が 自ら買いに行き、その足で持って来てくださったのが よくわかりました。


けれども やはり簡単ではなく、何度も何度も挑戦!
されど 「抜けませんね!」 とは言わない責任感!
  〔 トゲ抜きがあったら簡単に抜けると思ったのに、
   買いに行ってもらって 手を煩わせて それでも抜けないなんて 何だか申し訳ないみたい! 〕
そう思いながら眺め 諦めかけた頃、
 「抜けました!」 と 嬉 しそうな声が聞こえ、思わず3人で大喜び!
抜けたトゲを見せてもらったら 見落としてしまうほど 細いものでした。
 「この細さを崩さずに取るって大変だったでしょう!」
こんなに時間をかけてまで取ってくれたことに 心から感謝 しました。
 「5円玉を使うなんて、よくそんなこと知ってたねぇ!」 と 幼馴染みが感心 しながら聞くと
 「昔 おばあちゃん が こうやって取ってくれたんで!」 と答えていました。
私も、 「ホントにありがとうございました。」 と言いながら、
 「またこんなことが起こらないとも限らないので、
  せっかく用意 してくださった そのトゲ抜き、お店に置いておいてくださいね!」
そうお願いすると、
 「わかりました。 そうします。」
とても爽やかに応えてくれました。
  〔 この日、ここを選んで良かったね! 〕
災難に見舞われながら、気分の良い時間に転じることが出来たことが嬉しく思えました。

      年寄りの知恵、覚えていると役立つことがあるんですよね!
      そんな瞬間に遭遇できたことが なんだか嬉 しく思えました。
      店長さんも 覚えていたことが役立てられて きっと嬉 しかったのではないでしょうか!?
      お料理も美味しいこのお店、ふたりのお気に入り店になりました。

こんな小さなことでも 人と人との繋がりが感 じられるものです。   
きっと こういった物は 用意 していないお店も、
 「ありません!」 で済ませてしまうお店も たくさんあることでしょう。
たとえあったとしても 持って来て置いて行くだけ というのが普通のような気が します。
それを、わざわざ買って来てくださった上に 「取りましょうか?」 と声をかけてくれるなんて、
今の時代にそんなことあるんだろうかと思うようです。
だからなおさら嬉 しかった!
お店の中で起こったことだから                
同じ立場なら 私でも同じようなことはするだろうな とは思うけれど、
男の人でも ここまで細やかな心遣いをする人がいるんだなと感心!
やっぱり 店長としての責任 は大きいので しょうね。
今の若い人達はマニュアル人間が多いから、決められたり 与えられたことは出来るけれど
自分の頭で考えることが苦手みたいだな と感 じることが多々あります。
心遣い気遣い は 日本人の美徳!
大事に伝えられたらいいなと思うところです。
                                           
      かつて私も何度か 割り箸のトゲが刺さった経験を持っています。
        … ということは そんな経験を している人は けっこういるんじゃないの!?
        そして それが もし 子どもだったら どうかしら!?
        大人よりもっと我慢ができないん じゃないの!?
      そんなことを考えたら
      割り箸を使っているお店 には トゲ抜き は 置いておいてほしいなぁ!
      そんな風に思った出来事でした。



安い割り箸ではなかったようだったけど、こんなことが起きることもある。
小さなトゲでも取れないとストレスになるから、用意しておいてもらえたら嬉 しいワン!


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

トゲが刺されば痛いけど、棘という字も痛そう … ということで
1984(昭和59)年10月 5日発売、アルバム収録曲
                        谷村新司 さん の  『棘』
(作詞 = 谷村新司 さん/作曲 = 馬飼野康二 さん)

「見つめている 私の瞳に涙あふれて
                 指先の煙草の灰が 別離の言葉 捜 してるみたいね」
   「卑怯だけど 楽しい思い出だったもの 傷つけあう前に 忘れたい」
     「棘だらけの 美しくもないこの花に 優 しすぎる雨は罪」

   要求 した というわけではないのに、ここまで してくれた気持ちが嬉 しくて
     幼馴染みも 指に刺さった棘の痛さ以上に 心が温まったことでしょう。
     陽射 しは もうすでに暑さを感 じるほどになり、この先が思いやられるようですが、
     心が温まるような出来事なら … いつだって大歓迎!
     仕事であったとしても、こういう気持ちは素直に受け止められるものです。
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

アルバムのタイトルは この曲と同名の 『棘』。
当時はまだ LP版で、同年 1月21日に発売された 『抱擁』 の続編ともいえる女性路線。
都会で生きる女達の孤独な女心を 切なく歌い上げた曲が集結 しており、
派手さはないけれど、完成度はより高まり、ライブでよく歌われる曲も多いようです。
CD版は 2005(H.17)年の 1月 7日に発売されています。
                      (以前ご紹介したアリスの曲や記事については こちら で、
                                 谷村さん関連は こちらこちら で ご覧ください。)
男性が歌う女心の歌が好きな私は 谷村さんは大好きな歌手。
切ない曲が多く、それが歌声とマッチして心に沁み入り、
ウルウルしながら聴き入ってしまうことも しばしばです。
女歌は親 しみが持て、自分でも歌ってみたくなるものがいくつもありますが
この曲は聞くだけで歌ったことはありませんでした。
今回はブログに記載 したこともあり 一度挑戦 してみようかと思っています。


棘が体内に残るのは嫌だけど、
心に残る出来事や歌なら嬉しいニャン!


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轢かれて踏まれて、可哀想な私の足  ― 山羊にひかれて ―

2014-05-18 | 嬉し、恥ずかし、おかしなお話
ある日 スーパーで買い物を していたら、          
お肉売り場で お客様用の ショッピングカート 轢かれました

   押していたのは おばあちゃん。  乗せていた食料品はカートの半分くらいだった
   けれど、指の付け根の辺りでも 轢(ひ)かれれば やっぱり痛い!
   普通なら ぶつかれば すぐに気づき、強めに押さなければ 轢くこともないはずです。
   何かに乗り上げておいて気づかないなんてこと、あるとは思えないんですが …!?
   このおばあちゃんは 何事も無かったように そのまま行ってしまいました。
   私は 思わず ポカン!
   けれども 〔 まぁ しかたないか! 〕
   痛さの後は
     〔 高齢者になると あんまり気づかなくなるのかしら!? 〕
   そんな疑問が残り、自分も気を付けなければと思った出来事でした。


     ショッピングカート は、混雑 している店内では けっこう邪魔なものです。
     たまには使用することのある私も、ぶつかったり 轢いたりすることのないよう、
     買い物中の チョイ置き なども含めて 気をつけなければいけないな と再認識。

その1週間ほど後、                         
駅で 若い女の子が引っ張る 派手派手 キャリーバッグ 轢かれました

   混んでいるのに ずっと スマホ から目を離さない 女の子。
   エスカレーターに乗る時も 人のことなど気にする様子はなく、
   スマホをいじりながら 強引に キャリーバッグ ごと割り込んで来て 足に当たりました。
   しかも 人がどんどん上がって来る 降りたばかりの辺りで急に止まったりする!
   お蔭で すぐ後ろにいた私は、またしても 脛(すね)の辺りをぶつけ、
   痛みと驚きに加えて 後ろから来る人たちが次々につっかえるので
   とっさに バック前方横の辺りまで またぎ飛ぶようなかたちになりました。
   それなのに この子は そんな体制で着地 した私の足の甲にキャリーバッグを乗り上げ、
   轢いて …、 何事も無かったように行ってしまったんです。
    〔 どういうこと!?  さすがに、それは あり得ないでしょう! 〕
    〔 どう考えても この状況に まったく気づかないなんてこと あるわけないじゃない! 〕
   2度もぶつけられ さらに轢かれるなんて、 踏んだり蹴ったりに おまけが付いた気分!
   誰にでも うっかりすることはあるんだから、
   すぐに 「ごめんなさい!」 とでも言ってくれたら気が済むと思うのに、
   最後までスマホから目を離さず 完全無視のままだった女の子に
   唖然とすると同時に 腹立たしさを感じてしまいました。
   けれども追いかけて行って文句を言う気にもなれないので
    〔 酷い話だわ!  こんな混んでいる場所で 危険すぎる! 〕
   脛と足に残った痛みと共に 少しの間 イラモヤ気分が残りました。

歩きスマホキャリーバック 、 ホントに気をつけてほしいと思います。
     それにしても、                    
     混雑時に 自分が牽(ひ)いている ショッピングカートキャリーバッグ
     ウォーキングキャリー などが 人の邪魔になったり 危害を加えたり しないか
     ということは 気にならないものなんでしょうか!?
     ベビーカー でも 感 じたことがありますが、自分の身体の2倍3倍、前後左右を
     使っているということを忘れてしまうのか、 引っ掻けたり、ぶつけたり、轢いたり …
     その時に感 じる衝撃より 何かに集中 していることのほうが勝って気づかない
     なんてことは ホントにあるものなんでしょうか!?  不思議です。

              (以前あったベビーカー話については こちら で ご覧ください。)


さらには それから4~5日後のこと。            
今度はバスの中で 女子高生に  踏まれる という出来事がありました。

   私の背後で 女子高生たちがふざけていた時 バスが少し揺れました。
   すると その程度でバランスを崩した その中のひとりが 思い切り 私の足を踏んずけ、
   あまりの痛さに 思わず声が漏れてしまいました。
   顔をゆがませ 涙目で振り返ると、その子はまだ友達とふざけています。
   人の足を踏んで気づかないわけはないと思うのに まるで何事もなかったかのようです。
   友達が気づいて教えると、やっと 「すいませーん!」 と 軽め口調で ボソッ!
   どう見ても悪いと思っている様子には見受けられないので 腹が立ってきましたが、
   いつまでも痛そうな顔を しているのも 大人げない気が して グッと我慢!
   けれども バスを降りて歩きだしたら ズキンズキンと痛みが増し、ドックンドックンと
   波打つ感 じまで伝わってきて、これはもう内出血 しているな とわかりました。
   駅に着いてから見てみると やはり変色は始まっていて、さらに私の想像をはるかに
   超え、まるでフグのようにプックリと腫れあがっていたので驚きました。


     次の日、左足の甲には 4cm四方もの黒紫色の濃いアザが出来ていました。
     盛り上がるほどの腫れかたをする って どれだけの重圧がかかったというの
     でしょうか!?  この年頃の女の子は ピチピチというか ムチムチというか
     パンパンというか 普段なら その はち切れそうな健康美が羨ましいと思える
     くらいなんだけれど、その重さと元気さが 被害の大きさに比例するということ
     を思い知らされた気がしました。 学生靴で踏まれて こんなに跡が残るくらい
     なんだから ピンヒールだったら 骨折は免れなかったことでしょう!
     この頃になると もう 〔 不幸中の幸い と思うしかないな! 〕 と思えていました。
     けれども 触らなくとも足は痛み、甲を隠す深めの靴も痛くて履けないという状況。
     3週間以上経った今も アザは残り 触ればまだ痛いので
     この調子だと 完全に普通に戻るまでには 1~2ヵ月はかかるものと思われます。


    若い子は元気でいいけれど、少なくとも 公共の場公狭い場所 などでは、
    他の人に迷惑をかけないよう 少し配慮することも心がけてほしいと思います。


ニ度あることは三度ある とは よく聞く ことわざですが、
人に足を踏まれるとか 轢かれるなんて そんなにあることではないと思うので
こんなに続けざまに起こると <足に注意 しなさい> という 警告なのかな と思ってしまいます。
<失敗を繰り返さないように …> という戒めの意味も込められている この言葉。
 〔 自分の失敗 ではない場合は 少々ヤッカイよね! 〕 と感 じ、
 〔 もう3度起こったから 4度目はないと信じよう! 〕 なんて思いながら、
 〔 こちらも あまり人と接近し過ぎないよう 少し注意する必要はあるのかな!? 〕
そう思い返 しています。


可愛そうだった 私の足さん!
もう 踏まれるのも 轢かれるのも コリゴリだわ。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

<ひかれ>違い だけど …
1969(昭和44)年 発売、
                カルメン・マキ さん の  『山羊にひかれて』
(作詞 = 寺山修司 さん/作曲 = 田中未知 さん)

「山羊にひかれてゆきたいの 遥かな国までゆきたいの」
   「愛 した人も別れた人も 大草原に吹く風まかせ」
  「しあわせそれともふしあわせ それをたずねて旅をゆく」

   山羊にひかれながら ゆっくりと歩いて行くならいいけれど、
     急いでいる人も多い人混みで カートやバッグに轢かれて痛い思いをするのは もうたくさん!
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

アイルランド人とユダヤ人の血を引くアメリカ人の父と
日本人の母との間に生まれたというマキさん。

1968(S.43)年、友人に連れられて 作家・詩人の寺山修司氏主宰の劇団の舞台
『青ひげ』 を見て感銘し、即入団。
初舞台の時 CBSソニーの関係者の目に止まり、歌手として契約。
翌年2月、『時には母のない子のように』 でデビュー。
哀愁と妖艶さが入り混じったような 独特の雰囲気を持っていた彼女は
当時まだ 17歳だったというから 大人っぽかったんだな~と驚きます。
賛否両論ありながらも この曲は大ヒットとなり、第20回NHK紅白歌合戦に出場。

以降、個性派歌手として 6枚のシングルと3枚のアルバムをリリースしている彼女ですが
1970(S.45)年、突然 ロックへの転向を表明。
以後は ロックミュージシャンとして バンド活動をされているようです。

『山羊にひかれて』 は デビュー曲の 『時には母のない子のように』 と同年、
2枚目のシングル曲として発売され ヒットしました。
そよ風が吹く草原に腰を下ろして 鼻歌のように歌いたい歌。
寝転んで 流れる雲を見上げながら歌うのもいいかな なんて、
そんな想像が浮かんでくる歌です。


派手さはなく、短い曲でもあるけれど
時が穏やかに流れてくれるようで 好きなのよね~!



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春を楽 しめた 3~4月の庭

2014-05-11 | 植物 に関するお話

前回投稿分として書いていた記事でしたが
いつものことながら 書きたいことが どんどん増えていってしまって
収拾がつかなくなってきたため 分けることにしました。



   冬は枯れ木にしか見えないのに、3月初旬には新芽が伸び始める ガクアジサイ さん。
   日蔭から脱出しようと背ばかりが伸びてしまうので、毎年冬には短く切るのだけれど
   元気にまた伸びてきてくれて、とっても勢いを感 じる植物です。
   今は大きな葉が生い茂り、やっとつぼみが付き始めたところです。
  
  
 

   徐々に増えつつあった 大事な スミレ ちゃん。
   雪の影響で 全滅かと嘆いていたら 小株ながら 4ヵ所から見つかって、 少し ホッと しました。
 
 

   数年前に大家さんが苗木で植えた (バラ科) が、今年初めて咲きました。
   まだ ひ弱そうな木ですが しっかりと成長 し、今年は頑張って花を咲かせたようです。
   お花見に行かれなかったので こんなに近場で見れたことは ラッキーでしたが、
   あっという間に葉桜となり、すぐに散ってしまう桜は、やはり <儚い> と感 じさせるお花です。
  
 

   3月に 青くて硬いつぼみを付けた 椿 が、膨らんで色づき、
   4月の初め頃には かなり咲き揃って、庭が華やかになりました。
   今は、枯れて汚い色になってしまったお花が しがみ付くように付いています。
  
 

   4月に入ると タケノコのように、スズラン (クサスギカズラ科) が、土から顔を出し始めました。
   今年は出遅れたものが多くて、一時は雪の影響で枯れてしまったのかと心配 しましたが、
   まっすぐに育って 葉が開いてくると 密集 して 満員電車状態で、
   良い空気を吸おうと顔を出している乗客たち みたいに見えて 可愛い!
   お花は 今が見ごろとなりました。
   
 
  

   開花時期は5~6月と書いてあることの多い シュロ (ヤシ科) ですが、
   我が家とお隣りにあるものは 4月初め頃にはもう咲いていました。
   それにしても、大きくて 肉厚で 重そうで、 ちょっと不気味!
 

   ヤツデ (ウコギ科) の葉が生えてくるところは、裏葉の色や形が まるでエイリアンのようです。
   ヤツデ とは よく云ったものだと感心はするけれど、不気味さは シュロ より 上級!
   すっかり葉が出揃った葉は 艶があり 色もきれいですが、割れかたは まだ浅いようです。
 

   山茶花 (ツバキ科) の新芽も 3月末~4月の初め頃に出て来ますが、
   枝に巻き付いたようになっていて、成長するにつれ 開いてゆくようです。
   遠目には繭が付いているように見えたり、下から撮ったら ユリの花のようにも見えました。
   若い葉は まだ柔らかそうで、明るく艶があり きれいです。
 
 

   姫ウツギ (ユキノシタ科) は 4月の初め頃、か細い茎に小さなつぼみを たくさん付け始めます。
   お花が咲くまでは目立たないけれど、全部が開花すると 緑に白が生えて きれいです。
   左下のお花は まだ咲いている途中で、花びらが巻いたような形になっていますが、
   全開すると ○の中のように 花びらは 先端が尖がり気味の形になります。
 




その他にも 3月には
   マンサク科の トサミズキ (土佐水木) の花も 咲きました。
   枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、
   花穂は長く伸びて7輪前後の淡い黄色の花が垂れ下がるように付きます。
   葉はタマゴ型で、葉の縁には ギザギザの 鋸歯 があり、葉の裏面には毛が生えています。
  
 
 

   バラ科サクラ属の落葉小高木。  小さな の木にも 花が咲きました。
   梅も種類が多いので よくわかりませんが、
   これは 緋梅系・紅梅性、八重咲きの中輪(花径20~25ミリ)、ヒノツカサ(緋の司)
   雄しべが長くて、お花と同じ色を していました。
 

   ツバキ科の常緑小高木。  姫榊 (ひさかき) にも びっしりと 小花が 付きました。
    より 楕円形で 少し小さめの葉は、縁に 鋸歯 があるのも特徴のようです。
   雌雄異株で、3~4月頃、小さな淡白色の5弁花を いっぱい咲かせますが、
   雄花には雄しべが10~15本、雌花には雌しべが1本あるらしいので
   どうやらこれは 雄株 のようです。
 
  

   ひと目で モクレン科 だとわかりそうなお花を咲かせる 落葉広葉樹。
   コブシ (ひさかき) の花も 咲きました。
   高木になると 白い花を 梢 いっぱいに咲かせるようですが、我が家のはまだ おチビさん。
   それでも 早春に他の木々に先駆けて 真っ白で大きな花を 2~3個、咲かせてくれました。
   雄しべと雌しべ って こんな形だったんだ と 改めて知りました。
 




草木たちは、お花が咲いている時だけ それとわかるものが多く、
華やかな開花時期が終わってしまうと あまり目が行かなくなってしまったり、
小さい草木などの場合には、何がどれだか判らなくなってしまうこともあります。
けれども 彼らにはまだ 結実 という 大事な役目が残っていて、
次に気づかせてくれるのも たぶん そんな時。
実を結ぶ努力した結果 成果があらわれる ことでもあるわけだから
努力が報われ 多くの実が生ることに期待したいと思います。


今年も 3月に椿が硬いつぼみを付け、アジサイの新芽が出て以来、
我が家の小さな庭でも たくさんの植物たちに気づかせてもらうことが出来ました。
お花たちが咲いている時期は短く、
名前のわからない植物があったり
見逃 してしまったものもあったのかもしれないけれど、
一生懸命生きている小さな命に魅せられ、たくさんの癒 しをもらい、
植物たちには 感謝です。


今年も いろいろな姿を見せてくれて ありがとう!
これからも元気に育って また来年も きれいなお花を見せてニャン!


                          ※ なお、今回 関連歌の掲載がないことにつきましては
                                                 こちら で ご覧ください。



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今年は長く楽しめそうな ヒメコウゾ

2014-05-04 | 植物 に関するお話

目線よりずっと上のほうにあるものに目がいかないことはよくあります。

昨年は
ヒメコウゾ(姫楮) が屋根の上に はびこり過ぎていて 驚かされました。
倒れてきた に悩まされたこともありました。
月桂樹 が伸びすぎて いつの間にか庭が暗くなっていたり、お隣りにかかってしまったり、
枯れた シュロ の葉が汚く垂れ下がっているのを見つけたこともありました。
              ヒメコウゾ月桂樹 に関する記事については こちら
                 その他の 月桂樹 関連の記事については こちらこちら で ご覧ください。)

              シュロ に関する記事については こちら
                          その他の 関連の記事については こちら で ご覧ください。)


今年は …
2月に降った雪の影響で せっかく切ったはずの 竹林 に悩まされました。
その影響は 椿 にも出て、お隣りにかかった 1/3 ほどを切ることになってしまいました
一時は 月桂樹 もたわみ、それで枝が広がってしまったこともあって
やっぱり いつの間にか 暗くなってきていたことを感 じて、4月の初め 枝カットに奮闘!
この時 花が咲いているのを 初めて目にしました。

      枝や葉が上のほうに集中 していること。
      大きな葉が小さな花を隠すように密集 していて見えにくいこと。
      花は一時期 しか見られないこと。
      今まで見つけることが出来なかった理由は いくつか思い当たりましたが、
      とにかく 今年もまた新たな発見が出来たことは嬉しい出来事でした。


月桂樹
   
お腹が空いていた影響なのか、小さなお花の集まりが ポップコーンのように見えてしまいました。
                       
                                  月桂樹の花びら って 4枚なの!?


そして やはり同時期、
小鳥の声に ふと見上げれば、青空に もみじ が真っ赤に燃えて映り、
さらに目を凝らすと、ヒメコウゾ の木に 小さな丸い玉が付きはじめているのを見つけました。
昨年は赤い実が付くまで気付かなかったので 今年は早めに屋根の上へ …。

ヒメコウゾ紅葉
 
見上げたら 去年は見逃 した光景が …!
                   
葉が出て来たばかりのものや サクランボみたいな 雄花序 が出て来ているものもありました。
 
 模様のようだった花序のブツブツが どんどん目立ってきて、ブラックベリー似の顔立ちになりました。
    葉が伸びてくると、青空 に もみじの赤 と 緑 が 映えて きれい!
 
                     しばらくすると 雄花序 に花が咲き、徐々に 白っぽく見えてきました。
                   
                     下からだと ほとんど見えませんが、葉のあたりには 雌花序 も …!
  
新枝の基部付近からは 雄花序 が垂れ下がり、上方の葉腋には 雌花序 が付いています。
                   
近くにいると、 雄花序 から出る 花粉 なのか たまに 霧 のようなものが流れます。
 
ムラサキウニのような 雌花序 は、7~8月には熟 して 桑の実に似た 粒々の赤い実 になります。
  
白い花を採ろうとしたら 粉のようなものが落ちるだけで なかなか抜けず、花序片が採れました。
  
偶然の出会い : 手の中に落ちた雄花序の中から、5mmほどのシャクトリ虫さんが出て来ました。
                                                           
 
気づいた時、もみじの花 は もう終わっていました。  残念!  来年こそは …!
  
     いくつも枝分かれした小枝の先に 小さなお花が付いています。
                   
                          竹コプターのような実が もうたくさんできていました。

プランターの中の スズラン同様、
ヒメコウゾも まだしばらくは楽 しめそうで ワクワク!
我が家の裏庭に設置 した <小鳥さんのためのレストラン> にいらしていた 面々も
私と同じように 今や この ヒメコウゾが 大のお気に入りのようで、
毎日 朝も早よから一日中、賑やかに鳴いています。
俄かに 楽しくなってきた 屋根の上。
小鳥さんの声が聞こえ、私がよく出るようにもなったことで ロックまでが出たがって …
たまに抱っこして連れ出すものの、
オテンバ娘は ひとりで遊び歩きたくて すぐに脱走しようとするため 気が許せません!

  
鳥が鳴き、虫が飛び、葉が風に舞う!  何にでも興味津々な ロックお嬢 です。

         <余談話>
         屋根に上った時、皮だけで繋がっている 折れた ヒメコウゾ を見つけました。
         四方に伸び 3m近くもある枝は 屋根に掛かり、風で動いて危険!
         枯れていないことに驚いて、持ち上げ 折れる前のような状態に括りつけて
         やりたいと思ったのだけれど、重すぎる上に手が届かない!
         切ることを決断するも 高枝バサミでは 皮がなかなか切れず、伸びた枝が
         引っかかって下に落とせず、思ったより大変な作業になりました。
         他のことでも時間をとり、すっかり忘れてしまっていたことに気づいて、
         翌日、慌てて 水を張ったバケツの中に入れ、一縷(いちる)の望みを胸に見守ると、
         2日ほどで葉に力が戻り 見事に 復活 してくれて、生命力の強さに 再び感動!
         枝がかなり邪魔ですが、2つに分けてでも 何とか植えてやる場所はないものかと
         考え中!  これからの暑さに耐えられるのかという心配も含めて、毎日 お水を
         変えながら さすってやるのが日課となっています。


  
バケツのお水で復活 した ヒメコウゾ。  これを どうやって植えようか 悩んでいます。



屋根の上は楽 しいよね~!
高い所が好きなわけじゃないけど、ここは別格です。


              ※ 続きのような、続きとも云えないような、そんな内容ですが、
                 長くなり過ぎるので 次回に分散することにしました。

              ※ なお、今回 関連歌の掲載がないことにつきましては こちら で ご覧ください。


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