― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

2ヵ月ぶりの公園 ②

2023-09-27 | 植物 に関するお話
 
今回も夕方になってから出かけて行った約2ヵ月ぶりの公園。
①では小さな溜め池までを書きましたが、
そこから少し奥に目をやった時、景色がいつもとは違っているように見えました。

    〔やけにさっぱりして広く見えるんだけど… なぜかなぁ?〕
    〔あれっ!〕 〔もしかして… 無い!?〕 〔あっ! 無いっ!〕
    〔2ヵ月前にはあったのに… 無くなっちゃってるーぅ!〕
   毎回気になっていながら 長くなるので いつか別枠で載せたいと思っていた
   古いカツラの木が、何処にあったのかもわからないような状態で消えていました。
   かなり傷んでいるようだったので いつか切られてしまうんじゃないかと
   心配はしていたんですが
    〔無くなったこと、きっと誰も気にしていないんだろうなぁ!〕
    〔あるいは 古いから倒れたら危険なんて思った人がいたのかな?〕
    〔元気そうな木も切られているくらいだから 古いあの木なんか
     処分って感じで切られちゃったのかなぁ!〕
   急激に寂しさが襲ってきました。



あれっ? やけにさっぱりしちゃってない?

去年の3月末頃には お花が咲いて 枝先が薄い紅色に染まっていた 一番手前の木。

比較すると かなり小振りなのに
後ろの木々を従えているような、圧倒的存在感が好きでした。

なかなか見かけない堂々としたフォルム。

趣きのある後ろ姿もイケていました。


角度を変えると まったく違う木のように見えるのも魅力的!

ノキシノブやキノコが間借りしても 大らかな心で優しく見守り、
着飾ってもらっているような、暑さ寒さから守ってもらっているような…
そんな静かな共存が素敵に見えました。

夏場はショボクレているノキシノブも 冬場や この写真を撮った3月頃には生き生きとしていて、
その姿を見るのも楽しみのひとつ。
だけど お花は 逆光で 一度もきれいに撮れたことはありませんでした。
それがとても残念に思えます。

こんな写真も もう撮れないのねー!

1本ないだけで こんなにも違う!
今は よくある普通の並木っぽくなったなーという気がします。
下から緩い坂を上っていく時と 上の道から階段を下りてくる時とでは
全然違う雰囲気をかもし出しているこの並木ですが
どちらから見ても寂しく見えてしまうようになってしまったことがとても哀しく思えます。

   害虫を見つけて以来 気になって 毎回元気かを確認し、
   手を置いて話をするようになった桜の木より もっともっと昔から
   この木にも必ず手を置いてお話をしてきました。
   だから その寂しさは ひとしお。
   これから先も 公園に行くたびに、ここを通るたびに、
   思い出して寂しく思うのでしょうが、
   いつでも見返せるよう ブログに載せられたことだけは良かったと思えます。



もうひとつ 気になっているものがありました。
それは コブのようなものがいっぱい付いている 葉っぱ。

さほど目立たないものは

まだそれほど大きくなっていないものと思われます。

色もまだ葉っぱとほぼ同色。
右上の白っぽいもの、これもこれからコブになるのかしら?

コブの部分の色が変わり、かなり出っ張ってきているものや

葉っぱ全体に広がってきているものもありました。

中には 真ん中あたりに固まっているものもあって、
よく見たら そこから産毛のようなものが生えていました。

そんな中、ちょっとホッコリさせてくれたのが センニンソウ。
ただ 去年はかなり咲いていたのに このあたりは広範囲に渡って刈り取られてしまったため
今回見つけたのはこれだけでした。


これは今年の3月初旬の写真。
まだ柔らかそうな葉っぱが可愛そうな状態になっていました。

   これは 虫こぶ あるいは 虫えい と呼ばれるもので、さまざまな寄生生物の収奪に
   よって 植物の組織が異常な発達を起こして こぶ状の突起となったもの。
   名前のように 昆虫の寄生によって形成されるものが多いそうですが、ダニ・線虫・
   菌類・細菌などによる場合もあるそうで、寄生は葉だけでなく 草類の茎や樹木の
   細枝、花や果実などにも見られることがあるとのことでした。
   虫こぶの原因となる虫は、単食性で決まった植物のみを加害することが多く、
   ハエ目タマバエ科、ハチ目タマバチ科、フシダニ類、カメムシ目アブラムシ科、
   カメムシ目キジラミ上科やカイガラムシ上科などがいるようです。
   産卵管を植物体に差し込んで内部に卵を産む。
   卵の状態ではそれほど目立たないけれど、幼虫、蛹と成長していくうちに
   大きく膨れ上がり色づいて大きな虫こぶとなる。 虫こぶの断面を切ってみると
   内部に幼虫を見つけることもあるそうですが ゾクゾクして触るのは無理そう!
   これを見た時、痛そうとか痒そうとか思ったのだけれど、果たして植物にそういった
   感情はあるんでしょうか? いずれにしても細胞が傷ついてしまうのだから可哀想!
   実際、植物が生育せず 被害が拡大するに従って全体が枯れてしまうこともあるそう
   なので 何とかしてあげたいと思ったのだけれど、対処法は害虫の種類によって違う
   そうなので 公園の管理会社の方がどうにかしてくれないかなーなんて願っています。
  


去年より広範囲に渡って刈り取られてしまった影響は
カラスウリ にも出ているのでしょうか?

今回は ひとつしか目にすることが出来ませんでした。
まだこれからの可能性は大いにありそうですが 今年は暑かったから その影響もあるのかな?
だけど、この時期ってもう赤くなっていたんだっけ?

見返してみたら 去年はこんな感じでした。
暑すぎて赤くなった? そんなこと あるのかしら?




お花が少ない 公園内。
だから それほど広くないこの場所の キバナコスモスが華やかに見えました。



池の水位は相当下がっているものと思われます。

池越しに見る夕方の空がきれい!
暗くなるから カラスさん?もお家に帰るのかな?



害虫を見つけて以来 親しみを感じて、
必ず立ち寄り 手を置いて話をするようになった桜の木。
高齢のようだけれど 頑張っているなーと思える姿から 元気をもらっています。



こちらも確認のため必ず立ち寄る コクサギ。
枝に白く虫が付いちゃっているようだけれど 元気そうで安心しました。




富士山が見えて ラッキー!



久々の公園は いつも同様 気になるものを見回るようなお散歩でしたが
①よりは ちょっと寂しい体験がありました。
いつもいつもいいことがあるわけではないとはわかっていても
実際に目にすれば気持ちは揺らぎます。
最後に富士山が見れたことが救いでした。


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2ヵ月ぶりの公園 ①

2023-09-20 | 植物 に関するお話
 
公園まで行くのは 約2ヵ月ぶり!
日中の暑さがこたえるため 今回も夕方になってから出かけて行きました。

   少し間が空いたなとは思っていたけれど 2ヵ月も経っていたとは…!
   時の流れが加速しているように感じられるようになって
   記憶の曖昧さも加速しているなーと思える時が増えてきているようにも思えます。



公園手前の道端で 見事なほど穴の開いた葉っぱを見つけて近づいたら
お食事中の虫さんを見つけました。 しかも何匹も…!

美味しさの違いなのか 気分の問題なのか、
穴に大小があるのが気になりましたが
この勢いで食べられたら ここにある葉っぱは
すぐにレースみたいになってしまいそうで 可哀想に思えました。

   この虫って害虫?
   あとで調べたら ウリハムシ という害虫だということがわかりました。
   春から夏にかけて、キュウリやメロンなどウリ科の植物に出現し、
   幼虫は根を、成虫は葉を食い荒らすという。
   多数集まってよく飛ぶと知ったら 身震いが出ました。
   それにしても この葉はクズ。 クズはマメ科なはずだけど、
   ウリ科じゃなくてもこんなに食べられちゃうの!?
   この時は 太い葉脈を利用して上手に渡る姿がちょっと可愛いようにも
   見えたのだけれど、害虫と知ると ゾクッとしてしまう。 これって 偏見よね!
   だけど クズも強い植物だから 多少のことではへこたれないはず。
   どちらも大量に増えたら迷惑になる動植物に類しそうなので
   増えすぎないよう願いたいなとは思いました。



いつも気にして見ているアジサイさんは、2ヵ月前よりさらに増えた雑草の大群に覆われ、
下のほうが見えないくらい埋もれていました。

きれいな水色をしていたお花さんたちも 色が飛んでしまったようになっていましたが
それでも ドライフラワーには ほど遠い感じ!
「これからまだまだ頑張るぞー!」
そう言っているように見えたアジサイさんの逞しさが素敵だなと思えました。


こちらも 前回よりさらに雑草が生い茂って
今回も 割れ目からマンリョウが生えていた木のところまで行くことは出来ませんでした。

遠目からだと ほとんど変わっていないように見えますが
元気そうではあるので ひと安心!


植木鉢の代用みたいになっている切り株 発見。
わざわざ中をくり抜いて土を入れて植えたのかしら?
まったく目立ってはいないけれど こういうの好きだなぁ!
可愛くてオシャレで さりけない! そんな姿に愛着を感じました。


前回はなぜかビニールシートが被せられていた切り株。
今回はそれが剥かれていて 上の部分には網目模様の傷がつけられていました。
これって 雨が染み込んで枯れやすいようにしているのかしら?


遺跡のようだと思った こちらの切り株は
今回も雑草に埋もれているようでしたが 下の部分だけは刈られていました。
これって 全部はできないけれど 道に近いあたりだけきれいにしたってことなのかな?


去年はこんな感じの景色で

右側のヒマラヤ杉には 大きな松ぼっくりがいっぱい付いていました。

なのに今年は ひとつも見受けられない!
これも猛暑の影響なんでしょうか!?

何かが起こる前ぶれ? なんて考えて気にすると老化が加速しちゃいそうです。
鳥や虫も普通に見かけるから 変な憶測で心配するのはやめたいわよね!
って 誰もそんなこと考えてません?

去年の写真の 歩道に近い左側の木には
立体ポケットのような形をしたものと大きな傘状のキノコが生えていたのだけれど

立体ポケットキノコはえぐり取られ、大きな傘状のキノコは切り取られ、
さらに前回 4つに分かれた太い枝を2本も切られてしまっているのを目にして
可哀想に思えてしまいました。
でもいつの間にかまた 大きな傘状のキノコが生えてきていて びっくり!
これって 木ではなくキノコのたくましさになるんでしょうから
あなたも負けずに頑張るんだよー! って ますます応援したくなりました。


2ヵ月前は雑草の辺りまで水があって 小魚さんも泳いでいた場所が
水があったとは思えないような状況になっていました。
こんな大きな池から 階段2段分もの水が無くなるって凄いことよね!


大きな池があんな状況なので、小さな溜め池は もちろん水嵩が減っていました。
カエルちゃんたちは大丈夫なのかしら?
草が生い茂ったあたりから水面を覗き込んだら 近くで人の声が…

回り込んでみたら 男の子が二人。 溜め池の中を網でまさぐり回していました。
〔キャー、何してくれてんねん!〕
 心の中の声は なぜか関西弁!
〔これじゃぁ カエルちゃんたちが元気だったのかがわからんやないかい!〕
ちゃんとした関西弁を話せるわけではないので適当言葉になっているものと思われます。

もうカエルちゃんなんて全員避難しているに決まっています。
「あー 会えなかったなー!」  ガッカリでした。

   でもこの子たち、話しかけたら ちゃんと対応してくれて、
   行こうとしたら 「さよなら!」なんて声をかける気配りをみせてくれました。
   だけどその後 お母さんの怒っている声が聞こえてきて びっくり!
   思わず首がすくんで ちょっと気の毒な気がしてしまいました。
   服も靴も一切汚れてはいなかったし、落ちても たぶん15cmくらいの深さしか
   なさそうなので危険とは思わないし、たとえ滑って転んで服が泥だらけになっても、
   「バッカじゃないの!」 って苦笑して終わる。 昔なら 男の子はそんなのが普通で、
   それが勉強にもなるってお話だった気がするのだけれど、
   白い網がドロドロになったことも要因のように聞こえたから
   たぶん〔せっかく買った網が…!〕って思っちゃったんでしょうね!
   びっくりして思わず怒っちゃうなんてことはあると思うので
   まぁよくあることよね と思って お散歩を続行しました。



今回もいつも同様 気になるものを見て回る
見回りのようなお散歩となりました。
出かけてみれば 何も変化がないなんてことはないもので
また新しい発見ができたりすることが楽しみにもなっています。
そんなこともあって まだ少し書きたいことが残っているのだけれど
これ以上長くなるのは避けたいので
続きは次回 ということにしました。


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チッチの書いた絵本、読んだらまた泣けました

2023-09-10 | 孫・家族 に関するお話
 
12年前に投稿した ブログ記事
     『モグとモモのお話』 (詳細は こちら で ご覧ください。)
期せずして飼うことになった 2匹のパンダウサギ の思い出を
ウサギ年 だった その年に書いたものだったんですが
あれから 干支がひと回りしてしまったことに驚きを感じています。
ただ その記事が、それよりさらにさらに昔に生きていた彼らを
今でもはっきりと覚えているという証明のようになっているのは嬉しいことです。
そんな彼らの 飼い始めからを書いたのが 『ぼくはモグ』 という絵本
チッチが 小学生の時 夏休みの自由研究 で書いたものでした。


   目立たない茶色の無地封筒に入れられていたこの絵本
   学校が 手作り絵本コンテストに出展してくださって、結果 奨励賞をいただき、
   返却希望者には返されるというシステム利用で 戻って来たもの。
   傷まないよう 保管の際 その封筒に入れたままの状態にしておいたら
   大事にし過ぎて けっきょく ずっと見る機会を失うことになってしまって、
   引っ越しで古い写真を整理している時に
   折れないようアルバムとアルバムの間に挟んであったのを見つけました。
   改めて読んでみたら、〔 こんなこと書いてたのねー! 〕と感動し、
   当時の記憶が鮮明に蘇えってきて、また泣けました。
    『モグとモモのお話』は 私の思い。
    『ぼくはモグ』は チッチの思い。
   〔 置き場所を忘れて見れなくならないよう
     いつでもすぐに見返せるよう これもぜひ載せておかなくっちゃね! 〕
   そうは思ったものの、引っ越しの忙しさにかまけて いつしか忘れていき、
   その後も思い出しはするものの じっくり取り組む余裕がなかったり、
   手鈍いこともあって うやむやな状態が続く結果となってしまいました。
   そして また時は流れ またウサギ年が巡ってきた。
   〔 ここまで延び延びになってしまっての ウサギ年
     狙ったわけではないけれど これはもう 今年載せなきゃ いつ載せるのの心境! 〕
   しかし 見やすいように修正することにも時間がかかるなど
   いろいろなことが重なって あっという間に9月!
   ちょっと焦りはじめて 今回こそは機を逃すまいという思いで投稿に漕ぎつけました。



チッチが小学生の時に書いた絵本 『ぼくはモグ』

   <1ページ目 左>
ぼくはモグ。 ウサギのモグ。 生まれたのは 小学校のウサギ小屋。
だけど ぼくの両親が ぼく達をほったらかしにしていたので、
飼育係の子供達が 心配して、手分けして ぼく達を家へ連れて帰ってくれたんだ。
そして・・・ ぼくと妹のモモは、このチーちゃんの家にやって来た。


       <1ページ目 右>
ぼくの名前の「モグ」っていうのは、顔がまっ黒くて モグラくんに似ていたから。
「モモ」の場合は 顔の真ん中に白い線があって、モーモー牛さんに似てたから付いたんだ。
ぼくはモグモグ食べて大きく男らしくなりそうだし、
モモは女の子らしい名前だって ふたりとも、とっても気に入ってるんだよ。


   <2ページ目 左>
小さなダンボールに綿をしいた ぼく達せん用のお部屋は、
あったかいチーちゃんのお部屋の中に置かれていた。
ぼくが生まれたのは、4月の初め。 外はまだ 寒かったからね。


       <2ページ目 右>
ぼくとモモは、毎日よく おしっこと、ゴマよりも小さなウンチをして、
そのたびに 新しい綿ととり変えてもらったんだよ。
フカフカのふとんにくるまれて、とっても あったかくて気持ちよかったなぁ。


   <3ページ目 左>
生まれたばかりの頃は、チーちゃんのお母さんが お務めしている病院の薬の空容器に、
ミルクを入れて 3時間おきに だっこして飲ませてもらったんだ。
チーちゃんのお母さんも「まるで、また赤ちゃんが出来たみたいね。」って
言いながら世話してくてた。


       <3ページ目 右>
ミルクが上手に吸えなくて、口の中にポタポタたらしてもらったんだけど、
時々 鼻に回って、クシャミが 出ちゃったっけ。   モグ 「クシュン!」

   ・ ミルク(牛乳)は、おなかにたまらないから すぐ おなかが へっちゃったな。
   ・ 耳につける薬の 空容器を利用。
   ・ カルシウムとビタミン剤入りミルクで栄養満点!
   ・ 容器は ちゃんと消毒して ミルクは あたためてくれた。


   <4ページ目 左>
少し大きくなったぼくは、ワンパクで、り乳食のニンジンやキュウリのすりおろしを、
お皿の中に 手や足をつっこんで食べて よくおこられた。
人間の赤ちゃん用の ベビーフードも食べたよ。
この頃のモモは まだ おとなしかったな。


       <4ページ目 右>
でも ・・・ ある日、ぼくは 自分の体が重く感じられるようになったんだ。
足が まひして動かない!
チーちゃんのお母さんが心配して、ぼくを病院に連れていってくれたけど ・・・・・


   <5ページ目 左>
レントゲンっていうのを とったあと、先生は
「この子は、生まれた時から 骨ばんがせまいので、足の神経が あっぱくされて
動かなくなったのでしょう。 かわいそうだけど、食べ物を はいせつ出来なくて
長くは生きられないと思いますよ。 助ける方法もないですし ・・・」と、言ったんだ。


      <5ページ目 右>
そしたら、チーちゃんのお母さんは、ぼくのおなかや足を マッサージしながら
「絶対 死なせないからね。」って言ってくれた。 皆 泣いていた。
だから、ぼくも「絶対に 死ぬもんか!」と思ったんだ。


   <6ページ目 左>
レントゲンって とってもこわい機械なんだよ。
小さな部屋の冷たい台の上に体をのばしてねかされたと思ったら、
かみなり様より もっとすごい光が、目の前におちてきたんだもの。


       <6ページ目 右>
ぼく、あの時は 本当にだめかと思ったよ。


   <7ページ目 左>
ぼくは、病院がきらいだ。 「ワン。」とか 「ニャー。」とか
悲しそうな声が聞こえてきて、先生が ぼくをこね回して・・・!
とってもこわくて声も出なかったよ。
でもね、ぼくは今でも とっても元気です!
動かない足を支えながら バランスを とらなくちゃいけないから、
手もちょっと曲がっちゃったけど、ぼくは、今 とっても幸せ。


       <7ページ目 右>
皆がぼくを かわいがってくれるし、おいしい物がたくさん食べられるし、
体がよごれると、おふろにも入れてもらえる。
初めは、ビクビク して入っていた おふろだったけど
今では、気持ちがよくって鼻歌まで出そうだよ。


   <8ページ目 左>
今のぼく達の住まいは、2階のベランダなのさ。
昼間は、その中で自由に遊べるんだよ。
夜は、小屋に入ってねむるんだけど、暗くて モモとふたりでも ちょっとさびしいな。


       <8ページ目 右>
モモは とっても美人になったよ。 よく、お顔のお手入れもしてる。
ぼくは、手が上手に使えないこともあるけど、
男だから おふろ上がりのだっこの時だけすることにしてるんだ。


   <9ページ目 左>
ぼくの大好物 教えてあげようか?
お米 ・ げん米 ・ ゴマ ・ 高野どうふなんだよ。 ラビットのえさより大好きさ。
あと、ニンジンより、レタスやブロッコリーが好きさ。 キュウリも好きだよ。


       <9ページ目 右>
もう1つあるよ。 それは木のすだれ。
ベランダに、ねこよけのために張ってくれたのを 食べちゃって おこられたこともあるけど、
今では ぼく達用に、食べていいのがあるんだ。 ポリポリして すっごくおいしいんだよ。


   <10ページ目 左>
このごろモモのおてんばぶりには、あきれちゃことも多いよ。
モモは、少しぐらいの高さなら、飛びこえるのさ。
時々ぼくもまねして はねてみるけど、なかなかうまくいかないなぁ。


       <10ページ目 右>
でも、ぼくはこれからも がんばるんだ!
ぼくの家族と いっしょに!




過去記事を見返すと〔 残しておいてよかったなー! 〕と思うことが多い。 
タイトルだけで思い出すものや 読んで再び思いが溢れ出すもの。
昔とまったく変わらない思いに気づかされることなどもあります。
年々 しみじみと見返すことが多くなっているようにも思う 過去の投稿。
まだ すべてを忘れてしまうほどボケてはいないけれど
この先 書けなくなる日が来ても 見返す楽しみと 思い出すというリハビリには繋がるはず。
そのためにも〔 その時の思いの断捨離は し過ぎないでいたいなー 〕と思うだけれど、
そんな思いに頭や体がついて来てくれなくて 歯痒さを感じる日々となっています。
記録されている記事の有難さや 残しておくことの大切さは感じているのにね!

今回は モグが思ったことのように書いたチッチの文面と絵から
当時の様子や心の葛藤の数々を思い出して
〔 モグが本当にそう思ってくれていたなら嬉しいなー! 〕と
ウルウルしながら 何度も絵本を見返しました。
思い出すには 絵も いいなー!

改めて そう思う理由は 、
ある時期の自分の投稿が かなりの長文だったということにあります。
それはそれでいい思い出だし 読めば 真面目に取り組んでいる様子も伝わり、
思いに大差のないこともわかるし、絵なども混ぜてはいるんですが
今後 どんどん歳を重ねていくと 読み返す時に 読み応えあり過ぎ?と思う気持ちも少々!
だから近年は 写真が多くなっている。
まぁ ブログは自分の世界だから、自分らしくあるのが一番でしょうけれどね。

 
泣ける時は何度でも泣けるものですね!
でも時が経っているので、悲しいというよりは
ありがとうの気持ちや感動のほうが大きくなりました。
やっと投稿出来たという安堵感もあり、
またいつでも見返せる楽しみが出来たことで 今は嬉しく思えています。


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