一瞬かと思うほど速い月日の流れです。
今年はうだるような暑さがいつまでも続いていたので
急に縮こまるほどの寒さがやって来て 今の気候だと言われても俄かには信じがたいよう!
前日との気温差が10度もあると 体のこわばりと共に疲れの蓄積も感じてキツイ!
ただ 天気予報がいくら伝えてもピンとこないと感じていた温度差が
はっきりと認識できたことは学びとなりました。
飛んでいった季節。
これは8月、あの暑い夏の時期のことになります。
最近は昔より昆虫の姿を見なくなったような気がしています。
夏といえばセミ。
このセミも私が小さかった頃は 7月~8月なんてうるさいくらいに鳴いていたのが
旧家の時は8月に入ってから鳴き声が聞こえるようになるという感じ!
今は公園に行ってもうるさいと感じたことはないどころか
まったく気づかないくらいの時のほうが多くなっている。
前回投稿のオオクワガタなんて生きている姿は見かけたこともないし
近年 トンボや蝶も いっぱいいるなんて思ったことがない。
ここ数年、特に今年の暑さは恐ろしいほどだったので
夏の虫たちでさえ暑すぎると感じて
陽が出ている間は隠れているのかもしれないなと感じています。
ある日
公園で 葉に停まっている 小さな シジミ蝶 を見かけました。
でも 何だか形がおかしいような…!?
この違和感はなんだろう?
その理由は 2枚の翅の間がやけに広いように思えたことにありました。
近寄ってよく見ると それは 1匹ではなく2匹の蝶でした。
子孫繁栄のため奮闘中!
近寄り過ぎたせいか 飛び去ってしまいましたが
2~3m先の葉に舞い降りたら まだ繋がっていました
考えてみたら 蝶々さんのオスとメス
見た目での大差がないため
違いを考えたことは なかったような気がします
この子たちは ヤマトシジミ という種類のようです。
分布は東北地方から沖縄までの広範囲。
都市部などでも4月から11月頃までの長い期間見かけられ、
人間社会とうまく共存できているといえる種だそうです。
北海道には生息しておらず、山地にもいないと言われているようですが
地球温暖化の影響で こういった分布も変わってきてしまうのかも
しれないなと思えてきます。
なお オスは翅の表面が青色に輝き、メスはグレーだということです。
写真を見返すと 色に違いはあるように見えるのだけれど
この写真の場合 逆じゃないの? と思うのは私だけでしょうか?
もしかしたら 色の違いは翅を開いた状態の時のことを言っているのかな!?
よくわかりませんでした。
ただ 写真から気づいたのは 蝶々さんの顔がすごく可愛いな!という点と
オスのほうが体が太めってことはあるのかしら?という疑問でした。
人間がワガモノ顔で地球を支配してきたせいで
植物も動物も甚大な被害を被ってきた。
そのせいで絶滅してしまった動植物も多いと聞きます。
小さい頃からよく目にしてきた蝶たちの数も減っているそうで、
日本を代表する鳥とも言えるスズメでさえ生き残るのは大変な状況と聞けば
不安はさらに募ります。(そういえば確かに 昔は朝 必ずチュンチュンと
うるさいくらいに聞こえてきた鳴き声を 最近はまったく聞かなくなりました。)
「みんな頑張って!」と言いたいけれど 地球が良くなる兆しが見えない中では
簡単に言えない気もしてしまって悲しくなります。
近年 子どもの数が減少し続けているというけれど
子どもを育てるのが怖いくらい! とか
育てる自信もないから子ども自体ほしくないな! とか
お金もかかるので子どもはひとりで充分だ! とか
もちろんほしくてもできないこともあるでしょうし、
ひとりのほうが自由でいられるから結婚もしたくない! などなど
子どもがたくさんいた時代とは違った事情や考えかたも生じているようです。
〔今の世の中、生きていくのも大変だ!〕と思うのは
もしかしたら人間だけじゃないのかもしれません。
もちろん動植物たちがそんなことを考えているとは思えないけれど
生きにくい世の中になったのは事実でしょう。
考えさせられるなぁ!
種存続のための真剣な瞬間に
お邪魔してしまったことを申し訳なく思っていたのに
そこまでして撮った写真に あまりいいものがなくて 申し訳ない気持ちが倍増!
さらに、学ぶものがあったことには感謝もしたい気持ちです。
お返しは これから産まれるであろうその子たちが
無事に育つよう心から祈るというくらいしかできないけれど
どうか次の世代もその次も ちゃんと受け継がれていきますように…!
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