― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

他愛ない 桜話  ― さくらの頃に ―

2008-03-31 | 植物 に関するお話
早咲きの桜 が 咲いているのに気づいて 春を 感じ始めた と思ったら、

もう ソメイヨシノ が 満開 に …!    早 ~!
                                     私のブログは 遅 ~!!


        
                             (目黒川沿い)
春ですね~!                

花が 咲いていない時は 誰も 気にしないのに、            

この時期 ばかりは 持て囃される 桜。     ほんの一瞬!

本当に 一年のうちの ほんの一時期 でしかないのに、

日本を代表する花 なんですよね~!  
                           奥ゆかしさ? 日本の心で した!
                    
桜 と言えば …  ソメイヨシノ。

この 5枚の花びら(一重) が 最も 桜らしく、
             “和” のイメージ も 強い。
                            和物 には よく 利用されます。
花びらの先が 二つに割れている のも 独特で、

色も 淡いピンク。

けっして 派手な花 なわけでも なく    

ひとつひとつは 小ぶりなのに、
 
一面を ピンク(?)で 埋め尽くすほどに 咲き誇る!

凄いもの だと思います。

“桜 と言えば ピンク ” と もう インプットされてしまっているので   

ピンク とは 書いたんですが、

桜の花びら、ずいぶん 白っぽくなった と感じませんか!?

蕾 のうちは まだ 色も はっきり しているのに  

開いてしまうと 淡い というよりも 白っぽい!

写真に収めた時 などには 特に感 じます。

人間も 病んでいるから   

桜まで 顔色が 悪くなっている のか な~ !?
               地面が、空気が …、地球が、病んで いるから なの!?
本当のところは わかりませんが、

近年、気になっていることの ひとつ です。

                    

桜 と言えば …  花びら は 5枚。

八重 と言うのがあることぐらいは 知っていますし、見たことも ありますが、

5枚(通常)のものが 一重

7~10枚程度 のものを 半八重

11~60枚程度 のものを 八重

そして、                              

100枚~400枚程度 のものを

と言うのだそうです。   一生懸命 数えてみたこと ないけど、ちょっと 興味あり!
                       で も 最近 そういう場所に 行かないから 望み薄 かな! 
                       出合った 時は 是非 数えてみた いと 思います!

“菊” なんて 見たことも 聞いたことも なかったですけど、        

そんな花が 枝に咲いたら、

よっぽど 体力のある木 じゃないと 疲れちゃいそう!   枝が 重そう!

それに、

それって ちゃんと 桜 に 見えるんでしょうか!?   菊みた いのが 咲いてた ら
                                           絶対 変ですよね~!

                    

開花予想開花宣言ソメイヨシノ咲き具合。  

            
                          (Y氏撮影)
桜の種類で 他に 思いつくのは

山桜、江戸彼岸桜、大島桜、しだれ桜、八重桜 …

そんなもんでしょうか!?

それなのに、                     

栽培品種 を合わせると 約600種類 ほども ある と聞いて びっくり!!
お花の種類の多さ には   

本当に ()驚かされてばかり います!

                    

桜の名所 では 今年も、

場所取り合戦 が 繰り広げられているのでしょうね!     

会社での場合は それが 新入社員のお仕事 だったりも しますよね。

昼間は まだ 良いですけど、夜は 冷える。

身体が 温まるほど 飲むなんて なかなか 出来ないから

かなり 重装備して 出かけないと 寒くて 風邪を ひいちゃいます。

それに、せっかく良い場所を 取ったって、

飲んでいるうちには  桜なんて    

     そんなの 関係ねぇ~!

     飲んで 騒げりゃ それで良い!

… って なっちゃう人も 多い みたい!
               きれいだけど 短い花の命、ちゃんと見てネ!
楽しむのは良いけれど 気をつけないと いけないことも あります。

公共の場ですから 羽目を 外し過ぎないように …

後始末を きちんと …

そして、
トイレには 早めに … !  以前、長蛇の列に 慌てたことが あります。
                冷えるし、水分をとっているから、普段より 大変!
                トイレの数も少ないことが多いから、男性より 女性はさ らに 要注意!


                    
この時期になると、毎年                          

我が家の近くは もの凄い 交通渋滞 になります。

バスが まったく 当てに ならないから、近隣の駅に出るのも 大変なんです。  

近場に 桜の名所となっている公園 があるから なんですが、

遠くから 一日がかりで 来られる方も 多いというのに

こんなに近くにいて 毎年 行けないで 終ってしまう!

忙しい ということも ありますが、  

行こうと思っているうちに 時期を 逃してしまうことや

あの 混雑振りを 見ていると

どうも 引いてしまう部分()が 大きいことも あります。

勿体ない ですよね。

だけど マー君騒動で 今年も                

お花見には 行けないまま 終ってしまいそうな ()予感!

みんなで お花見が 出来るのは、

マー君達が イギリスから 帰って来てから に なるのかも しれません。

               その時は、  桜の下で 宴会!?



  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



桜 …

今回は 発売開始直後、新曲のご紹介 です!

2008(平成20)年 3月26日発売、
            
岩出和也さん『さくらの頃に』
           (作詞 = 里村龍一さん。作曲 = 徳久広司さん)。

「寒空夜空の 星くずなのか おまえも俺も あの頃も」
  「さくらさくら 桜の頃は想い出す お前の涙 散るようで」
    「あの頃無理でも 今ならば 幸せ一輪 咲かせてやれる」   

     お前とは 散り行くさだめだったのか 。
     ふたりで旅をするはずが、今では遠い夢になってしまった。
     苦労を隠して尽してくれたお前。
     いまだに 心の真ん中には お前がいる。
     今ならきっと幸せにしてやれるのに、
     果たせぬままの約束や 借りもあるままに 別れてしまった。
     今頃は特に お前を想い出すよ。
     いくら 呼んでも、桜の季節に いないお前を。

   その時は気づかない大切さ!
     何かあるたびに 想い出すことになるんでしょう。 
     記憶が薄れていくまで、何年も …!


北島三郎さんの 『北の漁場』 のような 曲の始まり方。

メロディーは覚えやすく、歌いやすい。

詞 は 哀し気 だけど、曲 は 元気!

だから、歌っていて 気持ち良い 発散ソング になります。

「さくら 」 は 別れた彼女の名前。

桜の頃に 思い出す という “かけ言葉” に なっています。

岩出さんは けっこう シャイな方。

そして、私と同じで とっても 歌好き なんです。

彼の思いは、 一年に 一曲。 

その一曲を 大事に歌っていくのだ と おっしゃっていらっしゃいました。

だから 今年は この曲で 頑張る!

あんまり 力には ならないけれど、

私も 歌って 応援します。

           さくら さくら~! 和也 和也~!
             おんなじ 歌好き同士なんですもの。 頑張ってください!




さくらの頃に
岩出和也,里村龍一,南郷達也
キングレコード

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   「GTA」 「顔文字を動かそう!」

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先着(?)優先!  ― かいじゅうのうた ―

2008-03-25 | 孫・家族 に関するお話
ラビが亡くなって 1年。

「赤ちゃんが 18日に生まれたら、ラビの生まれ変わり かも しれないね!」

って 話していたんですが、

“チビ猿君” は 待ち切れなかったのか、

4日も早く 降りて来てしまいました!   あーぁ! 出来れば パパを
                                  待ってってあげれば 良かったのに ~!

   パパが ロンドンから帰って来ないから、まだ 名前が 決まらない!
   せっかく 呼び慣れてきたんだから、
   このまま“チビ猿” にしちゃお~ョ! 良くなくなーい! (良いの?悪いの?)
  名前って 不思議! だんだんそんな風に見えてくるし、似合ってくるような 気がします!

子ども達にするお話なら、
「きっと、お空の上から 「僕のお家は どこかな?」 って 覗いてたら、
落っこちて来ちゃったのかも しれないね~!」 って 言ってることでしょう。
それに、
ラビにしたって、 まだまだ自由に 飛び回っていたいのかも しれないですし、
大切なものが 好きなことを しているのなら それが 1番嬉しいこと。
自分の都合だけで 望むのは 愛情ではない と思っていますから …

     慌てずに、 いつか 会える時 を 待ちます。  

さて、
“チビ猿君” が 19日の午前中に 帰って( 初めて)来て、
                             今は 退院も 早いんですね!
我が家 は チビ猿 ペース

マーブルは 早くも ちょっと いじけ気味 … の様子!?

匂いを嗅いで チェック は入れたものの、あまり 近寄ろうとはせず、

私が 娘 (“チビママ” と呼ぶ?) を手伝って “チビ猿君” を 構っている時は
   “チーママ ” じゃ スナックのママみた いでしょ! 親子だから “チビ ” で 統一 しましょ!
少し離れて ちょっと 恨めし気な目で 見ているんです。

それでも、“チビ猿” と 私 との 3ショット の時は

“おチビ” を抱いた 私の膝の上に乗って来て

いつものように こちらに お尻を向けて 寝そべったりも している。
         足を 対面のイスに 乗せた状態の 膝の上は、彼専用のハンモック!
             長居されると しびれて辛いけど、可愛いから 我慢も苦に あらず!

そのくせ、娘が来る足音がすると、サッと降りて 知らん顔!

臆病で 甘ったれ なくせに

「僕は 甘えてなんかいないぞ!」 って 強がってる感 じ です!

そんなところまで可愛いと思うのは 人間じゃないから なんでしょうかね!?
         これが人間だった ら、可愛いって 思うかどうか!?
こんな時には、

とにかく この “いじけマーブル” を 大事にしてあげることが 大切 なんです。

昔、ラビが家に来た時には まだ ウサギの モモとモグ がいて、
ラビは 三番手 だった。     彼は、お 隣のお 家の庭に 捨て られていた 子です。

おチビな子猫 だから といって 皆が急に そちらに集中 したら、

前からいる子達だって わかって 寂しがります。

だから 以前と変わらない愛情を 見せてあげること。

この時は 両足が不自由だった モグを 最優先 にしてやりながら、

皆を 出来るだけ差別なく 可愛がった。
おかげで、モグは とても おっとりとした優しい子 のまま 育ち、
モモは いっそう 自由気ままな おてんば娘 になり、

ラビは 甘えながらも 我慢するということも 覚えました。

もしかしたら、自分はウサギだと思っていた のかも しれませんけど … !

             ×   

でも モグが逝ってしまって 数年後に モモも 天国 に逝ってしまうと、

ラビは 寂しさを 経験して、いっそう 私に ベッタリに なりました。
      仲間がいなくなったのは 寂しいけど、“甘え放題” は 気に入っていたみた い!
それが、ある日突然
マーブルが やって来て … 、    彼は、バザー会場に 捨て られていた 子です。

ラビは その時 とても ヤキモチを 妬いたんです。

だから やっぱり 前からいるラビの方に 少し重きを置いて 可愛がった。

  これは 人間にも通じることだと思うんですが、二番目が生まれたら、
   初めのうちは 一番目を いっそう 可愛がってあげることが 大切!
   どんなに小さくても、赤ちゃんよりは しっかりとした 意識があるので
   手を抜いたり、可愛がり方を急に変えたりしないよう 注意して
   不安を抱かせないように、たっぷりの愛情を あげなくては … !  

ラビは 自分をウサギだと思っていたからなのか 猫が大嫌いで、
               そんな怖いウサギちゃんは いないでしょう!
初めは 自分のテリトリーに入って来た マーブルを

許せないという勢い でした。

そこで、マーブルを ゲージに入れて 姿が見えないように 布を巻き、

臭い から覚えさせたんですが、 大変でした~!

   その時のマーブルは ゴミをあさって 生きていたのか かなり臭く、
   洗っても洗っても、お口の臭いが消えるまでには 1年も かかりました。
               ラビも 《 フレーメ ン現象 》 を 起こしたかも!

でも 少し慣れてきて 自分が 愛されているというのも わかってくると

くっ付いてくるマーブルが うっとうしいながらも 気を 許せるようになり、

そして、だんだん 譲る ということも 覚えてきました。
マーブルが甘えている時は、 「しかたない。待っててやるよ!」

          親分は 大人で カッコ よかったです!!
   やると決めたら どんなことをしてで も やり 遂げようとする 頑固さ も 持っていました!
それに引き換え、マーブルは 遠慮なし! 
ラビが甘えている時でも、 「ねぇ ねぇ 僕も 僕も!」
                          弟君(子分)は 甘子過ぎます!
今、親分のいなくなったマーブルは、

いっそう臆病で 甘ったれになりました!
               ず~っと一緒で、頼りにしてた 親分だったのに、
                      急に いなくなっちゃったからね! 一時期の ラビと 同じ!

そんなことから、

我が家では “チビ猿君” といえども

後から来た子は 二番手 で … ! それが 我が家の 家訓 です。
               家訓なんて あったっけ?…って?
                    「上(先に来たもの)は 尊敬し、
                             下(後から来たもの)は 愛すべし」ですよ!
                     人間だけが偉いんじゃない って ちゃんと 覚えててほしい!


“チビ猿君”は、数ヵ月後には イギリスに行くことも 決まっていますし、

あまり 手を掛け過ぎては 新ママ、新パパ のためにも良くないと思うし、

私も きっと … 寂しくなる。

だから 困る時以外は 出来るだけ

熱くなり過ぎない 待機要員 でいるように 心がけようと思っています。

                     
        マーブル 一番 、 チビ猿 二番!
      「チビ猿君は マーブルを 尊敬し、マーブルは チビ猿君を 愛すべし!」

だから、マーブルは 今まで通り! 心配しなくて 大丈夫だよ!


実際、そんな風にしていたら、マーブルが、

ちょっと 譲ってくれるようになってきたような 気が … !!
      さすがのマーブルも、《 泣くチビ猿 と ラビ には 勝てない 》!?
 「しかたない。待っててやるよ!」   キャ~ カッコいーい! ラビの真似で も、おッとな~ァ!


ラビみたいに 親分にまでは なれなくても、
                 兄ちゃん意識 には 目覚めたのかな!?
    ラビには ウサギの 兄ちゃん 姉ちゃん!  マーブルには 猿(!)の 弟 (!?)

  “チビ猿” に 尊敬してもらえるように 頑張れ マーブル!

マーブルに 可愛がってもらえるように 良い子に育て チビ猿!

         マーブル                              チビ猿
       僕、 少しは 大人に なる!            僕は、マーブルの
 もう、十分過ぎるほど 大人… じいちゃんなんですけど…!     老後の面倒を見てあげる!
         まぁ良いか!                         ほんまかいな!?


     例 によって グズグズしてたら、パパ帰国!
               名前も 決まって、“チビ猿” は 消滅!!

       でもでも … 、 ダブル マーちゃん に なりました~

                    よろしく!


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



このふたりが ずっと仲良く いられますように …

1998(平成10)年 2月発売、

原由子さん『かいじゅうのうた』
                     (作詞・作曲 = 原由子 さん)。

「ようちゃんは ぼくの おとうと だけど ときどき かいじゅうに なっちゃう」
  「それでも やっぱり かわいい おとうと だったりするよ」
    「おねがい わかってよ アニキのきもち きみがいれは すてき」   

     弟の ようちゃんは 時々 怪獣になる。
     僕の大事な物を とったり 壊したり。
     赤ちゃんだから 仕方ないけど、僕を泣かしたり 困らせたりするんだ。
     それでもやっぱり 可愛い弟。 アニキの気持ちも わかってほしいよ。
     だけど、僕だって 怪獣だったり することはある。
     いじめたりして ごめんね。 仲良く 遊ぼうね。

   やっぱり兄弟!
     ちっちゃいお兄ちゃんの 大変な気持ちが よくわかります。

子ども向けに 作られ、 「ひらけ!ポンキッキ」 でも 使われたから、

歌詞は すべて ひらがな。

可愛くて 大好きな歌 でした。

ちょっぴ り 兄貴に目覚めた マーブルを見ていて フッと 思い出しちゃった!

“マーちゃん パート2” は、まだ生まれたばかりだから

こんな オイタ は しないけれど、

《ふたりは怪獣》 って歌詞 には、「うん うん!」 かな~!?

マーちゃん同士、 怪獣同士、 仲良くいてネ!

                  “義兄弟” の 誓いを … !
          ちょっと 良い気分! 兄貴、しっかりお 願いしますよ!





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   「レイのホームページ」 「GTA」 「こねこのあくび」

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ラビへの想い  ― 天国の門 ―

2008-03-18 | ラビ・マーブル、モグ・モモのお話
今日は 最愛 だった ラビ の命日 です。

               

1年も 過ぎてしまった なんて 信じられない気分です。
思い出して 悲しんで、 戻って来て と 呼ばないように …
風になって 自由になったんだ と思うように …
そう考えるように してきた のだけれど、
1年の区切りに 何かを残しておきたい! 
最近 そんな風に 思うようになりました。
             あの日を 思い出すのは 辛い けど … !

                     
目が見えなくなって、                            
それでも 家の中では まるで見えているようだった。
1989〈平成元)年から18年間も 付き合ってきて、                         
大好きだ と思わない日は 1日たりとも なかった。
本当に 大大大大大 …(延々) 大好きな彼氏 でした。 

                     

病院に連れて行く日、
寒くて震えていたのか 予感がしたのか、 私にしがみ付いていた。
連れて行かなければよかったと 後で後悔した。
                      
     拾った日、
     砂を置いても 家の中で まったくおしっこをしないので 外に出したら、
     自分の足を濡らしながら、いっぱいいっぱい していた。
     小さいのに我慢していた姿が可愛くて、抱きしめた。
                      
病院で、いつもなら 歩き回りたがるのに
その日は いつもとは違って、私から離れずに 震えていて、
連れて行かれるのを とても嫌がった。
                      
     来たばかりの頃、
     我慢出来ずに ふとんの上で ウンチをしそうになって、
     私は思わず 手で受け取った。 汚いとは 思わなかった。 
     ラビの格好と 自分の姿に、思わず 苦笑した。
                      
「診察していたら嫌がって暴れて、突然倒れた!」 と 先生が言いに来て、
駆けつけると、口の中に管を通され、意識のないラビがいた。
                      
     チビの頃は
     娘達のベッドの中の 縫いぐるみ達の中に 紛れて眠っていたので、
     よーく見ないと 何処にいるのかが まったくわからなかった。
                      
1度 “あっち” に行ってしまったのに…、「戻って来て!」 と何度も呼びかけ、
先生も 心臓マッサージを 続けてくださっていたら 20分も してから  
戻って来てくれて…、    その時の感動は 半端じゃなかったんだけど…
                      
     ベランダで飼っていたうさぎ達(モグとモモ)が
     猫に襲われないように、何処かへ行ってしまわないように … と
     スダレで覆ったフェンス。 その上に乗って よく外を見ていた。
                      
意味不明な動き。口の中に突っ込んだ機械。舌を止めたクリップの痛々しさ。
20分の心臓停止期間の影響で、
最善 命は取り留めたとしても、植物人間(!)のようになる という お話。

機械を止めたら すぐに 心臓は 停止する。
病院規則に無理を言って面会時間を延長してもらった、その時間も終わり、
「ここから先は 病院に任せて 家で報告を待ってください」 と言われたこと。
               何の報告を待っていろ と言うんですか!?
思い悩んで 悩んで 悩んで … 、

大事な大事な彼の、 大切な家族の、

最後に付いていてあげられないで 帰る自分!?!?

そんなものは 考えられない と思った。

家族が 誰も 付いていてやれないところで 行かせるなんて 出来ない!!

… 最終的に そういう結論を 出した。


覚悟して 口から 機械を外してもらい、大事に 抱いて 帰って来た。

      ひとりになんか させないよ! お家に帰ろうね~!

倒れた姿を見てから ずっと、涙は 止まることがなかった。

そーっと抱いていると まるで眠っているようにしか見えなかった。

暖かさが だんだんなくなってきて、冷たくなり、固くなって、

また 柔らかくなり、再び固くなって 完全に硬直するまで ずっと 抱いていた。

   頑張ってくれたこと。 今までくれたもの。

家族で話し合いながら しっかり抱いて 天国 に 送った。
               〈ラビッ ト〉 から取った “ラビ” と言う名前。
                      小さい時に一緒に 過ごした モグとモモ のもとへ行ったのね!
               
辛くて辛くて、喉が痛くて痛くて、涙が止まらなくて …

どうにかなりそうな 気がした。
                ああしなければ…。こうすれば…。もっと何か出来たはず…。
                      そう思う気持ちが 後悔を呼ぶ! 
                      すべてやり尽くしたと思えることなんて あるんでしょうか!?

次の日、 ネットで探した ペットを埋葬してくれるお寺に 皆で行き、

最後のお別れをして 焼いてもらった。

この時は もうかなり臭いがして、服に臭いが残ったけれど、

しっかり抱きしめて お別れのキスをした。
                抱きしめることが出来る 最後だから …!
骨は 小さなものまで、灰までも 掻き集めて お骨の中に 納めた。

苦しいほどの思い だったけれど、

「千の風になって」 の歌 のおかげで

この歌を知らなかった時よりは 少しだけ 気持ちは楽 かもしれないと 思った。

ラビは今 自由に 空を駆けている …… 。


実際、 この1週間後に 舞台に立つ機会があった。

私は このこと以外にも いろいろあって

精神的に どん底 だったから、声が まったく出ない状態 だった。

応援に来てくださった方々には 酷い状態を お見せしてしまい

今でも 申し訳ないと思っているのですが、

この時、客席右奥から 舞台に向けて さしてきていたライトの中に

私は しっかり ラビを 見た!

「暗い顔を してるんじゃないよ!」

「頑張って歌わなくちゃ 駄目じゃないか!」

とても穏やかで 優しい顔だったが そう言われたような 気がした。

泣きそうな思いのまま 責任感だけで立った舞台で、

私は途中から ちょっと引きつりながらも 笑って歌った。

ラビも 「よし よし!」 と 言うように 笑いながら 消えていった。
                誰もが 歳を間違えるほど 若く見えて 元気だったけど、
                      いつの間にか、私より 年上 になっちゃってたんだよね!
                      何だか とっても 頼りになったわ。 ありがとう!

その日から、ラビとは またいつか会える と 思うようになった。

今まで 辛い思いで別れた皆も 今は自由なんだよね。

好きな時に 戻って来て、また 好きな時に 好きなところへ 行く。

羨ましいじゃないの!

私も いつかは きっと 一緒に跳び回る。 だから … 待っていてね。

                 

今、マーブルが膝の上にいて 私を見ている。

何か 感じるのか?  

不思議な時が ある。

何もないところを じーっと 見ていたりした時は

私には見えない 誰かが来ているのかもしれないなと 思うようになった。

今も 喉が痛い。

でも 1年経ったから やっと 書けることを 少し! 

ほんの1部にしかすぎないけど …。
                もっともっと 写真を撮っておけば よかったな~!


いつか 私にも起こる日。

それは 悲しい日ではなく、

楽しい気分で、待ち合わせ場所に会いに行ける日 かもしれない。

皆が待っていてくれる に違いないのだから … 。

                    ラビちゃん
                応援団作って 天国から応援してネ!




  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



〈いつか会える〉、そんな願いを込めて…

2007(平成19)年 9月発売、

キム・ヨンジャさん『天国の門』
           (作詞 = 田久保真見さん。作曲 = 三木たかしさん)。

「あと何度 あなたと二人 春爛漫の桜 見れるでしょうか」
  「どちらか先に 永眠(ねむ)りついたら 天国の門で 待ち合わせましょう」
    「背中合わせは 二人でひとつ 光と影のように ひとつだから」   

     あと何度、あなたと季節を楽しめるのでしょう。
     背中合わせでいた時期も 過ぎてしまえば昔。
     背中合わせって 心が離れてしまっているように見えるけれども、
     光と影みたいに繋がっているってことなのよね。
     だから 私たちも ひとつ。
     もしも どちらかが 先に召されてしまうようなことがあったとしても
     天国の門で 待ち合わせましょうね。

   いつか会える!
     きっと会えると 信じましょう。悲しくなくなる おまじない!

キムヨンジャさんの声と歌唱力には憧れるものがあります。

好きな人がいたら、その人のために歌いたい曲でもあります。

でもこれは、人間同士だけに語られた言葉ではないと 思っています。

愛するものとも いつかは 別れなければならない時が来る。

そんな時に、〈いつかまた必ず会える〉 と思うこと。

そう 信じていれば 悲しさも 少しだけ減って、

いつか… という希望が生まれる。

いつまでも 悲しんでいることは よくないですものね。

私は ラビと 必ずまた出会えると 信じています。   解釈は 私なりです!

                必ず、  “天国” で 会おうね!



天国の門
キム・ヨンジャ,田久保真見,若草恵
日本クラウン

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最高のプレゼント  ― 童神(わらびがみ) ―  

2008-03-17 | 孫・家族 に関するお話
バレンタインデーから もう 1ヶ月 ! 

ホワイトデーからでさえ すでに 3日も過ぎてしまったなんて、

まるで 激流に 流されているような 気分 です。

バレンタインデーのお返しを いただいてしまいました方々には

お気遣いさせてしまって 本当に申し訳ありませんでした。

お礼が 遅くなってしまったが、

この場をお借りして ありがとうございました と言わせてください。

感動は 手に入れるまでのご苦労が 目に浮かぶ こと。

ひとりひとりのお心遣い が それぞれに有難く、

その方らしい メッセージ が伝わって来ることが

とても嬉しく 感じられました。


ホワイトデーについては もう少し書こうと思っていたのですが、

当日、ドーンと

もの凄いプレゼント が届き ………

その後の予定が かなり 変更となって、

ブログの更新も 遅くなってしまいました。


                     

3月14日。

日付が変わって早々の 1時 7分。

天から 娘夫婦に 凄いプレゼント(?)が 届きました。

それは 私も 便乗できるもの。

の誕生 でした。

2470グラムの 男の子

               

予定日は月末だったので 半月も早い 飛来 (!)でした。
               学年の問題などを考えて いろ いろ心配もしたけれど、
                    ここまで早いと 思い切り もつきます!
 
小さかったせいか 初産 だというのに

病院に入って 2時間で生まれる という

超超超 スピード出産!

もう一組の出産が 間近だったので、

“ご対面” は それから さらに 1時間以上後に なりましたが、

チビ猿君 ” は、目も しっかり開いていて、耳も 手足も 大きく、

ちょっと活発そうで、かなりおとなしそうに見える しっかりとした顔立ち!

             

母子共に、元気 元気で ホッとしました。

娘は 「こんな痛さは もう こりごり !」 だと言っていましたが、

こんな 短時間の出産なんて そうあるもんじゃない!

先生も 「最短かも!」 とおっしゃっていらっしゃいましたし、

娘も まだまだ 余力を 残していそうな感じに見え、

自分の時の大変さを 想像していた私は

あまりにも 跳び抜けた安産さに、

安心した後は、何だか気抜けしてしまったような 気がしました。
                これも 大丈夫だったから言えることなんでしょうけどね!
だけど、「ご自宅に お帰りになって お待ちください!」 と言われたのを

「生まれるまで 待ちます!」 と言って 待機していて 大正解 !

帰っていたら またすぐに 来ることになっていた ことでしょう。

ロンドン滞在中の 旦那さま(○○モン)には

娘が 病院に向かうタクシーの中から 連絡。

本当は立会うつもりで 月末に帰って来る予定でいたのに

間に合わなくて可哀相 でしたけど、

こればっかりは 仕方ない !

彼からは 途中で 私に 「よろしくお願いします!」 と電話が入ったんですが、

今にも飛んで来そうな勢い のまま電話を切って

その後 1時間 くらいで 生まれたものだから、

彼も 「えっ ?  えーーーっ !!」 って感じ でした!

国内にいても 間に合ったかどうか !? という時間だから、

搭乗だけでも 12時間も かかってしまうとなったら

かえって諦めがついた … かもしれません。

だけど、やはり 一刻も 早く 帰って来たい らしく、

また、あちらの お国柄 が 〈 仕事より家庭第一 〉 ということも あって、

会社に行って話したら とても喜んでくださって

問題なく、 快く、

予定より 一週間早い帰郷OK が 出たようでした。

それにしても

慌てて  ビックリして  ホッとして  …

短時間の間に 凄い体験を しました。

でも、

この 特大 プレゼント。

これから 長く長く 大事にしていかなきゃね。
               大事にするのと 過保護とは違います。
これからが とっても楽しく、 そして とても大変なんです!

真っ直ぐ 素直に、

そして 男の子だから 少しはワイルドに … 育ってほしいな~ なんて

まだ ちょっと 気が早い かな!?

           はじめまして!  チビ猿でーす!



  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



すべての人の癒しにもなる 子守唄、

2003(平成15)年 9月発売、

夏川りみさん『童神(わらびがみ) ~ヤマトグチ~
           (作詞 = 古謝美佐子さん。作曲 = 佐原一哉さん)。

「天からの恵み 受けてこの地球(ほし)に 
                     生まれたる我が子 祈り込め育て」
    「暑き夏の日は 涼風を送り 寒き冬来れば この胸に抱いて」
    「嵐吹きすさむ 渡るこの浮世 
                  母の祈り込め 永遠(とわ)の花咲かそ」   

     天からの恵みを受けて 私の元に生まれた 愛しい我が子よ。
     あなたが これから生きて行く この世は、
     嵐が吹き荒れることもあるでしょう。
     それでも、太陽の光を受け、月の光を浴び、
     健やかに眠り、育ち、大きくなれ。 泣かずに育て。
     それが母の願いであり 祈りです 。

   母親が我が子を思う気持ち。
     健やかなる成長を願う 親の気持ちが 伝わってきます。

この歌は、作詞をなさった 古謝美佐子が 琉球方言で歌った

元来の 〈ウチナーグチ バージョン〉 と

夏川りみさんが 共通語で歌った 〈ヤマトグチ バージョン〉 とがあります。
                        他にも歌われている方は いらっしゃいます。
そして 元来 この曲は、

1997年に 古謝美佐子さんが 初孫誕生に際して作った
非常にプライベートなもの だったのだそうです。 

それが、2003年 に 夏川りみさんが NHKの 「みんなの歌」 で歌い、
その年の 「日本レコード大賞」 で 金賞を 受賞 ! 

温もりを感じ、胸に染み入り、心が温かく 柔らかくなる曲。

これから親になる方は

胎教にも良いという話から、お腹の子に 歌って聞かせ、

親になった方達は 赤ちゃんや小さな子ども達に 子守唄として歌い、
実際に すやすやと寝てしまうと 評判になった歌 でもあります。 

優しいメロディーと 歌詞が好きで 私も時々 歌っていたんですが、

歌っていても 癒しになる。

これからは さらに深い 感慨を覚え、

さらに身近な歌と なるのではないかと 思われます。

天からの授かりものは 愛しく、何ものにも替えがたいもの ではあるけれど、
時々 どうにもならないほど 疲れを感じる時も あると思います。 

そんな時に、子どもだけでなく 自分をも 癒せる歌。

自分も 母に温かく包まれていた時を 思い出させてくれるような、

そんな気にさえ してくる歌。

変な理屈抜きで、聞いて 歌って、

心を ほぐして、優しい気持ちに させてくれる。

心のホカロンになる歌 だと 思います。


          良い歌を 聞いて、 心豊かな人に なれ!



童神~ヤマトグチ~
夏川りみ,新良幸人,古謝美佐子,京田誠一,吉川忠英
ビクターエンタテインメント

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春を感じて!  ― 沈丁花 ―

2008-03-08 | 植物 に関するお話
本日、ちょっと 出かけた帰り、

ボケ~ッと 歩いていた 私の鼻先に 良い香りが…!
           おでんとか 焼き鳥とか 言わないで下さいね。
ゆったりと ひとつ事をすることの 少なくなった 社会に 生きていて

それが 普通のように なってしまっている 私。

こんな 小さなことに 癒されるんですよ~!

香りは どこから来るのかは わからなかったけれど、

毎年、「あ~!」 … となる 身体が覚えている 香りです。
          春だ~    春です~

改めて 気づかせてくれました。

そういえば

陽射しも 昼間は 穏やかになってきましたよね。

空の色や 空気も ちょっと違うように 感じます。
やっぱり、春は 近い!          

それを 気づかせ、感じさせてくれた その香りに 感謝です。


もったいぶっている わけじゃないんですよ。

でもな~ ちょっと 教えるのが もったいない かもな~!

… なんていうのも 嘘です。
           それほどのもんで もないでしょうし、その前に…、想像がつきますよね。
かぐわしき 香りの正体は …  沈丁花
           じんちょうげ。 ちんちょうげ とも 言います。



花には つぼみの時に小豆色をしたものと 全部が白いものとが あって

私は この 小さいけれど 厚ぼったく 硬い花の、

外側の 小豆色が見え残っていたりする

咲きかけの集まりが 好きなんです。
           蕾、咲きかけ、咲いているものが 混じっているのが 良い!
緑の葉の 真ん中に、

折り紙で折ったような

白と 小豆色の コントラストの 手毬(まり)玉。
クス球 のような、小さな花束のような、可愛い花 です。

毎日 ひとつずつが いろんな表情の顔を 見せてくれて、

毎日 様子が 違う。
           おチビちゃん達、今日の ご機嫌は いかが!?

穏やかで 頬ましい、優しい花 です。

ちょっと 甘めの香りなのに 嫌味がない。
 そんな人間に なりたいな~!
                  … って、それは 単純。    甘過ぎるゾ~!
だって、

そんな風に感じられるのって、近づき過ぎないから なんですもの!

あれだけ 匂うんだから 当たり前といえば 当たり前のお話 なんですが、

花に 鼻を近づけると、強烈過ぎる香りで 気分が 悪くなります!!

何事においても 言えること、

《過ぎたるは 及ばざるがごとし》 の良い例 です。
           自分 というものが 強すぎるのも 問題あり ですね!
遠くから見守り、香りを感じるから … 、 

距離を置くから … 、 

良くも見え、うまくもいく。

そんなものも あるんです。

でも、

不思議なのは 虫達!

香りに引き寄せられて飛んで行って

あの強烈パンチに 着地し、潜り込んだり出来るなんて

信じられない。
           想像しただけで 気分が 悪くなりそう!
あの小ささで よく気絶しないよな~!        

… って 思いませんか?


初夏(6~7月)のクチナシ、 秋(9~10月)の金木犀。

ほのかに香ってくれば ホッとするけれど、

やはり 遠くから楽しみたい 香りです。


沈丁花の 花言葉は、

「優しさ」 「おとなしさ」 「永遠」 「信頼」
「青春の喜び」 「楽しみ」 「切望栄光」 「喜びを下さい」 
「不死」 「不滅」 「歓楽」 「甘い生活」 「栄光」 ……!?
                             いっぱい あり過ぎ~!
女性は たぶん 「永遠」 という言葉に 弱い!

それは ロマンを 感じるから なのでしょうね!?

よく 《女は 現実的で、ロマンを感じるのは 男の方だ》 

という お話を 聞くことがありますが、

現実的に ならなければいけない状況だから 現実的になるだけで、

ロマンを 感じさせてくれるものが あれば、
女性は いつだって 乙女に なれま~す!

つまりは、世に ロマンを感じるものが少ない … ってことになりますかね!?

白馬に乗った王子様 は 期待していないけれど、
夢を叶えてくれるような人を 募集したい です。
           「自分を見て ものを言え!」って言われるのが オチですね。 ハイ!

でも、努力しないで 求めるだけ求める というのも

どうかと思いますから、

やっぱり 日々 頑張って行きましょう!!

                 考えて、 実行することが 大切!


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



もちろん、

春を教えてくれる花、 香りたつ花、

1978(昭和53)年 1月発売、

石川さゆりさん『沈丁花』
           (作詞 = 東海林良さん。作曲 = 大野克夫さん)。

「降りしきる 雨の吐息に 濡れて傾く 沈丁花」
    「二人でいても 何故か淋しい 夜明けの 裏通り」
    「終りかけてる 人だから 終りかけてる 恋だから 
                         ひとときに 賭ける心」   

     許されない人と忍び歩く夜明けの裏通り。
     いけないと知りながら 思い切れず、忘れられず、
     ひたむきに熱い胸を抱き、思いを募らせる。
     終りかけている恋と知りながら … 。

   終りかけていることがわかるから ひと時に賭けようとする思い。
     二人でいることも淋しいなんて、哀しいです。

沈丁花の中でも白は目立たない花。 地味な花です。

その花が 裏通りに ひっそりと咲いている。

雨に濡れて傾きながら …!

許されない愛は ひっそりと。

許されない愛は 涙に濡れて うつむいて … 。

花占いじゃないけれど、

思い切る、思い切れない(このまま続ける)。

忘れる、忘れない(このまま付いて行く)。

か細く 密やかな女性の 報われない愛に 苦しむ姿が 想像されます。

そんな中で、

雨が降り、雨が止んで春風が吹き、雲の切れ間に陽射しが見える。

これは … 明るい兆し!?

                    割り切って
      今のまま 付いて行くのも 幸せ、 きっぱり別れて 出直すのも 幸せ!
          本人の 考え方次第 です。 彼女は どちらをとるのでしょうか!?




大全集
石川さゆり
ポニーキャニオン

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遅い 雛祭り話  ― 雛ものがたり ―

2008-03-04 | 限定・イベント・記念 の日のお話
昨日は 『桃の節句』 でした。

昔から “四季を大切にしてきた国” である日本には

江戸時代に定められた 五つの節供(節句) がありました。

   『七草がゆ』        人日( じんじつ) の節句    (陰暦1月7日)
  『桃の節句』   上巳( じょうし) の節句 (陰暦3月3日)
   『端午の節句』       端午( たんご) の節句     (陰暦5月5日)
   『七夕祭り』        七夕( たなばた) の節句     (陰暦7月7日)
   『菊の節句』       重陽( ちょうよう) の節句     (陰暦9月9日)
                 ※陰暦とは、月の満ち欠けで刻む時(旧暦) ⇔ 陽暦(新暦)
『菊の節句』 だけは 公的で、民間には さほど 定着していないようです。

この節句は 約 2ヶ月 ごとの、 節目となる季節 に行われ、
身の穢れを祓う 大切な行事 だったのだそうです。   迷惑!
    (けがれ)  (はらう)
ただ、すべてが 奇数月になっている この節句が

11月にだけ無いのは 何故なのかと ちょっと疑問は 残りました。
    かなり 特有なパターン だったとしても、
        きちんと 繰り返されないと 変な感じがしてしまうのは、

また、              またまた 私だけ なのかな ~ !?

ほとんどが 節句 とか 祭り なのに対し、
『七草がゆ』 っていうのも 何だか変な気が したんですが、

年の初めに、野草薬草 を 摘んで食べることで、
一年の 無病息災を願う のでしょうから、    

違和感は 名前だけの問題で、理には敵っている というわけですよね。

  昔の人は 本当に 上手に 自然と付き合っていた ようです。


『桃の節句』 は 『ひな祭り』 と呼ばれ、その 『ひな祭り』 は、
紙の人形 (ひとかた ・かたしろ) に身の穢れを移して川に流す という
『流し雛』 の原型 ともいわれる風習から 生まれたもの。
それが 平安時代に 宮中で流行った 『ひいな遊び』 と結びつき、
一般的になる一方で、紙から始まった遊びが
財力の象徴 として だんだん派手になっていって、
江戸時代に 段飾りが 生まれた模様。


昔は 赤ちゃんや 子ども達は 着物を着せてもらって、  
    この場合の昔は 江戸時代 や 平安時代では ありませんよ!
赤い毛氈 (もうせん) を敷いた 雛壇飾りの前で、

お雛様と一緒に  写真など撮ったものでしたが、

今では 段飾りなどは 代々続いた大きなお家 でもない限り、

飾れるスペースが ない !

無理やり飾ると お部屋が まるまるひとつ 潰れてしまいます。 

お雛様は、

たとえ 小さくても、紙で作った物でも、飾れない事情があっても、
親が 子どもの すこやかな成長を 願う気持ち は、  

いつの時代でも 同じである … 、 あってほしい … と 思います。



いつの頃からでしょうか、

新年になると すぐに、
お雛様のコマーシャルが 流れ始め、 

バレンタインより 以前から

デパートなどでは ひな祭りに関する商品が 並び、
華やかさを アピール するようになりました。    

『桃の節句』 と言われるように、

濃い目のピンクが基調 となることが、

暗いイメージの冬が終わり、

明るい春が 間近であることを 連想 させる。

実際、服装も 少しづつ軽快になってきて

女の子を いっそう 可愛く、華やかに 見せてくれるようです。
    私はもう ピンクって歳じゃないけど、 ピンクを着ている女の子は 恋をしているのか、
        自分を可愛く華やかに、乙女チックに見せたい、良い意味での 演出家 かな!?
        男性は、その眩しさに ときめいちゃうのかもしれませんね。



ところで、いつも思うのは お雛様の飾り方。 
                    毎回 忘れて迷うんですよね。
本来は 「男雛である 親王様が 左。 女雛である 内親王様が 右。」
                               だったんだそうですが、
    ややこしいけど、向かって右手が 男雛。 左手が 女雛 ってことです。
        東(日の出)=左=上座、 西(日没)=右=下座 と考えられていた。
      「右に出るものはいない」 とか 「右にならえ」 なんて 右優位言葉 が存在するくらい
        上下関係は はっきりしていた時代からの伝統でした。

近年では 国際儀礼 に合わせて、東京などでは 右上位、

つまり、「男雛が右、女雛が左」 に 定着してきている のだそうです!
    ホントにややこしいけど、向かって左手が 男雛。 右手が 女雛 ってことです。
        伝統を重んじる地方では 昔ながらの飾り方は 変わらないそうですから、
        どちらが 合っている 間違っている というのは 無しでしょう。  … というか、
        私は せっかくの 大事な日本の伝統を 変える必要はないように 思いますけどね!

ちなみに、

結婚式の 新郎新婦も “雛壇に座る” って言いますよね。 

こちらも 右が男性。 左が女性 でした。
    しつこいようですが、向かって左手が 男性。 右手が 女性 ってことです。
        こちらは 外国の真似っこ みたなものだから 納得!

どちらが 上か 下か なんて言ったら、

今の女性は 「私の方が偉いわよ!」 って 怒るかも しれませんね!

だけど、上座 とか 下座 とかって 難しいです。

今回のように 向かってなのか、
               自分に見立ててなのか ってこともありますし、

あまり存じ上げない方と同席する時などでは
               下座探しの状況判断に 困ることも あります。
    仲間や 知り合いの時は あんまり 遠慮し合わない方が 良いですよね。
        早い人から 奥に詰める感覚で 良い。
        そんなことで ごちゃごちゃ言う人とは 長いお付き合いは 出来ないんだから
        きっと 付き合っては いないはずだ もの!


そういえば … 、

親王様が左右が反対になったら 
               当然 左大臣と 右大臣も 反対になるんですよね? 
                たしか、左大臣の方が 偉いんでしたよね!?
三人官女 は? 五人囃子 は? 
               もちろん、ちゃんとした並べ方はあるのでしょう。
    「また眠れなくなりそう!」 …って、 
        普通はもう 「お嫁に行きそびれちゃうから」 って しまう心配を するんですよ!

いずれにしても ひな祭りは、

子どもの成長と 幸せを願う 親の心が お雛様に込められているのです。

それは…、 
          自分が親になったら わかる ことかな!?

       おだやかに、たおやかに … 女の子は 優しく育て!



  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



今回は、

ひな祭りのお話ですもの。 私が選ぶのは これしかない!

1986年 8月 発売、

森昌子さん『雛ものがたり』 。 
          (作詞 = 石原信一さん。作曲 = 篠原義彦さん)。

「今年の春の雛人形は も少し飾っておきましょう
         「お嫁に行く日が遠くなるよ」 と 母の小言が聞きたくて」
   「すみません 恋をしました 隠し事などせぬように
           育てた娘が嘘までついて おろかでしょうか 女でしょうか」
     「あなたがくれた命を燃やし… 愛の暦をたどるのです」
   
     雛人形を片付けずにいて、お母さんに小言を言われたかったの。
     その時に、「大丈夫。決まった人がいるの!」 と打ち明けたかった。
     真っ直ぐに育てたはずの娘が隠し事をしていた気持ち。
     お母さんにもわかるでしょ!
     まだまだそばにはいたいけど、愛した人とこの先を生きて行きます。
     お母さんもそうしてきたの? 私はあなたに似ていますか?

   母に対する甘えがあり、同じ女として気持ちの問いかけがある。
     大人になった娘の感じる 母とのきづな。 彼との 新しいきづな。


嫁ぐことを 決めた 娘。

「行き遅れるよ!」 という小言は
今までは きっと 耳の痛いような 嫌な言葉だった ことでしょう。 

それなのに、今年は違う。 言われたい !!

もじもじ、 うずうず、 ドキドキ … 。
その様子を 想像すると いとおしくなるようです。 

でも、恋する女は 強くもあります。

「許してね!」 … と 詫びながら、

「今の私のように、こんなに 人を愛して 私を生んだの?」 … と 母に問い、
「私も 同じ道を 歩いて行くわ!」 … と 報告する。  

母は きっと 驚き、

「大人になったのね!」 … と 嬉しくて 泣き、

「淋しくなるわね!」 … と 心に感じて 泣き、

「頑張りなさい!」 … と 伝えながら 泣き、
昔の自分を思い出して 胸を熱くするのでしょう。     

恋愛だけでない こんな 愛情。  
      いろいろ な状況下にお いて、 愛する者のためなら … って
        かなり 無理をしてで も 頑張っちゃうことが多いのは きっと 親の方!
        そんなことをわかるようになるのも、娘というものが ずっと古くなってから … です!
        で も、息子には、一生わからない … なんてことも あり 得るような 気がします!

年配者は もちろん おわかりになると 思いますが、若い方でも、

多かれ 少なかれ、女性なら みんな 感じとれる ものなのでしょうか!? 

        語りのような 独特な 歌詞が とても 好きなのに 期間限定歌 なの!
                  今年は 終っちゃって ちょっと淋しい!




ベスト
森昌子,山口あかり,阿久悠,杉紀彦,西沢爽,さいとう大三,荒木とよひさ,吉田旺,石原信一,秋元康,石本美由起
ポニーキャニオン

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