旧暦の暮らしに気づいたのは、医者との縁が切れず薬が手放せなく心身へ異常を来したからだ。何処からともなく直接声が聴こえ、幽体離脱で漆黒の闇を彷徨う。視える映像は瞬時に替わり、未知らぬ世界が拡がる。
薬害の影響が人知れずあり、個人差は小さくも微妙な現れ方となるのではと気づく。それを特殊能力と云うのだろうか?異端者に違い無く、他人と接することが厭でならなかった。時間を遡るのではなく、未来へと。
生きてゐることが辛くて堪らず、心と身体が分裂し反対方向へ翔けていく。自分でありながら、他人と居るようで感情に揺すられ瞳は鋭くぎらついた。誰をも信じることは皆無で有、暗く冷たい居場所に閉じ籠り。
毎日新聞に旧暦の暮らしが日曜連載され始め、文字を追い文章に釘付け。氷の鎧が融け、心に温かな血潮の流れが蘇りすっぽり包み込んだ。月が日毎に膨らみ徐々に欠けていきつつ、潮が満ち引くを繰りかえす月日。
旧暦の日数は月の満ち欠けで決まる為、閏月が入りカレンダーと異なる。7月は便宜上・文月の記載だが、実際には水無月で閏水無月・文月。書籍には既に酷暑を予測し、暮らし向き考慮のことが述べられている。
枇杷葉との援け、祖母の導きあり白龍の出遭い守りを疑えない。他人に話せど、不信感の目を向け訝しみ妬むこと多く経験する也。自らへの精進と努め怠らぬは、未知は繋がり拓けてゆくもの・素直さ清くありたい。
日中は風神来たり扇風機、就寝前2時間30℃で点けるのはすばるのくしゃみ連発ありて。ブルーベリー収穫し冷蔵庫に仕舞いつ、大豊作に収穫は早朝の一仕事となり籠へ摘むとも。