― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

「わーっ!」の感情の差が面白い② & WBC 2023

2023-03-18 | 言葉 に関するお話
 
お散歩をしていると よく発する「わーっ!」という言葉。
それは心の中の声であることも多いのだけれど
歳を重ね 感動などが素直に口に出るようになったんだろうな
とも思えるようになりました。


以前見つけた 大きな木から生えていた マンリョウ が 今はこんなことになっていました。
                  (見つけた時の詳細は 木々たちの声 で ご覧ください。)

小さい体に あんなにいっぱい実を付けていたのに

「わーっ! 実がぜーんぶ無くなっちゃってるぅ!」

   小鳥さんが完食したのか 自然に落下したのか?
   彩りを添えていた真っ赤な実がすっかり無くなってしまっていて
   哀愁を漂わせるような地味な姿が ちょっと淋しい「わーっ!」を誘発。
   でも また来年 実が生るか 本数が増えている可能性も皆無ではないと思うと
   負担になる古木さんには悪いけれど 楽しみは残されている気がしました。
   マンリョウさんも古木さんも フレーッ フレーッ!
   微力ではありますが応援しています。



その古木さんの後方に、落ち葉と枯草に紛れて 切られた木の枝が落ちていて
そこにきれいな色の キノコ さんが生えていました。

同じような色味で さほど目立たないけれど、落ちている枝に何か付いているような…!?

近寄って見てみたら それは カバ色のキノコさんでした。
「わーっ、きれいな色!」

このキノコは 広葉樹の枯れ木などに群生する ヒイロタケ
(緋色茸)というもので、

このきれいな色はキノコ染めに使われることもあると知りました。


   「こんな色だから 毒キノコ?」と思ったのだけれど
   食用には適さないながら 毒キノコではないことがわかりました。
   サルノコシカケ科と書いてあったので納得していたら タマチョレイタケ科
   であることもわかりました。
   それ以上に驚いたのは キノコ染めという言葉。
   思わず「わーっ、キノコ染めなんてあるんだー!」となりました。
   いったいどんな色になるのか、仕上がりを見てみたい気がします。


そのすぐそばの木の枝にもキノコを見つけました。

「わーっ、こんな所にもキノコが生えてる!」

たぶん 2種類と思われるキノコさんたちは
隣接はしているけれど きちんと分かれて生えているようでした。


同じ枝のさらに上のほうには ヒイロタケもありました。     

   この木も古そうなので キノコさんたちに栄養を取られて大変なのでしょうか?
   コケのようなものが生えているのも気になりました。
   この子たちがみんな 相手を思いやれる存在だったらいいのにな!
   そんな願望も生まれます。
   どうか相乗効果がありますように…! 願いながら 見守りたいと思います。



こんな所で 恐ろしいものに遭遇しました。

枇杷のお花みたいな色味が目に入りました。
もちろん葉っぱが違うから枇杷なはずはないわけで…

   さっそく 樹木に掛けられた名札を見てみたら スギ とありました。            

           「わーっ、これ スギだったんだ!」
          こんなに身近な所にあったなんて びっくりでした。

慌てて 目を細め 息を殺しましたが 後の祭りか!?          

それでも気になって

息を止めたまま どんな風になっているのかを観察。

枝先に付いた茶色い部分が 成熟し密生した雄花のようです。

松ぼっくりのように見えて可愛いけれど

これが多くの人を困らせている原因なのね!

   スギ だと分かった瞬間に その場を立ち退こうとも思いましたが
   こんなに間近で見る機会なんてないと思ったら
   しっかり見たいという意識のほうが勝っていました。
   さらに この時は 無風状態!
   お花の写真などを撮っている時 いつもいつも風に悩まされる身としては
   こんなことも滅多にない状況だったので
   息止めの最大限+一呼吸でパシャパシャ撮って その場を後にしました。
   毎年 何かしら症状が出て 花粉症を煩わしく思うことはあるのだけれど
   まだ自分が我慢すれば…と思えるレベルと思って年を送って来た身にも
   この時ばかりは 今後を心配する思いはありましたが 幸い大きな変化はなし!
   この公園に1本だけ生えているこの子にだって罪はなく、
   嫌われてしまうこの時期を早く抜け出してほしいと願うばかりです。
   花粉を出さない品種が発見されたという報告もあり、効果的な薬の開発も進めば、
   近い将来 スギによる花粉症は克服されて 昔話になるかもしれません。
   期待したいところですね。


 
マスクは 使用しなくてよい状況になっても
お出かけの際にはバックの中に一枚は入れておくのが最良と思えます。
人間の都合で 増やしたり
激減させてしまったりするものが多いのも事実な自然界。
もちろん病原菌などは別ですが、
今回は 共存を感じた「わーっ!」となりました。


ちなみに、                      
「わーっ!」が止まらないものが もうひとつありました。
WBC(ワールドベースボールクラシック)を戦っている 侍ジャパン
本当に凄いです。
   近年 高校野球は見るけれど プロ野球に興味が持てなかった私が、
   初めから「見るぞ!」という意気込みでテレビ観戦をしていました。
   すると その心地よい強さと 試合以外からも伝わってくる人柄に
   「わーっ!」が止まらない!
   試合でなんか「わーーーーっ!」です。
   そして試合後の選手たちの動向に ホッコリさせられて「わーっ!」となる。
   昨年12月に行なわれた ワールドカップの時にも話題となった 日本人選手たちの
   ロッカールームの使用法や サポーターたちの応援後の掃除などと同等の行ないが
   今回も報道として取り上げられ、その優しさやさりげなさが世界中で称賛されて、
   その強さや心意気と相まった行動のすべてが「日本って凄いでしょう!」と
   思わず自慢したくなるくらい誇らしい気分にさせてくれています。
   「一流は凄いなぁ!」
   上り詰めて行く人は みんなこうあってほしいと思う お手本のようです。

   今日から始まった 高校野球。
   この中からも将来 活躍する選手が出て来るのだろうと思うと楽しみです。
   みんなー WBCで見た選手たちを公私ともに見習いながら大きくなってねー!



WBCは あと2試合!
もちろん決勝まで行くことを願って応援します。
がんばれ 侍ジャパン!
感動の「わーーーーっ!」を何度も言わせておくれーっ!



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「わーっ!」の感情の差が面白い ①

2023-03-10 | 言葉 に関するお話
 
お散歩をしていると 必ずと言っていいほど何かを発見する。
そんな時 よく「わーっ!」という声を発したり
実際に声には出さなくても 心の中で叫んでいるなんてこともありがちです。

その発見は ほんの小さなものであることのほうが多いのだけれど
それが例え よく目にするものであったとしても
 こんな所で見つけたとか
 いつもより早い時期に目にしたとか
 よく見ると面白いとか、
ほんの些細と思う気持ちより 遭遇できた喜びや驚きが勝り、
そんな心の動きが嬉しくて ひとりニヤついてしまうこともありがちです。


この日は まず 杭の上に置かれた 松ぼっくり を見つけて「わーっ!」となりました。

   公園の道には 平地以外に小高い丘のような所を通る散歩コースも存在しています。
   その辺りは片側が高くなり 反対側は下に落ちてしまう可能性も考えられる道。
   そのため 誤って落下しないよう 杭が打たれ、ずっとロープが張られています。
   何気なく歩いていたら その杭のひとつに 何かが乗っているような…!?
   違和感を感じて近寄ってみると 松ぼっくり が置かれていました。
   それは風に飛ばされて巧い具合に着地したとか カラスさんが運んで来たとか
   そんな様子には思えないたたずまいで鎮座しいていることから
   散策していた人が見つけて置いたのだろうなと思われました。


   その姿は 松ぼっくりと言われて想像する物とは ちょっと違い、バラの花に似た形状。
   すぐに シダーローズ と呼ばれているものだとわかりました。
    「わーっ、シダーローズ だ!」
   なかなか目にすることがないので嬉しくなりました。

     松に出来るから 松ぼっくり。 けれど 松にも種類があるので
     松ぼっくりにも違いがあるはずですが その差はわかりにくいものも多い。
     けれど シダーローズ は独特なフォルムをしているので迷いなくわかる種類です。


誰かが見つけて置いて行ったと思われる シダーローズ。

ちょっと崩れちゃってはいますが、バラの花のような見た目が特徴的です。

少し厚めではあるけれど、ヒダがカンナの削りカスみたい!      
年輪のようなものも見えました。       

      お腹が空いていたせいか なんだか 鮭の切り身にも見えるー!
 (〃艸〃)

切り身にしては薄っぺらいけど ホントに こんな形状してるいるわよね!   

ひっくり返してみたら 裏側はこんな風になっていました。       

       お花の中心のように見えるところが枝に付いていた部分なのね。
      上方に何だかよくわからないものも付着していました。

   この子の親は ヒマラヤ杉
   松じゃないじゃない! と思ってしまいますが マツ科の植物です。
   そういえば、この公園に1本だけあることには気づいていて、
    〔木の上に鳥の卵?〕と思うような 白くて大きな球果を目にしてからは
   ずっと気になっていたのだけれど 落ちているのを見たことは無し!
    〔落ちた松ぼっくりは どこに行っちゃうんだろう?〕と思いつつも
    〔手芸や工作に使用するため インターネットで購入する人もいるというから
     早々に拾われてしまっているのかもしれないわね!〕
   ずっとそう思っていました。
   だから 今回 目視できたことは 私には嬉しいこと。
    〔あの巨大な松ぼっくりが、落ちる頃にはバラの花のようになっている
     なんて、自然って神秘的ねー!〕
   しっかり感心もした 嬉しい発見の「わーっ!」となりました。



この日、池に異変が見られて 「えっ!」 のあと 「わーっ!」となりました。

   いつものように何気なく池に目をやると いつもとは違う光景が飛び込んできました。
    〔あれっ!〕で二度見。 すぐに〔えっ!?〕
   目を凝らすと そこには 網で括られた石のようなものが点在していました。
   初め それは 大きな置き石のように見え、〔わーっ! こんなの置いたの!?〕
   よく見ると 池に捨てられたゴミのように見え、〔わーっ! 何故? 汚い!」〕
   よくよく見たら 網で括られた石の束であることが判明。
    〔わーっ! これ 石を集めたものだったんだ!〕
   普段は水量があるから気づかなかったのでしょうが
   こんな景色を見たのは初めてだったので かなりの驚きとなりました。
    〔これって 自然に水位が下がったものなの?〕
    〔それとも 池の水を抜いているのかしら?〕
   真相は分かりませんでしたが 自然にしては下がり過ぎな気もします。
   でも 桜見物で人が増えるのがわかっていて、少しでもきれいにしておきたいと
   思うであろう時期に わざわざ池の水を抜くなんて考えられません。
    〔じゃぁ やっぱり 自然に水位が下がってるってことになるのかな?〕
   それが本当なら ある意味 自然の怖い一面を見た ということになりそうです。
   池のへりに近いほうは こんなにも浅いんだと知ったことも驚きでした。
   ただ 水鳥さんたちは 日向ぼっこをする場所が出来て とても快適そう!
   たぶん亀さんたちも喜んでいるんだろうなと思えました。


あれっ、置き石したの?
えっ、池の底からゴミが出てきたの!?
わーっ、石の束なんだ!

池のへりに近い部分は浅いというのは分かったけれど、         
まるで置き石のようになっている石の束が           
尋常とは思えない水位低下を物語っていました。          

           池を一周するほどではないようだけど 沈めた石の数は凄そうです。
          見る限り お世辞にもきれいとは言い難い状況でした。

かなり広めの場所も出来ているようだけど          
枝が落ちていたりすると お手入れ不十分感も漂って見えちゃう気がします。         

          さらに この網が ゴミ感をあおっているようで
          見た目では かなり損をしているように思えました。

とはいえ 鳥さんたちには好評のよう!
休む場所なんてなかった池に 突如現れた休憩所は快適なんでしょうね。
ネットも滑り止めになっていそうだけど、足を引っかけないよう気をつけてね!

ペンギンさんの居そうな島もあって ちょっと楽しそう!
 (ˊ͈ ꇴ ˋ͈๑) 

   思わず 二度見したほどの 池の変わりよう。
   置き石!? ゴミ!? 石の束か!!
   口から何度も驚きと戸惑いの「わーっ!」が飛び出しました。
   でも 鳥さんたちが喜んでいそうな姿を見たら 私もホッコリ!


 
「わーっ!」には感情の違いが出ます。
見つけて嬉しい時も 驚いた時も、文字で書けば「わーっ!」ですが
表情も声のトーンも それぞれ!
その場では意識することもないけれど
その時の気持ちが出やすい言葉なので
思い返してみたら その差が面白いなと思えました。


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臨場感まで伝えられる日本の言葉って素敵!  ― 伝わりますか ―   

2013-01-27 | 言葉 に関するお話

時々、何気なく使っている言葉を見直したくなる機会はありませんか?
  日本語 って なんて微妙なニュアンスを保有 しているんだろう!
いつ覚えたのかも覚えていないまま 普通に使っている言葉の中に、繊細な面白さを感 じます。


今回 気付かされたのは、「擬声語(ぎせいご)
最近よく耳にするようになった 「オノマトペ(仏:onomatopee) という言葉 と 同様です。

    語 : 「擬音語」 と 「擬態語」の総称 と云われる。
    擬語 : 物が発する (音響) や (音声) を真似て 言語音字句で描写 した語句。
    擬語 : 状態 (様子・動作) や 感情 など、音を発 しないものを
           いかにもそれらしくたとえて 言語音字句で模倣 した語句。


     ※ <擬> の意味 は <なぞらえる>、<本物 らしく似せる>、<もどき> など。
       「擬声語」 を 「擬音語」 の一部 とする文献 があったり、
       混同 しやすく 区分が 難 しいものがある上に、文字まで似ていて紛らわしい!
       そのため 最近は日本でも すべてを ひっくるめて
                            「オノマトペ」 と呼ぶようになっているようです。
          オノマトペ : 声や音、状態や様子 を 言語音で表わした語句。
          ちなみに、オノマトペ の分類には 「擬情語」 や 「擬容語」 というのもあるようです。
          擬情語 : 人の心理状態や変化、痛みなどの感覚 といったものを表す語句。
          擬容語 : 生物の状態を表す語句。




       
       大雪が降った 14日の月曜日。          

       〔 しと しと 〕 と降っていた雨が
       〔 パラパラ 〕 と音を立て始めて いつしか 霙(みぞれ) に変わり、
       すぐに 〔 ちらりちらり 〕、〔 はらりはらり 〕、 大粒の ぼたん雪 になって
       あっという間に 〔 ちらちら 〕、〔 はらはら 〕。
       雪は そのまま本降りとなり、 〔 こんこん 〕 と降り続きました。

       雪の結晶 は 音を吸収 して 〔 しーん 〕 と静まり返ってた世界を創り出します。
       〔 寒々(さむざむ) 〕、〔 冷え冷え 〕!
       〔 しんしん 〕 と降る雪が、 〔 しんしん(深々) 〕 と身に沁みて、
       体 が 〔 ゾクゾク 〕 と してきます。
       降る雪に日の光が当たると 〔 きらきら 〕 と 眩 しく、 
       白銀 と化 した町は 別世界のように、〔 パーッ 〕 と 輝いて見えます。

       踏みしめると 〔 ギシギシ 〕、〔 ザクザク 〕、〔 ギュッギュッ 〕 と音が して、
       〔 カチカチ 〕、〔 ガチガチ 〕、〔 ガジガジ 〕 に凍った雪は、〔 ツルツル 〕 滑って 怖 い!
       〔 はらはら 〕 しながら歩いたり、転びそうになって 〔 ドキッ 〕 と したり …!

       冷えて凍った雪を掻くと 〔 カリカリ 〕、〔 ガリガリ 〕、〔 ザクッザクッ 〕。
        〔 フワフワ 〕 のはずの雪が 〔 ずっしり 〕 と 重くて、腰が 〔 バキバキ 〕 に …!
       降り続く雪に濡れて、頭や体は すぐに 〔 びっしょびしょ 〕!
       手足は 〔 ジンジン 〕 してきます。
       時々 屋根や木の枝から 〔 バサッ 〕、〔 ドサッ 〕 っという音と共に、    
       地面に 〔 ドカッ 〕 と雪が落ちて、 〔 ドキッ 〕 っとさせられることもありました。

       凍った雪が解ける時には 〔 キュルキュル 〕 と音が して、
       〔 スカスカ 〕 になった雪は シャーベットのように 〔 シャリシャリ 〕、〔 ジャリジャリ 〕。

       雪解け水に足を取られて 〔 ビショビショ 〕、〔 ビシャビシャ 〕 になり、
       思わず、 〔 きゃ~! 〕 と 声が出てしまいました。

オノマトペ」、ちょっと思いついただけでも こんなにありました。                
   これらの中には <音> の描写である 「擬音語」 も、
   <感情> や <様子> の表現である 「擬態語」 も 含まれています。
私達の生活は、こういったものを いくつも利用 しながら 維持されているんですね~!
同 じ単語を2度繰り返す(反復する) 「畳語」(じょうご) と呼ばれる俗語が多いことも
面白さのひとつです。

微妙な言葉の違いも、どこから どう生まれたものなのか!?
   たとえば、2度繰り返 していたものに 小さな 〔 ッ(っ) 〕 を付ければ、
   繰り返さなくても使える言葉になったり します。
      〔 しとっ 〕、〔 パラッ 〕、〔 ちらっ 〕、〔 ゾクッ 〕、〔 キラッ 〕、〔 かりっ 〕 など。
   小さな 〔 ッ(っ) 〕 は、繰り返 したまま付けることも、どこかにひとつ付けることだってできます。
      〔 カリッカリッ 〕、  〔 カッリカリ 〕、  〔 カリッカリ 〕、  〔 カリカリッ 〕 など。
   また、小さな 〔 ッ(っ) 〕 の付いていたものは 〔 ッ(っ) 〕 を とって繰り返すこともできます。
      〔 バサバサ 〕、〔 ドサドサ 〕、 〔 ドカドカ 〕、 〔 ドキドキ 〕 など。
   2度使うことによって <何度も繰り返される> とか <より強調される> という効果が
   得られることも多いので しょうが、1度のほうが強く感 じられる場合もあるように思うので
   その時の使いかたや表現のしかたで変わってくるものと思われます。

      〔 キラッ 〕 と輝く ダイヤ。  〔 キラキラ 〕 輝く ダイヤ。  ダイヤは 〔 キラキラッ 〕 と輝いた。
      文字で書くより <言いかた次第> で、どのダイヤも 輝きは増 して感 じます。

  この種類 の多さ、凄くないですか!?

かなり微妙なものもあるため、意識 せずに使っていることもあるかも しれませんが …
   おせんべい を 食べる と 〔 カリカリ 〕、〔 カリッカリッ 〕、〔 カリカリッ 〕 と 音が します。
   この おせんべい は 〔 カリッカリ 〕 の 堅焼き です。
   こちらの おせんべい も 〔 カッリカリ 〕 の 堅焼き! (こちらのほうが硬い気が …。)

      ※ 1行目は <音> ですが、 2、3行目は <状態> も表 しています。
  その違い、感 じますか?
      ※ 1200 種類 にも及ぶと言われている 日本の 「オノマトペ」。
        350 種類 ほどだという英語との差は 3倍以上にもおよぶそうです。
        理由は、動詞の種類が 細かく分類されている 英語 に対 して、
        日本語の 動詞 ・ 副詞の種類が 少ないこと。
        日本の 「オノマトペ」 は、それらを補うために 発達 したと推測され、
        <状態> を表すものが非常に多いそうです。

        さらに付け加えると、
        韓国 には 日本の何倍もの 「オトマトぺ」 が存在 しているようで、
        母音のシステムが日本語に近い スワヒリ語 などにも豊富に見られるようです。


同 じ言葉が 違う意味を有 している 「オノマトペ」 も あります。
   〔 しんしん 〕 ・ 雨や雪などが盛んに降るさま。
           ・ あたりがひっそりと静まりかえっているさま。 (深々・森々)
           ・ 夜がふけてひっそりと静まりかえっているさま。 (沈々)
           ・ 寒さが身に沁み透るように感 じられるさま。 (深々・森々)
           ・ 樹木が高く生い茂っているさま。 (森々・深々)
           ・ 溢(あふ)れ出るさま。 次々と湧き出るさま。 (津々) etc

      ※ <深々> は <ふかぶか> と読むと <いかにも深く感 じられるさま> という意味になります。
         雨の音に関する 〔 パラパラ 〕 〔 ポツポツ 〕 〔 ショボショボ 〕 〔 ザーザー 〕 などを
         取り上げても すべて他の意味を持っており、そういった言葉は 案外たくさんあります。

  そんな違いや複雑さも 面白いと思えます。

それは <物事を うまく伝達 したい> という 思いから生まれたもの!
そう思ってはみても、
<音> だけでなく、<情感> といったものまでを
言葉の中に自然に織り交ぜて、臨場感 のある描写 を表現できる って 素晴らしいことです。
  〔 日本人 って 凄いな~! 〕
何気ない日常の中で、<何かに気付ける瞬間> を見い出せることも 素敵です。
  〔 たまには そんなことを 〔 しみじみ 〕 と 感 じてみるのも いいものだな~! 〕
そんなことを思ったり しています。
      言葉はその国 の文化 だと云われます。 大事にしていかなくっちゃ~!


      動物の鳴き声などにも代表されるように、
      多くの国々で、その国によっての表現方法 があるものと思われる 「オノマトペ」。
      そんな 「オノマトペ」 は、調べるほどに 難 しく、奥深 いもののようです。
      だからこそ 逆に、
      区分 しなくて済むように まとめて 「オノマトペ」 って呼ぶようになった ってことなのでしょう。

普通に使うなら 分類する 必要 なんて ないのよね!

言葉を大事にし、オノマトペを上手に使って、うまく伝えられたらいいわね~!


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

この微妙なニュアンス、わかるかなぁ 伝わるかなぁ … ということで
1988(昭和63)年 3月 1日発売、アルバム収録曲
             ちあきなおみ さん の  『伝わりますか』
                            (作詞 ・ 作曲 = ASKA さん)

「一人のために女は 時を旅 して 綺麗になる  あなたの腕 のつよさは 消えない ぬくもり」
   「伝わりますか 今夜は 悪 い女に なっています  あなたの守る倖せ 消えてくださいな」
      「今も たどれるものなら もう一度 もう一度 全てを無くす愛 なら あなた しかいない
                                       さびしい夜は 娘心が 悪戯 します」

   自分と同 じ思いを相手に求めて負担を感 じさせれば 別れが来て しまう!
     いくら好きでも、人に思いを伝える時には 相手への思いやりも持っていないと …!
     オノマトペを使って やんわりと だったり、楽 しく だったり …、
     わかってもらうための言葉伝達は 重くならないよう 上手に したいものだわね~!
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

この曲はASKAさんが ちあきさんのために書き下ろ した楽曲で、
ちあきさんのオリジナルアルバム 「伝わりますか」 のラストに収録 されています。

彼女とASKAさんの出会いは 日本テレビの 「友よ」(1984(S.59)年) という ドラマだったそうで、
この時 ASKAさんは ドラマ初挑戦。 ちあきさんはすでに女優と しても活躍されておられました。

ここで 楽曲提供 のお話でも出たので しょうか!?
この時 滞在 していたホテルで作られたのが この曲であるとされています。

ちあきさんのアルバムが発売されて半年ほど経った頃、
ASKAさんも バラードを中心と したアルバム 「SCENE」 を発売 していらっしゃいます。
このアルバムは 半分以上が 他のアーティストに提供 した楽曲のセルフカバー というもの。
そんな中で 1番最初に収められているというのだから なんて、勝手な思い込みかもしれませんが
ちあきさんの最後収録と同様の思い入れを感 じたり しています。

ちあきさんの歌を聞 いていると、
ひとりが寂 しい夜、今も残る強い未練心に火が付いて、若かった頃の思いと重なって しまう!
過去と現在が入り混 じる 大人の女性の心情や 哀愁漂 う女心が ひしひしと感 じられて、
その艶っぽい歌に感動 します。
ASKAさんが歌う歌から感 じる女性のほうが 少し年齢が若いように思えるのは
切ないけれど甘さを感 じる、彼の特徴的 な声質や ちょっと粘っこい歌いかたのせいで しょうか。
どちらからも情感が伝わってきて 自分が今 それを体感 しているような気分になるようです。
  だた、歌詞だから のめり込めるし、ひとりの人を思い続 ける気持ちも とても好きではあるのだけれど、
  実際にこんな思いを抱 き続 けていたら重すぎて、自分にも相手にも いいことはなさそう!


曲のアレンジは まったく違うので どちらも楽 しめると思いますが、
ASKAさんのほうは 最初と最後がオルゴール音になっていて、特に最後の最後は
なるほど! と感 じさせる おしゃれな演出になっています。
昔はASKAさんのほうでも歌ったことはありましたが、
このくらいの年になると、やっぱり ちあきさんのほうが落ち着いて のめり込める(?)気が します。

歌の中で情感を体感できるって素敵なことです。

歌詞を見て思い巡らせば、素敵な経験がたくさん出来そうね~!





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