― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

殺風景な冬から抜け出 して 俄かに色づいた3月の庭

2015-03-31 | 植物 に関するお話

暖かさが続いた 3月初旬から中旬前にかけて、急に 椿 の花 が一斉に咲きだしました。
よく見れば オトメツバキ、 たくさん陽のあたっている上のほうは もう満開。
けれども 人の目につきやすい下のほうは まだ つぼみは硬く、
やっと色がついてきた という程度だったため
まだ数日かけて ゆっくり開いてゆくものだと思っていました。

ところが、ある朝 窓を開けたら 目の前のつぼみが開花して ピンク色のお花が咲いていた。
あれっ と思ってよく見たら あっちでもこっちでも .....
ダークな色味の葉や枝に 幾重にも重なったピンク色の花が 華やかさを添えていました。
  〔 可愛い色よね~! 女の子が大好きそうだもん、まさに 乙女チック ってとこね! 〕
  〔 そんな華やかな乙女たちの揃い踏みも、きっと ここ数日 ね! 〕
けれども よく見ると
開かないまま落ちてしまっている硬いつぼみも けっこうある。
その差は いったい何?
とても不思議に思われました。

         雨や風にも耐えてきたはずなのに なぜ!?
           もしかしたら 小鳥さんに突かれて落ちてしまったのかしら?
           小鳥さんが何度も止まるから 揺れて落ちてしまうのかしら?
         気になって調べてみたら、 原因の多くは やはり、ヒヨドリさんのようでした。
         ちょうど開きかけの花のつぼみを取って蜜の部分をくちばしでほじったり、
         遊び半分でつぼみをかじる場合もあるんだそうで、
         対策は <寄せ付けないようにすること>のみ だそうです。
           〔 あ~ 我が家のは 完全に遊ばれちゃってる ってことになるわね~! 〕
           〔 レストラン開店中 ともなれば ..... しかたないのかなぁ! 〕
         相利共生 というのは なかなか難 しいことでもあるようです。

               (小鳥さんのためのレストラン についての詳細記事は 古い順に、
                                  こちらこちらこちらこちら で ご覧ください。)


                                                     
 
一重 ・ 筋入り ・ ラッパ咲き
(筒咲きからほどなく弁端が大きく反曲し、やや締りのない花形になるもの。)

 

千重咲きオトメツバキ
(花弁の重なりが多く、雄しべは無いか、もしくは落花まで見えないもの。)


星斑(ほしふ)入り ・ 牡丹咲き
(花心部でトジ弁や旗弁と入り混じり、入り乱れたもので、雄しべは数個に分割。)



一重 ・ 筋入り ・ 筒咲き
(咲ききってもV字形を崩さないものが理想だが、多くは次第に弁端がそり気味になる。)

   椿の品種で一番多く開花 し始めるのは 2月下旬頃からだそうですが、      
   <早咲き>と<遅咲き>の両方を楽しめるのは 3月中旬~下旬頃のようです。
   椿の花は種類が多過ぎて さっぱりわからない。
   ちなみに、
     花形 には 一重咲き千重(センエ)咲き牡丹咲き 以外に
      ・ 蓮華(レンゲ)咲き …… 八重咲きの1タイプで、花弁が少し中折れしてゆるく反り、
                      花弁と花弁の間が透けている。 彫りが深く立体感のある。
      ・ 八重咲き …………… 花弁が9枚以上で、花心には正常に雄しべがある。
      ・ 唐子(カラコ)咲き …… 雄しべ全体か葯が、小さい小花弁となり、花心部に美しく
                      まとまったもの。
      ・ 二段咲き …………… 雄しべの一部が弁花 して立ち上がり、花の中に花を重ねた
                      ように盛り上がったもの。 一名 (やぐら)咲き とも言う。
                      品種は少ない。
      ・ 宝珠(ホウシュ)咲き … 花心部の花弁がお互いに固く抱き合って開かない。
                      雄しべに替わって花心に大きい玉を作るもの。
                      品種によっては八重や千重咲きの段階のものも含めてある。
      ・ 獅子咲き …………… 花心部は大小の弁花が進んで盛り上がっている。
                      この大小不規則な花弁の間に、雄しべが見え隠れ散在する。
      ・ 列弁咲き …………… 千重咲きの1つ。 花弁の重なりが6つの放射状にならんだり、
                      美しいらせん状の配列になる。
                      品種によっては、配列が乱れて千重咲きになる。
     一重咲きの花形 には ラッパ咲き筒咲き 以外に、
      ・ 猪口(ちょく)咲き …… 主に極小輪に対する呼称。
      ・ (わん)咲き ………… お椀のような形。
      ・ (かか)え咲き ……… 弁端が大きく内曲し、雄しべを包み込むような形。
      ・ 平開咲き …………… 花弁が平たく全開するもので、雪椿肥後椿 に見られる形。
      ・ キキョウ咲き ……… 左右の弁端が内曲するか、花弁が樋状に中折れしている。
                      咲き始めの時期にも見られる。
   <花形>だけでも こんなに種類があるんだそうです。
   そして そこから別れて それぞれに多くの品種がある!
   図鑑などを手に取って見比べて見ても 非常にわかりづらく、特定には至りません。


あっという間に トサミズキ の花 も満開になりました。
冬場は まるで やせ細った枯れ木 にしか見えないのだけれど、
春になると 枝の先端や途中から 間を置いて 直接 つぼみが顔を出す。


そして そのつぼみからは想像もつかないのが 花 です。
まるで 1本の糸に いくつもの釣鐘がぶら下がっているように見える この花。
少し膨らんだつぼみを見ると ひとつひとつの花がきれいに畳まれているのがわかります。
  間隔が空いているので 写真には収め難い し、
  木全体を撮っても 花の感 じがわかり難い し、
  背景が暗くないと色が抜けてしまう。
直接見ないとわかりづらいのに、
じっくり見ようと思っても 下がり花は 観察が し難くて苦労 します。



今はもう お花が枯れかかって 葉っぱが出始めています。
この葉っぱが また 涼しげで いいんです。






か細い の枝 にも 花が咲いているのを見つけましたが
花が咲かないと 何なのか さっぱりわからない という木は 多いものです。





去年、収穫せずにいた いちご に また花が咲き、
                         ヒサカキ にも びっしりと小さな花が咲いていました。



トサミズキ より 黄色が濃い レンギョウ が咲き、
                         姫うつぎ にも まだ硬そうだけれど つぼみが …。



<桃> かと迷う 八重の は もう終わり、
                         今は こぶ し の白が ひときわ 目立ちます。


     ちなみに、<桃> と <梅> には 下記のような違いがあるそうです。
       梅 … ・ 花柄(かへい)がないので、枝にくっつくように花が咲き、 花びらの先が丸い。
            ・ 花芽が1節につき1個 なので、間隔が空いて ポツンポツンと花が咲く。
       桃 … ・ 花柄が非常に短く、枝に沿うように花が咲き、 花びらの先が尖っている。
            ・ 節の中央に葉芽があり、両側に1個ずつ (1節につき2個) の花芽が付くので、
             梅よりも華やかに見える。



雑草だらけのお隣りには 今年もまた ふき の花 が咲きました。
太い茎から "ド根性" が うかがい知れます。






東京の桜の開花は 25~26日あたりという予報でしたが、
確かに 我が家の庭の延長にある若い
10日ほど前から つぼみが膨らみ始め、
26日、ちらほらと咲き始めて、土曜日にはけっこう咲きました。
近くの桜も ピンク色!  お花見にはいい時期になりました。

      


日曜日には夕方から雨 になってしまいましたが、
空がかなり頑張ってくれたお蔭で お花見 は充分に出来たことと思われます。
本日は もう満開 のようです。

 


ガクアジサイ の新芽 もどんどん大きく育っています。
冬の間の 枯れ具合は 相当なものだけど、
だからこそ感 じる 強い生命力。
この 艶やかな緑色が素晴らしい!






もうすっかり 春の装い!
それを教えてくれた 花たちです。


                          ※ なお、今回 関連歌の掲載がないことにつきましては
                                                 こちら で ご覧ください。)



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両親一緒の祝い事と病院のお話  ― こころのうた ―

2015-03-15 | 孫・家族 に関するお話

掲載 までに 一ヵ月以上
時々 歩くのさえが 息切れ気味 の 疲れた カメ になっちゃいます。



が あと5日で 87 の誕生日を迎えるという この日、
家族が集まって 米寿祝い をすることになりました。
これは 2年前の 4月に が 先に済ませたお祝いでした。
そんな も 今年は 89
ちょうど 卒寿 にあたる というので
2ヶ月ほど早いながら 一緒に お祝いすることになりました。


母の 米寿祝い のお話は 新年会の時に出ていました。
父は今回も 「俺も今年は 卒寿 だ!」 と ひとり言。
<今回も> と云ったのは 米寿祝い の時も 父が自ら言い出したことだったからです。
                                     (その時のお話は こちら で ご覧ください。)
 「やっぱり みんなに祝ってもらいたいのね!」
そう思いながら、今年はちょっと切実感も漂います。
… というのも 昨年 父の健康に問題があり、家族が呼ばれる などしたことがあったから!
両親の健康を 以前より気にすることが多くなっているので
こういった <祝い事> ができるのは 嬉しいことだと思えます。


そんなことから、ここからは少し 病院お話 になります。

昨年のクリスマス会の時、父は
 「俺もいよいよ終わりだな!」 と 年内で消滅 してしまうが如く言っていました。
確かに、若い人なら もっと完璧な手術や治療が受けられたらしいのに
高齢のため そこまでの手術に体が耐えられないということで
年齢に応じた手術を し、
その後も 治療と経過観察が必要になっているので
今も安易には考えられない状況とはいえます。
         初めて病院に呼ばれた時、                        
         40代くらいの <主治医>の先生の 家族の質問に答える態度の横柄さに腹が立ち、
          「先生はたくさんの患者さんを見ていらっしゃるから 当たり前のようなことかも
           しれませんが、家族にとって父は たった独りの存在なんです。
           知識も先生ほどに持っているわけではない 今聞いたばかりの家族が、
           心から心配 して 不安いっぱいで聞いているんですから ちゃんとわかるように、
           納得できるまで説明 してください!」 などと食い下がって、自分でもびっくり!
         けれども、たとえ先生であろうと <慣れ>や<自分は偉いと思っているかのように
         とられそうな上から目線での応対>は いいはずがない という思いがありました。
         それでも 口調は 冷静に、穏やかに …!
         するとその効果はすぐに出て、あとの会話は まともなものになりました。
         今現在、実際に <治療> を担当 してくださっているのは女医さんです。
         そして この方は 父がモタモタと質問を しても、私がいろいろ聞いても
         しっかりと目を見据えて話 してくださるので 信頼に値すると思えています。
              患者家族先生信頼できる こと
         それが基本にあってこそ の 病院 であり 治療 なのではないか!?
         そんな風に思った出来事でした。


今は 少し気持ちが落ち着いてきている父です。
健康な人でも いつどうなるかわからない時代を生きてはいるけれど
両親が高齢であることに変わりはなく、
<一年> という周期の加速度が増 していることを痛感させられている 今、
そして だからこその この先、
ますます健康を維持 していく上での闘いは熾烈化 してゆくものと思われます。

         家族での集まり。 家族の団結。 その中心にいる 両親 です。
          というものを考えながら、連れ出せるうちは 何だかんだと .....
         出来るだけ一緒にいられる時間を作っていかなくちゃいけないな 再認識!



ここからはまた お祝いお話 に戻ります。
お祝い会場に選んだのは 前回同様 お豆腐専門店。              
                                 (その時のお話は こちら で ご覧ください。)
2年前は 全員が出席できましたが、
今回は 姪っ子(R)のだんな様が
仕事の関係で この日の朝 中東に向けて出発 していて 欠席。
それでも 計14名 が集結 しました。

         この時期、<中東> と聞いただけで心配 になります。 無事の帰国を祈ります。
         前回は マー君パパに迎えに来てもらった 私と チッチ(次女)でしたが、
         今回は 終わったらふたりで遊びに行くということで、UG君が送ってくれました。
         両親は 姪っ子(Mの夫婦)に任せ、ひとり電車で行く予定だった妹も載せてもらう
         ことにして、途中で拾って行きました。


我々が到着 した時、
姪っ子(R)以外は もうみんな着いていて
待機処で 甘酒 を飲んでいました。
 「こんなの以前にもあった?  待っている時間への気配りがあるのって いいわよね~!」
ちょうど お雛様の時期 だったから ということなのでしょうか、
私達もいただくと、
子ども達にも配慮 したと思われる
甘さ控えめで ほんのりと生姜の香りが漂う 優しいお味。
何杯でも飲めてしまいそうで、寒い日には体が温まって、
嬉しい心遣いだと思えました。


  
待合所の片隅 には 『甘酒』 が置かれ、反対側 には お雛様 が飾られていました

姪っ子(R)が到着すると ちょうど呼ばれてお部屋へ …。
今回は1階でしたが 前回と同様 堀ごたつタイプの和室 に通されました。

お料理やお酒が出揃うまでの間に
には 米寿祝い黄色いちゃんちゃんこ を、
には 卒寿祝い紫色のちゃんちゃんこ を着てもらい、
記念品を渡 して 撮影会。
お店の方にも集合写真を撮っていただきました。

  

  

ひとり欠席ながら、米寿卒寿 を 囲んでの お祝い会
                                   
        『春の彩り小鉢盛り合わせ』            ター君も美味しそうに食べていました。
   
      マー君には 『お子様膳』
              名物 『団欒炭火焼』  さつま揚げ
    
                     『団欒炭火焼』  油揚げ と はんぺん
    
           『寄せたて吟醸とうふ』                   『たらば蟹すき鍋』
    
             『チラシ寿司』                     『豆乳のブラマンジュ』

    
 名物の 『竹酒』 は 鹿威 し(ししおどし) の風情 
                           日本酒 好きの父は これを 3回も おかわり していました


お料理は美味しかったのだけれど …
ちょっと残念だったのは
1週間ほど前に コースメニュー が リニューアルされ、品数が減って 高くなったこと。
また、
前回はあった 一輪のバラの花メッセージが付いた集合写真 もなくなっていて、
とても嬉 しいと思っただけに 淋 しく思えてしまいました。
         物価上昇の折 だから                
         仕方がないことなのかもしれないけれど …
         2年前には家族の会話を聞いた中居さんが、ハーフバースデーのター君 や
         この日 懐妊を発表した姪っ子(M) にまで用意 してくださって感動 した気遣い。
            〔 このお店の あの おもてなし心 が 嬉 しかったのにな~! 〕
           やってもらうことが 当たり前 とは思いたくない!
           だけど、どこかで元はとっているのが 商売 というものなんじゃないか!?
          特に、お祝い事で使用する方の多い こんなお店では たぶん 完全なるサービス
          というのは不可能なのではないか という思いがあったので
            〔 どうせ値上げするなら、あの気配りが継続できるようにしてほしかったわ! 〕
         そう思ってしまった出来事でした。

            (ただし、各家庭分の集合写真だけは 以前と変わらず いただきました。)



    

    

   
今回 は ター君も自力で上り下り!  私も上まで行って みんなの健康を祈ってきました
  
梅が咲き、 陽射 しも 水車の水音さえもが 心なしか暖かみを感 じるようになってきたような …



               マー君         ター君      サーちゃん      J ちゃん

子どもたちに動物パンをプレゼント したら 大喜び!
大事そうに ビニール袋をぶら下げて歩いていて、可愛くて笑えました


  
こんなに喜んで くれたら 買った甲斐が あった というものです

      動物パンのお値段は ちょっと高めのようにも思えますが、パンのサイズは大きめだし、
      コアラの中にはクリーム、フグの中にはチョコがたっぷり入っていて、ボリュームたっぷり!
      パパやママも ご相伴させてもらったらしいけど、マー君なんか これでクリームパンに
      目覚めちゃったらしく、しばらくの間 ひとりで買いに行ってまで食べていたんだって! 
      確かに最近食べなくなってはいるけれど、久しぶりに食べると美味 しいもんね~!





2013(H.25) の厚生労働省の調査によると、
日本人平均寿命男性 80.21女性 86.61 で、
前年に比べて 男性は0.27年、女性は0.17年 更新 したそうです。
              また、日本人女性平均寿命 は、世界一
                       日本人男性4位 ということになったそうです。


前回も記載 したけれど、
  ◇ 米寿 (べいじゅ) :  満 87 歳数え 88 歳)  < 金色黄色
      「」 という字を分解すると 「八」 「十」 「八」 になることから、88歳の別称となっています。
      「米」 には日本人の特別な思いがあります。 「八」 という字は 末広がりで縁起が良いとされ、
      それがふたつも使われていることや、「88」 という数字そのものが吉事であるとの考えかたも
      あるようです。   [ 米(よね)の祝い ] などとも云う。
      昔は、祝いの会を開催 し、招待者に <枡の斗掻き>や<火吹竹>を贈る風習があったようです
      が、最近では金茶色の衣類や日用品を贈ったり、お米にまつわる商品を贈るなど工夫を凝ら
      しているケースも多いようです。
      男女共に平均寿命を超え、本格的長寿祝いとして、特に盛大に行われることが多いようです。
         ※ 枡(ます) の斗掻(とか) き = 枡で 穀類などを量る時に、盛り上がった部分を平らに
           均(なら)すのに使う 短い棒。
           火吹竹(ひふきだけ) = 火を吹きおこしたり たきつけたりするのに使う 道具。

  ◇ 卒寿 (そつじゅ) :  満 89 歳数え 90 歳)  <
      「」 を略 した字の 「卆」 が、「九十」 に見えるところから、90歳の別称となっています。


次の お祝いごと は 満 98 歳 (数え 99 歳)の時の 白寿 (はくじゅ) ということになるようです。
でも これからは 1年1年が 勝負 みたいなもの!
今後は毎年、何かの形でお祝いすることになるんじゃないかな!?


今年中に またひとり ひ孫が増える予定です。
まだまだ 楽しみは続きそうなんだもの、

「大じいちゃん と 大ばあちゃん、いつまでも元気でね~!」 ひ孫 より


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

今までもこれからも、大切な家族、大事な宝もの … ということで
2005(平成17)年 6月22日発売 アルバム収録曲、
                   あさみちゆき さん の  『こころのうた』
(作詞 = あさみちゆき さん/作曲 = 杉本眞人 さん)

「もう何年経つのでしょう? あなたと出逢って…
                     泣くことさえも忘れた私に 優しさを思い出させてくれた」
「いつの日か胸を張って あなたの前で笑いたい
                     人の心を見つめる心 何も言わず教えてくれた」
   「ずっとこの場所で生きてゆく きっとこの場所で生きてゆく
                     一緒に過ごした瞬間(とき)は 生きる私の宝もの」

   まだまだ ずっと元気でいてほしい 両親。
     いてくれるだけで みんながまとまれる 大事な存在です。
                                  (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

彼女の歌を知っている方なら きっと
「井の頭公園の歌姫」 と呼ばれていたこともご存知でしょうが
ラジカセとマイク1本を持って、ビールケースに乗って歌い始めた というのが 2001(H.13)年。
テイチクにスカウトされ 『紙ふうせん』 でメジャーデビューしたのが 2003(H.15)年4月。
初のアルバム 『あさみのうた-港のカラス-』 の発売は 翌年6月でした。
『こころのうた』 は 11曲収録の 2枚目のアルバム 『あさみのうたII 』 の
最後に収められている曲です。
今でも 月一回の開催が行われているという <井の頭公園ストリートライブ> を
初期の頃から応援して下さっているファンの方々に捧げる曲 として
ちゆきさん自身が作詞を手掛けた作品となっています。
大切な人 というのは 何も ひとりとは限らない。
お互いが ずっと大事 と思い続けられたら なお素敵ですよね。

歯切れのいい澄んだ歌声が魅力の彼女。
今年、自身の誕生日である 1月11日に 一般男性と入籍され、
2月には 21枚目のシングルも発売され、
良い雰囲気で時が流れている と云えるのではないでしょうか。

         (あさみちゆきさん関連の記事や歌については
              『紙ふうせん』『林檎をかじりながら』『新橋二丁目七番地』 で ご覧ください。)



ちゆきさんにとって ファンが宝なら、

親は宝! 子も孫も、破壊魔ちゃんたちも含めて、家族はみんな宝でしょう。


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可愛いと思ったミノムシちゃんだけど …

2015-03-01 | 動物・生き物 に関するお話

今期は 昨年のような大雪はないけれど、
雪やみぞれがちらつくことは多く、
夜遅い帰宅になる時には
まだ 防寒対策が しっかりでないと安心できないこともあります。
それでも 晴れた日の陽射 しは
確実に 春間近 と感 じられるようになりました。


ミノムシ っていうと 枯れ枝にぶら下がっているイメージが強いけれど、           
我が家の外壁には 小さな ミノムシちゃん が へばり付いていました。


        ちょっと見は ゴミか 枯れ葉、あるいはその切れ屑がひっかかっているかようですが
        数年前に見つけて ミノムシ だと気づいた時には けっこう感動 してしまいました。
        場所は 一応 軒下。 けれども の全長でさえ2cmほどしかないので、
        台風や強風で飛ばされていないか、強い雨で流されていないか、
        雪が付着 して その重みで落ちてしまっていないか、
        時々 ふっと思い出しては 気になって見てしまいました。
        しかし このちっちゃな生物 の くっつき力は 案外強力なようでした。
        けれども ちょっと疑問に思うこともあるんです。
        それは 時期によるのか 微妙に移動 しているように思える時があったり、
        巣立ったのかなと思っていると 離れた場所に2匹いる時があったりすること。
        果たしてこれが同じ子なのか どこかで世代交代 しているのか、
        見た目に大差がないから さっぱりわからない!
        今いる この子だって、生きているのかどうかさえ わからないんです。
        だけど今まではまだ冬場だったいから..... 、きっと冬眠中 だと思いたい!


昔は枯れ枝の先に よくぶら下がっていて                     
冬の風物詩のようだった ミノムシちゃん ですが、
最近ではそんな姿、まったく見なくなってしまいました。

そもそも、ミノムシ って 何の幼虫?       
中身が イモムシのようなものであることは知っているけれど、
正確な生物名まではわからない。

        ミノムシ の 名前の由来は その形が 雨具の に似ていたためで しょ?
        改めて考えてみれば、この の部分は 幼虫が作った というわけです。
        あんな狭い中にウヨウヨいるとは思えないけれど、 って考えると ゾクッと します。
        中にいるのが 茶毒蛾 みたいな奴だったら? と思ったら またまたゾッ!
        こんなに小さいんだから 成長 しても きっと小さいものだと思うし
        ゆくゆくは きっと 飛び立って行く生き物 なんじゃないか という 想像はできますが、
        いずれにしても <蝶> という気はしないから .....
        やっぱり <蛾> の仲間 ではあるんでしょうか!?


ミノムシ を 調べてみたら …
    英名 : bagwormbagworm moth
                   体が細長く蠕動(ぜんどう)により移動する 袋(蓑)に入った 虫(蛾)。 

やっぱり~!  ミノガ(学名 : Psychidae)の の幼虫 とあり、
Wikipedia には、一般的に オオミノガ (別名 : ヤマトミノガ) の幼虫を指す と書いてありました。
一般的なものには他に チャミノガ というのもあるようです。

    両者を比較すると、
       【 オオミノガ 】 漢字で書くと 大蓑蛾 (学名 : Eumeta japonica)
         ・ 字のとおり ミノムシの中で 最も大きな種類 で、<雄>の体長は 30~40mm。
         ・ 主に を綴り合せて蓑を作る。
         ・ 蓑の形は 紡錘形
         ・ 小枝などに だらりとぶら下がっている
       【 チャミノガ
         ・ 幼虫の大きさは 15mm〜25mm と オオミノガ の 1/2〜1/3 にすぎない。
         ・ 主に 小枝 を綴り合せて蓑を作る。
         ・ 蓑の形は 円筒形
         ・ 木や葉に上端を広く固定し、角度を持ってしっかりとくっ付いている


けれども、双方共に 我が家の軒下に間借り中の この子とは 明らかに違う種類のようでした。

でもね、
調べたからわかった 驚くべき 生態。 
ミノムシ (オオミノガ) って とっても特殊な生き物だったんです。
         <成虫> が の形 になるのは に限られる。              
          の体は かすかに残す <頭部>と<胸部>以外はすべて 卵を宿す<腹部> で、
         無翅. 無脚 でもあるため <蛾> にはならずに 内部留まる
         <雄><雌>共に口が退化 していて、
         翅のある<雄>でさえ 花の蜜などを吸うことはできない。


         蓑の中で無事に越冬できた蓑虫は、春になり 暖かくなってくると
         餌を食べずに そのまま 4月5月半ば 頃 にかけて (さなぎ) になり、
         5月下旬6月上旬 頃 までには 成虫 へと変態する。
         <雄>は<雌>のフェロモンに引かれて夕方から夜間にかけて飛行し、  
         蓑の穴に腹部を伸ばして<雌>と交尾したあと
         <雌>の姿を一度も目にすることのないまま死んでしまう。
         その後 6月中旬 頃、<雌>は自分が潜んでいた蓑の中の蛹の殻の中に
         3,000~4,000個もの卵を産卵 し、腹部の先に生えていた淡褐色の微細な毛で
         卵塊の表面に栓をするように覆う。
         産卵を済ませた<雌>は小さくしぼみ、
         通常は 卵が孵るまで 蛹の殻の中に留まっていて、
         孵化する 6月下旬 頃 蓑の下の穴から出て地上に落下し 死んでしまう。
         孵化から20日前後の 6月後半7月始め 頃 、               
         孵った<幼虫> は 蓑の下の穴から外に出て、糸を吐き 垂らし、
         多くは 風に乗って分散 する。
         葉や小枝などに到着した 1齢幼虫 は ただちに小さい蓑を造り、
         蓑の中から顔を出して葉を 摂食 (※) する。
         食害は 特に 梅雨後の 7月~8月(夏期) 頃に多いようです。
         7月~10月にかけて、葉を食べながら <7回脱皮>を繰り返す幼虫は、
         成長するにつれて蓑を拡大・改変 し、小枝や葉片をつけて大きくしていく。
         秋には 蓑の前端を細く頸(くび)り、摂食後の枯葉や枯れた小枝などに  
         環状になるように粘性の絹糸をはいて絡め これに結わえ付け、
         袋状の巣を作って枝からぶら下がり 越冬に入る。

         ※ 幼虫の摂食による食樹は、樹木全般。                  
           ほとんどの樹木で被害があるそうですが、落葉樹 に多いとの説もあります。
           主食は<葉>ですが、食い尽くすと <果樹> にまで食害が及ぶことがあり、
           ウメ(バラ科)、カキ(カキノキ科)、アンズ(バラ科)、カンキツ類(ミカン科)、グミ(グミ科)
           クリ(ブナ科)、ブドウ(ブドウ科)、イチジク(クワ科)、ブルーベリー(ツツジ科) などで
           被害報告が出ているほか、ウメ や お茶(ツバキ科) などでは<樹皮>までが
           食べられ 枝枯れすることもあり、庭木では、サクラ(バラ科)、カシ(ブナ科)
           ツバキ(ツバキ科)、マサキ(ニシキギ科)、サツキ(ツツジ科) 、ハナミズキ(ミズキ科)
           カエデ(カエデ科)、サルスベリ(ミソハギ科) などが被害にあっているようです。


        ミノムシ は、植物を食い荒らすなど被害を与えることから 食害性害虫 として
        扱われることがあるようです。 こうなると あんまり 可愛い なんて云えなく
        なってしまいそうですが …、 1~2匹なら、 やっぱり、 可愛く見えちゃうかも~!
        だけどね~、それだって 少ないからそう思うのであって、いっぱいいたら きっと
         「気持ち悪い!」 なんて思ってしまうので しょうから 勝手なもんです。

そんな ミノムシ ちゃんも、                                    
今や 絶滅危惧種 に認定されているそうなんです

        どうりで! もうずいぶん見かけないもんね~!
        ミノムシ ちゃん って、枝からぶら下がり 風に揺れている姿が どこか 喉かで
        ユーモラス!  小さな子たちに 「こんな生き物もいるんだよ!」 って見せて
        あげたい思いに駆り立てられる昆虫でもあります。
        勝手続きで云わせてもらうなら、
        一ヵ所に大量発生せず、大被害は与えず、生き続けていてほしいな~!


         ミノムシ の代表格、オオミノガ
         そんな オオミノガが激減 してしまった理由というのが、
         ミノムシを退治するため 1990年から1992年にかけて 中国山東省で大量に放飼
         されていた オオミノガヤドリバエ という名の小型の寄生バエ(体長5mm程度)
         存在。 日本には 1990年代後半あたりに侵入して来たらしく、
         このハエは オオミノガ だけを狙い、幼虫が食べている葉に微小な卵を産み付け、
         葉と一緒に摂食させることで オオミノガの体内に入る。
         その中で 噛み砕かれなかったものは 消化管中で幼虫となって孵化 したあと
         体腔内に侵入し、幼虫が死なない程度に宿主の体を食べて育つ。
         宿主が蛹になると、中身を全て食べ尽くして成長 し、やがて空になった宿主の
         蛹の殻に穴を開けて脱出し、囲蛹 いよう=脱皮 した幼虫から出て蓑の内部で
         蛹になること)
になって、羽化すると 蓑の下の開口部などから脱出する。
         1個体に付き 平均10羽程度。 多い時は100羽以上もの オオミノガヤドリバエ
         羽化することがあるようで、 寄生数が多いとハエのサイズは小形になるらしい。
         なお、その オオミノガヤドリバエ に寄生する という キアシブトコバチ などの
         寄生バチや、羽化直後の成虫を食べる ハエトリグモ などというものまでいる
         というのだから、生き残るためとはいえ 生存争いや騙し合いで 気が抜けない、
         かなり えぐみをおびた自然界を垣間見た気がしました。
         なお、オオミノガヤドリバエ は 寒さに弱いので 北の方にはいないそうです。

さらに調べてみたら、                                         
ミノガ科 には なんと 30~40ほどの種類がある ということがわかりました。
ニトベミノガクロツヤミノガネクロミノガシバミノガキタクロミノガ ... etc.
その外観、そして 人家周辺の建物外壁などで蓑が見られることもある ということから
我が家に間借り中の この子の正体は
            たぶん クロツヤミノガ ではないか という結論に達 しました。
よく似ていると思った ネクロミノガ は <草の茎> で蓑を作る という点が違うようでした。

  
実際の大きさは 写真の 1/3 以下!  20mm の 小さなミノムシちゃんです。
  参考資料によると、
       【 クロツヤミノガ
         ・ 蓑の大きさは 20~25mm。
         ・ 主に 小さくちぎられた 葉屑樹皮屑 を綴り合せて蓑を作る。
         ・ 蓑の形は 表面がわりと滑らかでスラリとした 鋭角の三角柱
         ・ 家の軒や壁、塀 などに しっかりとくっ付いている
         ・ 雄成虫の前翅長は 18-20mm。 体の割りに触角が大きい。
         ・ 成虫出現月は 5~6月。
         ・ 食樹は ブナ、ニレ、バラ、沈丁花、ツツジ、サツキ など 多くの樹木、
           灌木(かんぼく=低木)、蘚類(せんるい=コケ植物の一群)。
         ・ 天敵は シジュウカラなどの小鳥で、蓑の穴から嘴を入れて食べる。

いろいろ見ていたら、                                           
<マメツゲ> や <イヌツゲ> で クロツヤミノガ による食害がある という記事を見つけました。

          〔 ツゲ!?  あっ .....!! 〕
        <ツゲ> という言葉で 思い出したことがありました。
        我が家でも 茶毒蛾被害の山茶花の隣りに植わっている <西洋ツゲ> と
        思われるものが 酷い食害を受けて、山茶花の葉を全カットした時に
        一緒に、すべてカットしたことがあったんです。
          〔 … ってことは、あの時の害虫は この子の仲間たちだったの!? 〕
        確かに、 この子がくっついているのは ツゲの木に近い場所でした。
          〔 えーっ、なんか ショック! 〕
        犯人が確定 したわけではないけれど、かなり濃厚な気が しないではない!
        気になって見てみたら ツゲの葉には また食害を受けた痕跡がありました。
        ただし、これがいつ頃の被害なのかは不明だし、
        ミノムシ はおろか、他の虫の姿も 目にすることは出来なかったので
        決定には至っていません。


  
山茶花は色艶も良いのに、ツゲは色も悪く虫喰い葉になっていました。
ミノムシ は可愛い と思っていたのに、                               
これが本当に この子たちの仕業なら まさに <害虫> というしかなくなってしまいます。
その確認をするため 時期を待つべきなのか、
もう一度 ツゲの葉を全ガットすべきなのか、
迷うところです。


ところで、
ミノムシ がどういう向きで蓑の中にいるのか 知っていますか?
実は とても気になっていたんですが、
男の子のように 解体しちゃう なんてことは出来ないので
勝手に 上方にあるほうが 頭、
クロツヤミノガ なら、外壁にくっ付いているほうが頭 と想像 していたんです。
確かに、幼虫は 蓑から頭を出して摂食するのだから それで正しいのでしょうし、
ミノムシのイラストを見ると すべてそんな風に描かれているので
それが当然のようにも思えます。
けれども 卵を宿した <雌> は、
どうやら 細い先端の方に頭がある らしい!

        だから 卵の孵化を確認 したあと 下から出られるわけね!
        その点は納得できた気がするんだけど、
        そうなると、ずっと 逆立ちしたような状態でいる ってことになるわけだから、
        人間なら 頭に血が溜まっちゃって、拷問みたいになっちゃうわね!


   
風にゆらゆら揺れていた ミノムシちゃん。
そんな風情が失われていくのは 寂しいな~!


                          ※ なお、今回 関連歌の掲載がないことにつきましては
                                                 こちら で ご覧ください。)



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   「イラスト工房」 「いらすとや」 「モノクロみのむし」



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