「二度目はないだろうな!」 、 あるいは 「二度と行かない!」
そんな風に思っってしまったことのあるお店 ってありますか?
先日 お仕事帰りに友人から 「スパゲティを食べて行かないか?」 と お誘いを受けました。
このお店への声かけが3度目だったことから 「そんなに美味 しいの?」 と聞き返したら
「よく行く
昔ながらのスパゲティ屋 なんだ。」 との返答がありました。
"昔ながら" というのは 時によっては 美味 しい とは言い切れないことがあります。
けれども "懐かしさ" という 心に訴えかけてくるものを持っていることが多いのも事実です。
〔 そんなに何度も云うくらいだから きっと 人に勧めたい味 ってことなんでしょうね。 〕
〔 味覚は人によって違うけど あんまり断るのも悪いから とりあえず食べてみようかしら。 〕
勝手な想像ながら 少し期待を持つことで 行ってみようという折り合いをつけました。
到着すると そこは 外で食券を買うシステムのお店でした。
〔 なるほどね。 "昔ながら" の 大衆的なお店 ってことなのね。 〕
友人が 「自分はいつも
海鮮 にするんだけど どうする? 」 と聞くので
券売機を見渡 しても どれにしていいか迷い、どうしても食べたいと思う物も見つからなかった私は
〔 毎回頼むという 同じ物 にしておけば 間違いないはないはずよね。 」 と考えて
同じ
海鮮スパゲティ を頼みました。
カウンターに座って ものの 2~3分。
そのスパゲティ は カウンターの上に置かれました。
〔 早ーい! こんなところも 大衆的なお店の良さ と云えるのかしらね。 〕
けれども 食べ始めたら
海老 が ひとつ しか乗っていない!
〔 ん? そんなことある!? いくらなんでも それはないわよね? 〕
あちこち ひっくり返 しながら探 してみたのだけれど それ以外 何も入っていないスパゲティでした。
〔 券売機のお店 って こんなことが多いのかな!? 〕
〔 看板と差があるお店は多いとは思うけど、ここは 差があり過ぎ! 〕
〔 それにしても 見事なほど なんにも入っていないのね! 〕
〔 これでやっていけてる ってことは、パスタ麺自身の味で売ってるお店 ってことなのかしら!? 〕
少しの"
期待感"をもってやって来たのに そこを真っ向から崩されて ガッカリはしましたが
それでもこの時はまだ 自分なりには
〔 大衆的なお店なんだから こんなもんなのかもね! 〕 と納得 してしまっていました。
けれども そのまま食べ進めていたら すぐに油っこくなって 食が進まない!
量が多いから 減っている気が しない!
そこで、 「ちょっと油が強くて あまり食べられないから 悪いけど残 しちゃうね。」
そういって友人のほうを見たら、そのお皿には 具がいっぱい!
「えっ! 具がないスパゲティ だな と思ってたら そっちには 山ほど って どういうこと!?」
「通常は そのくらいは入っている ってことなの!?」
自分なりに納得 しようとしていたので ショックは倍 受けたような気がしました。
すると友人も
「なんか今日は やたらに具が多いな とは思ったんだよ!」 と。
ただ、 そこで終わればよかったものを、そのあとで
「いやー 今日は得 したなー!」 と "
満面の笑み"で 付け加え!
正直 〔 何 この人! 〕 と思った瞬間でした。
それでも これもいつもの範囲内。
本気で怒る気になんてなるわけもなく、まぁいいや とは思いながら、
〔 もし反対の立場だったら どれだけ文句を云っていただろう! 〕 と思いあたって
〔 無神経だなー! 〕 と呆れる一方で 笑えました。
私が嫌だなと思ったのは
この
スパゲティを作った人 と
お皿を運んだ人 の ご両人!
今回 同じものをふたつ頼んだので 一度に二人分作ったのだとわかりますが、
作ったことのある方ならおわかりのように
スパゲティと具は 混ぜても 具だけまとまってしまう というようなことが 往々にして起こります。
だから、それぞれを均等に分けるよう心掛けるのが常識と云えます。
ましてや 家庭 ではなく お店 なんですから、そのあたりの気配りは できて当たり前と云えます。
それを何も考えずに スパゲティの量を同じに盛っただけ のような 無神経さ。
それを運んで来る時に目にするであろうはずの人までが まったく気づけない という ずさんさ。
〔 こんな感 じだと このお店ではこんなことが何度か起きているのかもしれないわね! 〕
どうしても そんな想像が生まれてきてしまって、
〔 ここにはもう来ることはないな! 〕 と思えました。
これは 自分が損(?)を したから というわけではなく 逆の立場でも感 じたであろうこと。
要は お客様からお金をいただいていながら こんなことが起こるお店が信用できない。
慣れすぎて 緊張感のない中で過ごしてしまっているために 仕事に対する 気配りや
責任感 を忘れてしまっているんだろうな と推察されるあたりが どうなの? という思い。
スパゲティが くっ付かないように、炒めやすいように と 油を多く使っているのも 食べ
盛りや働き盛りの男性には良いのかもしれないけれど 女性にはかなりきつめでした。
ただし、これは その時 私が受けて感 じただけのこと。 実際には たまたまなのかも
しれませんし、この時いらした店員さんがよくなかっただけなのかもしれません。
このお店を好きな方も たくさんいらっしゃるでしょうから あくまでも 私の感想 という
ことで、行かないほうがいいなどと思っているわけではありませんので あしからず!
お客さんは選べる立場なので 嫌な人は行かなければいい というだけのお話で、
そんな私だって 次に行ったら こんな思いはしない可能性だって 大いにあります。
だけど… もう一度行ってみてもいいかなと思う要素があったかどうかが大事よね!
自分が納得できるなら、怖いもの見たさだろうと 再度期待 してであろうと 問題はない。
このお店に関するお話は これで終わりですが、
このお話を書いているうちに
〔 以前にも似たようなことを感 じて書いたことがあったんじゃなかった? 〕 と思えて
調べ返 したら、
居酒屋&ファストフード店に思う という記事 がありました。
お客様を逃が してしまうのは こういった もしかしたら ちょっとしたことかもしれない。
自分のお仕事に置き換えて、私も気をつけなければいけないな と感 じた出来事 でした。
そして、 とにかく この時は、「酷いお店だったなー!」 と思いながら 外にでました。
友人はこの時も 「いやー 今日はホントに得 したなー!」 と言っていて、
ここまでくると 笑わずにはいられませんでした。
「わー、外はやっぱり寒いわね!」
襟を立てながら身だしなみを整えていると、目の前に 長蛇の列。
「ん? なんの列? 人気のお店でもあるのかしら?」
気になりながら通りすぎたら
今 若い子たちの間で人気になっている
タピオカ の看板が見えました。
… と、友人が 少しは悪いと思ったのか 「ご馳走するから買って帰りなよ!」 と言ってきました。
「別に気にしなくていいわよ。 それに並ぶの好きじゃないし、寒いし …。」
それでも めげない友人は 「こんなのすぐ進むよ!」
こうなると 無下に断れず、寒い中 30分ほど並ぶこととなりました。
専門店で 初めて タピオカ を買ったのは 渋谷。 もう かなり昔のことになります。
今のお店は 種類、サイズ、氷の量、甘さの度合い、トッピング など きめ細かな
分類があり、初めてだと迷ってしまうため 店員さんに教えていただきながら選択。
「我慢 して並んだからには Lサイズでしょ!」 と友人が言ってくれたお蔭で、
直径8cm、高さ18cm。 けっこう大きめで重量もそこそこのお土産 となりました。
タピオカ飲料 まる見えの透明な袋をぶら下げながらの 帰り道。
猫の餌 など 重い物も買ったので 持ち難さなどはありましたが、
味の予想はついて 今度こそ "
期待大"!
楽しみな気持ちのほうが勝っていました。
そして、家に着き 用事を済ませて 落ち着いたところで いざ飲んでみたら …
これが やっぱり、
いぇ、予想以上に、美味しかったのでありました。 (今度は私が "
満面の笑み"!)
簡単に済ますはずの 夕食 は とても残念だった けれど、結果的には そのお店に
行ったから 出合うことが出来たお店 になるわけですし、それを忘れさせてくれる
くらい美味しかった ので、一日の終わり は 幸せ気分 となりました。
まぁ 何度も云われたことで こっちが勝手に そんなに美味しいのか と 期待 した と
云えなくもない状況。 期待に反すれば 裏切られた感は増 してしまうもの。
そうは云っても ご馳走 してくれた友人への感謝の気持ちは忘れてはいけません。
ありがとう。 ご馳走様。 また、よろしくネー!
スパゲティ屋さんに誘ったのは
時間がかからず食べられるので
破壊魔たちの元へまっすぐ帰る私でも
行きやすいと思ったからだったみたい!
"まずい" と思ったら連れて行くわけないでしょうけど、
"美味しい" というよりは "昔ながら" を 見せたかった
ってことなのかニャン!?(笑)
お読みいただきましてありがとうございます。
右の<自分らしさ>か 下の<日本ブログ村> を クリック して
ランキング投票にご協力いただけると嬉 しいです。 にほんブログ村
イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
「イラスト工房」 「GAHAG | 著作権フリー写真・イラスト素材集」 「イラストAC (FreebieAC)」