― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

箱根旅 1日目 後半

2023-05-28 | 孫・家族 に関するお話
 
チッチからお誘いを受けた 今回の旅行。
1日目の後半は 大涌谷の続きからのスタートになります。





黒たまごオブジェの前での撮影も定番。
吹きっさらしに立つ大たまごの前は 風が強すぎて目を明けているのが大変なくらいでした。

大涌谷に来たらこれを食べなきゃ!ってぐらい有名な 黒たまご。
当然のごとく買いましたが いつから4個入りになったのかなぁ?

ミッチーの分は 剥くのが楽しいらしい ナー君にお任せしました。

一個食べれば 寿命が7年延びると言われる大涌谷の名物。
殻が黒いからなんでしょうか、
普通のゆで卵と同じで ただ剥くだけなのに 大人もけっこう楽しそう!

   温泉の成分が体に良いとされ 延命に効果があるとされている 黒たまご ですが
   寿命が伸びると信じられるようになったのは、平安時代、大涌谷の地獄のような
   風景に心を痛めた弘法大師が 地蔵菩薩を刻み、人々の延命と救済を祈願したのが
   始まりとされ、神泉の湯の温泉水で手と心を清め お参りすることをよしとした。
   そんなありがたい温泉の源泉を利用して卵を茹でるのだから 延命効果は抜群って
   ことになるのでしょうね!

         延命 (子育て) 地蔵尊       神泉の湯

   黒たまごは 約80度の湯が湧き出る源泉にたまごを1時間ほどつけたあと
   100度の湯気で15分ほど蒸すという 大涌谷独特の製法で作られているそうです。
   長い時間をかけて茹でることで 殻に含まれる硫黄成分が 温泉成分の鉄分と反応し、
   真っ黒な黒たまごへと姿を変え、蒸すことで うまみが凝縮される。
   普通のゆで卵よりも20%も旨味成分が多いと言われるだけあって
   確かに 2個ぐらいならペロッと食べられてしまうくらい美味しいと感じました。

   ちなみに 4個で500円になったのは いつから?という疑問を調べてみたら
   2020年頃までは 6個 500円 (*)、その後 5個 500円になり、
   鳥インフルエンザまん延のため、今年の3月1日から 4個 500円になったようでした。
   卵の高騰は日本中で起こっているし こんな場所まで運んで来るのだから しかたがない。
   重々わかっているけれど… 「高くなったもんだわねー!」
   ひとこと言いたくなります。
     * ブロ友さんから 2019年1月にはすでに5個だったと教えていただきました。
       従いまして 6個だったのは 2018年まで。
       2018年のどこかで 6個から5個に変わったものと思われます。



大涌谷を楽しんだ後は ロープウエイで早雲山、ケーブルカーで強羅と戻り、
箱根登山鉄道で 箱根湯本ひとつ手前の 塔ノ沢へ…。

こんな近くで見る富士山も、ロープウエイも、

大涌谷も 見納め! またいつか来るまで バイバーイ!

強羅からまた箱根登山鉄道に乗ります。

駅長さんでしょうか、背中の刺繍が可愛ーい!

ナー君は はしゃぎすぎたせいか 電車に乗ったら ダウン!


塔ノ沢は 箱根湯本から一つ目の トンネルとトンネルの間にある駅。
ちなみに、写っているのは強羅のほうから来た時に通って来たトンネルです。

ホーム横に 銭洗い弁天がありました。
下り方面の電車は 少し停車時間が長いみたいなので
もしかしたら降りてお参りもできるってことなんでしょうか?

ここは有名なパワースポットらしいので
ここで下車する我々は ゆっくりお参りができます。

「深澤銭洗弁天」と書かれた何本もの白い旗と 白い奉納提灯で飾られた屋根付きの鳥居。
かなり目立つので 知らない人でも気にはなりそうです。

降りた時は まだダウン中のナー君でした。

   この後 事件が発生しました。
   抱っこしていたパパが ナー君の靴が片方ないことに気づいて大慌て!
   チッチが まだ止まっていた電車の中まで見に行ったけれどなくて
   探し回ったら 境内から奥に続く道の途中に落ちているのを発見して事なきを得ました。
   もしなかったら目覚めても下ろせないし、早急に買わなきゃいけないことになるので
   見つかってホントによかったわよね!


入ってすぐの左手には龍の口からお清めの水が流れ出る手水鉢が…。
石の灯篭の上の部分にだけ ビッシリと多肉植物が付いているのが不思議!
真っすぐに伸びるご神木?など ひっそりとした風情ある風景があちこちに見受けられました。

社殿の左側に 千社札やお金を洗う水場がありました。

復活したナー君は ここでもお参りをしましたが
寝起きだったからか 口に出さなかっただけなのか お金いっぱいほしいアピールはなし!
銭洗い弁天なんだから ここでお願いしたら増えたかもしれないのにネ!

   ここは無人駅なので 乗車する場合は PASUMOタッチか車内で切符を買う。
   あるいはフリー切符利用といったところのようで、
   乗車しない場合のホームへの出入りは自由?のように思えました。

   深澤銭洗弁財天は 昔は麓にあった弁天池のほとりにあったのだそうですが
   大正15年 塔ノ沢温泉にたびたび宿泊していた松井証券創業者 松井房吉氏の
   夢枕に白蛇が現れたことから、深沢の清流が流れるこの地に小さな石造りの
   社を寄贈。 お祀りしたということのようです。
   ご祭神は 瀬織津姫之大神で 水神や祓神、瀧神、川神。(水を治める神様)
   神道において祓を司どる女神で もろもろの禍事・罪・穢れを川から海へ流す
   役割をもたれているとか。 また 白蛇の化身とも言われているそうです。

   なお 境内にある「弁天癒水」と呼ばれる水でお金を洗うと 何倍にも増えるなど
   金運向上のご利益があると経済界や商人の方々から信仰されているそうなのですが、
   「弁天癒水」という木札が立っているのは 入り口付近の龍の手水鉢のすぐ横。
   社殿の横の千社札やお金を洗う水場ではないのかしら?という疑問が残りました。
   「一滴来福」と書かれていたのも奥ではないし、なんだかモヤモヤ!
   でも「弁天癒水」は境内の湧水と書かれているものもあるので やっぱり奥が正しい?
   まぁどちらも同じ清流のお水でしょうから ご利益は変わらないということなのかな?


参拝後は 下りホームの湯本方向側にある階段を上って

歩道橋を渡り 上りホーム側にある出口へと向かいました。

ホームの階段をさらに下りたら出口。
駅前の地図で 宿への行きかたを確認しました。

舗装はされているけれど ずーっと下り道。
景色に広がりはないけれど ちょっとした散策コースのようでした。

   塔ノ沢駅に通じる道は幅の狭い歩行者用通路しかないらしく、
   駅前には軽自動車であっても乗り入れられないとのこと。
   上ってくるのは大変そうです。


温泉街に近づくと 車道横を歩くことに…。
温泉につきものの川がきれい!

さらに歩くと 宿が見えてきました。
旗日であることを表す国旗が飾られている光景も 今では珍しくなりました。

やっと到着!  よろしくお願いしまーす!



ロビーに 外に出て川を眺められるコーナーがありました。 早川の瀬音が心地いい!

部屋で少し休んでからお風呂に入って ウエルカムドリンクのビールをいただきました。
もう外は薄暗くなってきていて 外の明かり お風呂上り 竹の容器 ビール が いい感じ!


お部屋に戻ると夕食の時間。 お部屋だと気兼ねがいらないからいいわよね!
ここでも竹の容器が使われていました。



いろいろ運ばれて来て お腹いっぱいになりました。

デザートに苺が乗っていたら ナー君は廻り歩いて 食べたいなーの圧!
結果 全員分をお腹の中に納めていました。 まぁ そうなるわよねー!



係の人がお布団を敷きに来たら ナー君がお手伝いを始め、
おじゃま虫のはずなのに「助かりましたぁ!」なんて言ってもらえてご機嫌でした。



橋の向こう側にある観山の湯を見に行きましたが、
予約制のため閉まっていて中は見れず、月を眺めて帰ってきました。

   寝る前にもう一度お風呂に入って戻って来たら
   いびきの問題など いろいろ気をつかってくれたようで
   男性二人は布団を離して敷いてくれていました。
   ナー君はチッチと私の布団をぴったりくっつけてその間で就寝。
   普段でも寝つきが悪い私なので とりあえず少しでも寝ようと
   睡眠導入剤を半分飲み、もう半分はチッチにあげました。



やっと1日分が終わりました。
自分が満足いくものを求めたらいつになるかわからないので
このへんで投稿。 まとめるって難しいなぁ!
                (この旅の前半は「箱根旅 1日目 前半」で ご覧ください。)


黒たまごが4個入りになっていたことには驚きましたが
その美味しさにもあらためて驚きました。
銭洗い弁天での心和むひと時や そこから旅館まで歩く楽しさ。
宿泊の楽しみのひとつである美味しいご飯と温泉。
旅の疲れは癒しタイムへと変わります。


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箱根旅 1日目 前半

2023-05-22 | 孫・家族 に関するお話
 
チッチから「ゴールデンウイークに旅行に行かない?」とお誘いを受け
それが ナー君のご希望だなんて聞いたものだから 即オーケーしてしまいました。
ところが いつどこへ行くかもよくわからず
かなり近くなってからやっとわかったような次第。
まぁ予定はなかったし どうせお任せだし、いいかななんてかなり大ざっぱ!
お誘いは 三崎港にも一緒に行った 私とナー君パパの共通の友人にもあったそうで
一瞬 〔そうなの!〕と思いましたが こちらも まぁいいかってな具合になりました。




横浜で集合して 東海道線で小田原へ向かいました。


小田原で 箱根フリー切符を買いました。



箱根登山鉄道で強羅へ…

強羅駅のホームで ナー君の大好きな踏切りを見ながら電車を見送って


タクシーで ボックスバーガー へ…


お昼には早い時間だったので 15分ほど待たされた程度で入れました。


竹串で刺さないと倒れてしまうほどの厚み! 美味しそー!

可愛くてオシャレな店内。
トイレの横にはロゴに使われているクマさんとハンバーガーが置かれていました。

   ここのハンバーガー、肉々しくてとっても美味しいのだけれど
   細心の注意を払って食さないと 肉汁がジュワーツと溢れてきて
   まったく気づかないうちに服がドロドロになってしまう。
   友人の服がかなり汚れていたので「よだれ掛けが必要だね!」なんて
   笑っていたら 自分自信も下のシャツが汚れるほど大量の肉汁流出!
   一時は食べるどころではない騒ぎになりました。
   普通なら一滴でも垂れればすぐに気づくのに
   あれだけ垂れてまったく気づかない不思議!
   これも後になればいい思い出ですが その時は最悪の状況。
   …とはいえ 美味しくて大満足の朝食兼昼食となりました。


近くのバス停でバスを待って 強羅へ戻りました。

茶色の可愛いバスで強羅に着くと、バスは転車台で方向転換していました。

登山鉄道の線路を渡って ケーブルカーで早雲山へと向かいます。

だんだん混雑してきて ホームも人でいっぱい!

それでも運よく全員座れました。
急な斜面を上り下りするので車内は階段状になっています。



早雲山で乗り換えてロープウェイで大涌谷へ…。
列には外国の方もいっぱい!

   この時 疲れて眠くなっていたらしいナー君は ご機嫌斜めに…!
   ちょっと困って私の携帯に入っていたユキ丸とチャチャ丸の戦いごっこ動画を
   見せたら たちまちご機嫌に急変!
   そういえば 右の写真のナー君のリュックから顔を出しているのは
   持って来たニャンコの縫いぐるみ。
   ニャンコ 大好きなのよねー!



すれ違うたびに「バイバーイ!」  テンションの高めのナー君でした。


眼下に広がる 茶色の世界。

外に出る前に、携帯を設置して自撮り写真が撮れるコーナーにて全員で記念撮影。

望遠鏡で見ても ほぼ茶色い世界だと思うのだけど、置いてあると覗いてみたくはなるよね!


大涌谷と冠ヶ岳

楽しそうなナー君。
ちょっとしたこと、それでもスキンシップって大事よね!

短足なのにパパより足が速い? 少なくとも この若さには全員完敗です。

観光地化されているので普通にここまで来たけれど
火山ガスの濃度によっては来れないこともあるという 地獄と呼ばれる谷。
枯れた木がその怖さを物語っているようです。

富士山が見えてよかったなぁ!

富士山をバックに撮ってくれたと思っていたのに、左の写真は もろにかぶって
全然写っていませんでした。 もう一枚撮ってもらっておいてよかったー!

「神泉の湯」 手を清め、お地蔵様にお湯をかけて心よりお願いする。

ナー君もパパに手伝ってもらってやってみました。

心を込めたお願いは 果たして何かなー?    思わず爆笑!

   その時のナー君の心中は どんなものだったのか、
   お願い事は なんと 「お金 お金 おかねー!」でした。
   その突拍子もない言葉に度肝を抜かれ、
   周りに響くほどの大きな声に 一瞬動きが止まってからの赤面!
   そのあとは 周りにいた人たちと一緒に大笑いとなりました。
   ボリュームは絞ったものの 延命地蔵尊(写真右側)でも
   「お金 いーっぱい!」と言っていたらしいので
   「どんだけお金がほしいんだよ!」とみんなで突っ込み!
   子どもの言動は読めないことが多いけれど これって親が笑われかねないパターン。
   「あんた達が普段言ってるからでしょ!」って思われそうで
   いささか複雑な心境を味わわされた感じでした。
   後日 チッチに確認したところ 「オモチャをいっぱい買いたかったらしいよ!」
   とのことで、まぁ子供らしい願望だったのかと ちょっと納得したのだけれど
   〔そういう時は普通オモチャが欲しい!とかって言うんじゃないの?〕と思ったら
   〔これが現代っ子なのかしら!?〕と再び笑えました。



手鈍い上に集中力が続かず 投稿が延び延びになるばかり!
写真もかなり多くなってきたので
今回は 1日分も半分ほどに分けて載せることにしました。
気づくのも遅いなぁって自分でも呆れます。



ハンバーガーで あんなに服を汚したこと。
ナー君の お金がほしいという願望。
子どもみたいな私と 大人みたいなナー君が
この日の忘れられない思い出になりました。


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破壊魔ちゃん達の日常(敷物)

2023-05-11 | ロック・ユキ丸・チャチャ丸 話
 
普段の何気ない行動が笑顔を誘う。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭もそうだと思いますが
わが家の破壊魔ちゃん達もまた
毎日 何かしらの微笑みを与えてくれています。
そんな愛する破壊魔ちゃん達なのに
最愛であるわりには投稿が疎かになっている気もして
少しさかのぼった今年の頭あたりからの様子を
また時々差し挟んでいきたいなと思うに至りました。


今回は 今年の 1月末頃のこと。
カーペットの上にニャンたち用に使っていた
ソフトボア生地の小さめな布を敷いてみたところ
すぐにみんなが集まってきて…
その動きが面白かったので載せておくことにしました。

敷いた途端に全員やって来ましたが
なぜかみんな隅っこに陣取って 真ん中がガラ空き状態に…。
「みなさーん 真ん中 空いてますよー!」
これって様子見? それとも遠慮しあっているの?

でも しばらく後には それぞれ好きなように…

チャチャがチョッカイを出さなければ こんなに近くにいても平気。
気づいていない時は安心です。

チャチャ丸くんは 仲良しのユキ丸くんのお手入れをしてあげました。

一段落して 振り返ったら 〔あっ、お嬢がいたーっ!〕
ちょっと甘えたい! 構ってもらいたい! 絡みたーい!
でも しつこくすると嫌がられるから 可愛くそっと コロン!


こちらは安定感たっぷりのふたりです。

  やっぱりお嬢は細くて小さいわねぇ!  慣れたのか みんな中心でまとまってます。

それでも見るたび この範囲内で動いてる感じ!

リラックスしているユキちゃん、可愛いなぁ!

敷物 もう少し広いんだから こんなに固まっていなくてもいい気がするんだけど、

今はくっついているのが好ましい雰囲気なんでしょうかね?

…と思ったら 急に距離を置いたり

ひとり減り ふたり減り なんて時もあったりと 自由にやっている感じ。

スキンシップをとりたいチャチャは 何気なくお嬢の顔色をうかがって、今回は断念?
怒られたら嫌だもんねー!

それでも構ってほしくて わざとロックに触れるようにゴロン!
結果 中央でのさばって ロックが退かされたような感じになっちゃいました。
でもお嬢は〔困った子ね!〕 って思った程度だったみたい!

仲のいい男同士は よくスキンシップをとっていますが

どちらがしかけるのか 急に無言の戦いごっこが勃発することも…!
こんなのが日に1~2回程度行われています。

それが昼間なら、
けっこう面白いので もうちょっと見ていたい気もするのだけれど
案外すぐに終わってしまって
何事もなかったような顔をするので それがまた面白く思えます。

まるでマジックのように 目を離した一瞬で消えることも多々!

ロックから顔を近づけていくことだってあります。 あっ 見られちゃったって感じだった?

上から見ると 色や模様や大きさの違いがわかりやすい。

お日さまが当たっている所を選んでいたり、伸びをしたまま眠ったような恰好だったり
個々に自由を満喫している様子も垣間見れます。

左から 我が家に来た順に並んでいました。
もうお互いに 無くてはならない存在だよねー!

下にはホットカーペットを敷いてあるので
ここじゃなくたって暖かいのに
なぜか この範囲内にいる 我が子たち。
可愛いなあ!


他人からしたら
同じような写真ばっかりのように見えるかもしれないけれど、
親ばかチャンリン。
可愛い我が子の写真は
一枚も削りたくないという心理になってしまうのです。


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お久しぶり! 歌友にやっと逢えました

2023-05-01 | 歌・音楽、歌仲間 に関するお話
 
歌友でもあるSuさんから
 「◯◯のママが (カラオケの) お店を再開するそうよ。」
 「今度行ってみない?」と連絡が入りました。
ママにはもうどれくらい会っていないのか?
わからないくらい間が開いてしまっていましたが
かつては週一で通っていた時期もあったくらいの顔なじみ。
とりあえず出かけて行こうというお話になりました。

   歌の関係でかなり怖い思いをし、数年間 引きこもり状態になっていた私に
   何度も声をかけ続け 連れ出そうとしてくださった友人がいました。
   断り続けても誘ってくださる その優しさに ほだされてお誘いを受けたら
   連れて行ってくれたのが このママさんのお店。
   当時は今の場所と比べたら まだ自宅に近いあたりにありました。
   そしてその一週間後、差別するのも嫌だと思い 頻繁に声をかけていただいた
   もう一人のお誘いもお受けすると、そこが同じお店の夜の部で もうびっくり!
   いろんなお店に顔を出す歌好きなお二人が同じお店を選択したことに
   運命のようなものを感じた瞬間でした。
   干からびた心身に染み込んでいくようだった歌好きさんたちの歌。
   その心地よさが忘れられず 2ヵ月くらい経ったあと訪れ
   1~2ヵ月に1度くらいのペースで顔を出すようになり
   そこから ゆっくりと回数が増えて 週一が通常のようになりました。
   曜日を決めて通うようになると 顔なじみも増えて 楽しさも増していく。
   Suさんと逢えたのも このお店。   
   歌の好みが似ていることや気さくさが性に合って親しくなりました。
   ところが…、
   毎週逢える楽しさを 誰もがずっと続くものと思い込んでいたある日
   ママがそこから撤退すると耳にすることになり 大ショック!
    「これからどうしよう!」 みんなが困惑し 再開を願った時期でした。
   けれども 時間が経ってしまうと 歌の好きな方々は我慢できずに
   それぞれの場所を探して落ち着き、みんなバラバラに…!
   それから時が経過し、ママが今の場所でお店を再開するとわかっても
   場所の問題などもあり 戻ってきた人は ほぼいなかったようでした。
   私も 通うには遠すぎて たまーに顔を出すのがせいぜい。
   そのうち コロナの問題まで発生して、
   ママは再びお店を休むことになりました。
   ただ 知り合いの歌好きさん達はコロナで外出に制限が出来ても
   営業しているお店に流れ 歌うことを止めなかったようで
   自分だけは感染しないと思ってる?と感じるような間違った自信に
   疑問と不信感が芽生えて、お誘いはお断り。
   そのため外出を控え続けた私たちは 逢えず仕舞いとなり、
   私自身も歌に関するお仕事から遠ざかってしまって
   そのうち すっかり歌無し生活が定着してしまいました。


今回 お店に出向くことには
ママとの再会や歌が聴ける嬉しさに加えて
知っている方にお逢いできるかもという期待がありました。
でも自分自身は 久々すぎて声が出るか 歌を覚えているかの不安が大きく
かなりの緊張感を有していました。

連絡を入れていないため 雨だった当日を1日ずらしての訪問。
Suさんと逢うのも久しぶりだったため ちょっとした感動の再会になりました。
マスクをしていた上に逆光で 初めはわからなかったようだったママが
気づいた途端 とても喜んでくださったのも嬉しいことでした。

中に入ると 女性が4人ほど。
以前このお店で顔を合わせたことのある方がいらしたので ちょっと安心。
あまりにも久しぶりだったことや すぐに歌に耳がいってしまったため
最初にするはずのお会計も忘れていて 人の振りを見て気づき 大慌て!
そのうち 前のお店の当初からの顔なじみである S氏もいらして、
歌友お二人の歌が聴ける幸せを噛みしめることが出来ました。


歌の面白さは 人によって違う歌い方にも表れます。
その方に合っているなと思えれば 上手いとは限らなくても
聴いていて心地よく感じられるもの。
選曲にもその人らしさが出たりするので聴いていて楽しくなります。
この日は演歌が上手な方がいらしたり、
Suさんの歌った歌がご自分の出身地の歌い手さんのものだったとかで
その方のヒット曲を歌いたくなったという方がいらしたり、
軽いステップを踏みながら歌手のように堂々と歌われる方がいらしたりで
聴きたかった歌友さんの歌声の懐かしさ以外でも楽しめた感じ。
 〔歌はやっぱりいいなー!〕
改めてそう感じられたことが嬉しく思えました。
けっきょく この日は8名ぐらい。
歌を聴いているだけの方もいらしたので
選曲に迷った身としては ちょうどいいくらいに歌えました。
帰りには Suさんと居酒屋に寄り道し 久しぶりのおしゃべり! 
すっかり弱くなったと強調していた彼女でしたが
ビールの後 甘くないレモンサワーを3杯飲んでも まったく変わらなかったので
そこそこ保っている気はしたのだけれど 以前が強かったから どうなのかな?
私も飲む機会がなかったので弱くなっているかと思ったのだけれど
思ったよりは飲めた感じ。
…とは言え 彼女の飲みっぷりの良さに付いて行くのは大変でした。

お昼過ぎから夜まで。
楽しかった時間は あっという間に過ぎて行ったように思えました。
遠いし 生活のこともあるので 次はいつ頃になるかわかりませんが、
またこのコースが実行できるよう頑張りたいと思っています。


再会までには長い時間がかかりましたが
ママの口調も 歌友お二人の歌声も変わりなく、
癒しの時間をいただきました。
休みなしだという信じられない営業体制は心配になりますが
考えた上で決めたのだろうと思うので
ママらしく、頑張りすぎずに続けてほしいと願っています。
次回もよろしくお願いしまーす。


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