お隣りさんの所有地から散ってくる枯葉たち。 その多くは
竹 です。
葉 は 風がなくても ハラハラと落ち、軽いので ちょっとした風で飛び散ります。
40×17 センチほどもある
皮 も バサバサと落下してきて 庭を汚 します。
紅葉
(もみじ)のように、せめて季節感でもあれば <趣きを感 じる> などという気分にも
なるので しょうが、彼らは 季節に関係なく 一年中 絶え間なく落ちてくる上に
枯れているにもかかわらず、普通の葉のように 土に馴染み 土に還る ということがない。
庭の端にまとめれば、ガサガサと盛り上がり、 風でまた庭中に広がってしまいます。
草木の隙間に入り込んだり、引っかかったり、 雨に濡れて土に張り付いた葉も 取り難く、
掃いても掃いても、 庭が きれいになることがないので
嘆きたくなります。
しかも、
土 まで落ちて来たり、
簡単には折れないはずの
稈(かん)自体が落ちて来ることもあって 危険!
のこぎりで小さく切って 葉や皮と共に ゴミに出すのは かなりの力仕事でもあります。
※ 稈 = 竹・稲・麦・黍(きび)など イネ科植物に見られるような 節と節の間が中空の茎。
ちなみに、 竹の皮など イネ科植物全般の茎につく葉の基部にある 鞘(さや)状
の部分のことは 稈鞘(かんしょう) というそうです。
枯れた竹でも 自然に折れることはない といいます。
それなら 誰かが切っている ということなので しょうか!????
とにかく 5~8メートルもあるものが 2~3ヵ月の間に 4~5本は落ちて来ます。
もっと短いものはさらに多い!
地盤の問題なのか 弱ってきているせいなのか、風で撓(たわ)んだものや、
完全に枯れたものが、家のほうに
倒れてくるのも困りものです。
そこに 生命力の強い
雑草さんたちが加わり、
庭はすぐに 土が見えないほどの賑わいになってしまいます。
せっかくの
黒土 が見えないなんて 非常に勿体ないことです。
枯れた
シュロの葉 が垂れ下がってくるのも困りものです。
シュロの葉の枯れたものは とても汚く見えるので 太い枝の根元から切って
しまいたいと思うのだけれど、硬くて高い場所にあるので 高枝バサミを使っても
切りきれず、ピンピンと跳ねたように残ってしまう枝が気になります。
大きな葉はゴミ袋に入れ難く、硬い枝が袋を破るのも煩わしさの一因です。
こういった イタチごっこ には 時々、疲れて心が折れることがあるんです。
そんな時は 散乱に目を瞑って、しばらく 放ったらかしにします。
枯葉さんや雑草さん達に心があって、 〔 たまには 楽させてあげよう! 〕 なんて
考えてくれたら嬉 しいのだけれど、そんなのは夢の中のお話で 現実は甘くない!
秋は草の色さえくすんでいるので、それは ただ <汚いだけの場所> にしか見えず、
それが見過ごせなくなると、また自然と片づけたくなります。
そうやって目覚めた今回は 秋も終盤の頃でした。
〔 冬になる前に … 〕 と、久しぶりに 庭のお手入れを始めたのはいいのだけれど、
やり始めたら 頭で思い描いたようには はかどらない上に
〔 この機に ここもあそこも、あれもこれも … 〕
次々と やりたいことが増えてしまって、いつまで経っても終わらない!
夢中になると 4~5時間 なんて あっという間です。
<根>を詰め過ぎて具合が悪くなっても困ると思い、一日5時間までと決めたのは
いいけれど、運動不足が祟って 体のあちこちからギシギシ音がするようです。
痛みが治まる暇がないほどやっているのに まだ終わらない って 最悪~!
頑張って年内には終わらせるつもりだけれど、
それから書くと年越 しになってしまう可能性もある 亀ブログなので
今回は 途中ながら 投稿することにしました。
我が家の周りを4面として考えると、
2面が 竹やら雑草が生えている 別々のお隣りさんの敷地になっています。
きれいであれば快適空間なんでしょうが、
一部 年に数回 使用する時にのみ、その周辺だけを片づける といった状況のようなので
通常は 人の手が入ることがなく、荒れ放題!
そこで 庭掃除の再開は まず カラスウリの花で楽しませてもらった辺りから
我が家側に大きく侵入し、垂れ下がってきている雑草を刈り込み、
石垣の隙間から生えているツルや草を排除することから始めました。
(カラスウリ感動話 については こちら で ご覧ください。)
庭の土を ホー
(立鎌)を使って掘り起こし、雑草を撤去。
撤去した雑草は 完全に乾燥させてからゴミに出すため 庭の一部に集め 放置 しておきました。
すぐに袋詰めしていた頃より、ゴミ袋の枚数は減りました。
さらには 付いていた虫などに刺されて 皮膚が腫れてしまうこともなくなりました。
ただ、ひと口に 雑草 といっても いろいろあり、深く根を張ったもの は 恐怖!
〔 これだけでも抜いてしまおう! 〕
ツルハシを使ってムキになって掘ってみても 掘り起こすことが出来ず、
黒土が硬いことや 大小の石たちがゴロゴロと出てくることにも阻まれて、
雑草撤去作業は思った以上に大変!
腕や腰が痛くなるほどに 心も弱ってきてしまいます。
それに、今の段階はまだ雑草を排除 しているだけで、土を柔らかく耕す作業は別もの!
まだまだ大仕事が残され、こちらはさらに大変な作業になりそうです。
根っこを取り除きながら土を耕 し、雑草を生え難くしよう としているうちに
〔 この際 敷石の隙間をなくして歩きやすくしたい! 〕 なんて思いついてしまって、
他の場所に敷いてあった 無くてもいい部分の敷石を掘り起こし、
置きたい部分の敷石もすべて外して、 並べ替えることになりました。
敷石を掘り起こすのも 取り外すのも、 真っ直ぐに並べるのも 平らに敷くのも、
けっこうな重労働です。 敷きたい部分の土を少し広めに掘ったり どけたり、
平らにしたり 埋めたりするのだって、 敷石を取った後の穴を埋めるのだって 大変!
思い描いていたようにスムーズにはいかず、何度もやり直して腰が痛くなりました。
以前 大騒動となった 山茶花 は、葉の虫食いや傷んだ部分を カット。
(その時の詳細については こちら と こちら で ご覧ください。)
ツゲの木の虫食いには また キッチンハイターの薄め液を吹き掛けておきました。
雑草が生えて
表面が固くなっていたプランターの土を全部出し、庭の黒土と混ぜてフルイにかけ、
プランターにギッシリ詰まっていた根を 解きほぐして、
半分に分けてから 植え直しました。
プランターの数が倍になった分 必要な土の量も増え、庭の隅の硬い黒土を
掘り起こして崩して混ぜるという作業が増えて大変ではありましたが、たくさんの
ミミズさんが栄養豊富にしてくれた土が足され、成長もしやすくなった植物さん達は
きっと喜んでいるに違いないと思ったら、疲れも和らぎます。
<名古屋の君>からいただいたスズランも、旧友からいただいたスミレも、
来年は咲くのが より楽しみです。
プランターの中には カブトムシの幼虫 と思われるものが5匹もいたので、元の場所に
戻 してやり、住み家を崩 してしまったミミズさん達には 柔らかい黒土を被せてやりました。
どこに付いていたのか 青虫さんもいたので、プランターの隅に キャベツやレタスの
柔らかい部分を置いて、乗せてやりました。
あとはみんなが元気に育ってくれればいいな~ と思いながら …!
一番距離の長い玄関までの道。
人の往来のある辺りで作業を していると、
女ひとりで力仕事をしているということもあってか
通りかかった方々が みなさん声をかけてくださいます。
「ここは大変ね~!」
「そうなんです~!」
「こんなに大変なこと よくやるわね~!」
「これ以上やらないと もっと大変になっちゃうんで …!」
「若いから出来るんでしょうけど、こんなの 私には絶対無理よ!」
「若いわけじゃなく、寒くなる前に少しはきれいにしなくちゃと思って
始めたんです。 だけど、なかなか思うように進まなくて …!」
「自分の家のものでのことなら しかたないけど、違うから困るわよね~!」
「まぁそうですね! もう少しきれいにしてもらえるとありがたいんですけどね~!」
「あちらもこちらも、人のお家のほうに侵入し過ぎよね!
竹や枇杷の木を切ってもらったら もっとずっと明るくなるんじゃない!?
ここまで伸びてること 知らないわけないと思うから、年に何回かは刈ってもらうとか、
言ってみたらいいんじゃない?」
「そうなんですけど、以前言いに行った時、ひと悶着あったようなので、
同じことを繰り返すのも嫌だし、ご近所で揉めること自体 嫌ですからね。
そう考えたら 自分でやっちゃったほうが早いと思って …! しかたないですよ。」
「そうね~! 隣人トラブルで殺されちゃうこともあるから 言うのも怖いわよね!」
「私もね、以前 ちょっと言ったら凄いことになっちゃったことがあったのよ。
だから 下手に言えないというのはわかるわ~。 でも、ここはちょっと酷すぎると思うけど!」
見ているだけで 大変さは伝わるようで、みなさん一往に 「偉いわね~!」 と誉めて
くださるんです。 だけど、<偉い>わけではなく、言いに行けないだけのことなんです。
行かないで文句だけ言っているのは嫌なものです。
良いことが起こるわけもなく、前にだって進めない。
… ならば どうする? 「やるっきゃない!」
きれいになれば 気分も良くなって 笑顔も増えます。
だから 時間はかかったとしても、 少しずつでも、 前進あるのみ です。
ここで 少しは進んでいる、きれいになっている、
そんなところが見たくなって、とりあえず 庭の1面分の落ち葉を集めてゴミ袋に詰めました。
ほうきでは集めきれない落ち葉は、ホー(立鎌)を使って掻き集めました。
これ以上放置 しておいても邪魔なだけの竹の葉や皮の山も 崩 して拾い集めました。
雑草の一部も混ぜたので、ゴミ袋は 14個になりました。
竹がある限り きれいなままの状態も <一瞬の夢> のようなものですが、
それでも すっきりして黒土が見えると とても気分がいいものです。
ちなみに、その後も
片付けが進む度 ゴミ袋はすぐにいっぱいになっていきました。
ご近所迷惑にならないよう <一度に10袋まで> と決めていた 週に2度のゴミ出しでは
追い付かないほど、庭の隅には ゴミ袋と 30センチほどに切った木の束が堪る一方!
これがすべて無くなって 庭がきれいになるのはいつのことか!
ここで またまた思い立ってしまったのが ベランダにまで侵入して来ている木々達のことでした。
ベランダに掛かっている枝をカットすると共に、高枝バサミで切れる範囲の シュロと
虫喰いだらけの椿の枝、倒れてきている竹の 小枝もカット して 明るさを確保。
これらがすべて 他のお宅のものだというのが 何とも やるせない!
手順を間違えたせいで、せっかくきれいにした庭が 再び 枝や落ち葉でいっぱいに
なってしまうし、拾い集めて袋詰めする際には ツンツンと飛び出す枝でゴミ袋が
切れるなど、がっかりすることもありましたが、明るくスッキリとしたベランダ周辺を
見れば、やった甲斐はあったと思えました。
ゴミはたくさん出ましたが、ベランダはスッキリ! (倒れた竹 以外は …!)
60センチ以上もあるシュロの葉 (チョッカイを出しているロックが 小さく見えます。)
葉の付け根を1/3 ほど残 してカット し、ミニ扇を作ってみました。
<お手伝い> というよりは <オジャマ虫>!
新芽をたくさん付けてたのに、ごめんね! こちらは 虫食いだらけの葉です。
またまたゴミ袋が増えちゃいました。
枯葉を撤去した後は、
土が落ちて来て盛り上がっていた場所を 出来るだけ平らに慣らす作業。
落ちて来た土は ゴミとして出すわけにもいかないので困ります。
ツルハシと ホーを使って まずは少しずつ切り崩 し、塊りを砕いて 土の状態 にして
から、敷石の周辺で 土が減って来ていた部分の補修に使用し、あとはすべて 土の
処理に困って盛り土 した部分に さらに盛り土をすることで処理 しました。
片付けが進めば もっと高く、またこの先を考えれば、ここは まだまだ高くなりそうです。
雑草が生えたり、土が落ちてきたり していた場所 に柵を作って、さらに盛り土!
毎回 盛っているので どんどん高くなり、フーちゃんのお墓も だいぶ高くなりました。
(フーちゃんのお墓を作った時のお話については こちら で ご覧ください。)
ここで書いているのは まだ1面分のお話!
竹が生えている辺りは まだ1面残っているし、落ち葉が酷いのは あと1面も同様!
自分の家から 違うお隣りさんの敷地に伸びている椿の葉をカットしたり、
枯れ枝や虫食い葉などを処理 したり、少しずつ進んではいますが、
まだまだやることはいっぱいあって 簡単には終われそうにありません。
こうなりゃ 根気で 頑張ります。
こういう時は 無理をせず 地道に根気よく!
いつまでに 終わらせよう なんて考えずに、少しずつやっていくように したほうが いいわね~!
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悩まされ続けている竹だけど、この歌は別 … ということで
1999(平成11)年11月 3日発売、
中島みゆき さん の 『竹の歌』 (作詞/作曲 = 中島みゆき さん)
「遥かな山から吹きつける風に ひれ伏しながら けして折れはせぬ
押し寄せる雲から打ちやまぬ雨に ひれ伏しながら けして折れはせぬ」
「私がなりたいものといえば 地下に根を張る あの竹林」
「ゆく夏来る夏 照りつける熱に 埋ずもれながら けして消えはせぬ
青に黄に緑に 移りゆく旗に 移ろいながら けして消えはせぬ」
青々としていて 勢いが感じられ、凛とした佇
(たたず)まいに見える竹。
竹は やっぱり折れない ようです。
こんなに悩まされることがなければ、枯れていても きっと好きな植物だと思うのだけれど …
ここまで散らかされると、厄介者に思えることも多くなって残念な気分です。
うまく付き合っていかれるといいんだけれどね~!
そうか、 ここで 竹のように、心も 折れなければいいのね!
(※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
『竹の歌』 は、みゆきさんの26作目のオリジナルアルバム
「日-WINGS」
(ひ-ウィングス) の1曲目に収録されています。
2010年7月に書いた 『羊の言葉』 も、このアルバムの 4曲目収録曲でした。
(『羊の言葉』 については こちら で ご覧ください。)
27作目のオリジナルアルバム 「月-WINGS」
(つき-ウィングス) と同時発売されていて、
この2枚は、全曲書下ろしとなった
夜会
VOL. 7 「2/2」 (1995.11.26 - 12.25、全23公演) 、
VOL. 8 「問う女」 (1996.11.25 - 12.25、全24公演) 、
VOL. 9 「2/2 (再演)」
(1997.11.25 - 12.27、全25公演) 、
VOL.10 「海嘯」 (1998.11.23 - 12.25、全25公演)
の中で歌われた楽曲の中からセレクトし、歌い直され、収録されているものだそうです。
(みゆきさん関連の他の記事や歌については こちら、こちら、
こちら、こちら で ご覧ください。)
たぶん、
どこかで聞いたことがあるようなメロディだな~と感じるのではないかと思う、
みゆきさんらしい楽曲。
堂々と 大地に根を下ろし、根を這わせ、
時には しなやかに、時には したたかに、
光射すほうに向かって、強くまっすぐ伸びて行く。
季節の移り変わりのように、
人生にも起こる 変化や機微、心の移ろいは 受け止めつつ、
抑圧的な事柄には屈することなく、
未来に向かって、強くまっすぐ進んで行く。
そんな風に生きたい、生きて行こう!
そんな <応援歌>なのかな~ と思える歌です。
その散乱振りに ちょっとめげる時もあるけれど、
庭仕事の時は この歌を歌いながら 頑張るワン!
お読みいただきましてありがとうございます。
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