千葉県：船橋市二子町にて、地デジ屋根裏アンテナ：東京ＭＸ受信障害対策へ

７月３０日ＰＭ分

午後からは、船橋市二子町へお伺い致しました。

2015年4月に屋根裏アンテナ工事をご依頼頂いたお客様2015年宅です。その節は誠にありがとう御座いました(*^。^*)

あれから１年が経ち、お隣の空き地に新築が建設され始めたそうです。するとそれまで映っていた“東京ＭＸ”が映らなくなってしまった！とのご連絡を頂きました。

恐れていた事が起こってしまいました

確かに施工時にはお隣は空き地で、その時点では何の問題も無かったものですから。

環境の変化による受信障害は、誰も予想する事はできません。弊社も例外ではありません。

それでも施工後１年ですから、ここは何とかして対策を練りたいところです。

詳しくお隣の状況を伺うと、不味い事にそちらは３階建との事。

これはいけません。

この区画内にある建物はすべて２Ｆ建てです。なのにそこだけ３階建を建てるとは…（法律的には問題ないそうですが）

最後のその区画だけ、販売会社様が違うという事も大なり影響しているようです。

建築が始まった当初から受信状態が思わしくなくなったので、お客様がそちらの会社と相談をされたそうです。

しかし思うように事が運ばず、やっと重い腰を上げて弊社に連絡が来たという事です。

こういう問題は、すぐに対応するか否かで大きくなる前に解決できるのですが…


何が原因か、この時点で分かってはいますが、現場で判断してみない事には皆納得できません。（お客様もその販売会社も、また弊社も同じです）

そこで本日確認に伺う事になりました。


１年ぶりのご挨拶のあと、早速はじめていきます。

まずは現在の状況から。

ＬＤＫのＴＶ端子で確認します。すると…










左が現在で、右が前回の数値です　２０dBμＶ前後落ち込んでいます。。。

これではＭＸが受信できなくなるのも頷けます。ＭＸはキー局の1/3の出力しかありませんので。

多少の減衰であれば屋根裏内の移設で対応できそうですが、この状態ではおそらく無理です。

あとは屋外にアンテナを設置しＭＸが取れるかどうか？

お客様はどうしてもＭＸをご覧になりたいそうなので、屋外設置でもやむを得ないという事です。


サンノテを掛け受信確認に向かいます。

結果、受信可能である事が分かりました　一安心です。

屋根裏設置したアンテナはそのままとし、新たにアンテナを設置する事にしました。

サイドベースにて新設します。



いつもの様に準備し、進めていきます。

今回アンテナは、マスプロ：Ｕ20ＴＭＨを使用しました。

ＭＸを少しでも良い状態で受信する為で、その甲斐はあったようです。




とても良いアンテナですが、既に廃番です。。。残りは６本程度。ここぞ！という時以外は使用できなくなりました

ただＭＸを取る為に使用するので、東京キー局とのレベル差が気になります。

そこでキー局のみを減衰させる”フィルター”を使用する事にします。

これを使用しキー局のみを落とした後、前回のブースターで増幅させます。

するとこうなります。




ＭＸとキー局がほぼ揃いました　フィルターの威力ですネ。

これで今まで通り、ＭＸを視聴する事ができます。


今回の施工に掛かった費用は、その販売会社様が負担する事になったそうです。当然といえば当然ですね。


これで弊社としても安心する事ができました。

今後とも何か御座いましたら、よろしくお願い致します。