kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

タラ号 見て来ました

2017-03-14 08:53:27 | イベント全般

<科学探査船 タラ号>

名古屋キャンピングカーフェアーが期待したほどでも無く、早目に切り上げる事にしました。

まぁ~次の予定は、有ったのですが。

 

外に出ますと、まだ陽は高く青空が広がっているものの、風が強く吹いていました。

 

次の目的地は、名古屋ガーデン埠頭なのです。

ポートメッセからは思いの外、近くスンナリと到着です。

駐車場は遊園地側 観覧車を目標に行きますと自然に到着するようです。

ここに”タラ号”が停泊しているのです。

適当に感を働かせ、南極観測船 ”ふじ”を目指し歩きます。

かなり以前ですが、”ふじ”は見学に来た事があるのです。

空は抜けるような青空です。

風が強いせいか、人出は少ないようです。

しかし、気持ち良く船を眺めながら、”タラ号”を探します。

”ふじ”は、南極観測船で映画にも成りましたよね。

現在は、余生をここで送っています。

 

近くの芝には、雪上車も展示されています。

南極の雪原を走破したのでしょうね。

運転席はブルドーザーのように見えます。

チョット寄り道をしながら、”タラ号”を探します。

 

岸壁に向け歩いていますと、見えました!

2本マストが見えます。

そうなのです。

”タラ号”は帆船なのです。

帆船と言いましても、かなりの大型艇で世界の海を廻り、変わり行く海洋環境を調査しているのです。

今回の航海は、2年以上をかけ太平洋をまわる新たな冒険で、その途中に日本に寄港したのです。

特徴的な船首のオレンジカラーが目立ちます。

明日には名古屋港から、横浜に向かうのです。

約20名前後の人達が、船上、桟橋に見えます。

”タラ号”は、1989年に就航したアルミニュウム船体を持つ長さ36mのスクナー型(帆船の一種)の船なのです。

過去10回に渡り、北極海、南極海を含む世界中の海を調査、航海して来ました。

帆船ですが、ディーゼルエンジンも2基搭載しており、乗組員に聞きますとエンジンでの速度は7ノット(約13Km/h)、日本に来る途中の帆走では、14ノット出たそうです。

季節風が強い時期、これだけの大型帆船が14ノットで走りますと、さぞかし大迫力だった事でしょう。

乗船予約はしていなかったのですが、頼みますと住所、氏名の記載で乗せて頂きました。

ラッキーですね、聞いて見るものです。

 

前方マストの取付部は、このゴツさです。

セールの上げ下げは、ウインチを使うしか無い所です。

ウインチと言いましても、人力ウインチなのですよ

 

ヨットレースで世界的に有名な、アメリカンズカップのレース艇のウインチも同様に人力なのです。

トリプルウインチ(黒色で立ったハンドル付き部分)で、この辺りの操作はヨットマンの憧れに一つですね。

開いていた天窓から、船内を覗きます。

雑然としていますが、ヨットのバース(船内)はこんなものでしょう。

船内の乾燥、空気入れ替えの為、停泊中は開けておく事が多いのです。

 

ジブセール(前方の帆)の巻き取り部です。

コックピット前のダイニングのドームでしょうか?

日除け、アクリル風防の劣化防止?のシートが掛けられています。

この辺りのデザインは、海を走る宇宙船と言う所でしょうか?

ヨット型 ノーチラス号とか?

 

メインマスト、ブーム取付部も大迫力です。

南極海前の暴風圏も帆走したのでしょうか?

日除けが外されたウインドウの中には、ニモが日向ぼっこしています。

長い航海では、こんな気晴らしも必要なのでしょう。

ヨットは外から見ますと、ロマンチック感満載ですが、乗ると厳しいものが有るのです。

正しく男の世界、男のロマンも吹き飛ぶ、死との直面は日常茶飯事と言っても過言では無いでしょう。

船酔いもキツイですしね。

(@_@。

 

さ~~て、いよいよコックピットです。

異次元への入り口は、こちらです。

出入り口のドアーは、ハッチ構造のようです。

これだけの大型帆船は、めったに転覆は無いと思いますが、ヨットは時には転覆する場合が有るのです。

それだけ、風、波が強く、高いと言う事ですが、船内に水が入らなければ、波と風の力で復元する事が出来るのです。

 

どうでしょう?

宇宙船 ノーチラス号のコックピットは?

コックピットと呼ぶに相応しいですよね。

ここに乗組員の方が見え、お話を伺う事が出来ました。

外洋に出ますと、帆走で約300Km/24時間位走れるそうです。

勿論、良い風が吹いている事は重要条件でしょう。

何か興奮して来ませんか?

男のロマンは、キャンピングカーの比では無いような。

まぁ~鈍らなKenyには、キャンピングカーがお似合いですが。。。

船尾付近に大きなコンテナが搭載されているのですが、何かと思っていたのですが、どうやら海水から真水を作っているようです。

もしかしたら、海洋観測の水濾過装置かも知れませんが。

どうでしょう?

どうみても宇宙船?

いや、ノーチラス号 海底2万マイルを彷彿させるような。

先程の操舵室はここに有ります。

 

船尾には、2基のディーゼルエンジンの排気口が大きく開いています。

アルミニューム船体は、白黒クロメート風に錆が浮いています。

長年に渡る航海の歴史が、刻まれているような。

科学探査船 ”タラ号” 満喫させて貰いました。

波静かな名古屋港内に係留されていた、”タラ号”ですが、揺れるのです。

この揺れに、kenyは弱いのです。

そろそろ陸に上がらねば。

 

”タラ号”衝撃に酔いながら歩いていますと、大きな客船が入港しています。

何と言うタイミングの良さでしょうか。

青い空に、白い船体が眩しく光ります。

 

”パシフィックビーナス”ですね。

船首のカーブが何とも、悩ましいく妖艶でもあります。

しっかりと見せて頂き、そろそろ帰りましょうか?

今日は、お昼をまだ食べていないのです。

 

陽が傾き、”タラ号”が浮かび上がります。

”タラ号”と、”パシフィックビーナス”のツーショットです。

遠くには、伊勢湾岸道が見えています。

名古屋ガーデン埠頭は良い所です。

ここには水族館も有り、遊園地は入場無料ですから、子供連れでも楽しめそうですね。

風は強かったものの、晴天に恵まれ良いヨット、客船を見る事が出来ました。

満足、満足です。

 

観覧車が見える側が遊園地です。

そこに駐車場があり、約2時間駐車で100円!

マジメですね。

さ~~て、何処かでランチを食べねば。。。。。

お腹は空きましたが、素敵な出逢いの一日でした。



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2 コメント

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なかなかですね (COMTECH)
2017-03-14 17:37:05
タラ号なかなかですね〜

乗船させてもらえるとはkenyさんなかなかの交渉力ですね。羨ましい〜
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COMさん (kenyじぃーじ)
2017-03-15 08:41:13
 ヨットは何時、見ても良いものです。
進水からの歴史を見ますと、興味深い物が有りますから、タラ号のHPを見て下さいね。

乗船は空いていましたから、可能だったのかと思います。
真摯な交渉力と言う所でしょうね。
(^^
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