<効率が良いのは並列結合か? 直列結合か?>
そろそろ気温も上がり、春の気配が濃厚? の雰囲気のようです。
久しぶりの晴れ間ですから、お出かけしたかったのですが、掲題効率検討に時間を取られました。
では本題です。
まず大前提の条件です。ここでは、「ソーラーパネルをキャンカーに搭載し、DC12V 鉛蓄電池を使用する」事で効率を検討して見ます。
今でこそソーラーパネルは各家庭の屋根に見る事ができますが、車に搭載するのは、キャンカーでは当然のように行われていますが、まだまだ新しい技術だと思われます。
従いまして、性能、技術、回路等はまだまだ発展途上にあると思います。今後、更に高性能なソーラーパネル、バッテリーが出現し大きく方向が変わる事は充分予測されます。
こんな中でKeny式ソーラーシステムは、出来るだけ低コストで、信頼性を確保し高効率なシステムを目標においております。
当然ながらキャンカーに搭載が大前提である事は言うまでも有りません。
本題と言いながら、つい前置きが長く力が入りますね。
【効率検討条件】
キャンカーに搭載し、DC12V、鉛蓄電池搭載とする。
ソーラーパネルは小生使用中のオータムテクノロジー製 AT-MA160E (160W)とする。
尚、コントローラーの変換ロス、変換効率は考慮しておりません。この辺りは各コントローラーメーカーがデーターを公表しておりませんから不明です。
まずバッテリーの最適充電条件から見て行きます。
充電電圧 14.3Vとしました。この充電電圧はバッテリーの充電状況により変化しますが計算上、複雑になりますから、14.3Vと固定しました。またこの電圧はバッテリーメーカー、種類により変化します。
充電電流は、一般的には10A~30Aの範囲に成りますが、当該ソーラーパネルの最大出力動作電流は、9.14Aですから計算都合上、8Aとして検討しました。
ここで重要な内容は、バッテリー充電の最適電圧は14.3Vだと言う事です。これ以上電圧を上げますと特にディープサイクルバッテリーは極板を痛め短寿命となります。
【電圧効率】
並列接合の場合 効率 18.3%=((17.5V-14.3V)/17.5V)*100
直列接合の場合 効率 59.1%=((35V-14.3V)/35V)*100
◎電圧を優先すれば、直列接合の場合が効率 59.1%と高く成ります。しかし、必要な充電電圧は14.3Vですから、これをMPPTで変換したとしても変換ロスが発生する分だけ非効率と考えます。
この場合の変換された電流がどの程度に成るかは、個人での試験機手持ちでは不可能ですから不明です。一般的には変換すればするほど効率は低下します。最善は充電に理想な電圧、電流をソーラーパネルで発生させ直接バッテリーに供給する事ですからね。
【電流効率】
並列接合の場合 効率 56.2%=((18.28A-8A)/18.28A*100
直列接合の場合 効率 12.5%=((9.14A-8A)/9.14A*100
◎並列接合すれば、ソーラーパネルは2枚ですから、電流がソーラーパネル段階で18.28Aも得られるのです。これを使わない手は無いですよね。
ここでは、充電電流を8Aとして計算していますが、キャンカーのトリプルバッテリーバンク 300Ahを考慮すれば、かなり非力と言わざるを得ません。
基本バッテリーには優しくし長寿命は狙っていますが、充電電流 20A前後は欲しい所です。
以上から並列接合の方がキャンカーのサブバッテリー充電には効率が良いと考えています。
今後、MPPTコントローラーの電圧を電流に変換する効率が公表されれば、変更はあるかも知れません。
まぁ~まだMPPTコントローラーを装着したばかりですから、これから実力を見て更なる最適化が出来ればと思っています。
天気が良いので、梅でも求めコルドバンクスを転がして来ます。
では、良い一日を!
本日も読んで下さり、ありがとう御座います。
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なのであまり深く考えないのが私流^^
梅よりもJKを求めてセレンゲティを転がして来ます^^
MPPTは確かに電圧を電流に変換してくれていますが、その効率はどの程度なのでしょうかね?
まぁ~小生的にはパネルで大きな電流を発生させて使う方が変換ロスが小さく効率的だとは考えてますが。
今日は、コルドバンクスを転がしただけで花は出遅れてしまいました。
しかし、良いポイント発見で良しとしましょうかね。(笑)
将来、再浮上した時の参考にさせていただきます(^O^☆♪
ボケ封じにちょーど良いかもです。(#^.^#)