<サージ対策が最重要!>
今朝の東海は雨で明けましたが、明日からのゴールデンウィークは天候も回復との予報です。
ゴールデンウィーク初日は、ファミリーBBQ予定ですので何とか晴れて欲しいものです。
これで、昨秋の秋アジが冷凍庫から片付きそうです。
勿論、チャンチャン焼きですね。
そんな今日は、先日復活成りましたインバーター故障に付いて考えて見ました。
まぁ~Kenyの独善的ウンチクですが、当たらずとも遠からずですし、信じるも信じないも御自由ですが、どうかお聞き下さい。
高価なインバーターが長寿命と成ります。
小生、自慢する訳では無いのですが、今までインバーターは正しく使って来たと思っていました。
(@_@;)
しかし、結果として故障させてしまいましたから原因と対策に付いてウンチクを捻ります。
修理内容に付いては、保証修理でしたから紳士協定に基づき詳しくは言えないのですが、電源系の素子が壊れていたようです。
【過去の使用状況】
今までの使用過程において、過負荷で使用した事は一度もありませんでした。
万一の過負荷の場合は、電子音とLED点滅(実車ではボックス内設置で見えない)で警報が出ますよね。そんな事態は一度も無かったのです。
更に言うならば、誘導負荷(電気ドリル)での使用は購入時のテストで、1~2秒間程度回して見ただけで、その後の使用は有りませんでした。
【推定原因】
使用状況から特にこれと言った原因と考えられる内容は見当たりません。
そこで、車載状況でのインバーター関連回路を見渡して見ます。
エンジン側を上流、負荷(各機器)側を下流と規定し、お話を進めます。
模式図はソーラー関連機器は割愛させて頂きました。
この模式図より、インバーターに負荷を繋ぎ使用している状況を考えます。
通常はエンジン停止(ACG発電無し)状態でサブバッテリー(以下 サブ)からの電力でインバーターは作動し、負荷にAC100Vを供給しています。この場合は、サブから電気はインバーター、負荷と正常に流れます。
しかし、この状態でエンジン始動しますとACGからの発電電流が一気にインバーターに流れてしまうのです。この一気に流れる電流の事を通常は、サージとか突入電流とか呼びます。
このサージ電流は、サブの残量が少ない場合は特に大きく(バンクスの初期充電電流で30A)、ピーク電圧、電流値は相当大きい事が予測されます。
小生の使用方法に於いて、パソコン電源ON状態で道の駅からコンビニに行き、また道の駅に戻るとか、チョットしたエンジン始動があったのです。その他、インバーター使用中にサブ残量が不足して来ますと、補充電の為、エンジン始動するとか。(@_@;)
その瞬間に赤矢印で示した回路で、サージがインバーターに入ると考えられます。電気に詳しい方は御存じと思いますが、電気の一般的な特性として抵抗の少ない側、流れ易い方向に大量の電力が流れてしまうのです。インバーターを含む電子機器にはこうしたサージを吸収する素子、回路が組込まれているのですが、度重なるサージ入力で破損してしまう事が有ります。
【今後の対策】
1、インバーター使用状態(負荷を繋いだ状態)でエンジン始動は行わない。
小生は実行していましたから触れませんでしたが、サージ防止には以下の項目も重要です。
2、インバータ使用時の電源スイッチONの順番は、上流から下流に向け順次スイッチONとする。
負荷ON状態でインバータースイッチONしますと、瞬時に過大電流(突入電流)が流れますのでインバーターが破損する恐れがあります。
3、電源OFFの場合は、下流から上流に向け電源スイッチOFFとする。
本当にインバーターって床の下の力持ちですね。
まぁ~今回の修理にて、いわゆる電子素子の初期故障品は取り除けたと考えられますから、これからは正しい使用方法を守って行けば長期間の使用が出来ると思います。
おっと! 偶発故障、耐久劣化故障もありましたか?!
(@_@;)