kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

コルドバンクス車検(後輪)

2016-04-22 23:45:11 | 整備

<早いもので もう車検>

キャラバンから帰りますと、実はバンクスの車検が待っていたのです。

実際の車検満了日は5月初めなのですが、車検は1ケ月前より受ける事が出来ます。

当然ながら我が家の車検はユーザー車検と成ります。

 

まずは、桜キャラバンの汚れと足回りの汚れ落としから始める事にします。

何時もはホースで水洗いだけですが、今回は足回りの汚れも落としたいので、高圧ホースを使用します。

基本、雪道は走っていませんから塩カルの被害は無いのですが、車検ですからシャーシブラックは塗布したいもので、高圧洗車としました。

洗車後、水切りで町内を一回りし、その後、一日乾燥させました。

 

今日は、いよいよ車検整備に取りかかります。

手始めは、後輪から取りかかります。

ガレージジャッキは、3.25トンですから両輪UPも可能ですが、ガレージが狭く左側の後輪、前輪から取りかかります。

外したタイヤは、エアー圧 5.3kPaで2年間 46,000Km走行し残り山 5分山と言う所でしょうか。

小生タイヤ寿命はスリップサインが出るまでと理解していますから、このまま履き続ける予定です。

多分、これからは走行が減りますから、3年以上使い続ける事に成ると思います。

タイヤは使い方、エアー圧、保管場所により寿命は変化しますから、正しく使えばスリップサインが出るまで使えるのです。正しいタイヤの使用方法について、詳しく知りたい方はタイヤメーカーHP、もしくは当ブログのシャーシ偏を参照下さい。

赤丸がスリップサインですね。これがトレッド表面と同一に成ったら寿命です。

ホイールを外した、後輪ブレーキドラムの状態です。

ホイール取付面が赤く錆びているのは、ホイールクリップナット(以下 ナット)の緩み防止で塗装されていません。ホイール取付面に塗装行いますと、塗膜(塗料の厚み)が座屈(圧縮され変形する意)し、その分、軸力が落ち、ナットの緩みに繋がります。

どうしても錆が気に成る方は、出来るだけ薄く塗装し、地が透けて見える程度に抑えておく事が重要です。

 

ドラム、ハブ穴、ホイールスタッドボルト(以下 ボルト)の位置関係を見ます。

赤矢印のハブ穴は、ハブとほぼ完全一致しています。

赤丸のボルトとドラム穴は隙間が有ります。

この事から、ドラムはハブ基準(ハブを正にする)で組み立てられている事が分かります。

ホイールのハブ穴径が重要と言われるのも、こんな所から来ているのです。ホイールもハブ径を合わせる事で、基準を取っているのです。

言い換えますと、ハブを基準にドラム、ホイールが組付けられ、回転物の中心を同じ個所(ハブ径)に取る事で組み付け精度を上げているのです。

 

この個所のボルトの上側はドラム穴に当たっています。しかし、ハブ穴部は完全に密着しています。

ハブ径を基準にする事で、ボルト位置バラツキ、ドラム穴位置バラツキを吸収させているのですね。

ドラムがボルトに対し、穴のガタ分だけ回転しているとも言えます。

ドラムを外すのですが、軽四のようには簡単に外れません。

ドラムを外す場合は、サイドブレーキは開放する事が大切です。サイドブレーキを引いた状態では、ブレーキライニングとドラムが当たっていますから、ドラムは外す事が出来ないのです。

赤丸部の8mmネジにボルトを締め込みドラムを抜いて行きます。

言い忘れましたが、ジャッキUP時には前輪には輪留めを掛け、外したタイヤは車体下に入れ万一の落下に備える必要があります。一番良い方法は馬(赤丸)を入れて下さい。

車のジャッキUPは万一の落下が有りますと、死亡事故にも繋がりますから充分注意する必要が有ります。

ボルトを締め込みながら、軽くドラム外周にハンマーで衝撃を加えながらドラムを抜きます。

ハンマーでの打撃は軽くトントン程度にして下さいね。そうしないとドラム内径が歪ます。

このドラム抜き時にハブ外径とドラムハブ穴がかなり硬い勘合に成っている事が分かります。

今回は、少々ハブ穴部にCRCを塗布し抜けやすくしました。

外したドラム内面には、大量のブレーキライニングの摩耗粉が堆積していました。

4万キロ走行にしては、やや多いかなと言った所です。

このブレーキライニングの摩耗粉を清掃しないと、ブレーキの引き摺りに繋がりますから確実に清掃したいものです。尚、現在ではアスベストは使用されなく成りましたから安全ですが、出来るだけ摩耗粉は吸い込まないように注意が必要です。

摩耗粉を取り除く際、ブレーキライニング面に油脂が付着しないよう要注意です。

 

ホイールシリンダー側にもブレーキダストが大量に付着しています。

これも綺麗に清掃し、ホイールシリンダーからのブレーキフリュード漏れ、ブレーキライニングの残り代、デファレンシャルからのオイル漏れを確認します。

ここでこんな物を発見してしまいました。

一見、ボルトがハブに対しズレている? ボルトが曲っている? と見えたのです。

これはヤバイと思い、総べてのボルトにナンバーを書き込みます。

しかし、良く見ますとズレて見えたのはハブに貼り付けられたパッキン(白色)がボルトに対しズレていたのです。一時はボルト折れ、曲りの前兆かとビビリました。

パッキンを剥がしハブ穴を見ますと、ボルトはハブ側の穴中央にあるようです。

念の為、別のボルトを取付、ボルト傾きを確認しました。

計測用ボルトの根元も先も同一寸法のようですね。

これでボルトの傾き、曲りは無い事が分かりましたが、時間を取られてしまいました。

白色パッキンは紙製のようで、ドラムのハブへの貼り付き防止のようですが、何しろ紙なものでドラム抜き時に一部が破れてしまいました。

そこで組み付ける場合もドラム側に番号を振り、位相を合わせました。

また、次回の取り外しを楽に行う為、極々薄くグリスを塗布しておきました。

その後、ホィールシリンダー、ブレーキライニング、サイドブレーキカム関連、摺動部に少量のグリス塗布を行い、用心深くドラムをセットしドラム廻り完了です。

 

次にリヤーホイールハウス廻りにシャーシブラックを塗布します。

キャンカーの場合、自動車メーカーのいわゆるベアシャーシ部はカチオン塗装がされており、耐食性は良いのです。しかし、架装ビルダーが追加したフレーム部の塗装はあまり良く無い場合が多いようです。

赤丸部が架装ビルダーが追加したフレーム。

黄色丸部は自動車メーカー加工フレーム部。

今回、シャーシブラック塗布して判明したのですが、V社が追加したフレーム部は何らかの防錆塗装がされているようです。過去、3台乗り継いで来たキャンカーには無かったように思います。

勿論、一応総べての部分にシャーシブラックは塗布しました。

今後の錆発生が有るのか、見守って行きたく思います。

またホイールハウス部も樹脂?が使われているようで、ビルダーもかなり勉強されているようです。

 

上の黄色矢印がホイールハウス。

中黄色矢印がビルダー追加フレーム。

下赤矢印は自動車メーカーフレーム。

後輪だけで思いの外、手間取ってしまいました。

まぁ~カムロードシャーシの初めての車検ですから仕方無い所でしょうか?

今日の所はここまでとさせて下さい。

次回、前輪に続きます。


キャラバン中のフロートモード

2016-04-22 09:47:46 |  ソーラー Ver. 3

<自然エネルギーは有り難い>

今日の東海は、昨夜来の雨も上がり晴天に成りそうです。

青空を見ますと、何故かホッと一心地付く気がします。

 

まずは青空の下のモクレンからです。

モクレンは好きなお花なのですが、どちらかと言いますとハクレンが好きなのです。

あの白い花びらと柔らかいカーブを描く、花姿は何とも言えません。

 

今回の桜キャラバンで、1日だけあったのですが、冷蔵庫24時間 ON状態でフロートモード達成しました。

この4月~5月の気候は、1年間の中でも秋と同様、ソーラーパネルは最大の発電をする時期なのです。

気温は低く、ソーラーパネルの温度も上昇しませんから発電効率が良いのです。また、湿度も低く乾燥していますから、これも発電効率に良い影響を与えるのです。

真夏の強烈な太陽の方が、発電効率が良いとお考えかも知れませんが、真夏は高温、高湿度でかえって発電効率は落ちるのです。

結晶シリコンパネルの場合、ソーラーパネル温度が1℃温度上昇しますと、発電量は0.5%低下します。

発電量はソーラーパネル表面温度 25℃時が基本で定められています。

 

100Wパネルで、例を上げますと

100W-((60℃-25℃)×0.5%)=82.5W

60℃はソーラーパネル表面温度

* 100Wソーラーパネルが82.5Wの働きしかしないのです。

   尚、82.5Wは最大の発電量ですから、実際は天候にも

      影響され、その落ち込み量は相当大きいものに成ります。

      (夏場の発電不足)

 

お話が横道にズレましたね。

朝、7時半位のBM-1状況です。

すでにサブ電圧13.3V 残量100%で充電電流3.8Aを示しています。

朝から残量100% サブ電圧13.3Vを見ますと、何故か幸せウキウキ感が自然に込み上げて来ます。

 

その後も順調に充電が進み、午前8時にはサブ電圧は14.1Vに達します。

この時点でアブソーブモード(吸収充電)に突入です。

ソーラーコントローラーはMPPT制御ですが、このアブソーブモードではPWM制御で作動しています。

サブ内部のガス発生を抑え、穏やかな充電が約3時間継続し小生のコントローラーの場合、サブ電圧14.7Vにまで達するのです。

まぁ~その瞬間のBM-1の状況撮影は、未だに出来てはいませんが。。。

気が付くと、フロートモード突入なのです。

サブ電圧は13.5Vまで下げるのです。

この状態で維持されますと、サブのサルフェーション除去が進むのです。

フロートモード時のソーラーコントローラーの状況です。

黄色丸に緑LEDが点滅すると、フロートモードと有ります。(写真は消灯時)

サブ充電状況はフルですね。このソーラーコントローラーで充電しフロートモードに入りますと満充電と考えて良いと思います。

その時のソーラーコントローラー状況です。

黄色丸がソーラーパネル発電電圧63.4Vですね。これはソーラーパネルの最大電圧に匹敵します。

直流電圧 63.4Vですから感電には厳重注意ですね。

万一感電しますと、死亡するかも知れません。

この状態で、赤丸の充電電流は6.4Aありますが、大部分はサブをスルーし直接、使用中のパソコン、冷蔵庫に流れている電流です。

ダイネットの室温、湿度です。

室温26℃  湿度25%程度でしょうか。

ソーラーパネルの定格測定温度 25℃近くで乾燥ですから最大発電をするハズですね。

これが真夏の35℃を越える状況では、驚くほど発電量は低下するのです。

特にルーフ直接貼り付けパネルは、著しい温度上昇から発電量は低下するようです。

ソーラーパネルの選択時には要注意項目ですね。

14日間のキャラバンが自然エネルギーで賄えるのは、有り難いものです。

何しろ初期投資は必要ですが、その後は太陽光さえ有れば、無音、無公害、燃料不要で電気が得られるのですから。

地球の健康に少しは役に立っているでしょうか?!