こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

節分

2011年02月03日 | 妻の名言
今日は、節分。
寒さもやわらいできて、嬉しい。

家に帰ると、いきなり恵方巻きが出て来て、夕食前というのに一本食べた。
縁起物なのでありがたくいただいた。

ところで、節分。
鬼のお面をかぶって、家族に豆をぶつけられるお父さん。をやってと、娘がまだ小学校の低学年ぐらいの時にせがまれて、鬼のお面をかぶったときに、すかさず、妻は、
「パパに鬼なんて、かわいそうでしょう。みんなのために一生懸命働いてくれているのに」と言っていた。
娘はよもやそんなことを思ってもいなかったと思ったので、まあまあ、とか言いながら、お面は被った。豆をぶつけるのも、家の中でそんなことができるわけもなく、ぶつけられることはなかった。

妻にそう言ってもらい、嬉しかったので、今でも思い出す。

一家の主、とかそいうった問題ではなく、鬼に扮した人を攻撃するというのは、弱い者いじめに通じるものを感じる。
第一、この鬼は逆襲してこない、安全な鬼だ。いじめられっ子をいじめるのと同じだ。
第二に、鬼とは自分の心のなかに潜む邪念、邪心であり、あくまでも自分自身に向けるべきものだ。

鬼は外、そして心のなかに福を招じ入れる。
日々、そうしていこうと務めているが、なかなか難しい。