こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

あれから一年

2011年02月01日 | 家族のこと
昼間はずいぶんと気温が上がったようだが、夜の気温はヘトヘトの私にはこたえる。

あれから早いもので、もう1年。
同僚の中には、今年が子供の受検という所もあって、とても他人ごとのようにおは思えない。

娘には食物アレルギーがあって、小学校には食物の除去をお願いし、給食にその食物は入れないでくれた。
小六になるにあたって、中学受験をしようと思い立ち塾に通うことにした。進学塾三つを比べたのだが、妻の選んだのは、食事対策をしてくれる塾だった。
この三つの塾、それぞれの対応があって、いろいろ考えさせられた。

一つ目の塾は、取り付く島のない対応。「その食べ物を持ってこさせないことなんて無理です。受験競争をしていたら、友達にそいうったものを食べさせようという子だっているでしょうから、塾としては対応できません」

二つ目の塾は、「やれなくもないが、無理でしょう」とのこと。消極的協力。

結局、行くことになった三つ目の塾は、徹底的に食物の除去を行ってくれた。
子供たちにとっても、そういった友達がいて、考えてあげることはいい経験になるでしょうから。と。おかげで、娘は安心して受験勉強に励むことができた。

食物アレルギーを持っていることが人に迷惑を掛ける事なのかどうかはわからないが、受験勉強で、仲間をけ落としてまで競争をするということは、必要なのだろうか?と思う。
そういった子が、将来、いい仕事に就く。
医者、裁判官、政治家。

違うんじゃないかな。

娘は結局、それなりの学校にしか進めなかったが、とても楽しく、中学校生活を送っている。
そして、入試休みの今日、食物アレルギーの負荷テストを受けている。