こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生はあっという間だな、あと少しの間どうやって生きよう

これが最後のお別れかもしれないから

2011年02月25日 | 妻の名言
ニュージーランドでの大地震は痛ましい限りだ。海外留学する若者の減少が続いているなかで、海外で仕事をする目的で語学を学びに行った若者達が数多く被災した。我が国にとっても甚大なる喪失だ。ご冥福をお祈りする。

残された家族の皆さんの胸中もいかばかりのものか想像に余りあるものだろう。

妻は、私が仕事に出かけるとき、かならず見送ってくれる。べつに、私の妻が特別ということは全くない。
ただ、ある時私が照れて「そう、いつもいつも見送らなくてもいいよ」と言ったら、
「何を言っているの、今別れてこのまま次会えるかどうかなんてわからないじゃない。いつも、これが最後のお別れかもしれないと思って、あなたのことを送り出しているのよ」との返事。

「人間、なにが起きるかなんて、わからないでしょう。
だから、一緒にいるときは、仲良くしていなくてはいけないし、誰かがでかけるときは、必ず見送らないといけないの」

たしかに、そのとおり。

誰かと会って、話してそして分かれるとき、「さようなら」ときちんと別れるのは、大切だ。

そして、また、会えることを信じて、別れよう。